先生・・・先生・・・!!連載 とりました・・・・!連載 とれたんです・・・
生きててよかった!生まれてきてよかった・・・!
」中田

 思わず出てしまった言葉・・・言わずにはいられなかった言葉。
彼が人生で初めて勝ち取った光。
望み続けたものが得られたこの日を中田は一生忘れないだろうなぁ・・
アシ仲間のナントカ君が笑顔で祝ってくれていたのも嬉しかったよ(ノ∀;`)

 でも、ここがゴールじゃないぜよ!
こっから始まるんだよね。中田の世界が。
連載とともに彼の漫画も彼自身も成長していってくれると信じとるよ。
HPはこちら


 涙を拭いて振り返ってみましょうかのぅ・・・
今回はタイトルアニメーションに初めて五百旗頭も登場ですョ〜


 さて、またしても梨音(最上もが)の家出で、製作がストップした高畑先生(滝藤賢一)。
すぐに心(黒木華)が対応し事なきを得たが、今回こそは原稿落ちるかもしれんと
和田(松重豊)も五百旗頭(オダリリジョー)も覚悟したさ。

 にゃんと、このところ月一でこの騒ぎなんで、五百旗頭も心に高畑先生と
話し合うようアドバイス。

「でも、プライベートに口を出すのも・・・」心
「プライベートが仕事を侵食してる。
言われたくなかったら切り離せって話だ」五百旗頭
「でも、恋愛って理屈じゃないじゃないですか。
好きだって思ったらダメだって分かっててもワーッと走っちゃうことあるじゃないですか。・・・漫画の受け売りですけど。あっ!打ち合わせ行ってきます!」

「・・・・・何か、今、ホッとした」壬生(荒川良々)
「僕も。 何でだろう」菊池(永岡佑)

 (* ̄m ̄)プッ・・・心が恋愛について言及した時の菊池さんの驚愕の表情・・・
五百旗頭すら言葉が出なかったぞ。

 就職してから出会いあり、失恋あり、スキルを積んできましたからのぅ・・
相手は漫画と漫画家さんだけどね。


重版出来! 1 (ビッグコミックス)エコー
 そんな中、壬生たちから得た情報が心から小泉(坂口健太郎)に伝えられました。

 シリーズ累計4000万部突破!今をときめく井上先生の「HITTI POTTI」は
本当なら『バイブス』で連載するはずだった!
でも和田の前の編集長が、これじゃ売れないと判断し却下になったんだって〜。

「でも、五百旗頭さんは作品に絶対の自信を持っていた。
だから井上先生が企画ごと「エンペラー」に移るって言いだした時
止めることなく送り出したそうです」心
「今の「HITTI POTTI」の人気は五百旗頭さんが正しかったことの
証明ともいえる」小泉
「また一つ、五百旗頭さんのすごさをかいま見ました」
「失敗とかしなそうだよね」
「ブレないし」
「かっこいいな」
「かっこいいですぅ〜!」

 新人たちの尊敬を一身に集めているクールガイ・五百旗頭・・・
しかし彼とて人の子。実は迷いは常にあるようです。
今回は五百旗頭のつぶやきと共に展開します。


『今まで生きてきた時間をはかりにかける。
成功と失敗・・・どちらが多いのか。
よい行いをすると運をためられる。
そんなおとぎ話を守る理由は、はかりを傾けたいからだ。
正しい道を選べるように。
少しでも運を味方につけられるように』


 そんな五百旗頭に神のお導きでしょうか・・・
「エンペラー」副編集長見坊(明和電機)と高畑が密会している場に遭遇。
もちろんつけて行きましたさ〜
お店に入った二人からちょいと離れた席に座り、せわしない脳内会議ちう。


『何も見えない聞こえない。だが聞かなくとも話は分かる。
「エンペラー」からの引き抜き。
この場合どうする?いっそ割って入る?
(-公- ;)ウーン・・・・さすがに非常識だ。

あとをつけられたと分かれば高畑さんは機嫌を損ね逆効果。
いっそ偶然を装って声をかける・・・?
さすがにわざとらしい・・・・(-益- ;)ウーン・・・』


 高畑たちは盛り上がっている雰囲気・・・
見坊は高畑の中にあるダークサイドに立った作品を描いてみたいという思いを
つつき「本当に描きたいものを描いては?」と誘いかけました。

 そもそも、『ツノひめさま』は漫画家として食べていくために、連載を取るために
五百旗頭と二人で創り上げた漫画だったそうな。
それまでの企画は暗すぎるってことで連載のオーケーが出なかったんだと。

 見坊め、なかなかいいタイミングで声をかけたわね。
今の高畑なら新しいチャレンジをする力も自信もあるはず。
 

『高畑さんの今の担当は黒沢だ。知らせた方が・・・
いや、状況がはっきりしてからの方がいい。
・・・・・困った。何にもできない・・・(・谷・)
これじゃあ、ただの酒を飲みに来た男だ。
ここは退散して改めて高畑さんに・・・』


 腹が決まって店を出て行こうとしたのに、バッドタイミングで梨音が現れ
高畑に五百旗頭がいることをバラしちゃった・・・
気まずすぎるぅーーーー!!


