静かに静かに高まって行く大人のラブシーンに久しぶりに
ドキドキしました。
相手の声を聞きながら、不安からときめきに
変わって行くのを許していく二人から目が離せなかった。

 そしてしおれた花のようにショボンとしていた孝の心に
水が通い力を持ち始めている。
なんだかその事が嬉しくて。
臆病な二人が「恋」に向き合うことができるのかしら・・・
HPはこちら

 孝(竹野内豊)は離婚を決めたようです。
弁護士にもなるべく奈緒(ミムラ)の要望に沿う形で
離婚の手続きをするように伝えました。

 で、朗読教室に通う意味が見いだせなくなったことを
佐久良先生(柴田恭兵)に打ち明けたさ〜

「正直・・・今、僕は何を朗読したらいいのかわからない。
『くじらぐも』をもっと読みたいとは思えません。
朗読と出会うことができて良かったと思いますし
グループのみなさんにも感謝しています。
ただ・・・これからどうしたらいいのか・・・」孝

「読みたくない時に無理に読むことはありません。
でも、穂波さんさえ良ければ、これから読むものを
一緒に探させてください。
すぐに決めなくていいんです。
僕は穂波さんには朗読を続けて欲しい」佐久良

 佐久良先生の接し方・・・相手が求める距離感に
ちゃんと答えながら、相手の負担にならない感じで
自分の思いは丁寧にしっかり伝える。
素敵なお方よのぅ・・・


『僕の心のぽっかりは・・・
またいつか埋まるんだろうか・・・』孝心のつぶやき
 

 で、この時の会話がスピーカー柏原さん(堀内敬子)に
よってメンバー全員に広まるという・・( ̄∇ ̄;)

 離婚に至るまでのできごとで孝は確かに変わりました。
朗読教室の影響が大きいけど、人間に幅が出たというか
あきらめの境地からの余裕のようなものが出て来たというか、
ゼミの生徒たちとも今までにはないコミュニケーションが
取れるようになった。


 初めての生徒たちとの飲み会へGO!
ま、一人になって現実と向き合うのが嫌だったってのも
あるらしいが。

 その時、偶然、京子先生(麻生久美子)がナンバー1729の車から
逃げるように出て来たのを見て、追いかけてしまったわ〜
もちろん京子先生からはきっぱり拒絶の言葉が・・・

『まただ・・・教室の外で会う先生は
いつもたいがい声がとがっている』


 それでも二人は公園で話す時間を持てたので
孝は離婚のことを伝えた。

「私は穂波さんの声が好きです。
あたたかくて落ち着いていて、そりゃあ呼吸や滑舌はまだまだこれからですけど、
きっとお子さん達にも穂波さんの心は伝わったと思います。
だから・・・朗読を嫌いにならないでくださいね」京子

『先生の声がいつもの優しい声に戻っている・・・』

 それはきっと孝の声を聞いたから。
波長が合うってこういうことなのかな。
なにげない相手の声に癒される。受け入れられていると感じる。


今日 (福音館の単行本)心に太陽を持て回転ドアは、順番に
 孝のことが気になった柏原さんと福島(杉本哲太)が
大学まで訪ねて来たぞ。
持ってきてくれたたい焼きを頬張る孝がかわいい。

 孝はやっぱり次の金曜日、朗読教室に行ったさ。
みなさん大歓迎で迎えてくれた。
そしてそれぞれ気遣ってくれました。

「一人の人生って悪くないわ。
誰にも迷惑かけずに自分で自分の時間が使える。
特に本というのは一人で生きる者の最高の友よ。
あなたがここに来たのには何か意味があったんだわ」磯崎(片桐はいり)

 雄一(戸塚祥太)はカップケーキを焼いてきてくれたし、
柏原は子育て支援のコミュニティーで朗読したことのある
『今日』という本(訳:伊藤比呂美/絵:下田昌克)を渡してくれた。
いつもはクールな絵里(趣里)もファッション指導を。

