トリ猫家族

TVドラマや映画のあらすじや感想、ときどき同居猫のことなど・・。

「白夜行」

「白夜行」最終回

 笹垣(武田鉄矢)に襲い掛かった亮司(山田孝之)だが、止めを刺さずに
逃げ出してしまう。青酸中毒で苦しげな亮司。
雪穂(綾瀬はるか)は布施にR&Y二号店を作ろうと活動を始める。

『私、返したかったの
陽のあたる場所にあの日の花を浮かべてあげたかった。
あの日、あなたのくれた夢をあきらめたくなかった。
私を太陽だと言ってくれた、あの日の言葉に応えたかった』

 行方不明になった亮司へのメッセージも込めて、
取り付かれた様に二号店準備を進める雪穂。
でも、それが二人の目的地なのでしょうか・・・?

 園村(小出恵介)が突然自首してくる。
「早く捕まえてあげてください。
あいつ、昼間歩きたいって、あれは本心だと思うんです」
カード偽造犯として全国に指名手配される亮司。

 ニュースを見て、典子(西田尚美)が赤ちゃんを連れて笹垣の元へやってくる。
秘密のノートを見せる笹垣。子供のためにも早く亮司を捕まえたい・・・

「殺しにでもいいから、来いや」

 あんなに自分の血が受け継がれることを恐れていたのに、
雪穂にではなく典子に亮司の子が授かったんですね。
雪穂以外に、亮司の真実の姿に触れることができた典子に生命が受け継がれたことは運命のように思います。
 
 そして笹垣と亮司の絆は、いつのまにか追う者と追われる者以上の存在に
なっているようです。
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「白夜行」第十回

 谷口さん(余貴美子)は弥生子(麻生祐未)の所へ
亮司(山田孝之)のメールのコピーを持っていく。
だが弥生子は「私が殺したんです・・」と言うのみ。
 礼子(八千草薫)の死を、病院側は医療ミスと思いこんだため
事なきを得る。

 礼子の最期の言葉「救われんな・・」
殺しても殺しても救いのない地獄に落ちるだけなのに
自ら落ちていく二人。この二人を救えるのは笹垣だけなのでしょうか。

 青酸カリの瓶から、少量をフィルムケースへ移した亮。
『俺は俺なりにあなたを明るい所へ連れ出そうと思っていたんだ。
だけど、連れ出そうとすればするほど、あなたを閉じ込めてしまったね。
今となればそんな気もする。
 だけど、ごめんな。わからなかったんだ。
他の愛し方なんて知らなかった』

 亮司(雪穂)の子供時代に愛は存在しなかった。
だから学ぶことができなかった。
間違った愛しかたとわかっていてもどうすることもできない亮が哀れです。続きを読む

「白夜行」第九回

 2004年冬、亮司(山田孝之)は具合が悪いふりをして
薬剤師である栗原典子(西田尚美)に近づく。
そして、笹垣(武田鉄矢)が留守の間に事務所に忍び込み
どこまで自分達のことを知っているのか調べる。
 笹垣は篠塚(柏原崇)に頼まれて、江里子の事件に雪穂(綾瀬はるか)
が関わっていないかを調べていた。

 笹垣はついに真相に近づいてきました。
藤村の事件も江里子の事件も雪穂と亮司のしわざだとわかったようです。
江里子にライターのふりをして雪穂の話を聞いていましたが・・・
ライターには見えんと思うな〜
面構えが怖すぎるもん・・・

 雪穂の母親、礼子(八千草薫)が離婚のことを知って心配してやってきた。
離婚の裁判記録を見て雪穂の中絶のことを知った(うそだけど)礼子は
「中絶のせいで子供でけへんかったんか・・?」と。
「それで良かったと思う。自分の子供愛せないと思うし」

 礼子は初めて雪穂の本音を聞いたと言って少し安心して
帰っていきますが・・・。
自分の母親を憎んでいた雪穂は、母親になることが心底恐ろしかったのでしょう。
子供を愛せないということは母親を愛せないということ・・・
そして、自分自身を愛せないということ。
ですが、雪穂に子供を生んでもらって、子供から救いを得て欲しかったと
思ってしまいました。
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「白夜行」第八回

 2004年冬、雪穂の結婚から二年の月日が流れた。
雪穂(綾瀬はるか)は高宮の実家の持ちビルでブティックを開いている。
 亮司(山田孝之)は、高宮の会社の情報を盗み出し、
それをメモリックスという会社に持ち込み、秋吉という名で働らいていた。
相変わらず、雪穂を見張り続ける笹垣(武田鉄矢)。

 嘘の生活ではありながら太陽の下で暮らしている亮司。
でも、あれだけいい男だと、交際を迫る女性とか詮索する女性とか
出てきそうですが、大丈夫?
 笹垣さん、ちゃんと探偵の仕事しているのでしょうか?

