新次郎はん(玉木宏)が倒れ、すぐに大塚先生(渡辺いっけい)が呼ばれました。

「もう・・・朝までもたないかも分かりません」大塚
「そんな・・・」千代(小芝風花)
「どうか声かけてあげて下さい」

 みんなで新次郎はんの枕元に集合しましたで。

「何や・・・みんな・・・おそろいで」新次郎
「そやで、お兄ちゃん。
こないみんな集まってますねよって、お兄ちゃんが盛り上げてくれな
かなわしまへんわ」榮三郎(桐山照史)
「ハハハ・・・そら、よろしなぁ・・」

 新次郎はんは布団の上であさの膝の上に体を預けるように起き上がりました。

「榮三郎・・・」
「へぇ」榮三郎
「ず〜っと頼んないお兄ちゃんやったな・・・堪忍やで」
「もう何も心配せんといて。
加野屋も千代一家も・・・今度はわてが守ります」

「・・・ち〜よ・・・ええお母ちゃんになったなぁ・・」
「お父ちゃん・・・」
「千代のおかげでなぁ・・・わての人生どんだけ華やいだ事か。
啓介さん・・・よろしゅう頼みますわ」
「千代も多津子もお腹の子も必ず守ってみせます」啓介(工藤阿須加)

「亀助ぇ・・・・」新
「へぇ」亀助(三宅弘城)
もうな・・・あさと2人にしてんか・・・」
「ヘヘッ・・・何や、やっぱりわてお邪魔みたいだすがな」
「おおきにな。今まで長い事・・・おおきに」
「はぁ・・・(ノω・、) ウゥ・・・」
「・・・みんなおおきに・・・」

 もぅ〜こんな時まで、ちゃーんと亀助はんに突っ込めるように振ってからに
(TmT)ウゥゥ・・・
そして亀助はんも、ちゃんと突っ込んでくれてなぁ・・・
新次郎はん・・・アンタ、ホントに最後までかっこええな。
そして新次郎はんから「おおきに」という言葉の深さ、温かさ、大きさを魅せてもらいました。なんと美しくて、ええ言葉なんやろう・・・
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 そして・・・あさだけが残りました。

「ほっとしましたわ・・・・
思てた事・・・ぜ〜んぶ言えましたさかいな」新
「ほんまだす。あない無理して。
もうよろしのやで・・・誰にも気ぃ遣わんかてよろしのや。
もう、うちしかいてしまへんのやさかい」あさ
「・・・・・・・」
「ただ・・・こないさしとくなはれ」

 あさが新次郎さんの手を握ると、新次郎はんも、もう片方の手を伸ばしました。
あさがその手を掴みましたで。


「はぁ・・・あさの手ぇは・・・やらかいなぁ・・・
忘れんといてなぁ・・・いつも・・・そばにいてるさかいなぁ・・・
はぁ・・・そばにいてるさかい・・・あさ・・・」新
「へぇ」
「あ〜さ・・・」
「旦那様」
「・・・・・・」
「旦那様・・・!」

 新次郎はんは、生涯大切に思い、守り続けてきたあさに抱かれ旅立ちました。
加野屋のみなさんは、それぞれの場所で新次郎さんを思い、見送りましたで。

 あさの堪えきれない悲しい声が聞こえる中・・・
大塚先生が新次郎はんの部屋の障子を開けようとしたら・・・


お願いだす!もうちょっとだけ・・・もうちょっとだけ・・・」うめ(友近)
「・・・・・・」大塚

 うめ・・・・(ノω;`)
うめはずっと、あさと新次郎さんを見守ってきたんやもんなぁ・・・
よそさんにはわからない二人だけの特別な絆をわかってくれてましたもんなぁ・・・


 新次郎はんの葬儀にはたくさんの人達が列席してくれました。
はつ(宮崎あおい)も家のもんと一緒に対応してくれました。

「そやけど・・・あれ、昔なじみのお方やろか?
お父ちゃんの事、『道楽者』とか、『ふらふらしてお気楽な人生やったなぁ』
なんて言いはって」千代
「フッフフフ・・・」榮三郎
「ふふふ・・!」亀助
「あはは・・」雁助(山内圭哉)
「あっはっは!」

