あさ(波瑠)は新次郎はん(玉木宏)を病院へ連れて行きました。
医師の大塚先生(渡辺いっけい)は新次郎はんのお茶のお仲間なんやて。
診察後、あさは険しい顔で待っております。

「なんて顔してますのや。あのなぁ・・・わて、もうええ年だっせ。
もし、どっか悪なってぽっくり逝くような事があったとしても、
そら、あさは「はぁ、びっくりぽんや」言うて笑てくれな。なぁ?」新
「もう、そないな時にそないな事言うてられますかいな。
ほんま旦那様ゆうたら・・・」あさ
「せや。ぽっくりぽんやな!」

 ぽっくりぽん・・・
それが多くの人にとっての理想の死に方かもしれまへんな。
長いこと寝ついて家族に苦労かけるよりは、ぽっくりあの世にいけたら・・・
わてもそのように願っております。
検査の結果は、のちほどやて。


 千代(小芝風花)と啓介(工藤阿須加)の子供は新次郎により
「多くの恵みの雨が降るように」と『多津子』と命名されました。

 雨男の新次郎はんらしい、いい名前やねぇ・・
そして自分にだけでなく、回りの人々にも恵みの雨となるような人になって欲しいいう願いが込められてるんやろか・・・
日向ぼっこしている多津子と千代を見つめる新次郎はんの慈しみの表情が美しかった。


                  

 和歌山からはつ(宮崎あおい)と養之助(西畑大吾)が来ました。
元気のないはつを気遣い、あさに会えば元気になるかと藍之助(森下大地)と養之助が計画したらしい。

 なんでも藍之助はいつか東京に店だそうと考えているそうな。
それを知っていた新次郎たちは藍之助のためになるよういろいろ勉強させているようだす。

「お母ちゃん、あんたがそないな事考えてるやてちょっとも知らんかったさかい
養之助に聞いてびっくりして」はつ
「ほんでだす。 
今はなぁ勉強のために銀行やのうて加野商店の方で働いてもろてますのやで。
早、一人前になって有田のおみかんお商売の面から支えたい言うてますのや」新
「そうだすか。ほんまにあんたはもう・・・」はつ
「うれしいわ。いつか手ぇ組んで手広うやろうな!」養之助
「うん」

 藍之助は希望通りの道を進みながら、まわりまわってお家のためになることをするいうことか・・
希望した道を歩いて欲しいという惣兵衛はん(柄本佑)と、
いつか山王寺屋を再興させてほしいいう菊さん(萬田久子)、両方の願いが叶う日が来るわけやね。
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 はつ達に会えて、宜(吉岡里帆)からの手紙で大学内に自分の悪口を言いまわっている学生がいると知り機嫌が悪かったあさも笑顔になりましたで。
あさが仕事に戻り、藍之助たちも銀行へ行ってしまうと、はつと新次郎はんが残りました。

「相変わらずにぎやかなこと」はつ
「そうだすなぁ。 
女傑やら偉大なるおなごやてなんぼわれてても、わてから見たら
何やどっか赤ちゃんか子どもみたいなとこもありますのや。
それでいて女・子どもの武器使て甘えて楽したらええようなとこでも
決してそないな武器使わへん。まっすぐしか進まれへん」新次郎
「そうだすなぁ・・・」
「そないなあさの必死なとこも、かいらしとこも、わてだけが知ってます。
ほかの男はんはだ〜れも知らへん。
こらななかなか気持ちのええもんだす」

 若い頃の新次郎はんやったら、こんな自分の思い、言わなかったやろなぁ・・
人は死期が近づくと(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)自然と、この思いを伝えて欲しいなぁ・・いう相手に話てしまうのかもしれないね。

 なんやらこの二人も特別な繋がりですなぁ・・・
実は似たもの同士。繊細だけど芯は強い。優しく見えてしっかりした自分がある。
はつは新次郎はん用薬袋の束に気づいていました。


 そしてようやっと姉妹の時間だす。

「まだなぁ・・・常みたいにいてはる思て「旦那様」て
声かけてしもたりしてしまいますのや。
まだちょっともいてはれへん事に慣れられへん。
おかしいやろ?・・・もう半年もたつのになぁ」はつ
「いいや。ちょっともかしい事なんかあれへん。
そやけど・・・いつかそないな日が来てしまいますのやなぁ。
どないしてもそないな事思われしまへんのだすけどなぁ」あさ

