「そうだよ、ママ。私、ママを裏切ったの」美月(波瑠)

 はっきり宣告できて良かった。
顕子のためにも。美月自身のためにも。
でも、顕子の心の準備はまだまだできていない。
これから暴れまくるんだろうなぁ・・・(-言-)
松島の会社に怒鳴りこんだり・・怪文書送ったり?
予告見たら、まだそっちの方がマシだったり・・・

 来週のサブタイトル『毒りんご』に期待が高まるのぅ・・
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 振り返ってみましょう・・
松島(柳楽優弥)に泣いて甘えてきた顕子(斉藤由貴)がテンション高く帰宅。
その満面の笑顔を見ても、もう美月は素直に微笑み返しができない。
奥にある意味を探ってしまう。

『どうしてママは、あんなにうれしそうだったんだろう?
どうして あの人は返事をくれないんだろう?
何だか胸騒ぎがする・・・』


『さっきは ごめんなさい。
つい あなたに
甘えてしまって…。
どうか忘れて』


 顕子が松島に送ったメール・・
恋人が送る文面だよ・・・( ̄∇ ̄;)
子供のように守って欲しい気持ちと美月との仲を壊してやりたい気持ち・・
顕子はかつて自分が好きな人を奪われた時と同じことをやっているんだろうか・・
 翌日、新居に向かう美月を見つけた真紀(壇蜜)は言わずにはいられなかった。

「私、偶然見ちゃったの。
同僚だから味方する訳じゃないけど、あなたのお母さんの方から抱きついたの」
「母がそんな事するはずありません」美月
「こんな事言いたくないけど、あなたのお母さんちょっとおかしいよ。
2人で松島を振り回して何がしたいの?」

 いや、コレ、言ってもらって良かったよ。
他人の視線を受けて気づく我が家の特殊性って、もっと小さい頃に
気づくすることかもしれんけど、今まで美月はよその家庭と自分の家を
比較することも疑問に思うこともなかったんだろうな。
顕子が見せないように手を回してきたんだろうし
美月も「家庭(早瀬家)」という世界以外知ろうとしなかった。


 もちろん美月はママに確認した。

「昨日・・・松島さんと何があったの?」
「だから言ったでしょ。みっちゃんの事お願いしに行っただけ。
私は、ほんとにただみっちゃんのために・・・」
「私のために彼に抱きついたの?」
「それは・・・あのね、ほんとに私、あの・・・みっちゃんのために行ったのよ。
ただ・・・彼のそばにいたら、おばあちゃんの事思い出しちゃって・・・
つい涙がこぼれて・・・気付いたら抱き締められてて・・・」
「彼の方から・・・?」
「当たり前じゃない!
ママの方からそんな事する訳ないでしょう。
でも彼・・・女性を扱い慣れてるみたいね」
「・・・・・・・」
「でもママが弱みを見せたせいだから、ほんとにそれだけだから。
だから、あの・・・気にしないで」

 どうしたら人の心に負担を残せるか顕子は知っている。
美月が感じるもやもやと何とも言えない嫌な気持ちは
顕子が玲子(大空眞弓)にずっと味わされてきたものだから。
 

 昨夜はメールの返事をくれなかった松島でしたが、
ちゃんと美月に連絡を取り、自分の口から顕子とのことを説明しました。

 先週は顕子が松島に寄りかかって抱きしめているように見えたけど
そこまではしなかったらしく(絶対にヤバイことになると察知?)静かに
顕子から離れたらしい。
それでも、やはり美月にどんな顔をしていいかわからず混乱したんだと。

「でも、やっぱり・・・
こんな事で気まずくなって終わっちゃうのは嫌だなって思った。
信じてもらえるかな?・・・・いや、信じてほしい

 こういう時必死になってしゃべりすぎるとロクなことにならないからな。
本当に伝えたいことだけ伝えて話を終わるのは賢いぞ ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


 帰宅した美月を顕子がにこやかな笑顔で迎えたけど
作っていた夕食を断って部屋に入った。

 なんか一歩進んだ感じだね。美月的には。
食事を断るってかなり勇気いったはず。
食事を拒否=顕子を拒否に繋がるからね。


 部屋に入った美月は窓ぎわに飾ってあるママの人形を見て思いだした。

 小学生の頃、ママが自分の作った人形を飾るために、美月が大切に
していたくまのぬいぐるみを放り投げたことを。

「クマちゃんは?」美月
「あぁ、クマちゃんはもういいの。
これからは、この子がず〜っとここにいてくれるからね」顕子

 すごく寂しかったけど、美月は人形をそのままにして
くまちゃんをクローゼットにしまった。


 あの人形には顕子の呪いが込められている。
あなたは私の分身。
私の思う通りに動く大切なかわいいお人形・・

 顕子は美月が生れた時から無意識に美月になって
人生をやり直していたんだろうな〜
玲子の期待に応えられる優等生で、親の言うことをよくきいて愛されて、
母親と友達のような関係・・・

 自分の思う通りに成長する美月を見ることで
子供の頃からずっと抱いてきた充たされない思いが解消される
ような気がした。
そんな母の姿が美月には見えてきている。


 教師としての美月は生徒たちに対して、まだおっかなびっくり・・
なんで高校生なんて、一番難しい生意気な年ごろの子達相手に
することにしたのかねぇ・・・( ̄∇ ̄;)

