「あさの思い、いろんなとこに伝わってますのやな」新次郎(玉木宏)
「へぇ。無駄やあれへんかったんだすなぁ」あさ(波瑠)
「うん。それでこそ、わての奥さんだす。
あさはな・・・ハハッ。
これからもいろんな人にパチパチはん渡したげな・・・・」
「・・・旦那様!?旦那様!
誰か!誰か来て!旦那様が・・・」


 ついにその日が来てしまったのでしょうか・・・(ノω・、)
新次郎はんが望んでいたようにぽっくりぽんな日が。
せめて家族にお別れの言葉を伝える時間は用意してあげて欲しいワ・・・
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 さて、振り返ってみまひょ。

『あさが持ってきたのは新次郎の一番お気に入りの三味線でした』

 多分、最期になるであろう新次郎の三味線の音を、あさはまっすぐに全身で受け止めました。
新次郎はん、その人を思わせるやらかさの奥に力強さのある美しい音色・・・
あさと新次郎は、その宇宙の中、ひとつになっているようだした。

 離れた場所で聴いているうめ(友近)と亀助はん(三宅弘城)。
そして千代(小芝風)と啓介(工藤阿須加)と多津子。
正吉さん(近藤正臣)の時と同じ。
少し離れた場所であさと新次郎の二人の時間を尊重しながらも、
みんなの心はひとつ。
決して忘れられない時間になるんやろなぁ・・・


連続テレビ小説 あさが来た Part1 (NHKドラマ・ガイド)NHK連続テレビ小説 あさが来た 上文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)
 季節は春になり、あさの梅の木にひとつだけ花が咲きました。

 年取ると植物の生きる力いうのんが、すごく愛おしく感じられる。
新次郎はんも、ひとつだけ咲いた赤い梅の花をまぶしそうに見ていました。


 そこへ雁助はん(山内圭哉)が来てくれましたで〜
雁助はん、会社を娘夫婦に任せて隠居してはるんやて。

 あの奥さんも亡くなってしまったらしいでぇ〜(  ̄ノ∇ ̄)
もうちょっと早く死んでくれたらなぁ・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


 それを聞いて亀助はんも今月一杯で辞めさせてもらお思うてると言いだしたんやが・・・

「はぁ〜アホな事言いないな。
あんた、まだ働かんかいな!娘さんかてまだ子どもやがな」
雁助
「そうだす。そやけど新次郎さんも奥さんも辞めてしまいはったら、わて・・・」亀助
「なぁ。頼むわ、亀助。啓介さん守ったってぇな。頼りにしてますのやで」

 新次郎はんに手ぇ握られて、見つめられて言われちゃなぁ・・

「そうだすか?
まぁ、そこまで言わはるのやったら、もうしょうがあらしまへんなぁ
(。・ ω<)ゞてへぺろ♡ 」亀助
「何や、ちょっと引き止めてほしかったんやな、お前」雁助

 雁助はんとの掛け合い、久しぶりに見せてもろたでぇ〜
二人ともこの年になっても元気で良かったなぁ。


 その頃、うめは千代と居間におりました。

「うち、番頭さんに子どもの頃言われましたなぁ」千代

「お千代様。お母様は苦手だすか?」雁助
「へ?」千代
「お母様の働いてはる背中よう見ときなはれや」


「あの頃は、どないじ〜っと背中見たかて働いてるお母ちゃんは 
おんなじ世界に生きてる人みたいに思われしまへなんだ。
せやけど外へ出て学んで・・・
こないなってみて、ようようちょっとは分かるようになった気ぃします」千代
「そうだすか。そうだすなぁ。
時だけが解決できるゆう事もこの世にはようけありますさかいなぁ」うめ
「へぇ。(雁助を見て)あっ、多津子!あんた、おむつ取り替えななぁ。
ほんならちょっと失礼してε=ε=(*~▽~)」


 なんや・・・千代までうめと雁助はんのこと知ってるんかいな・・( ̄∇ ̄;)
千代が気をきかせたおかげで二人っきりになったうめと雁助は、
とりあえずあさの引退の話を・・・


「びっくりしましたわ。おあさ様が商い辞めはったてなぁ」雁助
「へぇ。すっかり周りが遠慮してしもて・・・
雁助さんがいてはったら戦いがいもあったのにて言うてはりました」うめ
「ハハハ。わては、もう奥さんとの戦いはこりごりだす」
「そうだすなぁ。
そやけどご自身で何かけじめつけはったのか、えらいすっきりしたお顔してはって。
なんて・・・うちら普通に世間話してもてますけど・・・ 
フフッ・・・雁助さん、年取りはりましたな」
「ふはははっ・・・何だす?あんたこそやろが」
「ふふふ・・・はぁーーー
うめの生きてるうちは、どない世の中が変わろうともおあさ様と新次郎様の
楽しいご夫婦だけはずっと変わらへん思てましたんやけどなぁ」
「そうだすなぁ・・・手紙書いてよろしか?」
「へ?」
「こないしてお互い生きてるかどうかぐらい、
時々、文でも書いて確かめ合おうやないか」
「へぇ」