『どの道が正しかったのか・・・
少なくとも今は、大失敗としか思えない』


 高畑はどこで描くというよりも、自分の本当に描きたいものについて悩んでいた。
結論が出るまで心には言うなと命じましたぞ。

「あいつはきっと・・・泣く。あいつ「ツノひめ」のファンだからよ。
これは俺の問題だ。俺が1人で考える」高畑

 だから引き抜きの件は、まだ心には秘密。
その心は来週の金曜日に行われる連載の企画決定会議に向けて中田(永山絢斗)の『ピーヴ遷移』を仕上げようとしていた。
中田も心の指摘を受け、主役以外のキャラクターをより深く個性的に作りなおしてきたぞ。

「沼田さんと棚橋さんと栗山さんを参考にしたんです」中田
「初めは身近にいる人をモデルにするといいっていいますもんね」心
「何で今まで気づかなかったんだろう・・・」

 それは今まで中田の心が閉じていたから。
沼田(ムロツヨシ)との別れが、彼の心を変化させるきっかけとなったんじゃないかな。
なんかこういうふうに沼田の決断が影響しているって考え深いものがあるね・・・


 いい感じに仕上げってきてはいるが、唯一の女性キャラが決まらない。
なんせ圏内にいる若い女性は心だけだもんね・・・
人生で最初に出会った女性である母親が虐待していたから、
女性そのものを拒否しているのかもしれない。

 でも、そんなこと言っている場合じゃない。
このキャラに中田の人生がかかっている。
中田は街中でモデルになりそうな女性を探そうとモロ不審者の目で探した。
結果、職質を受け逃亡するはめになりましたとさ。


 結果、泥だらけになって遅れて職場に到着。
そんな中田を気遣った三蔵山先生(小日向文世)の奥さんが彼に触ったらキレてしまった。

あああああーー!!触んな、ババア!
ニタニタニタニタ笑って、いつも僕を支配しようとしてどういうつもりだ!」

「中田君、今のは失礼です」三蔵山
「いいのよ・・・」
「僕の妻に謝ってください」
すい・・・ま・・・せんでした・・・

 反射的に出てしまったんだよね・・・
でも三蔵山先生が叱ってくれて良かった。
中田には彼のことを思って叱ってくれる本当の大人が必要だよ。


 さて・・・・中田の連載を取りたい!
心の必死の思いをわかっている五百旗頭はヒントをくれた。

「ピーヴって何なんだ?」
「読み切りのときと同じです。人の可能性をコントロールする兵器。
恐怖を映し出す怪物・・・・」心
「それって何なんだ?
中田君は こういうストーリーが描きたいっていう欲求のまんま描いてる。
たぶん本人も自分が何を描こうとしてるのかその根底は理解してない。
担当者がしっかり分かってないと、一緒に走れないぞ。
伴走者になれないうちは、お前はただの読者だ」


 ファンと編集者の別れ道。
編集者は作家の奥底に眠っている表現の元になるものを、理解し、表に出てこられるよう手助けする。
愛情がありながら客観的に作家を見られないとできない。
作家が危ない橋を渡り続けているように心も編集者として常に真剣に道を模索している。


 三蔵山先生は心と五百旗頭を呼び出し、この前の中田の騒ぎのことと、
彼が母親に鎖に繋がれていたこと、その親から離れ祖父母に育てられた生い立ちを伝えた。

「ご両親がどこにいるのか知らないし、知りたくもないと。
家内は彼は臆病なんだと言ってました。
自分を守るために必死で何かと戦っている」三蔵山
「強い恐怖心・・・」
「中田君にはやめてもらった方がいいですか?」五百旗頭
「いえ、家内も私もそれは望んでません。
「ただ担当の黒沢さんに知っておいてほしかったんです。彼のことを」

 (ノω;`) 本当にすばらしいお方・・・
人間として漫画家として、こげな偉大な先輩に出会えたのはラッキーだったよ。

 おかげで心が中田を理解する糸口ができた。
ピーブと戦う主人公は中田自身。
彼はずっと自分の中にある恐怖と闘うために描き続けてきたのだと。


『どうしようもなく人の人生に関わってしまうことがある。
彼らの上に幸運を
努力と苦しみに見合うだけの成功を
彼らが紡ぐ物語を、大切に壊さぬように』


 編集者として、人間としての五百旗頭の祈るような思い。
作家への尊敬と、編集者としての謙虚な姿勢が伝わってきました。
これが五百旗頭の仕事のやり方なんだよね。


 一方、『ツノひめさま』の原稿を締め切り前に上げた高畑は
「エンペラー」のネームに取り掛かった。
そんな事も知らない心は配達された原稿と次号のネームを見て大喜び。
さらに感謝の手紙まで同封されていた!

