う〜ん!好きな感じです。視聴決定。
記事は毎回書くかどうかわからんけど〜( ̄∇ ̄;)
大根仁脚本・演出なのにテレ東感なし!(ちょっと残念 ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)
でも、いつもの緩さと適当さもスマートにまぶされております。
下赤塚・・・またひとつ伝説の街ができちゃったんじゃね?
劇伴もエンディングのSOIL&”PIMP”SESSIONS feat.Yojiro Noda「ユメマカセ」も
ドラマの世界観にフィットしてクール。
次回も楽しみだす。
HPはこちら


 舞台は下赤塚にある「あかつか探偵事務所」。
オープニングで大手調査会社の「帝国リサーチ」所長・片桐(矢島健一)から
「人がめんどくさがるようなドブ板仕事を好んでやりたがる変わり者」がいる事務所として紹介されておりましたぞ。

 調査員は2名。
通称「ハリネズミ」こと、七瀬五郎(瑛太)。
ドスケベだけど情にもろい。
「探偵物語」の工藤ちゃん(松田優作)を彷彿とさせる飄々ダメ人間。

 そのキャラクターの片鱗しか見えなかったけど十分魅力的。
存在感も含めた身体表現の高さも優作を思い出させる。
でも瑛太でなくてはとも感じさせる。


 グレちゃんこと小暮久作(森田剛)。
涙もろくて、その気になったら自然と嘘八百を並べられる才能あり。
こちらも同じくドスケベ。
二人してスナック『輝(キララ)』のアルバイト店員・萌美(片山萌美)に
何とか一度お願いしたいと思っている。

 正直、この方の演技を見るのは初めて。ほどよい汚れ感がナイス。
いい意味で昭和の泥臭さを感じさせてくれる稀有な方のような(褒めてます)。
森田剛という俳優に興味が湧いてきました。
 

 所長は風かほる(山口智子)。

 よく言えばこの原作のテイストに合っている?
そうじゃないふうに言えば、一人だけ違う時代を背負っている感が・・・
でも、それも狙いなのでしょう。
彼女はやはり独特の匂いを持つ特別な人。
五郎とグレちゃん、そしてかほるのコンビネーションが世界観の確立している原作に新たな味わいをもたらしてくれそうな。


 さて、今回の依頼者は川田(伊藤淳史)。
一ヶ月前、バレエのレッスン後の娘・美花を交通事故で失い、一緒にいた妻・美保は意識不明の重体。
余命一ヶ月の妻のために娘そっくりの子を探して欲しいというのさ〜

 依頼内容を把握するまでの五郎とグレちゃんの会話にちょっとだけニヤリ。
仕事を若いもんにまかせ存在感を消しながらしっかり意識を依頼人に向けているかほる。
悲壮感を出し過ぎず語り手に徹する伊藤君・・・
いつもの大根劇場が始まりましたぞ〜


 かなり難易度高く探偵の仕事ではないという所長のジャッジだったが
「人情とお節介が売り」の事務所なんで引き受けることに。

 まずはグレちゃんのギャンブラー仲間のドラマプロデューサーの協力を得て(脅迫ともいう)子役オーディションを開催するも成果なし。

 その後、公園でいじめられていた子が美花ちゃんにそっくりだと気づき尾行。
(あからさまに怪しい二人・・・( ̄∇ ̄;) )

 その子は児童養護施設「あかつき園」で生活する遥(三本采香)だった。
園長の佐伯(渡辺哲)に事情を打ち明け遥を説得してくれるよう頼んだ。
(その際、グレちゃんが身の上話をでっちあげ、同情を誘う力技を・・)
遥にも話し時間がないことを訴えるが拒絶されてしまう。

早く死ねばいい。
死ねばこの子に会える。
・・・・私も死にたかった・・・・一緒に」遥

 遥は幼い頃に母親を亡くし、DVの父親に殴られながら育った。
近所の通報で役所の者がかけつけた時は死後数日たった父親のそばで
暗澹とした目で膝を抱えていた。

 そりゃこうなるよね。
肉親への深い痛みとコンプレックスを抱えた者が親子関係を演じるのは大人でも難しい。
その行動が複雑に絡み合った怒りと悲しみを呼び覚ましてしまうから。


