「あなた・・・!」
「比奈子ぉ・・・久しぶり!

 堂々の登場。芦名星さん、なかなかの存在感でしたぞ。
比奈子に向けた笑顔が絶対的な狂気を伝えていた。
比奈子が呪縛に囚われるのもうなづける強い吸引力を持つ闇。
初めて比奈子が小さく見えた。
比奈子は抗うことができるのでしょうか。

 てか、カラコン付けてるだけで怖い〜〜(´Д`ノ)ノ
でも期待が高まります。
芦名さん、ニュータイプのシリアルキラーを魅せてくれるのかしら〜
HPはこちら


 今回は最終回へのステップ。
いろんな事件が交錯しております。
情報屋の藤川(不破万作)の殺人事件には進展なし。
(片岡(高橋努)は容疑者として東海林をマークしとる)
仮病を使って病院に搬送された拘留中の佐藤都夜(佐々木希)は刑務官、他一名を殺害しながら逃亡中。どうやら芦名さんに呼び出されていたみたいなんで、多分彼女も殺されていると思われ・・・

 そして新たに発生した史上最悪と思われる猟奇連続殺人事件。
殺した動物の体内に人間の体の一部を埋め込むという・・・
始まりは一ヶ月前、比奈子の実家があった長野県の宝元町で起きた。
5匹のカエルのお腹が裂かれて人間の毛髪が埋め込まれていた。
3匹のスズメの体内に成人男性の歯が3人分・・・
4匹のハムスターの体内から成人男性4人分の右耳。
一羽のハトの中に人間の切り取られた鼻ひとつ。
成人男性5人分の指が入ったカラス5匹・・・
一匹の猫の遺体から5人分の眼球、
そして東京都小菅で犬の体内から人間の手首が・・・

 動物の体内にあった人間のパーツは同じ人間からそれぞれ取ったと思われ、
5人の男性が犠牲になっているはずだった。
そして犯人は長野から短期間で東京へと南下してきている。

 さて、東海林(横山裕)に正体を見抜かれた件ですワ・・・
原島(モロ師岡)との会話を録音したものを比奈子(波瑠)の前で再生した東海林は
『殺し合い』という言葉を許さなかった。

「お前はこれまでもずっとそうだったんだろう。
大友の時も。冷凍事件の時も。あのイカレた女に捕まった時も。
単独で動いてたのは犯人を殺すつもりだったってことだろ?!」

「正当防衛です。・・・身の危険を感じて」比奈子
「あらかじめナイフ隠しもっていてそんな言い訳通用するかよ?!」
「・・・・主任に報告するんですか?」
「お前がこのまま刑事続けるって言うんならな」
「何が違うんですか?
東海林さんは5年前妹さんを殺した犯人を単独で追いかけました。
殺すつもりで。
先輩のしたことと、私のしたこと、何か違いがありますか?」

「・・・・本気でわかんねぇんだな・・・」
「家族を殺された復讐だったら、殺人犯に対する怒りが根底にあったら、
許されるんですか?」
「許されねぇよ。
自分を正当化する気はねぇって。俺は間違ってた。わかってる、そんなのは」
「・・・・・・・」
「それでも殺人犯は許せねぇし、興味本位で殺人犯追っかけているお前と一緒にされたくねぇ。上に報告すりゃ、どのみち懲戒処分だ。
そうなる前に自分で警察辞めろよ」


 感情が見えないこと、比奈子が殺しに向かって行く理由が理解できないことが東海林を不安にさせるんじゃなかろうか。
そのいら立ちが比奈子糾弾へと向かう。
でも比奈子が指摘したように、東海林だって刑事でありながら犯人を殺したいという私情で向き合ったはず。表面的には二人の行動は同じ。
でも認めたくないというのは『なぜ人は人を殺してはいけないのか』という疑問にも通じる説明しがたい(あるいは説明する必要のない)、どうしてもスルーできない感情が自然と湧き上がるからなのかもしれない。


