思っていた以上にハードな展開に〜〜(゚◇゚;)
エンディングの高橋優君の歌声がほのぼのしているもんだから、すっかり油断していただよ。純一はパンドラの箱を開けてしまったんだね。
HPはこちら


 純一(神木隆之介)の中でどんどん京極瞬介(渡部豪太)の存在が大きくなってきており、純一は飲みこまれ消えてしまいそうな恐怖を感じていた。
純一は異動を命じた職場に退職願を出しました。
三朗(中尾明慶)は引き止めたけど、純一の意志は固かった。
「もう無理だよ。みんなが知っている俺には、もう戻れないんだ。だから、俺のことは忘れてくれ」

『もはや会社にいることに何の意味も感じない。
あの会社にいるべきなのは成瀬純一なのだ』


『何かできることはないか。僕が完全に京極という男になってしまう前に・・』 
部屋に籠った純一を直子(臼田あさ美)が訪ねると、のこぎりを手に何やら大がかりに材木を部屋に入れて作業中・・・

「檻を作っているんだよ。京極を閉じ込めるための」
「やめてよ、もうそんな事しなくていいの!純一君、しっかりして!もう止めて!」
「怖いんだよ・・・・次に何をやらかすか、自分でもわからなくて・・・怖いんだよ・・」
大丈夫。私がなんとかするから。必ずあなたの力になるから」

『その時、恵のことなど全く頭になかった。
俺はいったいどこまで変わってしまうのだろうか・・・』


 変化し続ける今の純一にとって安らぎが感じられる相手は直子・・・
でも、実は直子は心理学者の光国(戸次重幸)に命じられて、純一を病院に連れてくるために手なずけようとしていただけだった。

 やはり、臼田さんはハニートラップ的役割担当という・・・( ̄▽ ̄;)

変身 (講談社文庫)
 実家に戻った恵(二階堂ふみ)は、やはり純のことが気になっていた。
心配した倉田(村上淳)が電話をかけてきました。

「どうして帰ったんだ?」
私がいけないんです。私がいない方がいいんです」恵
「どうして?」
「私がいたら純が苦しむから。
「それで、自分から身を引いたって訳か・・」
「でも、それって言い訳ですよね。ホントは怖かったんです。
純がどんどん変わってっちゃうのが・・・近くで見るのが怖くて・・・耐えられなくて・・・
私は彼から逃げたんです」

 純一は京極瞬介の双子の妹亮子(本田翼)の元へ行き、瞬介の生い立ちや性格について尋ねました。
で、瞬介の凶悪で暴力的な性質について聞けると思ったのに・・・
なんと亮子によると「優しくて繊細、人を責めたり悪口言ったりもしない、人が悪くても自分が悪いんじゃないかと思っちゃうタイプで人と争うことが嫌いだった」そうな。

 あのような事件を起こしたのも最愛の母の手術代を貸してもらえないどころか、ひどいことを言われ、その結果手術を受けられずに母親が亡くなってしまった深い悲しみと怒りかららしい。
さらに、犬が大好きだったという情報が・・・
犬の鳴き声を聞くとイライラするのは京極瞬介の性質だと思っていたのに・・・

 亮子と一緒にいると呼び合うものがあることから、京極瞬介の脳が移植されたのは間違いない。
なら、湧き上がるこの暴力的な衝動は・・・・

『あの(ねずみを炎の中に投げ込む)夢は・・・京極瞬介の記憶じゃなかった・・・
あの夢は・・・あの記憶は・・・』


 あの記憶は純一自身の記憶だった。
自分にねずみを殺すよう命じたのは父親だった。
「純一!お前はねずみ一匹殺せないのか?!
このねずみを憎い奴だと思って見ろ。そう、その顔だよ。
さぁ、殺すまで家には入れないからな」

 そして純一はねずみを炎の中の投じた・・・
「いいか純一、お前はそういうことができる人間だということを忘れるな!」

 嫌がる純一に木の上から飛び降りるよう命じたのも父親だった。
自分をかばってくれた母親に父親は暴力をふるっていた。
自分は恐怖で何もできず、隠れることしかできなかった。

『あれは・・・俺の記憶!
無意識のうちに記憶の底に封じ込めていた深い心の傷・・・』


 まだ他人の脳のせいの方が良かったかも・・・
脳移植手術のせいで、純一が生きていくために無意識のうちに封じ込めていた過去の記憶が蘇ってしまった。
それと共に父親への恐怖、自我を抑え込まれ歪められたことへの強い怒りと憎しみが解放されてしまったんだね。