 離婚目的の結婚なのに、雪穂の挑発にもかかわらず離婚を言い出さない
高宮に痺れを切らした雪穂は、以前高宮が片思いをしていた三沢ちずるに
会うようしむけて不倫をさせようとたくらむ。
 同じ頃、情報がもれた東西電装かららしい興信所の男達が亮司を
調べ始める。亮司はちずるを情報スパイとのパイプ役として利用しようと
動き出す。

 でも、二年ぐらいの結婚生活でそんなに慰謝料もらえるのかな〜?
相手が一方的に悪いって事になると、がっぽり?
でも〜ちずるさん・・・失礼ながらますますおばさんぽくなっていて
不倫という危ない橋を渡る気になるかね〜?と疑問が。
寂しかったのかい?誠ちゃんは・・・

 雪穂に対する疑念が消えない篠塚(柏原崇)は、笹垣の元へ行く。
「あの二人に関るとろくなことにはならない。さわらん方がええんちゃいますか?」

 おや、笹垣、身の危険を感じたのか二人の捜査は一時中断のようですね。
篠塚さん、寝た子を起こすのはやめてくださいよ〜
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「白夜行」東野圭吾

 やっと読み終わった。おもしろかったわ〜。
こういう形式の小説って初めて読んだ気がする。
惜しむらくは、ドラマを見る前に読んでおけばよかったなあ・・・
どうしても、余白をドラマで見た部分で繋げて読んじゃうし、イメージを修正しながら読むのが大変だったわ。 
 それに、ドラマを見ていなかったら、この小説の形式への衝撃度ももっと大きかったし、違った読み方になったと思う。

 この小説では主人公である雪穂と亮司の内面というか心の中はいっさい書かれていない。
しかも、笹垣の視点で書かれているので、この二人の関ったと思われる事件の記述はあるのだが、
実際のところはわからないし、あくまで笹垣の推理ではこうなってますよ・・・という話になっている。
 
 証拠はラストまで出てこない。それも、しらばっくれようと思えば逃れられる。
なぜ、二人がこういう人生を歩むことになったのかも、他の人の断片的な台詞で推察することになっている。

 先ほど、イメージの修正が大変と書いたが、唯一ドラマに左右されることなく小説の中に厳然と存在していたのが主人公の雪穂だ。
 原作の雪穂はドラマの雪穂よりも強くて完成されていて、もっと魔性な感じ。
ドラマの中の雪穂は普通の女の子が悲惨な目にあったためにゆがんで苦しむ姿が描かれるけど、
原作の雪穂にはブレがないというか、自分の邪魔になる存在をどんどん排除していくことに迷いがないし、亮司はその手足になって実行していく。
白夜行
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「白夜行」第七回

 2000年冬、亮司は園村(小出恵介)に事務所を引き払うよう指示し姿を消す。
携帯の着信履歴から雪穂(綾瀬はるか)と松浦のつながりが浮かび上がり
笹垣(武田鉄矢)の取調べを受ける。
 しかし、雪穂は亮からの指示通り、松浦に母親が殺人者だということをバラすと脅されていたと泣きながら訴える。
「松浦と桐原亮司を捕まえてください!」にやり

 何でここで笑うかな〜芝居の詰が甘いぞ、雪穂。
しかし、笹垣も「どこまで芝居したら気がすむんや!!」ボカッって・・・・
事情聞いてるだけなのに暴力振るったら訴えられますよ。
まあ、笹垣の方が正しいんだけど、常識的に見たらただの偏執的になってる刑事バカ
だからね・・・
 上司の言う「あの子は被害者だろ!」が一般的な見方ですもんね〜

 さて、雪穂は先輩の高宮(塩谷瞬)の財力に目をつけ、結婚に向けて動き出す。
『だから生きていこうと思ったんだ。ただあなたを見守る幽霊のように・・・』
亮は雪穂にも見つからないように見守り続ける。
そして、目的どおり雪穂の結婚が数日後に迫った。
笹垣の秘密ノートには
「2002年1月27日 唐沢雪穂 高宮誠と結婚 財産目当て?」と。

 二年もの間、亮司はどうやって生きてきたのでしょうか。
東京に出て他人との関わりを避けて、雪穂の日常を見守るだけの毎日。
これは修行僧よりもつらい日々ですよ・・・続きを読む

