あけましておめでとうございます〜2019年冬ドラマ、何を見てます? その1

2019年01月11日

『トッケビ 〜君がくれた愛しき日々〜 』 最終話

 正月に一挙放送されたものを見ました。
おもしろかった〜!ソラ、賞も取るでしょうよ。
帰宅したらコレを見るのが楽しみでなんとか正月休みあけを乗り切れたよ。
そして今はトッケビロス・・・笑
ラスト5話一気見してしまったわ。
一話目を見た時、コレは・・・!!と思ったのに
見たら削除が癖になっているもんだから消していたけど保存しときゃ良かったよ。
確認したら日テレプラスで2月18日からまた放送するようなので
今度こそしっかりダビングしておくわ。

 ドラマでのファンタジーの効かせ具合は諸刃の刃になる危険性がありますが
このドラマはその匙加減が絶妙だった。
見る者の想像力を掻き立て世界観を広げさせてくれる魔法があちこちに
うまく散りばめられていた。
気づいたら『トッケビ』の世界にとりこまれていました。

 映像の美しさにも圧倒されました。
トッケビが登場したウンタクの母親がひき逃げされた雪の日。
血まみれで凄惨な場面のはずなのに運転手の男の邪悪さを消し去るように
ふわりふわりと降る雪と広がる白い世界がきれいだった。
そして静かに咲く桜と花びら・・・

 ウンタクとトッケビが再会する海の場面も心に残った。
孤独に生きるウンタクの背後に波打つ海、向き合うウンタクとトッケビ。
このロケ地を選んだスタッフは天才だな‥って思ったよ。

 雨を受けるがままになっているウンタクに傘をさしかける場面も。
カナダの夕闇に彩られ墓地に座っているトッケビとそんな彼を見つめるウンタクの姿も。

 そして死神の茶房も美しかった〜!アレってどこなんだろうね。
厳かな中にもモダンな雰囲気があってこの世でもありあの世でもある特別な場所。
茶器もいいもの使ってるんだろうな〜って感じだった。
厳かで清らかで磨きぬかれた空間。
繊細に積み重ねて創られた世界が心地良かった。

 このドラマは死・孤独・憎しみ・怒り・喪失感といった人生で避けることのできない
暗くて重い感情や残酷な状況が根底にあるけど、いつも美しく輝いている。
それは登場人物たちが過去の因縁というしっぽを持ちながらも常に『いま』という時を、その感じた瞬間を、真摯に受け止め必死に生きているからじゃないだろうか。

 ここからは最終回までのネタバレ的記述もありますので
これから見られる方はご注意を。
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 脚本がすばらしかった。
複雑な過去と現在をわかりやすく表現しながら、
登場人物たちの個性をしっかり魅せ、時に切なく、時におかしく、粋にドラマを展開。
よく練られ、変な表現かもしれませんが人間の感情を昇華させているな〜清潔な世界だと感じました。

 死神が王様なんだろうな〜とは思いましたがサニーに関しては迷ったよ〜
最初高麗時代での王妃を見た時、彼女はキム・シン(トッケビ)の奥さんなのかな〜と思ったから、サニーが指輪を手にした時、現世で嫁の座を巡ってややこしいことになるんじゃ?と心配したよ ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 妹で良かった〜

 ウンタクとトッケビの恋もすがすがしくて、そして徐々に切なさが高まり目が離せませんでしたが、死神とサニーの静かに燃える恋にもときめきました。
始めての恋に悩み苦しみに耐えながらも来世に望みをつないで離れ、
心の中の恋を大切に残された時間を生きる姿に涙・・(TωT)

 記憶を失っていた死神(ワン・ヨ)がトッケビやサニーと出会い、自らの過去に後悔と苦しみを感じながらも罪と向き合い、魂の成長を遂げる脚本の構成がすばらしかった。

 それはトッケビ(キム・シン)についても同じ。
英雄ではあったけど闘いでたくさんの命を奪った彼は死神やウンタク、サニーと巡り合うことで、己の生きてきた時間をより深く見つめなおし、人間であった時には知らなかった思いを味わう。
王に対する恨みや憎しみを超える運命に飛び込みケリをつける。
愛する人と離れる苦しさ、再会の喜び、そして今度は置いていかれる寂しさにも耐える。
どの登場人物たちも、与えられた運命と戦い、寄り添い、学びを得、魂を昇華させていく。
その過程がこちらの胸に迫り、揺さぶられる。心地よい衝撃でした。

