リトル・ミス・サンシャイン

2011年04月06日

2011年 DVD鑑賞日記 その8

3月24日(木) 「息もできない」 (2010年 韓国 監督・ヤン・イクチュン)

WOWOWで放送されたのを見ました。
監督のヤン・イクチュンは主演・脚本・制作・編集を兼任。
途中、制作資金に困り、家まで売って完成させたそうな。
監督がどうしても作りたかった映画なんだね。

チンピラ稼業のサンフン(ヤン・イクチュン)は兄貴の言う事すら
まともに聞けないタガのはずれた男。
父親の暴力にさらされて育ち、その父のせいで母と妹を失うという過去をもっている。

オープニング、路上で女性を殴り続けている男をボッコボコにするサンフン。
助けに行ったのか?と思ったら、女性をもなぐる。
「殴られっぱなしかよ」

暴力を憎み、暴力に抵抗しない者を憎み、そんな相手に暴力を振るう自分をも憎んでいるサンフン。
彼にとっての家庭とは暴力・怒声・泣き声・痛み・・・
それ以外はイメージできないのだろう。

女子高生のヨニ(キム・コッピ)は、ベトナム戦争で体と心を病んだ父親の世話に明け暮れる日々。
サンフンの吐いた唾がヨニのネクタイに飛び、見るからにヤクザなのに、全く怯むことなく抗議するヨニ。
結局、サンフンに殴られ気絶するんだけど、一応目が覚めるまで見守り、ヨニの要求通り飲み物を奢るサンフン。

そんな二人の心が近づいていく・・・と。
でも、1時間でリタイア。
だって・・・
主演のお二人さんの顔があんまり好きじゃないんだも( ´△`;)
オイオイ!結局顔かよ!お前に映画を語る資格はねぇぞ!
人は見た目が99%かよ!

(;^ω^)ですよね〜
私だって、世間的に評価が高いこの映画をリタイアなんてしたくない。
でも、無理・・・

多分、このお二人の風貌と演技があまりにリアルすぎるのだと思います。
で、こういう形で現実を知りたくない!って心が拒否しちゃうのよ〜
自分の映画の嗜好を再確認したわ〜という映画でした。
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matakita821 at 16:58|PermalinkComments(6)TrackBack(1)