「白夜行」第六回

 笹垣(武田鉄矢)と共に弥生子(麻生祐未)の元を訪ねた古賀は
亮(山田孝之)のことを問い詰める。
 「本当は産みたくなかった。一番の被害者は私よ」とうそぶく弥生子に
「亮司君はそんな父親と母親の被害者だと思わないんですか?!」

 悪態をついてどうしようもない母親を演じることが亮への愛情なのでしょう。
ねじれてしまった親子の愛を真面目でまともそうな古賀に理解できるわけもないのです。しかし、抑えていた愛情を古賀によって刺激された弥生子は
耐えられず、興信所に松浦(渡部篤郎)の居所を探すよう頼む。

 雪穂(綾瀬はるか)の写真とネガを松浦から買い取ろうとするが断られる亮。
「もうあの女のために何もする気ないから」
「じゃあ俺が何をしてもいいの?」
「いいけど、そしたら自首するよ。あんたもあの女も全員道連れに」
「今度はオマエ榎本に殺されるな」

 泥沼ですな・・・殺すか殺されるか・・暗闇の中で足の引っ張り合い。

「亮ちゃんさぁ・・・白夜って知ってる?
夜なのに太陽が出ててさ・・夜が昼みたいになってさ・・
だらだらぐずぐず人生は続くって話・・・」

 松浦はもう一人の亮なのかもしれません。

『なあ、雪穂
白夜って奪われた夜なのかな・・
与えられた昼なのかな・・・
夜を昼だとみせかける太陽は悪意なのか善意なのか・・』

 亮にはもう何もかもがわからなくなっていた。
雪穂との別れで信じるものも無くしてしまった。続きを読む

「白夜行」第五回

 初めて2人で一緒に過ごした後、
亮司(山田孝之)は父親を殺した日のことを、
雪穂(綾瀬はるか)も亮の父親にされていたことを思い出す。
 雪穂は亮の気持ちを考えて、篠塚(柏原崇)からもらった本を
「捨てて」と言うが
「いいよ、忘れなくて。ごめんな、こんなことさせて。
雪穂が幸せじゃないと俺が死んだ意味がないんだよ」

 自分のする行動の意味をちゃんと分かってしている人って、どれぐらいいるのでしょうか。たいていはした後でその意味を当てはめるのではないでしょうか。
あの時、瞬間的な判断で父親を殺してしまったことの意味を、正当性を
この2人は探し続けているのでしょうか。

 松浦(渡部篤郎)は亮が黙って榎本経由の仕事を始めた事を知り、
怒鳴り込んでくる。でも、亮司は相手にしない。
 笹垣(武田鉄矢)は雪穂の家にやってきて、さもさも雪穂のことを
心配しているようにメンタルカウンセリングのパンフを置いて行く。

 武田鉄矢め、嘘泣きまでして・・・なんちゅう奴だ・・
ここまで駆り立てる情熱はなんなんだろうねぇ。
他の事件はちゃんと捜査してるのかしら?
 でも、雪穂の義母もただの優しいおばさんではないようで、
笹垣の真意を見抜いているようです。続きを読む

「白夜行」第四回

 1999年春・・・桐原家の墓に亮司(山田孝之)の名前を確認しに来た
笹垣(武田鉄矢)。
「亮司〜わしゃ騙されんぞ〜」メラメラ〜
亮司は潜伏しながら、園村に危機を救ったことを恩に着せて仕事を手伝わせる。
そして、銀行員の奈美江(奥貫薫)に銀行の金を横領させ、その金を雪穂に不正送金するよう指示する。
さらに園村名義でアパートを借りて、偽造キャッシュカードをせっせと作る。
これで、お金は引き出し放題。
アパートは雪穂(綾瀬はるか)の通う大学の側、亮司は連絡を取らずに
雪穂をじっと見守ることにする。

 死んだって言ってんのに全然信用しない武田鉄矢・・・
いったいどうすりゃあきらめるんだ?
 ハラを決めたのか、亮司すっかりキャラが変ってしまいましたね。
積極的に悪に手を染めてしまいました。
 それにしても、ウルトラマンの格好で見守らなくても。
しかも、「フィギュア同好会」って・・・

 1999年秋、
『笑われるかもしれないけど、信じてたんだ。
俺たちは永遠なんだって・・・。それが黒い絆でも。
黒いからこそ切れることはないと思っていた。
 だけど、ある日突然、その絆は脆さと醜さをさらけ出し始めたんだ。
本物の太陽の前に・・・』
 雪穂は入部した社交ダンス部の先輩篠塚(柏原崇)に惹かれ始めていた。
亮司から毎月送金される通帳には320万もたまっていた。
「何やってるんだろう・・」