 比奈子は刑事を辞める決意をして中島(林遣都)に会いに行った。
その日、比奈子は演技をするための「ON」を入れずにアパートを出た。

 比奈子は刑事でいることで殺人者を学習する機会も得たが、殺人者となる大きなストッパーにもなっていたはず。
だから永久はそのストッパーを失くそうと企んだんだね。


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 比奈子と中島の最後の会話は切ないものでした。

「辞めて、これからどうするんです?」中島
「わかりません。
一内勤員だった私が捜査に参加して手口も動機も異なる多くの殺人犯と接することができました。自分自身を知るという目的は果たせたのではないかと」
「答えが出たって言うんですか。
殺人犯と自分は同じ種類の人間で、自分にも殺人の一線を超える可能性があることがわかった、それが答えだと」
「ええ」

「答えなんて出ていませんよ、まだなにも。
あのナイフを捨ててもう一度考えるべきです。
凶器を持ったままでは正しい答えが出ていない」

「心配してくださっているんですね。
私がそちら側に行くかもしれないって」
「・・・・・」
「それが私らしさなら・・・しかたありません」

 去って行くその手を中島は掴んだけど、比奈子はその手をはずし『さようなら』と出て行った。

 比奈子の一番の理解者は中島だと思う。
東海林とはまた違った形で比奈子という人間を実感しているはず。
だからこそ、そちら側に行こうとしている比奈子が間違っているとわかる。
でも、今の比奈子を止められないこともわかっている。
ギリギリの状態にならなければ出ない答え、その答えを出すことに命を懸けているのがわかるから。

 『凶器を持ったままでは正しい答えは出ない』・・・
それは真実だと思う。
殺人者になるかもしれないという恐れとそんな自分自身を繋いだのがあのナイフ・・・
中島も言っていたけど、あのナイフは比奈子にかけられた呪いそのもの。
でもその呪いは比奈子のアイデンティティにもなってしまっているから難しいやね。


 逃亡した都夜は執着していた比奈子を狙うと思われた。
厚田(渡部篤郎)は警戒のためホテル暮らしを命じ、東海林を警護役としてつけた。

 でも、コレ、別々の部屋だったら意味ないよね〜
実際、すぐに引っかかった東海林がやられちゃったし。


 今回も中島にプロファイリングを頼むことになったんだけど、比奈子はもうお別れの挨拶しちゃってるんで役目を辞退。
代わりに東海林が資料を持って行くことになったぞ。
さぁ、視聴者が待ちに待った中島VS東海林の時間が来ましたョ〜

 殺人者への怒りをまっすぐにぶつけてきた東海林に中島は比奈子は殺人者ではないと語りかけた。

「彼女は東海林さんと同じです。
動機は違えど殺人犯とギリギリまで肉薄して、結果的には
まだ殺人には至っていません」
「俺とアイツを一緒にすんな」
「犯罪者への怒り・・・その激情がほんの少し力の込め方を変えていたら
あなたの拳は犯人を殺していたかもしれない。
抱えている心の闇は藤堂さんの方が確かに大きいかもしれません。
でも・・・それは藤堂さんの運命を決定づけるものではないはずです」

「東海林さん、人はなぜ人を殺すんでしょうか。
僕は子供の頃・・・自分が将来殺人者になるだなんて夢にも思わなかった。
例えば、憎しみを抱いていたり、貧困に苦しんでいたり、
幼少期の虐待の記憶を抱えていたり・・・
そうした理由で殺人を犯す人間はもちろんいる訳ですが、
同じような問題を抱えていても殺人を犯さない人間もいます。
いや、むしろその方が多数派なんです。
だから僕には警察や裁判所が認定する動機や育成環境は
殺人に至る決定的な要因だとはどうしても思えないんです」

「なら、どこにあんだよ?
人殺しとそうじゃない奴の差は?」東海林
「ないと思う。
動機があろうとなかろうとどんな生い立ちや生活環境を持っていようと
その状況にさえなれば、人は誰しもが殺人を犯す可能性があるんです」

 そもそも人間は誰でも殺人者になる芽を持っているということ?
そうだよな。悪い状況が重なって精神的にもがんじがらめになって
そんな時に許せない相手への怒りが爆発したら、私だって殺してしまうかもしれない。
殺人者にならなかったのは、たまたまそういう状況にならなかっただけ。


「おい、ふざけんなよ!んなもん、いい訳にしか聞こえねぇよ。
その理屈なら誰だって人を殺すのを思い留まれるってことだろうが。
だったら人殺しちまった奴のことなんか猶更許せねえよ!」

