さて、潤布田君(須田瑛斗)を含む何人かの小学生が行方不明になったっちゅーことで、かすみ(真野恵里菜)たちは公園内を捜索。
潤布田君の担任・横峯先生に話を聞きに行ったかすみは行方不明になった5人が
今は別のクラスだが、以前は失踪した菅井のクラスだったと知り、やはり「大林原人の幽霊」は菅井だと確信を持つ。

 で、純(塚本高史)に相談をした結果、菅井は公園内で通行止めにしてある
『原人の里』に隠れていると推理。
二人で向かったさ。

 すぐに子供達に見つかりボール攻撃をうけちゃっけど、止めに入った菅井(浜野謙太)から事情を聞くことができた。
菅井は半年間も『原人の里』隠れ住んでいたそうな。
食料はかすみが睨んだ通り、小屋から頂いていたんだって。

 潤布田君が言うには菅井は学校で『校庭でサッカーの練習ができないのはおかしい』って訴えたら、他の先生からいじめられたんで休ませてあげたとのこと。
人を近づけないために幽霊が出るって噂を流したのも潤布田君らしい。

 どうやら本当に菅井を慕っていたのは潤布田君だけだったようです。
見つかった時、潤布田君の手は菅井の手としっかりつながれていた。
他の子は大人に見つかるとすっかりしょげて潤布田君に合わせていただけと
泣きだしてしまったわ〜

 そもそも逃げ出した理由は何だったのか・・かすみが聞いたら、
「特になかったけど、あえて言うなら「カングレーホ大林」の解散」と言っておりました。
教師として自信がまったくなかった菅井は子供達とやるサッカーの時間や
「カングレーホ大林」のおかげで乗り切ってきたそうな。
サッカーもできなくなって「カングレーホ大林」も無くなったら
何もかも嫌になってしまい・・・気づいたら公園に居た・・・

「そうやって迷子になるんや・・・」箱田(松澤一之)

 この場にいる菅井はもちろん、かすみも、純も・・・みんな迷子。
人生にはそんな時期、誰にでもあるのかもしれない。


 かすみは自分にも向けたであろう言葉を菅井に言い放ちました。
「大人が甘えたこと言わないでください!」 

 その後、潤布田君は隙を見て菅井を連れて逃亡。
二人で小屋に立てこもってしまったが、かすみの説得を受け投降。
最後に教師としてのプライドというか、これ以上潤布田君を巻きこんではいけないと思ったのか、菅井はわざと冷たく潤布田を突き放し、純に連れていかれました。

 「先生!先生!」と泣きながら後を追おうとした潤布田君が切ない。
菅井と一緒にいる時間は、あの煩いお母さんから逃れられるほっとする時間だったのかもしれないね。
HPはこちら


この世にたやすい仕事はない
 ミッションを終えたかすみは正門(浅野温子)の元へ。

「私、わかったような気がします。私がこの仕事に就いた理由。
・・・・ていうか、就かされた理由が。
・・・・もしかしたら、私も幽霊になっていたかもしれないんですね」
「・・・・どんな人でも、どんな仕事をされていても、
道からずり落ちてしまうことがございますからね」正門
「・・・・・強くなりたいです」
「おひとりでは難しゅうございますよ」
「はい。・・・・・では」
「霧中さん、霧中さんは弱くありませんよ」

 仕事との向き合い方は、その人の生き方。
たとえ大好きな成りたかった仕事だとしても、気持ちのいい走行で
進んでいると思える時って少ないかもしれない。
頑張りすぎても、頑張らなさすぎても必ず壁にぶち当たる。
今のその人に合った壁が。
迷いながら悩みながら、その壁に向き合うしかない。
働いている限りその繰り返し。
時には逃げたり、休んだりすることも大事なんだよね。


 さて、出資してくれる会社が現れ「カングレーホ大林」は復活するらしい。
公園内にためこんだ菅井の荷物の整理をしながら純が嬉しそうに報告しとった。
でも、菅井は以前の町のみんなに支えられていた「カングレーホ大林」が好きだったんだって。

「僕は弱くても必死でやっている「カングレーホ」が好きだったんです。
弱くてもみんなで支えあっていけばいいんだって励まされたんです」菅井
「新しいチームは応援できないってことですか?」純
「はい」

 まぁ、人それぞれだからねぇ・・・( ̄∇ ̄;)
潤布田にボール取られるような選手がいるチームだって、
そんなチームだからこそ支えになっていることもあるという・・・
菅井はこれからどうするか決めていないけど、とりあえず小学校に謝りに行くって。


「ひとつだけ頼みをいいですか?潤布田をよろしくお願いします」
「もう会ってあげないんですか?」純
「僕のような教師は子供達の逃げ場になっているだけなんです。
・・・・僕にとっても子供達が逃げ場だったんです。
慕ってきてくれたことで自分を正当化してしまっていた・・・
だからもう、会わない方がいいんです」菅井

「嫉妬します。
私も教師として頑張ってきたつもりですけど、菅井さんのように
子供達から慕われなかったので」かすみ
「・・・・僕はダメ教師だから・・・子供たちにはちょうど良かった・・・・
ただそれだけのことです。
霧中さん・・・・いい先生になってください」菅井
「・・・・・・・」