 それを聞いて嫌な予感がした五百旗頭は梨音に電話。
エンペラーのネームを描いていることを知ってしまいました。

 壬生も「浮気した亭主が急に優しくなるあれに似てね?」と言ってたが
やはり、編集者としての勘が働いたのかしら〜?( ̄∇ ̄;)
ルーキーの心はまだまだ甘い。
んが、心は賢い。
メッセージが書いてあった紙の端に何やら文字が浮かび上がっているのを発見!
鉛筆でなぞると見えてきたぞ〜
(のちに高畑から「火サスかっ!」のツッコミあり)


「4月6日 19時 外苑前・・・エンペラー ケンボウ?」心
「・・・・・!」壬生・菊池

「今日発売の「エンペラー」見たか?
「キュリオ」の看板作家の我門ヨシノブ「エンペラー」に引き抜かれた。
来週から新連載だってよ!
お前らも担当作家引き抜かれないように手綱しっかり握っとけよぉ!」和田
「・・・・・えっ・・・これって・・・」菊池
「ひっ・・・ひっ、引き抜き!」壬生
「あっ?!」心
「編集長、高畑一寸すでに「エンペラー」の見坊と接触してます!」壬生
「 あああぁ?」和田
「高畑さんのところに行ってきます!どういうことになっているか話を!」

 ここに至って五百旗頭も事情を話さずにはいられなくなり、
緊急会議が開かれました。

 和田編集長の考えは作家の意志を尊重するしかあるまいというもの。
しかし高畑異動=売上激減=廃刊を不安視する安井(安田顕)は脅してでも描かせろと発言。

「脅して描かせて何になるんですか」五百旗頭
金になる。「ツノひめ」の売り上げ考えろ」安井
「作家は雑誌の奴隷じゃありません。作家の才能は作家自身のものです」
「あ〜〜五百旗頭さん、前に「HITTI POTTI」も「エンペラー」に
差し出したんでしたっけ・・次は高畑一寸。人のいいことで・・・
そうやって作家を尊重して売り上げ落として雑誌潰れたら
責任取ってくれんですか?ねぇ〜五百旗頭さん」


 馬だってねぇ、水場に無理やり連れて行っても飲みたくなきゃ飲まないっての。
お互いに尊敬と信頼があってこその仕事だと思うが・・・
でも見ている場所が違えば考えも違ってくるだろうし、
突然、縁を切る人だっているよねぇ・・
作家さんがどんどん異動したらリアルに廃刊も見えてしまう。
安井の言葉も無視できない。


 担当者としてみなさんに謝罪する心・・・

 心の辛い気持ちはみんな経験してきたことさ。
同じ問題が起きる度にみんな考えるはず。
編集者として正しい道はどれなんだろう・・と。


「悪かったな。黒沢をすっ飛ばす形になって」五百旗頭
「お二人のデビュー前からの関係に割り込めるとは思ってません。
10年以上。長い時間です。
こんな形で「ツノひめ」が終わるとしたら私より五百旗頭さんの方が辛いです」心

「今までたくさんの作家を見てきた。
これだって思える才能と出会えることは、ごくわずか。
奇跡みたいなもんだ
奇跡みたいに出会えた相手をダメにしてしまう方がよっぽど辛い」
「五百旗頭さんに担当された方は幸せですね」
「どうかな・・・そうであってほしいけどな」

『いつだって考えている。正しい道を選べているか。
自分の選択はエゴではないのか。
正しい編集者とは何か・・・
いまだに迷っている』


 迷い続けている五百旗頭はんが素敵だす。
迷い続けるということは、自分の上限を決めていないということ。
作家にとっても、編集者にとっても、雑誌にとっても
もっといい道、それぞれが生きる道を探したい。
その思いの現れだもんねぇ・・・


 なのに・・・迷った末の決断の、その後を思わぬ形で知らされるとは・・・( ̄∇ ̄;)
現在井上先生の担当になっている見坊が飲んだ時の井上先生の発言を伝えてきたのさ〜

