今回は前回以上にミコト(石原さとみ)が活動的でラボを飛び出し
結果的に刑事の捜査的役割もはたし、案の定、死の危険にさらされる
という・・・私的にはあんまり好みではない展開じゃったが
彼女にとってはご遺体がなぜそのような死に至ったかを含め
死因を確定させるために必要な行動だったんだろうね。

 自分が経験した『練炭による一酸化炭素中毒』による集団自殺と思われる
現場だからか・・と最初思ったが、ミコトは終始冷静にプロとして対応していた。
もちろん心の揺れはあるが母親から殺されそうになった事実や
一人生き残ったことによる複雑な思いや葛藤を生きるために
乗り越えてきた彼女の強さと凄みが見えた。
 
 今の法医解剖医という仕事は彼女の過去としっかりリンクしている。
謎の死を遂げた遺体の真実を明らかにするという仕事が
彼女の生を肯定し支えていると感じました。
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 ミコトの過去を知ってしまった六郎(窪田正孝)は現場で
一人焦っていたけどね・・( ̄∇ ̄;)

 3人の男性と一人の若い女性の遺体。状況から全員練炭自殺を
計ったと思われた。

 現場では刑事の毛利(大倉孝二)がめんどくさいのか自殺に誘導
しようとしていたから、あ〜今回の刑事もミコト達の引き立て役になる
おバカさんなのかしら〜と危惧したけど、他殺と判定されてからは
ちゃんと捜査に当たっていたからほっとしたよ( ̄∇ ̄;)
 義理の母・夏代さん(薬師丸ひろ子)とミコトはすごくいい関係のようですな。
夏代さんは消えることのないミコトの闇とあるがままの彼女を受け止め
おおらかな愛情と家庭で包んでくれている。
帰る場所があるからこそミコトも全力で仕事に向き合える。
薬師丸さん、さすがの存在感ですなぁ・・

 後半は一気にヒヤヒヤの展開・・・
年のせいかこういうのやなのよ〜( ̄∇ ̄;) 主役が死ぬ訳ねぇべと思いつつ・・
てか、水没しても結構猶予あるもんなんだね。
わたしゃ一気にいくかと思っていたよ。

 ミコトは水質検査のキットを取りだし検査結果を中堂へ報告。
そこから貯水池を割りだした中堂・・・シャーロックか!

 車内に水が満ちてくる中、生きることだけを考え冷静に行動するミコトからは
「死」とともに生きて来た彼女自身が見えた。
パニックに陥らず一生懸命ついていった六郎も偉かったぞ!

「人間は意外としぶとい」
なぜ母親は自分を殺そうとしたのか、なぜ生き残ったのか、
なぜ生きたいと思うのか・・・ミコトは仕事をしながら人間を、自分を探っているのだと思う。

 死にたいと思っていた三毛ちゃんと花ちゃん・・
監禁された死の恐怖の中で「ここを出て白夜を見に行く」という希望で支え合った。
殺されると察知しながらも自分を助けるためにメモをのみこんだ三毛ちゃんの
必死の思いを花ちゃんは抱きしめて生きていくんだろうな。

 三毛ちゃんの遺品は『身元不明者』のものとして処理されてしまったけど
二人が共有した思いと友情は決して消えない。
そしてその未来を理不尽に奪われてしまったという怒りも。

 六郎は『ミコトは絶望しないのか』と言っていたけど
絶望からミコトの人生は始まっているからこそ強いのかもしれない。

 このドラマには闇の中で光を見失わないで生きる、生きたいという希望がある。
深い物語に惹かれます。
 
 ところで中堂(井浦新)も親に殺されかけた過去があるのかね?
何やら恨みがましくつぶやいていたが・・・
他人を拒絶する姿勢がすさまじいね・・( ̄∇ ̄;)

 てか、六郎・・・スパイを続けることに迷いがでてきたようだすな。
でもあのゲスニックマガジンのライターの宍戸(北村有起哉)しつこそうだよね。

 第1話 名前のない毒 

usagi