スタッフとキャストの技が生きた、なかなかの第一回目だったと思います。
たいてい一回目というと画面からハッスル感が伝わりすぎて
登場人物たちの生活までがその日から始まったように見えるけど
このドラマには彼らの続いてきた日常の一日が絶秒に感じられ
新参者のバイト君・記録員の久部六郎(窪田正孝)の問いがうまく
ドラマへと引きこんでくれた。
あっさりしているけど印象的な前菜で、これからの料理に
大きな期待が持てそうだと思いました。
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 「アンナチュラル」とは「unnatural death(不自然死)」のことらしい。
舞台はその不自然死による遺体の死因を究明する不自然死究明研究所(unnatural death Investigation laboratory)=通称UDIラボ。
公的機関だけでなく一般の方も利用できる組織。
一般の方の場合、パンフレットチラッと見たら解剖料と調査料で19万〜35万ぐらい。
もちろん現金の前払い制。
わたしゃ50万ぐらい?って思ったんである意味リーズナブルか?( ̄∇ ̄;)

 実際にあるかどうかわからんけど、こういう場所があると解剖のハードルが低くなるかもしらんね。
警察や医師のジャッジに納得がいかない遺族の支えになる。
真実を知りたいというのは残された者に湧き上がる自然な思い。
真実を知って、やっと死を受け入れる準備ができるのかもしれない。
ミコトが言っていた『法医学は未来のための医学』という言葉にも通じる。

 UDIラボの所長は神倉保夫(松重豊)。
軽妙な雰囲気はいつもの松重さん。
でも権威には屈しない(しかたなくだけどw)やるときゃやる男。

 ここには三澄班と中堂班の2チームがあり三澄班は執刀医のミコト(石原さとみ)、
臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、記録員の久部六郎(窪田正孝)。
中堂班は法医解剖医の中堂系(井浦新)、臨床検査技師の坂本誠(飯尾和樹)。

 画面的にもバランスのとれたいいメンバーですよ〜
飯尾の場所に誰を持ってくるかでまた違ってくるしね。
欲を言えば新さんにはもっと変人度上げて欲しかったわ〜
でもそうなると中堂が主役みたいになっちゃうかね・・
中堂はミコトの存在感に深く関わる重要な役と思われるので
二人が影響を与えながら変化していく今後が楽しみだわ〜
 
 ということで・・・
今回の依頼は「虚血性心疾患」で息子・高野島渡を失くしたご両親からのもの。
息子は山登りもするほど健康だったのに「突然死」するとは思えない。
神倉によると「虚血性心疾患」は「医者がもっとも書きやすい死因」なんだと。

 一人ぐらしだったため発見したのは恋人の馬場路子(山口紗弥加)。
外傷も争った形跡もなかったため警察により事件性はないと判断され
解剖せず死因が決定された。

 てか解剖されなかったのミコトたちによると関係者だけが知る
こまごまとした事情もあったそうな。
亡くなった部屋から解剖医のいる医大が40キロも離れているため
搬送が大変、所轄の警察との連携が取れていない・・・
日本全国で解剖率格差ははなはだしいそうな・・

 ご遺体が運び込まれモメつつも担当が決まり、
解剖ジョークを交えつつ解剖が始まり物語が動きだした。

 本当の死因がわかるまでの展開が早く飽きさせない。
「急性腎不全」の可能性から毒物特定のための作業、
(自動的に確認できる薬毒は200種類のみでそれ以外は
状況を調べて一種類づつ調べるしかないって・・大変すぎる・・
それ故、検出されたことのない新しい毒は名前がないから
発見されないというのも静かに恐ろしかった。
この『名前のない毒』がミコトの家族の死因なんじゃろか・・

 環境調査、関係者チェック・・・
六郎が刑事みたいな言動を始めゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ そりゃアンタの仕事じゃないだろ
とか思ったが、この仕事の奥深さが見え非常に興味深かった。

 同僚の突然死発覚から痴情のもつれ説浮上、
しかし噂には左右されず冷静にあくまでプロとして科学的に立証しようとする
メンバーたち。
これはお仕事ドラマでもあるんだね。

 出張先がサウジアラビアとわかったことから『MERS』と特定、
その後のUDIラボの迅速な対応を受けたマスコミの様子と騒ぎ。
解剖を依頼した両親の悲しみとショック、世間の反応。

 調査が進むごとにコロコロと変わっていくご遺体の立場と
残された人々の思い。

 恋人の証言を受け感染時期を特定したことで加害者だった
高野島さんは院内感染の被害者に落ち着く。
院長に高野島の名誉回復を求めるミコトの言葉がこのドラマの根幹。
「ご遺族がこれから生きていくためにも」

それぞれが使命感を全うし能力を発揮しながら多面的に
描かれたドラマの展開に息を飲みました。
これは登場人物の関係性と共にドラマ自体も成長していく感じ?
もちろん視聴決定ですョ〜

 さて、ミコトの結婚相手として久しぶりに福士君が登場。
おんや・・レギュラーにしては他の出演者とのバランスがアレでは・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
と思ったら、やはり破談になり去っていきました。
ミコトの仕事を理解していない、何より『寝顔』を安心して見せられなかった相手
みたいだから良かったと思うぞ。

 ミコトは今の家族とは義理の関係らしい。
でも、本当の彼女を知っている。
ミコトの家族は彼女以外一家心中で亡くなった模様・・
でもその死因にミコトは納得していない。

 六郎がミコト情報を電話で流していたけど、その相手は
HPから見るとフリーライターの北村有起哉さんなのかい?
ゲスニックマガジンに所属してんじゃないだろうねぇ・・・

 そして葬儀社の大林(竜星涼)と謎のやり取りをしていた中堂・・・
「赤い金魚」とはなんぞや・・・
それぞれが闇を抱えていそうじゃね。

 第2話 死にたがりの手紙 
 第5話 死の報復 
 第7話 殺人遊戯  
 最終話 旅の終わり 

ねこちゃん