 あさが必死に耐えようとしていることをはつはわかっているようだした。
初老に入りかけた二人が昔のように縁側に二人して座って、しみじみと語り合う・・・
見ているこちらも感慨深かっただよ・・・


 そして大塚先生が検査の結果を伝えるために訪ねてくれました。
どうやら・・・余命宣告があったようだす・・・

「先生、先生、お願いします!
どないな薬使てもええ。うちの体切り取ったかてかましまへん。
どうか・・・どうか旦那様を!」
あさ
「おあさ様!」うめ(友近)
「奥さん。
なんぼ力を尽くしても、お金があっても、どうにもできないもんがあります。
それは決められた命。寿命です。
もちろんできる限りの治療は致します。
ですから落ち着いて・・・どうか・・・どうかええ時間過ごして下さい」
大塚

 人間に平等に与えられているもの、それが死だす。
どんな生まれのもんでも、どんな生き方をしてきたもんでも死からは逃れられない。
その覚悟ができたもんにだけ穏やかな死が訪れるのかもしれまへんなぁ。


 あさは以前に新次郎が言っていた富士山が見える場所に別荘を作ろうと提案しましたが、今の新次郎にとって行きたい場所・大切な場所はこの家でした。

「あさ。おおきにな。せやけどもうええわ。
ここいてたいわ。ここでなぁ・・・一家みんなでな」

「・・・・・・(涙」あさ
「何、泣いてますのや。
今はなぁ、電車ゆうのに人がはねられたり、滝に飛び込んだり、
戦争で爆弾浴びたり・・・
昔のわてらには思いもかけへんような事で死んでしまう人かてようけいてはります。
それに比べたらなぁ。わてはなぁ、奥さんとこないな事でけてますのやで。
何の泣くような事がありますかいな」
「そうだすなぁ・・・うちが泣いたらあかしまへんわなぁ」
「うん。ほれほれ・・・はぁ、よしよし」

 (ノω;`)・・・・・なんと美しい関係やろ・・・
出会った頃は兄と妹のようであり、そして男と女になり、老いて同志となり、
今は父親のようにあさを包んでくれる新次郎はん・・・
二人が寄り添う姿にはお互いへの深い尊敬と愛情がいぶし銀のように光っていた。
寂しいなぁ・・・ 

 
 第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話

 第2週 ふたつの花びら 
 第7話  第8話〜第10話 第11話 第12話

 第3週 新選組参上! 
 第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話

 第4週 若奥さんの底力 
 第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話

 第5週 お姉ちゃんに笑顔を 
 第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話

 第6週 妻の決心、夫の決意 
 第31話 第32話 第33話 第34話・第35話 第36話

  第7週 だんな様の秘密 
 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話 

 第8週 京都、最後の贈り物 
 第43話 第44話 第45話 第46話・第47話 第48話

 第9週 炭坑の光 
 第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話

 第10週 お姉ちゃんの旅立ち 
 第55話 第56話 第57話 第58話・第59話 第60話

 第11週 九転び十起き 
 第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話

 第12週 大阪一のおとうさま 
 第67話 第68話 第69話 第70話 第71話 第72話 

 第13週 東京物語 
 第73話 第74話 第75話 第76話・77話 第78話

 第14週 新春、恋心のゆくえ 
 第79話 第80話 第81話 第82話 第83話 第84話

 第15週 大阪の大恩人 
 第85話 第86話 第87話 第88話 第89話 第90話

 第16週 道を照らす人 
 第91話 第92話 第93話 第94話 第95話 第96話

 第17週 最後のご奉公 
 第97話 第98話 第99話 第100話 第101話 第102話

 第18週 ようこそ!銀行へ 
 第103話 第104話 第105話 第106話 第107話 第108話

 第19週 みかんの季節 
 第109話 第110話 第111話 第112話 第113話 第114話

 第20週 今、話したい事 
 第115話  第116話 第117話 第118話 第119話 第120話

 第21週 夢見る人 
 第121話 第122話 第123話 第124話 第125話

 第22週 自慢の娘 
 第127話 第128話 第129話 第130話 第131話・第132話

 第23週 大番頭のてのひら 
 第133話 第134話 第135話 第136話 第137話 第138話

 第24週 おばあちゃんの大仕事 
 第139話・第140話 第141話 第142話 第143話 第144話

 第25週 誇り高き人生 
 第145話 第149話 第150話

 第26週(最終週) 柔らかい心
 第152話 第153話 第154話 第155話 第156話(最終話)

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