いや〜思っていた以上にスカスカの最終回でした・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
もう、こりゃトンデモドラマ部門にノミネート決定だね。
今までにもよくわからない展開があったけれど、最終回は最初から最後までもやーーーっとしたまま終わったって感じ。
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 一応振り返ってみますか・・・
さて、芳沢家に集合したシロアリ教の二人と遊子(松雪泰子)と巣藤(伊藤淳史)・・・
大野(藤本隆宏)が希久子(相築あきこ)をお送りしようとしたら、遊子が力まかせにアタックし啖呵を切りましたぞ。
「殺すなら最初に私を殺しなさいよ!」
すぐに大野にパンチを入れられ大人しくなったけどね。

「君はさっき私がお母さんを刺そうとしたら「やめろ!」と言ったよね?
あれはどうして?」大野
「分かんない。ただ・・・両親を拷問するのはもうやめて。見てると辛くなるから。
この家はバランスを失ってた。傾いてた。壊れてた腐ってた。
愛情がいつの間にかうざい遠慮みたいなものに変わってて、
家の中なのに苦しくなって・・・
生きてるとどんどん醜くなってく・・・
もう・・・耐えられない・・・だから、これでいいのかもしれない。
私が一人で自殺したら残された両親は私のこと美化して好き勝手言うだろうし
死ぬなら二人を見送ってからにしたいよ。
二人を悲しんであげられるのも私だけだから」亜衣(中村ゆりか)
「分かったわ。苦しみのないよう送って差し上げますからね」山賀(財前直見

 出ましたよ。今年の流行語大賞『送って差し上げます』が。
そりゃ、こんなふうに手足縛られて、切られたり殴られたり、されるがままになっていたら、抵抗する気力も失われるさ。
亜衣は今、分かれ道にいる訳だけど、選択の自由がある訳じゃない。
なんて答えようと大野たちは殺すことに決めているんだからさ。
ただ段取りとして、お互いの気持ちを聞いているにすぎないよね。


 なげやり発言をする亜衣に巣藤が声掛けを。
「芳沢!それは違う!絶対に違う!
生きてると辛いことのが多いよ。
だけどさ、いいことゼロってことはないだろ。
生きてるかぎり何かあるよ。絶対何かいいことあるんだよ!」


 説得力ゼロ・・・

「はあ?!何かあるって何だよ!?甘っちょろいこと言ってんじゃねえよ!」亜衣
甘っちょろいかもしれないけど、よく分かんないけど、
お願いだから死んじゃダメだ!

もう・・・実森君の時のような思いはしたくないんだ。
君が死んだら、俺 ホントに辛い!苦しいよ!」巣藤

 それはあなたの勝手な感情では?と思っていたら、大野がビシッと言ってくれました。
それは君の問題だ!この家族の問題ではない」

 でも巣藤は実森君は約束を果たしたかったはずだと泣きながら訴えました。
だからこそ死ぬ直前に留守番電話にメッセージを残した。
その実森君の未来を断ち切ったのは大野たち・・・
そして遊子もこんなふうに自分のために泣いてくれる人に出会えたのも生きていたからと説得。

「君が言ってることはただのきれい事だ。
ホントの意味での地獄のような苦しさを君は知らない。
ホントの苦しみは家族で殺し合うことだ。
生き残った家族は死ぬより辛い苦しみを味わう。
自分が慈しみ育ててきた大切な存在をこの手で殺す絶望が君には分かるか?」大野

幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)贈られた手―家族狩り〈第三部〉 (新潮文庫)巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)

 大野たちが一番最初に送ったのは、自分の息子でした。
祭壇に置かれていた写真の香一郎・・・

「自分のお子さんを殺してどれだけ後悔してるか知らないけど
あんた達の価値観を他人に押し付けるなんて間違ってる!」遊子
「あなたももっともっと家族達の憎しみや苦しみを受け止めれば分かってくる。
家族達の幸せを願えば、きっと私達と同じ道を歩むことになる」山賀

 って、ここで処刑を決行しようとしたら馬見原(遠藤憲一)と椎村(平岡祐太)が突入。
大野たちを馬見原が撃とうとしたのを亜衣が阻止。
その間に山賀が部屋に灯油をまいて火をつけ逃亡しようとしたら、馬見原が二人に発砲。

 しかも胸のあたりさ。も〜〜馬見原のバカバカ。頭に血が上ってるのかい?
アンタ、これからいろいろ調べなきゃならないんだから生かして確保しなきゃダメでしょうがーー!


