晴樹(永山絢斗)と黒坂(田畑智子)は基子(広末涼子)の故郷・福岡県北九州市を訪ねた。
基子と母親の雅恵(安藤玉恵)が住んでいた家はかなりボロかった。
そこはお好み焼きの看板を上げていたが実は売春宿のようなところだった。
雅子もそこで体を売っていたらしい。
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 雅子の死後、14歳の基子(山口まゆ)と1年間一緒に暮らしていた
義理の叔母・美佐子(内田春菊)からは全く話を聞けなかった。
「思いだしとうもない。あんな恐ろしい女のこと!」
「恐ろしい女・・・?」晴樹
知らんちゅとるやろ!帰っとくれんね!はよ帰らんね!
あんな女死刑でも何でもなったらええんよ!


 エライ権幕で玄関から追い払われ、黒坂は転んでしまったぞ。
(って、内田春菊さん登場・・・(・∀・)  たまにこういうコワいおばさん役で出るよねぇ)
それを見ていた隣の酒屋の息子・久雄(笠原秀幸)が事情を教えてくれました。
そもそも美佐子は基子を引き取りたくはなかったんだけど、夫の正(吉永秀平)が強引に決めてしまったらしい。

 基子の美貌と母親が売春婦というプロフィールはあっと言う間に広がり、注目される存在となった。
小学生だった久雄も彼女に憧れていたようです。
久雄は正が風呂場を覗いたことを土下座して謝り、基子がお金を要求する場面を見たことがあった。
さらに正が基子におこずかいをあげているところを何回も目撃していた。
そのことが近所の噂になり、正と美佐子が大ゲンカをした後、基子は違う親戚の家に引き取られていったそうな。


 いや〜奥さんのイヤ〜な気持ちなんとなくわかるわ〜
この年頃の女の子って、ただでさえいろんなものに手厳しい視線を向けがちだもんね。特に同性に。
さらに頭のいい基子は敏感に相手の好意と悪意、そして人間性を見抜くタイプ。
好かれようと下手に出ることもしないだろうから、余計かわいげがないと思われるんだろうな。


 近所の者はみんな、基子のことを「魔性」「アバズレ」「母親譲りの売女」等と言ってはばからず、今回の事件発覚についても納得の声が上がっているらしい。

 同級生たちによると・・・
基子に友達はおらず、教室ではいつも一人で本を読んでいたらしい。
そして『早くこんな町を出たい』『こんな町にいたら腐ってしまう』と言っていたんだと。

 成績が良かったので『絶対東京の大学に行く』と断言していた。
『東京の大学に行って勉強さえすれば、きっと私は何にだってなれるんやけ』
『医者とか弁護士とか有名人とか、そういう誰からも尊敬される人間になる』とも。
さらに亡くなった両親は医者だったとか、親族に銀行のお偉いさんがいるとかの嘘も語っていた。


「詐欺って聞いて、同級生もみんな『あ〜なるほどね』って言ってますよ」同級生
 
 その他の関係者からもいい話は全く聞けなかった。

 人から色眼鏡で見られ、蔑まれてきた環境の中でもがき苦しみながらも必死でプライドを守ろうとする基子の姿が浮かび上がりました。
いろんな意味で「普通」ではいられなかった基子は獣のように生きる道を模索していたようです。


「本人も言っていた通り、お金に執着があったのは確かなようですね」晴樹
「お金だけじゃない。お金とプライドね。
自分を高めの高級な女に見せたかったんじゃない?
貧しい経験をした人は上昇志向が強いって話よく聞くけど、その悪いパターンね。
東京でも名門女子大に通って生徒のフリして勉強してた訳でしょう?
嘘ついていれば、いつか自分も本当に高級な女になれるとでも思ったんじゃない?
ホントバカだよね」黒坂

 いや〜黒坂、手厳しい( ̄▽ ̄;)
でも、それも基子の本当の姿の一部。
そして勉強をすることで未来が開けると教え、晴樹を導いてくれた基子も本当の姿だよね。
人間の顔はひとつじゃないからな・・・
晴樹と出会ったことで、基子の善なる面が初めて顕れてきたのだとしたら・・・


 その後、黒坂と別行動で調査を始めた晴樹は基子が通っていた教会を発見。
そこの神父様(牧村泉三郎)に話を聞くことができました。

 基子が初めて教会に来たのは中学生の頃。
画集を手に現れ『聖女プラクセデス』のようになるにはどうしたらいいか尋ねたそうな。

「それはただ神様に祈ればいいのですよ。彼女のように」神父
「無理!私、神様なんか信じられん!
神様なんてのが、もしいるとしたら、その人すごいいじわるよ!嫌な奴・・・
私、そんなのに祈ったりできん!!」


 叫んで教会を出て行った基子だったが、それから時々、教会に顔を見せるようになった。
そんな基子に神父は聖書を与えた。
彼女は聖書に親しむようになり、日曜の典礼にも参加し始め、次第に熱心に神に祈るようになった。
「彼女の一心に祈る姿は実に神々しかった」神父


 10年ほど前、久しぶりに姿を見せた基子に「あなたの願っていた通りの女性になれたではないですか」と声をかけると泣きそうになり「いいえ」と答えた。
「・・・・いいえ。・・・いいえ!
私は・・・どこで道を間違えてしまったんでしょうか・・・」


「そして彼女はこの教会で洗礼を受け、『もう二度とこの町には来ない』と言って去っていきました」神父

 この時、基子はそれまでの人生をリセットしようとしたんじゃないでしょうか・・・
10年前と言えば、ちょうど晴樹と出会った頃・・・
晴樹の純な愛情に触れ、人生をやり直したいと思った?
でも、できなかった。