 文化祭の実行委員決めもクラスのボス的女子が仕切るにまかせ、
礼美(石井杏奈)を含む押し付けられた生徒たちを前にしても
教師というよりは他の子に距離を置かれている生徒のような感じ・・・
一対一だと頑張って向き合えるんだけどね。


「いろいろあると思うけど、相談して。
少しでも 力になるから。あなただけじゃないよ」美月
「出た、ソレ・・」礼美
「私も 母といろいろあるの。
だから、あなたの事ほっとけないのかも・・・」
「キモッ・・・ 一緒にすんな」
「・・・・ねえ!諦めちゃダメだよ。自分で変えなきゃ」

 礼美が美月を導いてくれたところあるよね・・・

 美月は家を出る決意をした。
決行するのはアトリエ展で顕子が居ない次の日曜日。
住む場所を決めるまで、とりあえず松島の部屋に居候することに。
スーツケースに詰め込んでいたらパパ(寺脇康文)に見つかっちゃったわ・・

 パパったら、最終的には美月の意志を受け入れたけど、最初は
『黙って出て行くのは良くない。パパからママにちゃんと話す』とか
言いだしたもんだから『バカか!』って口に出しちゃったよ( ̄∇ ̄;)

 窓際に追いやられ飼い殺しにされている日々に反乱を起こそうと上司に企画書を
渡してみたけど、瞬殺されていたね・・・
いや、そっち?って思ったぞ。


「そこまで思い詰めていたのか・・・」浩司
「ママだけが悪いんじゃない。
私も・・・ママといるのが楽だったから。多分パパも・・・
ママと私が仲よくて楽だったんだよね?」美月
「・・・・・」
「でも多分、限界なんだよ」
「分かった。好きにしなさい。ママには、あとでパパが話す」
「ごめんね」

 美月にはやっとこの家庭の中がはっきりと見えて来た。
ずるくて弱かったパパのことも、臆病で逃げてきた自分のことも。
目の前のもやが無くなれば、外の世界のこともどんどん見えてくるはず。


『本当に出ていくと思うと怖くなった。でも・・これで いいんだ』

 『家族解散』か・・・・
でも、一見不幸に見えることも後になってみると必然だったってことあるからな。
このままだったら、いずれ美月の心は死んでしまったと思うよ。


 日曜日、松島はレンタカーで美月を迎えに来てくれた。
家を出ることは言えないけど、美月はアトリエ展の顕子に会いにいったぞ。

「ほら!どう?かわいいでしょ?
ぜ〜んぶ みっちゃんをイメージして作ったのよ。 ねっ?」
顕子
「・・・・違う・・・」美月
「えっ?」
「どれもママにそっくりだよ」

「ママ・・・ごめんね。私、行きたい所があって」
「どこ?」
「今度話す」
「今度?変な事言うのね」
「ごめんね、ママ」

『子供のころ、ママが読んでくれた童話を思い出した。
振り返ったら石になってしまうという女の人のお話だ。
ごめんね、ママ・・・私は石になりたくない』


「美月が変な事言うのよ。
この人形が 私に似てるって・・・そんな事ないわよね?」顕子
「・・・・・私もずっとそう思ってた。
似てないわよ、美月ちゃんに」文恵(麻生祐未)

 松島の家に着いてからはママからのメールも電話も無視。
罪の意識にさいなまれる美月を日常に紛らわせようとする松島が頼もしかった。

 でも、やっぱり美月にとって松島は松葉づえのようにしか思えない。
母から自由になるために勇気を出すために必要な存在。
美月が一人で歩いていけるようになったら、彼は必要ないんじゃないの・・?


 帰宅して美月が出て行ったことを浩司から聞いた顕子は錯乱。
想像通り、パパンはあんまり役に立たなかったわ・・( ̄∇ ̄;)

「あの男ね・・・あいつがみっちゃんを奪ったのね!」
「落ち着け!」
「誰かにそそのかされでもしなかったら、あの子が私を置いて消えるはずない!」
「美月はもう25だ。自分の考えがあるんだよ」
「そんな事関係ない!
あの子は・・・いくつになったって、みっちゃんは私の子供よ!
ほとんどうちに いなかったあなたに一体 何が分かるのよ!」
「顕子・・・・顕子!あの子はお前じゃないんだ!」


 美月の部屋のベッドには顕子が作った人形が並べられていた。
外に飛び出した顕子が向かったのは・・・新居。

 やっと笑顔になって仲良く二人でチャーハンを食べていた
松島の元に 真紀から早瀬邸で焦げ臭い臭いがするという通報があったと電話が。
美月も一緒に行ってみたら・・・やはり顕子。
二人を呼びだすために一計を案じたらしい。

「お母さんが電話したんですか?」松島
「だって・・・みっちゃんが裏切るからよ」顕子
「美月さんは家を出たいだけです」
「帰ってきなさい、みっちゃん。
黙って出ていくなんて卑怯よ。
そんなの みっちゃんらしくない。でしょ?」
「・・・・・そうだよ、ママ。私、ママを裏切ったの」

 それは美月から顕子への死刑宣告。
でも、一度死ななきゃ新しい顕子は生まれないんだろうなぁ・・・
死刑宣告を受けた顕子がどうでるか・・・来週はカオスの予感・・


 第1回 危険な蜜月
 第2回 三角関係
 第3回 暴走 
 第4回 甘い罠 
 第6回 毒りんご 
 第7回 出口なし 
 最終回 人形の家

こたつ