 サニーのキャラクターも情があるのにクールで、常に潔くて女性としても
とても魅力的でした。
演じるユ・インナさん、私はドラマで初めて見たのですが
かっこいいお姉さんでしたな〜

 そして何と言ってもウンタクを演じきったキム・ゴウンさんですよ。
正直『ウンギョ 青い蜜』を見た時はそれほどでもないな〜と思ったし、このドラマ見始めた時も、目も細いし美人って訳でもないのになんで??と思ったのですがゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
回を経るごとに魅了され、今じゃすっかりファンだよ。

 幼い頃に母を亡くし叔母の家でいじめられ育ったウンタクは学校でも家でも孤独で、幽霊が見える能力もあることから人間なのに闇の世界の住人のような佇まい。常に『死』を友として生きていた。

 そんなウンタクがトッケビと出会い、恋をして、押え込んできた自分自身を開放し
愛を知り、女性としても人間としても成長していく。
もうね、無邪気にはしゃぐ姿から生の輝きが伝わってきたさ〜
ウンタクとしての魂の清らかさを感じた。
キラキラしてた。トッケビが恋するのも納得。
キム・ゴウンさんはチ・ウンタクとして生き切ったね。すごい女優さんだよ。

 そしてこのドラマはロングコート率が高いところも好みなのよね〜♬
わたしゃ、スーツにも弱いけどロングコートにも萌えるのよ。
拉致されたウンタクをトッケビと死神が救いに来た場面なんて、
ひゃーー!ですワ (/┏∇┓´\)

 二組の恋愛模様にもキュンキュンさせてもらいましたが、
それぞれの関係で紡がれた情の世界にも泣かされたよ。
時代を超えてキム・シンに仕える忠義者ユ・シヌ会長の思い、。
出会った時からウンタクを受け止め、彼女が記憶を失ったあとも優しく支え続けたサニー。
会長の命を受け孫のドクファを教育し見守り、きっと立派な社長に育てあげたキム秘書・・
最終回でのドクファとの会話にはうるっときたよ。

 そしてあの世にウンタクを連れていくために付きまとっていた幽霊のお姉さん、最後に恩返しにあのいじわる叔母を連れて成仏してくれた。
そしてある時は謎の野菜売りのばあさん、ある時は派手めなお姉さんとしてウンタクや人間たちを見守る神様の一種?。
人間たちに注がれる時に厳しく時に慈愛が感じられる視線に胸が熱くなりましたぞ。

 ウンタクの記憶が戻りトッケビと結婚したのはいいけど、ウンタクだけが年をとって、そのうち死んじゃうし・・・と心配していたんだけど・・・
幸せの絶頂でウンタクが選んだのは子供たちを救うための死でした。
この展開にはびっくりしたよぅ・・・

 『人間の本能が選ぶ犠牲は神も予測できない』・・・
何度も『処理漏れ』として帳尻合わせのために命を狙われながら救われ生き延びてきた命だったけど、ある意味彼女は神の裏をかいて、死の瞬間を自分で選んだともいえるのかな。

『神は問いかけるだけ』・・・
人間はその答えを自分自身で見つけなければいけない。
そのために生きているのかもしれない。
苦しい境遇だったウンタクは神に何度も答えを求めたくなっただろう。
でも彼女はちゃんとその答えを見つけて今世を全うした。
そして死神も自分の罪に向き合い今度は死神としての務めを果たし
サニーとの来世に希望を託した。
それぞれが神からの問いに苦しんだ末に自分で答えを見つけたんだね。

 ウンタクの死後、死神もいなくなって時が流れるなかトッケビだけが
この世に存在しつづけ・・・も〜早くウンタク生まれ変わってきてよ!とじりじり・・
そして思い出のカナダ・ケベックでやっと。
修学旅行でカナダに来るってことは金持ちが通う学校なのか?
それとも韓国じゃ海外への修学旅行は普通なのかい?
死ぬ間際に徳も積んだし今度は裕福な家の子として生まれたのかしら?
とか思ったり(* ̄m ̄) また二人の時間が始るのね〜

 ロマンチーーーーーック!!(ハンバーーーーグ!!の口調で)
『トッケビ』最高!殿堂入りドラマがまたひとつ増えたよ。
とにかく見ごたえのあるドラマでした。
あの時なんの情報もないのに録画した自分よ、ナイス!
今から2月の再放送が楽しみ♬

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matakita821 at 21:03│Comments(0)韓ドラ いろいろ 

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