 ヤバイことに決まってるじゃないですか。
死んだことになっている人間が金を稼ぐには正当な方法な訳はない、
そう思いながらも、亮司のことを考えないようにしていた雪穂。
亮司が死んだことによって自分の身の安全は確保できたと思ったのでしょうか。続きを読む

「白夜行」第三回

 脅してきた菊池を罠にはめたものの笹垣(武田鉄矢)の追求の手は緩まない。
怯える亮司(山田孝之)。
 雪穂(綾瀬はるか)も傷を負わせた藤村を家に送った時、
笹垣が出入りしているのを見て動揺する。
 
 雪穂は、誰にも知られないように亮のいるアパートへと訪ねる。
「何とかしないと捕まるでしょ!」
「できれば穏やかに行きたいじゃない。時効まで」
危機状態に反応が鈍い亮にいらだった雪穂は藤村の事件現場の写真を持って去る。
「あなたがコケたら、私も終わりなんで」

 雪穂は多分ずっとギリギリの状態で、常に正体がばれないかということに
神経に気をくばって生きてきたのでしょう。
雪穂にとっての7年はとにかく生き延びるための戦いだった。
亮に対するふてぶてしいまでの態度も全ては生き残るため、ただそのため。
亮司にとっては自分の犯した罪の重さと戦い続けた7年だった。

 しかし、笹垣「おまえら逃がさへんぞ」
この執念と執拗さ、憎々しいほどです。
笹垣がどの犯罪に対してもそうなのか・・・
それともこの事件に対してだけそうなのか・・・
もしそうならその理由づけが欲しいところです。

 松浦(渡部篤郎)に強要されて売春の仲買をしていた亮だったが、
笹垣の追求を恐れてやめさせてくれと松浦に頼むが痛めつけられて終わり。
「もし俺がお前の共犯だったら怖くてやってらんないよ」
と亮が証拠の品をいつまでも持っていることを責める。

 『俺はまだ人間でいたかった。
犯した罪のあとかたに痛みを感じていたかった・・・せめて』
あちこちの川に証拠の品を捨てていく亮。
しかし、はさみは捨てることができない。

 礼拝堂で被害届を出すべきかどうか藤村から相談を受ける雪穂。
それとなく笹垣の情報を得ようとするが・・
「犯人は罪に罪を重ねている。犯人の為にも社会のためにも捕まえなきゃならないって、言ってた」
その言葉にキラリ目を光らせ十字架を睨む雪穂。

 自分の犯した罪の重さにこだわり続けながら良心の呵責に苦しむ亮に対して、
殺人のことは忘れ、良心は捨て去り運命に対して戦いを臨み続けるような雪穂。
同じ七年という時が流れましたが、2人の心の中は微妙に違っていたのです。続きを読む

「白夜行」第二回

 1998年冬・・・あれから7年の月日が流れたある日、
亮司(山田孝之)が横断歩道で信号待ちをしていると笹垣刑事(武田鉄矢)の姿が・・
びくびくしながらもすれ違い、後ろを振り返って確認。
どうやら気づかなかったらしい・・・と思って歩き出すと、
その姿をじーーっと凝視している笹垣の姿が。

 こわ・・・
執念深く、過去の事件であろうと納得のいかないことは忘れずに
追求しようとする笹垣刑事。武田鉄矢の厳しい目、ぴったりですね。

 亮司は、無気力な日日を過ごしていた。
いつも図書館でいつ現われるかもしれない雪穂(綾瀬はるか)を待っている。
そして、駅のホームでも雪穂の姿を探してしまう。
 そんな姿を雪穂はいつも黙って反対方向の列車の窓から見つめていた。 
そして、学校では過去の雪穂を知る人物からいじめに合っていた。
誰に助けを求めることもなくただ耐える雪穂。

 黙って雪穂からの連絡を待っている亮司の姿、
そしてそんな亮司をじっと見つめ続けた雪穂。
せつないです。
お互いに7年前に交わした約束を守ろうと、ただその思いだけなんですね。

 多分何もかもが過去のことなんだろうと思い始めた頃、
元同級生で父親の死体の第一発見者の菊池が、父親と雪穂が一緒に写っている
写真見せて恐喝してくる。
 そして、母親の店に笹垣が現われたことから、
亮司は、笹垣が犯人は子供だと推理したと知る。
追っ手が近づいて来ている恐怖と雪穂に対する罪の意識に苦しむ亮司。
『俺は何をしても雪穂に借りを返さなければって思ったんだ』