 そして佐久良はかつて自分は家庭を顧みない夫であったことを話し
たくさんの本を貸してくれた。

 佐久良が病気の奥さんから言われた言葉。
「ひとつお願いがあります。
少しでいいから私の話を聞いてください。
私は私が今ここにいる意味を感じたいんです」

 『聞く』って『話す』よりも大切かもしれない。
何か言って欲しいんじゃない。
自分の言葉を聞いて欲しい。
ちゃんと自分と向き合って欲しい。
その彼女の言葉を佐久良はしっかり聞いて受け止め変わったんだね。


 朗読教室で読んだ本は『心に太陽を持て』。
まるで孝のために選んだような心に灯りがともるような
心に弾みをつけてくれるような本。


『声には不思議な力がる。
人の声を聞くこと。そして自分の声を出すことは
僕の気持ちをほんの少し楽にした』


 「人と人との繋がりは信じていないけど声の繋がりは信じられる」
と言っていた京子。
その安心感が私にも少しわかるような気がする。
朗読は人と向き合うことから始まる。
目の前の人に届けたい思いが声に宿っている。
多分深く傷つき怯えている京子先生が『声』だけを信じる気持ちになったのも。
でも、声を信じられるなら人だって信じられるようになる・・・


 『誰の心にも・・・・ぽっかりがある』・・・
孝は父(平泉成)の元を訪ねた。
折り紙の途中で居眠りしている父の姿を見た孝は
父の中にも埋めようのないぽっかりがあるのかもしれないと思うのでした。

 お父さんは足の怪我のために施設に入っていたらしいが、
回復したので帰宅を検討中。
で、一人暮らしの父の部屋に行ってみたら、ちょっと前の孝の部屋よりも
荒れていた。
母が亡くなったのは3年前、母に甘え頼り切っていたのがわかる光景だった。

 お父ちゃんと一緒に暮らすのかしら〜
いや〜でもお互いに無理だよね〜( ̄∇ ̄;)
私も母が一人になっても無理だわ〜


 今まで興味を持ったことが無いジャンルだったけど孝は
佐久良から勧められた本を読んでみた。
あっと言う間に現実から離れ、本の世界の没頭することができた。

『日に何度かは本の中にある、どうということがないフレーズを
見つけては・・・家族のことを思い出した』


 傷つきすぎていると自分が傷ついていることにすら
気づかない時があるけど、
孝はこうやって自分の傷や思い出を拾いながら
少しづつ回復していけそうだね。


 で、柏原からもらった『今日』を読んだ孝は、その本を弁護士を通じ
奈緒に贈った。

 こちらも心に響く本だったなぁ・・・
なにげに奈緒は音読していたけど、それが良かった。
聞くことによってストレートにメッセージが入ったよね。

 この本は子育て中の人なら一度は感じたことのある思いを
優しく受け止め癒してくれる。
孝はいつのまにか奈緒の気持ちに寄り添うことができるようになっていた。
そうしてそれを伝えられるようになっていたんだね。


『佐久良先生に勧められた古本屋を探して道に迷っていたら
偶然、磯崎さんに会った』


 彼女が案内してくれました。

 なんか孝を取り巻く人々が点と点だったのが線となって交わり始めたのを
感じますな〜
それは孝が変わったから。新しい世界が動き始めたんだね。


 で、そこで京子先生に会うという。
京子は逃げたけど孝は追いかけたさ。
風邪を引いてよろよろしている彼女をおぶって部屋まで送った孝は
眠れないから本を読んで欲しいという京子の願いに応えているうちに・・・

 いやいやいや・・・穂村弘さんってこんな色っぽい歌を書くのね〜
エッセイしか読んだことないから、もっとアレな人かと思っていたのに〜ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 『デート』の林檎を齧り合うラブシーン以来の新鮮でキュンとするような時間でした。
いや・・二人であの本はヤバイでしょ(* ̄m ̄)
孝も危険なムードは感じていたけど京子もその本にオッケー出したしなぁ。

 京子先生、苗字が変わる前によく読んでいたらしく暗記してました。
離婚して、その相手がストーカーみたいになってんのかね〜?


 第1回 つまらない男
 第2回 友だちはカエルくん
 第3回 雨にも負けぬ男
 第4回 飛べ!くじらぐも
 第6回 もつれる二人
 第7回 ヒーローになる時
 最終回 美しくひびきよく

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