 この二人の関係も時が解決したいうか、
決して情熱に身をまかせることなく、いつもおつとめを一番に考えてきた二人が
自然と行きついた関係いうかな・・・
いろいろあったけど、今はお互いが生きて元気でいてくれるだけで嬉しい。
これは幸せなことなんやろなぁ・・・


 綾子様(松坂慶子)もあさの引退には驚いたようだす。

「旦那様の事、さっき千代さんに聞きました。
でも、それでもあささんが仕事から手を引くなんて・・・」綾子
「そうだすなぁ。近頃は気恥ずかしいぐらいに毎日じ〜っと旦那様の事見ております。
そしたら、ほんまうれしそうな顔しはって。
40年も夫婦やったのに、ずっとうちは
こないな時間持たへんかったんやなぁて。
ずっと娘ほったらかしにしてしもてる思てましたけど、
旦那様にもずっと悪い事してたんやなぁて」あさ

「だからこそ今のこの加野屋さんがあるのです。
あなたが道を切り開いたのよ。
成澤先生が福沢諭吉さんや新島襄さんと並ぶ日本三大教育者の一人と
言われるようになったのだって、あなたの貢献もあるのです。
新次郎さんも、きっとそれを誇りに思ってるはずよ。
ですからどうか後悔なんてなさらないで」
「そうだすな。うん・・・」
「大隈とも、よく話してますの。
あなたは裕福な家でお育ちになったけど、本当にあなたを育てたのは
加野屋さんでのお商売の苦労です。
だからこそ、こんなに勇敢な婦人が生まれたのだろうって。
あなたこそ人生の戦場における本物の勇者です」
「綾子さん、おおきに」

 確かにあさは先頭に立って、道を切り開いてきた。
でも、その横には歴史に名は残らないだろうけど炭坑で当たり前のように働きながら子供も育て、家庭を守ってきたきたカズ(富田靖子)のような女性や、
現実に打ちのめされながらも常に勇気と共に歩いてきたはつ(宮崎あおい)のような女性、そして決して表には立とうとせず知恵と才気で夫を後ろから支えてきた綾子様のような、いろんな女性たちの存在にあさは励まされてきたはず。
辛い戦いだったけど、一人ではなかった。
支えてくれる人に一杯出会えたもんねぇ・・・


 そして明日は、あさの一番のファンであり、
生涯支えてきてくれた夫、新次郎はんとの別れが・・・
はぁ・・・辛いわ・・・
有働さんもドキドキだよねぇ・・・


 第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話

 第2週 ふたつの花びら 
 第7話  第8話〜第10話 第11話 第12話

 第3週 新選組参上! 
 第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話

 第4週 若奥さんの底力 
 第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話

 第5週 お姉ちゃんに笑顔を 
 第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話

 第6週 妻の決心、夫の決意 
 第31話 第32話 第33話 第34話・第35話 第36話

  第7週 だんな様の秘密 
 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話 

 第8週 京都、最後の贈り物 
 第43話 第44話 第45話 第46話・第47話 第48話

 第9週 炭坑の光 
 第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話

 第10週 お姉ちゃんの旅立ち 
 第55話 第56話 第57話 第58話・第59話 第60話

 第11週 九転び十起き 
 第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話

 第12週 大阪一のおとうさま 
 第67話 第68話 第69話 第70話 第71話 第72話 

 第13週 東京物語 
 第73話 第74話 第75話 第76話・77話 第78話

 第14週 新春、恋心のゆくえ 
 第79話 第80話 第81話 第82話 第83話 第84話

 第15週 大阪の大恩人 
 第85話 第86話 第87話 第88話 第89話 第90話

 第16週 道を照らす人 
 第91話 第92話 第93話 第94話 第95話 第96話

 第17週 最後のご奉公 
 第97話 第98話 第99話 第100話 第101話 第102話

 第18週 ようこそ!銀行へ 
 第103話 第104話 第105話 第106話 第107話 第108話

 第19週 みかんの季節 
 第109話 第110話 第111話 第112話 第113話 第114話

 第20週 今、話したい事 
 第115話  第116話 第117話 第118話 第119話 第120話

 第21週 夢見る人 
 第121話 第122話 第123話 第124話 第125話

 第22週 自慢の娘 
 第127話 第128話 第129話 第130話 第131話・第132話

 第23週 大番頭のてのひら 
 第133話 第134話 第135話 第136話 第137話 第138話

 第24週 おばあちゃんの大仕事 
 第139話・第140話 第141話 第142話 第143話 第144話

 第25週 誇り高き人生 
 第145話 第149話 第150話

 第26週(最終週) 柔らかい心 
 第151話 第152話 第153話 第155話 第156話(最終話)

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