 しかし、何で亮司の周りには松浦(渡部篤郎)といい、菊池といい
ろくでもない奴ばかり近づいて来るんだ?見ていると悲しくなってしまう。

 亮司は菊池の家や職場に入り込み、写真やネガを探すが見つからない。
捨ててあるゴミまであさるが発見できない。
そこに笹垣が菊池のところへ7年前の事件のことを
尋ねにやってくる。追い詰められていく亮司。
 一方、雪穂への嫌がらせはエスカレートし、家の電話番号が公衆トイレに落書きされたりして義母(八千草薫)の知るところとなる。
「一生そうやって逃げるん?過去を完全に消す事なんてできんのよ。
もし、消す事が出来たとして、あんたはそれで幸せなんか?!」
その言葉から逃げるように家を出ていたずら書きを消しに行く雪穂。

 もし、自分に罪がなければ逃げたりしないでしょう。
笹垣が言ったとおり、あの日うそをついたときから
本当のものは何もなくなってしまった。
うその感情とうその積み重ね。 
友達にも本当のことが言えない。
心から笑えることもほっとすることもない毎日。
そんな暮らしに雪穂も疲れきっていたんですね。
 そうまでして、生き続ける意味はあるのか・・・?
何のために自分は生きていくのか。
常に問い続けてきたと思います。でも、答えの見つからない日々。
でも、もう振り返ることはできないのです。続きを読む

「白夜行」第一回

 ゴージャスな服に身を包んだ美しい女が歩いている。
ふと、見ると歩道橋の上から男が「亮!」と叫んでいる。
目線の方を見てみると、サンタクロースの衣装の男が血を流して倒れている。
駆け寄ろうとするがやめる。
 『俺たちの上に太陽などなかった。
だけど、暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから』(男の声)
 『夜を昼だと思って生きることができた。
明るくはないけど、歩いていくには十分だった』(女の声)
 『あなたは俺の太陽だった。まがいものの太陽だった・
だけど、明日へと昇ることをやめない俺のたった一つの希望だった』
「りょう・・・」でも、前には進まない。
『あなたは私の太陽だった。偽者の太陽だった。
だけど、その身を焦がし道を照らす私のたったひとつの光だった』
 そのまま去っていく女。涙が流れるがそのままに・・。
血まみれのサンタの上には雪が舞っている。

 オープニングからぐいぐい引き込まれました。
この最初の言葉は原作にあるのでしょうか?
だとしたら、原作を読んでみたいと思いました。

 1991年秋小学生の亮司(泉澤祐希)の家は質屋。
母親は店の従業員の松浦(渡部篤郎)と納戸で
情事を楽しむ毎日。父は気づいていない。
 そんな家で不満を抱きながら、自分の部屋でひっそりと切り紙細工を
しながら生息している。
 雪穂(福田麻由子)の家は母一人子一人。
母親はいつも飲んだくれて、その世話を雪穂がしている。
 そんな2人が図書館で出会った。
積極的に話しかける亮を最初は無視していた雪穂だったが・・
「この前、橋のところで何していたの?」
「どぶに咲く花があるっていうから探してただけ」

 その言葉から辞典で調べ、それが蓮の花だと知った亮は
雪穂のために紙で蓮の花を作って川に浮かべる。
流れていく蓮を追いかけていく雪穂。
「すごいきれいだった。あんなの初めて見た。こんなことってあるんだね・・」
泣きながら話す雪穂。
「何で親切にしてくれんの?」
「ぼくと似ているような気がして・・」
川に写った月を指差して「花みたいに見えない?」

 孤独な少年の亮と何か秘密と悲しみを秘めている雪穂が出会って
親しくなっていく。美しくて自然な場面でした。
しかし、進藤さん(福田麻由子)はうまいです。
この年齢で目で訴える演技ができるとは・・・将来が楽しみです。
 この2人を見守る図書館で働く谷口さん(余 喜美子)が今後どのように
関わってくるのでしょうか。まさか悪い人になったりしないよね?

 2人が仲良く手をつないで歩いていると、亮の父親(平田満)と出会う。
その顔を見た雪穂は手を振り払って逃げていく。
家に帰った亮は父親から「あの子とは二度と会うな」と怒鳴られる。
その日から図書館にも現われず雪穂に嫌われたと思って悩む亮司。続きを読む
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2009年11月27日に
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