 園に来た時は体中アザだらけ。
誰とも口を利かないし遊ぼうともしない。遥の心は閉じたままだった。
一応、園長はもう一度話をしてみると言ってくれたが期待はできない。

 いや〜この三本采香さん、かなりいいっスね。
複雑な内面を現す印象的な表情と雰囲気・・・他の出演者に負けてませんよ〜
コレ一回だけなんてもったいないな。もっと見ていたい。


 その後、美保さんが急変。
今夜が峠と告げられた五郎は遥の元へ行き、あんなに嫌がっていた土下座で懇願。

「遥ちゃん・・・これは君には全く関係ない話だ。
いくら死んだ美花ちゃんが君に似てるからって美花ちゃんのフリをしてくれなんて
めちゃくちゃな話だ。それはわかっている。

俺は遥ちゃんのことを知らない。
死んだ美花ちゃんだって美花ちゃんのお母さんだってお互い会ったこともないし
全く関係のない人達だ。
でも・・・何ていうかさ・・俺は頭が悪いからうまく言えないんだけど・・・
もし遥ちゃんが自分が誰にも必要とされてないと思ってるとしたら、
それは絶対に違う!
今はまだわかんないかもしれないけど、何かさ・・違うんだよ。
そういうものじゃないんだよ・・
死にたかったなんて言うなよ!
遥ちゃんにはさ、絶対に生まれてきた意味があるんだよ!!

今まで辛いことばっかりだったかもしれないけど・・・
これからたくさんいろんな人と出会って、人と人の・・何ていうか、その・・
・・・・・・・・・・だからお願いします!
俺と一緒に病院に行ってください!


 心を閉じていたかもしれないけれど、遥は感覚を失ってはいなかった。
ハサミを手に取り美花になるため長い髪の毛を切るよう五郎に言った。

 五郎の言葉をしっかり受け止めた後の覚悟を決めた顔が
良かったわ〜(←すっかりファン・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)


 五郎がドンキで買ったレオタードを身に着けた遥は美花になりきり
逝こうとする母を川田と一緒に必死で止めた。
娘に会えた美保さんは穏やかな顔で旅立っていった。

 演技というよりも遥の心の奥深くに封じ込められていた母親への思い、
その本当の思いが引き出されたのだと思う。その涙は遥自身の救いにもなったんじゃないだろうか。
そして生きる気力を失っていた川田の心をもこちら側に留める力になった。

 その特別な思いを共有したことによって川田と遥の間には特別な繋がりが生まれた。
川田の元に引き取られた遥を『身代わり』的なアレとして心配する五郎だったけど・・・
ユニークなかほるの発想と言葉に納得できたのでした。


「(チューハイって)焼酎の代わりにウオッカが入ってんの。
いろんな事情でね〜
だけど本物の酎ハイじゃない。
でも、いんじゃん!代わりだって。酔えるし美味しいもん」
「そうスっかね・・」
「そうだよ」
「まぁ、これから先のことは俺達が心配することじゃない。
なるようになるんだろう〜」グレちゃん

 「身代わり」・・・それは川田の中にも遥の中にもあっただろう。
でも、それでも二人はお互いを必要としていた。
不安もあるけど、それ以上に希望を見たから、そっちを見て生きることにした。
生きることはどんな人間にとっても賭けだもんね。
その結果は死ぬときにならないとわからないのかも。


 それぞれのキャラクターを紹介しつつすっきりと組み立てられた初回でした。
もう少し食べたいぐらいでやめておくのがうまい。
やはり大根仁さんは凄腕の職人なのです。

 そして謎の女・蘭子(深田恭子)にぴったりの深キョン。
いつだって深キョンは新鮮で輝いている。
この連ドラをどんなふうに引っ張っていってくれるのか期待が高まりますわ〜


ねこちゃん