 そこにタイミング良く直子が現れ・・・
純一は唯一信じられる確かな存在として直子にすがりつきました。

 いや〜神木君のこういう場面に照れを感じてしまうのは私だけ〜?
いつのまにか大人になっていたのね〜 ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ


 直子は純一の精神状態を「エディプス・コンプレックス(母親を求めるあまりに父親を憎み、父殺しの願望を持つ)」だと診断し、光国(戸次重幸)の精神分析を受けるよう勧めましたが、もちろん純一は拒否。

「それは研究のために言ってんのか?」純一
「違うわ。あなたのためよ。何とか回復して欲しいの」直子
「奴らは信用できない」
「じゃあ、私を信用して」
「アンタが騙されることもある」
「大丈夫よ。私だってそんなにお人よしじゃないから」
「・・・・・・・裏切らないか?」
「・・・・・裏切らないわ」

 親が信じられないと誰も信じられないからね。
純一の両親はどうなったんだろ・・・今も健在なんだろうか。
純一は父親を殺さないために、離れたのか・・・


 恵もどこか母性を感じさせる女性だったから、純一は求めたし安らぎを得ていたんじゃないのかなぁ・・・
損得関係なく、純一を愛してくれた存在なのに・・・
今となっては恵と一緒にいた自分はホントの自分じゃないって思うのかもしれないけど
恵と一緒にいるだけで幸せを感じていた穏やかな純一だって本当の純一なんだよね。

 さて、泊まっていった直子は純一に合いカギ要求。
怪しいったらないけど、信じたい純一は渡してしまうのでした。

 で、ちょいちょい純一のアパートを訪ねてきてイラッとさせる倉田ですが・・・
堂元たちを殺人罪で起訴するためには純一という生きた証拠が必要だから、純一が隔離されちゃわないように見張っていたらしい。

 そして堂元たちは、データ収集のため、そして凶暴化が進む前に一刻も早く純一を病院に確保したいと考えていた。
こいつら、純一のことを実験動物のように思っている・・・
勝手に手術して、純一の人生を変えてしまったのに無問題かい・・・

 田舎に戻った恵は痴呆症で変わってしまった祖父に驚いていた。
恵のことも忘れてしまい、日常のこともできなくなり、子供に返ってしまったような祖父。
目を離すと徘徊してしまい、止めようとすると暴れる。

「別人みたい・・」恵
「別人がぁ・・・おめから見たらそうかもしんねぇな。
んだどもな、どんなに変わってもじいちゃんはじいちゃんだ。
記憶が無くなって別人のようになっちまっても、それは変わんねぇよ」父(松重豊)
「・・・・・・・じいちゃんはじいちゃん・・・」

 変化していく人間・・・
認知症という症状によって顕れる部分と、純一のように押し隠していた記憶が戻るのとは、また違っているのかもしれないけど、これって本来は出てきてはいけない部分だったんだろうか。
純一の場合はその傷を抱えて生きるのは辛すぎたから無意識に消していたんだろうけど、脳がそれを許さなかったのかな・・・
 

 手術をしなければ、ずっと思いださずにいられたんだろうか・・・
それとも外にでる機会を狙っていた記憶は、もっと年をとった時に別の形で顕れ純一を苦しめたんだろうか・・・


 夜・・・犬の鳴き声に怒りをつのらせた純一は・・・のこぎりを手に犬の元へ・・・(.;゚;:益:;゚;.)
翌日、惨殺された犬の頭部を庭に放置した残虐な事件のニュースがTVに流れました。
それが純一のアパートのすぐ近くだと気付いた恵は倉田に連絡を入れ、様子を見に行くよう頼みました。

 一方、倉田は上司から京極瞬介の強盗事件はもう追うなという命令が・・・
上司もさらに上から命じられたらしい。
これは・・・どういうこっちゃ・・・?

 そして・・・凶暴な自分自身をコントロールできなくなった純一は直子に助けを求めましたが・・・
直子の裏切りを知り、怒りにまかせて首を絞めていた。
頭の中には父親に命じられ、ねずみを炎に投じた自分の姿が・・・

 パンドラの箱を開けてしまった人間を待っているのは破滅だけなのか・・それとも・・・
ついに来週は最終回。純一は、そして恵はどうなってしまうのでしょうか。


 第1話 覚醒
 第2話 予兆
 第3話 ドナー
 第5話(最終話) 成瀬純一

br_banner_obake