「何だす?みんなで笑て」千代
「いいや・・・ひょっとしたらなぁ・・・
お兄ちゃんはそない言われてた方がうれしいのかも分からしまへんで」榮三郎
「『それでこそ、わてだすがなぁ』とか何とか言うてなぁ・・・」亀助
「ハハハ・・・」
「せや。そういうお方だすわ」雁助
「お父ちゃんいうたら・・・」千代

 『道楽者』いう言葉聞いて、新次郎はんは嬉しそ〜にほくそ笑んでいるやろな。
『我という人のこころはただひとり 我より外に知る人はなし』・・・
本当のことは新次郎はんだけがわかっている。
でも、おもろい人生やったでぇ・・って、あの世でいつものようにのほほんと
巾着振り回してるやろなぁ・・・


 気ぃ張っていたあさやったが、ちょっとした隙に悲しさが溢れでてしまう・・・
そんな自分に喝を入れてますでぇ・・


「はぁ・・・あかん。あかしまへんがな・・・
まだしっかりしてなあかんのに・・・(涙
何見ても・・・旦那様との事思い出してしまいますのや。
もう・・・うち、どないしたら・・・
あかん・・・寂しい・・・・寂しおます・・・」


 目の前には、あの梅の木がありますぇ。
蕾の数が増えております。あさの涙は止まらない。
と・・・・・・・ぽつんぽつん・・・と雨が・・・
雨はあっと言う間に大降りになった。


「あ・・・・はぁ・・・・びっくりぽんや

『いつもそばにいてるさかいなぁ言いましたやろ』・・・
新次郎はんの言葉が聞こえるようだした。
新次郎はんの思いを全身で受け止めるように両手を広げるあさがまぶしかった。
いつかまた新次郎はんに会えるその日まで、前向いて歩いて行くんやろな。


 第1週 小さな許嫁(いいなずけ) 第1話〜第6話

 第2週 ふたつの花びら 
 第7話  第8話〜第10話 第11話 第12話

 第3週 新選組参上! 
 第13話 第14話 第15話・第16話 第17話 第18話

 第4週 若奥さんの底力 
 第19話 第20話 第21話 第22話・第23話 第24話

 第5週 お姉ちゃんに笑顔を 
 第25話 第26話 第27話 第28話・第29話 第30話

 第6週 妻の決心、夫の決意 
 第31話 第32話 第33話 第34話・第35話 第36話

  第7週 だんな様の秘密 
 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話 

 第8週 京都、最後の贈り物 
 第43話 第44話 第45話 第46話・第47話 第48話

 第9週 炭坑の光 
 第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話

 第10週 お姉ちゃんの旅立ち 
 第55話 第56話 第57話 第58話・第59話 第60話

 第11週 九転び十起き 
 第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話

 第12週 大阪一のおとうさま 
 第67話 第68話 第69話 第70話 第71話 第72話 

 第13週 東京物語 
 第73話 第74話 第75話 第76話・77話 第78話

 第14週 新春、恋心のゆくえ 
 第79話 第80話 第81話 第82話 第83話 第84話

 第15週 大阪の大恩人 
 第85話 第86話 第87話 第88話 第89話 第90話

 第16週 道を照らす人 
 第91話 第92話 第93話 第94話 第95話 第96話

 第17週 最後のご奉公 
 第97話 第98話 第99話 第100話 第101話 第102話

 第18週 ようこそ!銀行へ 
 第103話 第104話 第105話 第106話 第107話 第108話

 第19週 みかんの季節 
 第109話 第110話 第111話 第112話 第113話 第114話

 第20週 今、話したい事 
 第115話  第116話 第117話 第118話 第119話 第120話

 第21週 夢見る人 
 第121話 第122話 第123話 第124話 第125話

 第22週 自慢の娘 
 第127話 第128話 第129話 第130話 第131話・第132話

 第23週 大番頭のてのひら 
 第133話 第134話 第135話 第136話 第137話 第138話

 第24週 おばあちゃんの大仕事 
 第139話・第140話 第141話 第142話 第143話 第144話

 第25週 誇り高き人生 
 第145話 第149話 第150話

 第26週(最終週) 柔らかい心 
 第151話 第152話 第153話 第154話 第156話(最終話)

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