「いつも言ってます。
『あいつは俺を裏切った。
土壇場で俺の連載キャンセルして、なら「エンペラー」行くって言ったら、
好きにしろ と冷たくあしらわれた。俺は一生 五百旗頭を許さない』

・・・・もったいないことされましたね」見坊
「・・・・・・・・」五百旗頭

『あの時・・・・井上さんが「エンペラー」へ行くと言った時、本当は嫌だった。
嫌だったが、考えに考えて、引き止めるのは井上さんのためにも、
作品のためにもならないと判断して送り出した。その苦渋の決断が』


「全然伝わってねぇ!」

『・・・・落ち着こう・・・(-言-)
少々悲しくはあるが・・・あの選択は間違っていなかった。
「HITTI POTTI」は大ヒット。井上さんは世に認められた。
そういえば別れた妻に言われたことがある。
「あなたはいつも理性的で、それが悲しい」・・・
思いのままに走れたのは、いくつのころまでだろう』


 その頃、仕事に燃える高畑先生は、例によってまたゴネ始めた梨音とケンカになり
珍しく強気に出た結果、決別の予感。

 心は話し合うために高畑の元へ行きました。

「「ツノひめ」を やめるんですか?」
「そうなるな」
「・・・・・」
「案外泣かねぇのな」
泣きたいです。でも泣きません。私は高畑さんの担当なので。
終わらせるのならファンの人がこれまで「ツノひめ」を読んできてよかったと思えるような、そんな最終回をつくりましょう。いい加減なたたみ方は許しません。
「ツノひめ」の最終回まで先生と一緒に走らせてもらいます。
「エンペラー」で好きなものを描くのはそれからです。いいですね?」


 心、かっけぇぞ!
これが今の心が編集者として選んだ道。
高畑先生の選択は悲しいけど担当として最後までしっかりと寄り添っていく。


 その頃、女性キャラ・アスミが創れず行き詰った中田は心を訪ねてきていた。
そこに梨音が現れ五百旗頭にだだをこね始めた。
なかなかインパクトのある子だから中田も彼女がモデルにならないか注目・・・したんだけど、やっぱり違う。

 そこに・・・
バイトを終えたアユ(蒔田彩珠)とぶつかり、ネームノートを見られてしまったわ〜

「漫画家さんですか?」アユ
「はい・・・・」中田
「もし売れても調子に乗らないでください」
「・・・・・」
「印税は貯金するといいと思います」
「・・・はい」
「さよなら」

 彼女だ!
清々しさと柔らかさ、そして強い意志の瞳をもった少女戦士。
中田は床の上ですぐに描き始めた。

 偶然の出会いが中田にひらめきを与えた。
でも、これは中田がずっと探し続けていたから。
心を開いてアスミのことを思い続けていたから。
この瞬間に立ち会えて、私も胸が高鳴ったわぁ〜


 心の心意気に打たれた高畑先生は「エンペラー」のネームを見せてくれた。
そこには「ツノひめさま」が居た。

「違う話 考えようとしても、どうしてもこいつが浮かんじまって・・」高畑

 高畑の中の「ツノひめ」は終わっていない。
それどころか、その世界は無限の可能性をもって広がっている。
本当に描きたいものではなかったけど、編集者やファンに支えられ描いているうちに
作家として大切な存在になり、「ツノひめさま」に捕まっちゃったんだね。
やっぱり恋愛だなぁ・・


 梨音の言葉からそれに気づいた五百旗頭は見坊に会いに行った高畑の元に走ったさ。
高畑を見送るにしても自分の思いを伝えたい!
「止めろ!」と五百旗頭に言われた心もダッシュ。

 五百旗頭は見坊と話している高畑との間に割って入った。

「俺も好きです・・・大好きです・・・」五百旗頭
「・・・・・・・」高畑・見坊
「「ツノひめ」が好きです。以上です。失礼しました」
「・・・・・・・」高畑

 情熱のわりに伝わらなかったような・・( ̄∇ ̄;)
しかし、ぜぇぜぇ息せききって、コップの水を一気飲みして、
どんだけ一生懸命走ってきたんだか。
初めて見る熱い五百旗頭の姿に心もびっくりさ。


「これで・・・思い残すことはない」五百旗頭

 てか、ネームを描いたことで高畑の迷いも消えたみたい。

「俺はさ、「ツノひめ」が描きたいものだったのかというと、正直違う。
違うんだけど俺は、自分でも描けると思ってなかったもんが描けてる。
俺は見坊さんが言うような天才じゃなくてさ、きったねえチャリンコだったんだよ。
それが今、ジェット機になってみんなを乗せて飛べてんだ。
俺はまだまだ「ツノひめ」が描きたい。
こいつらみんな乗っけて飛びてぇんだ。すまねぇな」
高畑
「・・・いえ。面白いものも見れましたし。
人の恋路は邪魔しません。失礼します」見坊