「おっしゃる通りです、東海林さん。
だからこそ東海林さんが藤堂さんを助けてあげて欲しい!
「・・・・はぁ?」
「多分、僕にはそれは無理です。
万が一、彼女が人を殺してしまっても、僕は彼女に寄り添うことが
できてしまうと思うから。
・・・・一緒に地獄に落ちてもかまわない。
僕が彼女に抱いているその気持ちは、そういう種類のものなんでしょうね」

 ヾ( 〃∇〃)ツ キターーーー!!
恥ずかし気もなく中島が比奈子への思いを東海林に言っちゃいましたョーーー!!
どんな比奈子であろうと受け入れる。
まるで闇が闇を包み込むようにひとつに溶け合うことを望む中島の愛・・
でもその愛情は比奈子のためにならない。
共に死ぬ道ではなく、東海林に導かれ生きる道を選んで欲しいってことかねぇ・・


 中島は東海林に比奈子のナイフを取り上げるよう頼んだ。

「あれは人からもらったもので、彼女にとっては呪いのようなものです。
自分にも人が殺せるという呪い・・・
それが自分らしさではないかと思わせる呪いです。
僕が持っていたあの腕時計のように。そうした行動へと導く凶器。

彼女は本当は人を殺したいと思っていません。
むしろ、それでも殺さない自分かどうか、確かめたいと思っているんです」


  そんなさなか、ホテルの部屋に帰った比奈子の見た夢

 場所は多分、比奈子が住んでいた実家のある町。
ナイフをくれた女性と出会った場所の再現。
廃屋にいる女性と比奈子。
過去の高校生の比奈子を現在の比奈子が見守っている。

「やっと会えた」比奈子
「・・・・・・」フードをかぶった女性
「裏の穴に捨ててある犬や猫の死体、あなたの仕業でしょ?」
「だったら?」
「べつに。ああいうことをする人がどんな人か知りたかっただけ」
「会えてうれしい?」
「ええ」
「残念。少しでも怖がったら殺すところだったのに」
「・・・・・・」
「でも友達になれそうだから、コレあげる」

 手に持っていた血のついたナイフをほうる女性。
ナイフは比奈子の足元に落ちた。

「それでいつか、自分らしく人を殺せばいい」
「自分らしく・・・・」

 ナイフを拾おうとする比奈子を現在の比奈子が止めようとする・・

「邪魔すんなよ!」

 声に振り向くと女性が自分に向かってナイフを振りかざしている。
そこで目が覚めた。


 「殺人者への自分」を許していた比奈子が揺らぎ始めている。
それは中島の言葉のせいか、東海林の影響か・・・
殺人に喜びを感じている彼女と比奈子とでは明らかに違う。
やはり比奈子は殺人者になりたい訳じゃない。
自分という人間の真実を知りたいだけ。

 てか、あのナイフ使用済みのものだったのね・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


 女性の名は真壁永久。
いつまでもこちら側に来ない比奈子に業を煮やして、その手を引っ張りに来たのでしょうか。
シリアルキラーも孤独を感じるのか。


 そして殺された動物の数と順番に比奈子も疑問を感じていましたが、
中島は動物の遺体が発見された場所とその数が暗号になっており、比奈子へのメッセージにだと突き止めた。
『と う ど う ひ な こ』

 人間のパーツ入り殺戮動物は比奈子を目覚めに誘うためのプレゼンテーションだった。
自分よりさらに大きな恐るべき闇が比奈子を包み連れ去ろうとしているのに気づいた中島・・・

 いやいやいやいや・・
東海林は簡単にのされちゃうし、片桐はシュタッと首切られちゃうしよ・・・

 最終回、早すぎるよーー!!
エグイけどまだまだ波瑠さん演じる比奈子を見ていたいのよーー


 第1話 新人刑事が殺人者への探求心で難事件を暴く 型破り捜査班&最高に危ないヒロイン誕生
 第2話 謎の凍結遺体…犯人への危険な興味
 第3話 洋館美女連続殺人・・・奪われた完全美
 第4話 女刑事VS女殺人鬼・・・自死操作の陰謀
 第5話 猟奇自殺事件の謎・・・裁かれる罪人
 第6話 リッチマン殺人事件・・・比奈子の過去
 第7話 毒物死へ誘うAID・・・比奈子の殺意
 第9話(最終回) 私は刑事か、怪物なのか

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