 私は人生に無駄な時間ってないと思うんだよね。
職場を放棄して隠れていた菅井、
いろんな仕事をして、その度新しい悩みにぶち当たってきたかすみ、
挫折して、心底自分にがっかりしたり、生きる意味さえも
見いだせない時もあったかもしれない。
他人から見たら、何やってんだか・・ってなるかもしれないけど
苦しみながら自分と向き合った時間は、きっとこれからの人生に生かされると思うんだ。
悩んだ分だけ強くなったと思うし、開きなおることで覚悟が生まれるかもしれない。


 純はこの公園の仕事を辞めることを箱田に伝えたんだけど
「あ〜そうか。お疲れさん!」
まったく動じないんで、逆に二人ともびっくり・・・( ̄∇ ̄;)

「私ね、ここの仕事はそんな感じでええと思うてますんや。
前におった人も、前の前におった人も本筋の仕事で何かがあって
この公園に来てたんです。
ここの仕事簡単でしょう?せやからまぁ、働けるのやなぁ思うて。
で、戻れるようになったら、まと元の所に戻ったらええんちゃうかなぁ〜」

 正門さんは『必要ない仕事なんてない』って言ってましたね。
「それでええんちゃう?」と、むしろほっとした感じでお茶を入れてくれた箱田さんも
素敵だな〜って思いましたョ。
たとえその人にとって繋ぎになってしまう仕事だとしても、
その仕事があったからこそ次に向かうことができたんだもんね。
こういう仕事への向き合い方もアリなんだよね。


 かすみは少し休みをとって、いつか教師の仕事に戻りたいと
正門に伝えに行きました。
正門さんはいつものようにかすみの写真を撮ってくれた。

「ピントがバッチリ合っております。
次回お会いした時、ぴったりのお仕事ご紹介しましょう♪」
「はい。よろしくお願い致します」

 笑顔で見送った正門さんがいる場所は、ほわ〜んと消えていきました。
次にかすみが会いに行った時には正門のデスクは消えており
他の職員に聞いたら、正門という者はいないと答えていた。

 やっぱり正門さんはお仕事の神様だったのかな?
たま〜に現れてかすみのように迷える働き人の灯となってくれるような。


 ほっとして橋の上から川を見ていたら江里口さん(馬場園梓)に
声をかけられた。
事務所でお茶していたら、江里口さんが教師の仕事の面接を受けて
みないかって言ってくれたぞ。
江里口さんのお母さんが教師で定年になるみたいなんだよね。

 こういう江里口さんみたいな人っているよね。
なぜだか自分の人生の節目に現れて導いてくれる人。
その出会いのおかげで急に人生が開けたように思わせてくれる人。
運命なのかもしれないけど、その運命はやっぱり江里口さんとの関係を創る中でかすみが自分自身で引き寄せたんだよね。
人間、なるようになっているのかなぁ・・・


 そして純も。
「カングレーホ大林」を町のみんなの寄付でやっていくことにして
その活動を始めたらしい。
江里口さんも募金活動協力のため動いております。

「私、この町が気にいっているんで」江里口
「私もです」かすみ

 気になる結婚ですが、仕切り直し。
純は部屋に帰ってきました。
遠回りしたけれど、これは二人にとって必要な時間だったと思えたようです。
 

 その後、かすみは純に大林原人となって潤布田君たちとサッカーをするよう
頼み、みんなで楽しい時間を過ごした。
こうやってこれからも時々大林原人としてサッカー教えてくれるのかしら。
菅井さんも、ほっとしているかなぁ・・・

 ラスト、カナリアバスに乗り今までのことを思いだしているかすみ。
いつのまにか眠ってしまってバスは一周したようです。
そんなかすみに、にゃんと正門の声でアナウンスが聞こえた。

「やれるだけやってみよう」かすみ

『あ〜肩の力が入っている。
張り切るのは結構ですが張り切るとろくなことがございません。
どんな仕事にも楽しさがあり、難しさがございます。
この世にたやすい仕事はございません。
さ、ぴったりの仕事はもう目の前にございますよ。
今日も一日、いい日になりますよう


「正門さん、ありがとうございます」

 学校の門をくぐるかすみの表情は晴れ晴れとしておりました。
新しい一周がまた始まったようです。

 う〜ん、おもしろかった!
真野恵里菜さんは頑張りすぎてつまづいてしまうヒロインを気持ち良く演じてくれました。
失礼ながら『キャリアウーマン』的な出木杉さんではなく、
美人すぎでもなく・・・・(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)、
親しみやすい普通の女性キャラクターのおかげで物語にすっと入っていけました。
かすみが仕事をする環境がどこか昭和のノスタルジックな雰囲気なのも良かったなぁ。
そしてかすかにファンタジーの香り・・・
小説のページをめくるように一話一話を楽しませてもらいました。

 もっといろんな仕事にチャレンジするかすみを見てみたいと思ったけど
清々しいいい最終回だでした。
これは原作も読んでみたいと思いましたョ〜
地上波でも放送して欲しいねぇ・・・


 第1回 バスのアナウンスのしごと 前編
 第2回 バスのアナウンスのしごと 後編 
 第3回 おかきの外装の仕事 前編
 第4回 おかきの外装の仕事 後編 
 第5回 路地を訪ねる仕事 前編 
 第6回 路地を訪ねる仕事 後編 
 第7回 大きな森の小屋での簡単な仕事 前編 
 
br_banner_clover