 そのまま二人は樹海へ逃亡。
捜索隊と警察犬を総動員して追ったが二人の遺体は見つからなかった。

 その後の調べで、大野と山賀は夫婦だったことが判明。
一緒に暮らしていた頃、大野は香川県の教育相談所の相談課長で葉子は保育士をしていたらしい。
個人的に家族の問題を相談されることも多く、周囲からの人望は厚かった。
息子の香一郎が小学生の頃、家を新築し二人は希望に燃えていた。

 んが、他人の家庭の相談に乗っているうちに、自分の息子と過ごす時間は少なくなり、親子の気持ちはすれ違っていった。
大野が教育相談所で対応していた少年が隣家の幼い子供を殺すという事件が起きたのをきっかけに、香一郎は学校でいじめを受けるようになり、家に引きこもった。
そして香一郎の家庭内暴力が始まり、それは日に日に激しくなっていった。
お互いにやるかやられるかという状況にまで追い込まれ、大野は息子を殺してしまった。

 山賀は後を追って死のうとしたが、大野が止めた。
「今死ねばひきょうな人間になってしまう。
香一郎のような・・・香一郎のような子供達を増やさないためにも俺が自首をする。
その上で・・・その上で死んで償えばいいんだ」大野


「二人は死を覚悟していた。
だがマスコミで事件の内容を報じられるうちに二人に対する同情の声が起きた。
子供がいかに暴力的で、両親がいかにそれに耐えていたかと。
その結果、情状酌量されて軽い刑で済んでしまった。
だが、それが逆に彼らには辛かったんだろう。
子供がおかしくなったのは自分達親のせいだと。
自分が愛する子供を殺したんだからきちんと罰を受けるべきだと死刑を要望し
大野は刑務所の中で何度も暴れ自殺を図った」馬見原
「苦しかったでしょうね」遊子

「二人は離婚し、名前を変え、一見他人のふりをしながら
問題のある家族を見つけては狩っていったんだ。
自らの手で最愛の息子を殺してしまった二人だからこそたどりついた結論だったんだろう」馬見原
「分かるような気がします。
私も どこかで、何か一つでも狂っていたら、あの二人と同じことしていたかもしれません」遊子

 馬見原も遊子もしっくりきているみたいだけど、私にはわからないよーー
肝心のところをぼやかしている気がする。
自分達の罪が軽くて苦しんだから、だから同じように子供を殺してしまうであろう両親を殺すの?
親だけ子供だけ殺したら、残った方が苦しむから全員殺すのかい?
そもそも家族から頼まれた訳でもないしさーー
てか、大野たちの口から自分達が「家族狩り」をするに至った理由をちゃんと話して欲しかったよ。


 山賀達が苦しんだのも、他の家族が憎み傷つけあう苦しみを終わらせてあげたいってのもわかるけどさ、だからといって正義の味方きどりで家族全員を惨殺するのは自分達の行為を正当化したいからとしか思えない。
本当に正しいことをしたと思うなら一家心中なんて偽装しないで、殺したまんまにすりゃいいんじゃ・・
まるで家族全員が望んだ結果のように仕上げているけど、みんな疲れて抵抗する気力がなかっただけじゃないのかなぁ・・・
一度家族が離れて、生きる力を回復したら違う選択をしたかもよ〜


「俺は分からない。全然分からないよ」巣藤
「この夫婦は子供を失って自分達の手で殺して、自分の体の一部を失ったのよ。
肉体的ハンディには少しずつだけど社会の理解が進んでる。
だけど ホントに大切なものを失った人のことは他人からは理解されにくい。
例えば 家族をなくしていたり、裏切られていたり、
そもそも 家族というシステムになじめない性格だったり・・・
ここにいた二人(大野と山賀)もそう。
誰かがその傷の痛みやダメージに気づいてあげて、声をかけてあげられたら、
あの二人の人生も変わっていたかもしれない。
だって私はあなたに出会って変われたから」遊子

「あの二人に同情なんかくれてやる必要なんかねえよ
他人の命を巻き込むのはどんな理由があれ許されることじゃない。
自分の家族は自分で背負うしかないんだ」馬美原

 あなたはご自分の家族を背負っているのでしょうか〜

「そうやって家族を閉じてしまうことが、多くの悲劇の始まりなんじゃないですか?
家族をもっと開いてもいいんじゃないでしょうか?開かれたものにしても」遊子
「家族を 開く?」巣藤
「生きてることは辛い。
生きてるだけでそれだけでいいことがあるとは思えない。
だから、いいことは 自分達の手でつくっていくしかない
そして、それを家族や仲間とシェアしていく。他の人にも広げていく。
悲しみや辛いことも一人で抱え込まないで人に助けを求める、
こちらからも手を差し伸べる、そのための家族や仲間であるべきじゃないですか」

 家族は閉鎖された空間だもんね。
一見、幸せそうに見えてもその家庭でどんなことが起こっているのかはわからない。そして人に中々話せないよね。そうするうちにその空気は淀みお互いを鎖のように縛り付ける存在に思えてしまうのかもしれない。
遊子が言っているように苦しみを誰かに話せるだけも変わってくるはずだし、一緒に考えてくれる誰かがいたら風穴が開いて状況が少しでも変わってくるかもしれない。
「家族」が孤独な存在になってはいけないんだよね。難しいけどさ・・・

 でも山賀と大野みたいに自分達の問題を世間全体とすっぽり重ねちゃうのも違うと思う。
結局、息子を殺した後の2人は他の家庭を救おうというアレではなく、家族という存在に復讐していたのかも