 東京に戻り面会しに行くと基子は勝手に故郷へ行ったことへの不快感を見せ、自ら過去について話し始めた。
娼婦の母親が男と寝ている隣の部屋で、その声に耐えていたこと、
お金を払わずに逃げた客を追いかけ、お金をむしりとったら母親から叱られたこと。

「あんな下品なことしたら、絶対いけん!」雅恵
「だって・・・お金・・・」基子
「お金は大事よ。ありがとう。
でも、あんたは自分を落としたら絶対いけん。
どんなキレイな顔しとっても、下品な女は誰からも愛されんのよ」
「別にいい!私、男の人好かん!」
「何言いよんねん!基子・・あんたはきっと愛される。
あんたにはきっとすばらしい未来が待っとう。
だから自分で自分を落としたらいけん。
いつも前を向いて、堂々と気高い女でおんなさい」

 雅恵は決して希望を捨てない女性だった。
そして娘の輝かしい未来を信じ切っていた。

 でも、雅恵がその未来の象徴として期待していた夢のショッピングモールはできなかった。
現実は厳しく、虚しいものだった。


「私は生まれ変わりたかったの。あの町を出て。
なのに・・・・どうしてこんなところにいるんだろうね」基子

 さて、すっかり基子の裁判にのめり込んでいる晴樹は結婚の段取りになんてかまっちゃいられない。
裁判が終わるまでは結婚のことは考えられないとか言いだしたもんだから、さすがの泉美(蓮佛美沙子)も怒っちゃったぞ。
二人の間に不穏な空気が流れております。

 裁判のためっていうよりも、晴樹の心の中は基子で一杯・・・
そのことを泉美も感じているんだよね。
う〜ん・・・(ーΩー ) 晴樹にとっては忘れられない人だからしょうがないけど〜
泉美にしてみたら、この大事な時期に自分のことを忘れる恋人なんてねぇ・・・
こりゃ白紙になることもありそうだねぇ。


 さて・・・「公判前整理手続」で、弁護側は今までの意見を変更。
前原(岸部一徳)は阿川博之(浜野謙太)のガス漏出殺人被告事件については自殺ほう助が成立するのみで時効が完成しているとし免訴を主張。
そして、それ以外の殺人等の被告事件の公訴事実は無罪を主張しました。

「被告人は悪女ではありません。
公判でそれを明らかにしてみせます」前原

 そんな時、3人目の被害者とされる千倉(大谷亮介)の意識が戻り、
「彼女を助けて下さい。まりあさんは何も悪くない」と前原たちに訴えました。

 事件当日、あの安アパートで千倉さんが妻と別れるから一緒になって欲しいと言ったら
基子は笑顔で受け入れてくれたそうな。
「悪女なんかじゃあるもんか・・・・
彼女は誰よりも優しく、美しい。そう・・・・聖女だ。聖女そのものなんだ」千倉

 男にとっての夢の女・・・それが基子だったんでしょうか。
男たちにとってすべてを許し受け入れ慈しんでくれる聖女・・・基子はそんな存在になろうとしたのか・・・
そうなることで基子も癒されていたんでしょうか・・・

 でも女たちにとっては違った。
特に千倉の妻・文江(中田喜子)にとっては、家庭を壊し、夫を奪った悪魔にしか見えない。
やっと目を覚ましたと思ったら、最初に口にしたのは基子(まりあ)の名前・・・
怒りと悲しみに耐えてずっと看病してきたのにね・・・これは地獄だわ・・・・


「夫婦って・・・・何なんでしょうね・・・」文江

 千倉の証言があれば、勝てるかもしれない。
そして、千倉の言葉で晴樹の心の中の霧も多少晴れたようです。
拘置所の基子を訪ね、以前ののしったことを謝罪し、今の自分があるのは基子のおかげだと感謝を伝えました。

 基子がいなくなった後、晴樹はショックで何もかも信じられなくなり、大学もやめようとすら思ったそうな。
でも、勉強だけは自分を裏切らなかった。
必死に学んでいるうちに「真実を知る仕事」がしたくなって弁護士になったんだと。

 ここで基子もカミングアウトですョ〜
母親から「聖女のような女になりなさい」と言われ、自分もそうなりたいと願ってきたけど、晴樹と一緒にいる時だけ、「聖女」になれたような気がしたそうな。

「・・・・・あなたにだけは・・・・ホントは全然違うのにね。バカよね。でも、私・・・」基子
「バカなんかじゃない。あなたは・・・・あなたは僕の・・・・僕の」晴樹

 「聖女です」とは言えなかったけど、基子には伝わったようです。
「私・・・あなたを愛してた」
「・・・・・・!」
「あなただけを愛してた。信じてもらえないかもしれないけど・・・
嬉しい・・・もうすぐ・・・こんなガラスの壁なんかなしで晴樹くんい会える」
基子が壁においた手のひらに・・・晴樹も手を重ねましたぞ。

 はい、落ちた〜!
笑顔で見つめ合う二人だけど・・・安心していいのかしら〜?
どうしても基子が信用しきれないのは私が女だからかちら・・・
それとも純愛よりも非情に生きる女が好きだからかしら・・・

 ついに裁判が始まり、さらなる波乱の予感・・・・
そして晴樹のお兄さん克樹(青柳翔)が不気味〜
やはり基子に恨みがあるような。そして裁判で証人として立つらしいじゃないの〜
何たくらんでいるんでしょ・・・


 
 第1話 運命の再会
 第2話 愛を乞う女
 第4話 裁かれる女
 第5話 最後のキス
 第6話 愛が壊れるとき
 最終話 この愛の果て

ねこちゃん

JUJUさんの「ラストシーン」が毎回、いい感じで流れてきて盛り上がるね〜
ちょっと韓ドラっぽい感じもあるけど、ドラマらしくていいよね〜(・∀・)