 ナニナニ!見坊、いい奴じゃん!ちゃんと仁義をわかってるじゃん!
この人も高畑のことをちゃんと愛してるのね〜
そして高畑、見直したよ。
アンタはちゃんと自分がどこにいるかわかっている。
アンタなら調子に乗ることもないね。
そして・・・五百旗頭の告白もちゃんと受け止めてくれまましたわ・・


「なに泡食ってんだよ。らしくねぇ」高畑
「らしくなく走りました。女房に逃げられた時も走んなかったのに」五百旗頭
「バカだな。俺のために」
「「ツノひめ」のためです」
「お前、ファンだったのか?」
「はい」
「私もファンです!」
「俺もだ」高畑

 自分の思いを伝えて、それでも去って行くならしかたない。
相手の幸せを思い見送るけれど、今はまだ一緒にいたい。
お互いに気持ちが確認できて良かった。やっぱ伝えることって大事。
こんな仕事ができたら幸せだぁねぇ・・・(ノ∀;`)


 中田は寝ないでキャラクターとネームを完成させた。
連載決定会議ギリギリに間に合ったぞ。

「宝石を抱いてる気持ちです」
「宝石にするか石にするか、お前次第だぞ」五百旗頭

 そして始まった決戦の場。

「連載ともなると何だか分からないが面白いじゃ引っ張れない。
俺達に分からないものを読者に伝えることはできない。
「ピーヴ遷移」の世界観説明してみろ」和田

「この作品で中田さんが描こうとしているのは「恐怖」と「支配」です。
ピーヴは人の恐怖にとりついて心を操る生命兵器です。
怖いと思った瞬間、ピーヴは襲ってくる。
恐怖心さえ持たなければ大丈夫なのに人は恐怖を抑えられない。
ヌリスはみんなに愛される大佐ですが
実はピーヴを使って人々を支配しようとしている。
その中でただ一人、流れに逆らって声を上げるのが主人公のコータです」


「それにしちゃ、細くて弱っちいな」和田

「弱くて小さい人間だからこそ必死であらがうんです。
彼は自分の中の恐怖心と命がけで戦います。
弱いからこそ必死で恐怖という支配から自由になろうとするんです。
誰もが日々、何かと戦っています。
必死で戦う主人公の姿は読んだ人達に明日への勇気と希望を与えます。
この「ピーヴ遷移」はそういう物語です」


 作家としての中田への信頼感と愛情が伝わってくる。
そして中田と共に歩んできた時間が編集者としての心にほのかな自信を培ってくれた。
どうしても載せたい、多くの人に読んで欲しい作品だと確信が持てたんだね。


 そして和田が決断をくだした。
心はすぐに電話を入れたさ。

「中田さん、連載、決まりました」
「・・・・・・」中田
「連載決まりました!中田さん・・・」
「・・・・・・うわあああーーーー!!」

 中田の声に驚いたアシ仲間と三蔵山先生が集まってきた。

「どうした?!」棚橋
「先生・・・先生・・・・連載とりました・・・連載とれたんです!
あぁっ・・・ああ・・・生きててよかった・・・・生まれてきてよかった!」中田

 三蔵山先生のズボンをぎゅっと掴んだ中田・・・
流されそうで溺れそうで、それでも必死に生きて来た中田の思いが痛いほど伝わって来た。
ため息のように流れ出た涙・・・初めてほっとしたんだろうね・・・。゚(つД`)゚。
も〜〜 永山君、アンタすごいよ・・・

 って、中田のまんが道はまだまだ続くけど、このドラマは来週が最終回。
どんな句読点を付けてくれるんだか・・・期待が高まってしょうがないっての。


 第1話 夢を描いて感動を売れ! 涙と勇気がわきだす新人編集者奮闘記!
 第2話 これが僕の仕事だ! 幽霊社員の本気の営業 !
 第3話 天才 VS ド新人編集!先生の信頼を守りたい
 第4話 目指せ金の卵発掘! 新人ツブシに宣戦布告
 第5話 運を使いこなせ! なるかド下手新人デビュー
 第6話 勝ち続ける仕事術・・・新人ツブシの秘密とは?
 第7話 天才 VS 凡人・・・マンガの神様に愛されたい!
 第8話 鬼編集長男泣き! 14歳の笑顔を取り戻せ!
 最終話 私は忘れない!心が震える瞬間を…
 
br_banner_clover