 その後の巣藤と遊子の約束の場面は良かった。
「一緒にラーメンを食べに行く」という小さな約束でも、それが未来への希望へと繋がる。
約束を守りたいという思いが生きなければという力に変わっていく。

 さて、馬美原と綾女(水野美紀)ですが、まだ続いていました。
障害が残るかもしれないと言われていた研司(須田瑛斗)もすっかり回復して異常なし。
3人でゲームセンターに来て、これを最後にお別れすることにしたんだと。

 ちょっと前にも最後とか言ってたのに・・・
不倫関係にありがちなズルズルだね・・・(-∀-`;)
てか、馬美原よ、自分の家族は自分で背負うんじゃなかったんかい?
で、綾女とやっと別れたからって佐和子(秋山菜津子)の元に戻って来るってアンタ・・・都合よすぎだよ。


「これまでの人生、仕事に費やしすぎた。これからは失った時間を取り戻したい」馬美原
「・・・・少し考えさせてください」佐和子
「うん、分かった。ひとまず明日の夜メシでも食いに行かないか?」

 軽い・・・軽すぎるよ、存在の耐えられない軽さだよ・・・
きれいにまとめているけど、佐和子のことなんて全く考えてなかったじゃん・・・
この綾女→佐和子へのこころの変化も全くわからないし伝わってこない。


 その後、佐和子の父親からもらったというライター(あの一家心中の現場にあった)を涙ぐみながら娘婿に渡し、頭を下げて娘のことを頼むといういい父親ぶりを見せ、それを目撃した真弓(篠田麻里子)を感涙させるという・・・

 ァハハ・・(^д^;)あっさり家族再生かい?

 そして最終回になり、 存在を消していた美歩(山口紗弥加)登場。
巣藤が別れを切りだそうとしたら、同僚の体育教師との婚約を伝えてきました。

 去り際に一瞬切なそうな表情を見せたりしましたが、もはや視聴者は何の関心も持ってませんのでーーどうぞお幸せに。

 そして家族ともどもPTSD必須ってほどエライ目に遭った芳沢亜衣ですが、憑き物が落ちたようにすっきりさわやか、母の実家がある北海道で家族3人でやり直すと巣藤に報告に来ました。
メールをくれたことで自分と両親を殺さずにすんだと感謝し、巣藤にエールを送ると去って行きました。

 えーーと、それと家族と音信普通になっていた巣藤は16年ぶりに両親に会ってきたそうです。
詳しい事は一切語られなかったんで、どんな家族トラウマがあったのかもわからないし、どの程度回復したのかもわからないけど、遊子とお付き合い始めた感じなんで、前向きに対処しているってことでいいのかな?( ̄▽ ̄;)アハハ

 そして、すべては終わって、巣藤と遊子が仲良くラーメンを食べている店のTVから流れてきたニュース・・・
『昨夜 港区東麻布で一家心中が起きました
亡くなっていたのはこの家の両親と高校生の長女で
長女が両親を殺害したあと自分も自殺したものと思われます』


 遊子が画面に注目する中・・・山賀のものと思われる声が重なり・・・
「もしもし、お子さんがご家庭で暴れてる?
落ち着いて詳しくお話聞かせてください
ええ、ええ、お気持ち、よ〜く分かりますよ」


 このドラマの登場人物は驚異的な回復力持っているから、大野と山賀も生き延びて、また狩りを続けているということなのでしょう。

 いや〜書いていてももやもや〜自分の表現力の拙さもあるんだけど。
昨日見ている間も、まったくしっくりくる瞬間がなくて、書くのやめよかしら・・・と思ったんだけど、最終回だけ抜けてるの何かヤダし・・・

 結局、はしょりすぎたんでしょうね。
原作未読ですが、登場人物達の心情の変化や行動が突飛すぎる場面が目につきました。
心引きつけられる場面もあったのですが、全体的に繋がりの悪さというか、パズルのピースの抜けが多すぎるようで気になりました。

 それと思わせぶりに引っ張る(死んだと思わせて生きていたとか、出血したと思ったら薔薇の花だったとか)のも1,2回ならまだいいけど、続くと視聴者をナメてんのかしら??とか思っちゃったわーー
 
 物語は続いているはずなのに突然不自然に登場人物が消えたり(美歩や佐和子)現れたり、という作りの雑さが目立ちました。後半はもうツッコむためにだけ見ていたような・・・

 尾崎豊の「I LOVE YOU」多用にも違和感を感じました。
ここで、その曲???と言う場面も多かったな〜
一回目見た時は期待できるドラマだと思ったんだけどな〜
とにかく残念な結果でしたわーー


 第1話
 第2話 殺しの香り、殺しの祈り
 第3話 親を棄てられますか?
 第4話 踏み出す勇気
 第5話 闇を破る
 第6話 最期の声
 第7話 真犯人!
 第8話 犯人の罠
 第9話 葬送の儀

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