ギリシャ料理教室
February 11, 2011
最後の料理教室
ギリシャ料理教室も今回でおしまいー
2008年11月から、計22回。
ガイドブックに紹介されているような定番のギリシャ料理から、家庭でつくるようなやさしい味の料理だったり、たくさんのレシピを学べてホントに良かった☆
ライキやスーパーで見かけても、なんだかわからなくて買おうともしなかった野菜や食材についても知ることができたし。
ギリシャでの食生活を充実させる上で、とっても役立ったと思いマス☆
今回のメインはプサロスパ。
以前にもチプラを使って、レモン風味のプサロスパを一度作っているけど、今回は小さめの魚を数種類使って、味も卵とレモンのアブゴレモノバージョン。
基本的な作り方は同じなので、前回のこちらも参照。
<材料>
小さめのスープ用の白身魚(カサゴ、メバルなど数種類) 4~5匹
じゃがいも 1~2コ
人参 1本
玉ねぎ 1コ
ローリエ 1枚
ディル、ねぎ 適量
卵 1コ
レモン汁 1コ分
魚は内臓をとって、きれいに洗っておく。
じゃがいも、人参は小さめに切る。玉ねぎはみじん切りに。
ディル、ねぎもみじん切りに。
<作り方>
①鍋に湯を沸かし(1ℓくらい)下処理をした魚を入れて、ダシが出るまで30分くらいじっくり煮込む。(途中アクをとりながら)
②魚を取り出し、スープをこす。
③スープにじゃがいも、人参、玉ねぎ、ローリエを入れて火にかける。
④野菜がやわらかくなったら、ディルとねぎを入れる。魚の身をとって(骨に注意!)スープの中に加える。
⑤アブゴレモノをつくる。卵を白身と黄身が十分混ざるまでしっかり、ふんわりと混ぜる。
別の皿に魚のスープを少々とり、そこへレモン汁を加えて混ぜる。それを卵の中へ入れてよく混ぜる。
⑥火を止めた鍋の中へ⑤でつくったアブゴレモノを加えて全体になじませ、最後にオリーブオイルを回しかけて出来上がり。
アブゴレモノなので、白濁したスープに。レモンの酸味がさっぱりで美味しいです☆
そしてホルト リゾ。
ホルタといわれる野草を使ったリゾット。他にもほうれん草、長ネギ、パセリ、ディルなど緑の野菜がいっぱい、ヘルシーなリゾットです。
チュクニダという名前のホルタ
(見た目はミントに似てる)を初めて使いました。
そしてデザートにブガッチャ。
ギリシャの代表的な甘い系のパイ。ミルクパイとでもいいましょうか~
薄いパイ生地にバターを塗りながら何枚も重ねて、中にはセモリナ粉でつくるカスタードクリームのようなクリームを挟んでオーブンで焼いたお菓子。
手作りすると、市販のものよりあっさりしていて(多分バターが控えめなので)美味しくいただけました。
ハチミツのシロップがかかった甘いお菓子が多い中、ブガッチャは比較的甘さ控えめなので、旅先で見つけたら是非トライしてみては
January 21, 2011
タコのユベチ
今年初めてのお料理教室。
新年の恒例行事、ヴァシロピタでコイン当たりました~!わーい
手作りなのでほんのりオレンジ風味が美味しいヴァシロピタ。売っているのは・・・イマイチなことが多い。
写真右、コインが下の方にあるの見えるかな・・・!?
最初の一切れはキリスト、2切れめは家の主、そしてそこにいる人々の分、と順番にケーキを切り分けて、コインの入ったケーキが当たった人は、今年1年幸せに過ごせるといわれています☆
当たったコインはお財布に入れて、お守り代わりにしよう~
今回のメインディッシュは、タコのユベチ。
ユベチとは細長いお米のような形をした小さなパスタ。ギリシャではとてもポピュラーです。
左がユベチ。
右はもう一品に使用したパスタ。
ヒロピパという手作りパスタなんだとか。
普通にスーパーで売ってます。
フェットチーネのような太いタイプ。
タベルナでは、牛肉のユベチもよく見かけるけど、タコも肉バージョンも私はけっこう好き。
トマトベースの味なので、日本人の口にも合うと思います☆
こちら完成図。
<材料(6人分)>
タコ 1匹
ユベチ 1/2袋
ホールトマト缶 1コ
ローリエ 1枚
赤ワイン 少々
パセリ、ディル 適量
<作り方>
①きれいに洗ったタコを丸ごと空の鍋に入れて、ふたをして7~8分火にかける。(あく出し)
②タコを取り出し、大きめの一口大に切る。パセリ、ディルはみじん切りにしておく。
③鍋に切ったタコ、トマト缶を入れ、ひたひたになるくらいまで水を入れ、蓋をする。沸騰したら、ローリエ、赤ワイン(なければ入れなくてもOK)、パセリ、ディルを加え、塩、こしょう、砂糖少々も加えて、水分が少なくなるまで1時間くらい煮込む。
④大きめの耐熱皿に③で出来上がったものを移し、水を加える。(3~4カップくらい)
ユベチを袋の半分くらい入れる。オリーブオイルを回しかけ、ユベチがやわらかくなるまでオーブンで30~40分くらい焼く。
ユベチを調理したことは初めてで、この料理はただ鍋で煮込んだだけかと思っていたけど、オーブンで仕上げるなんて!奥が深~い。
もちろん鍋で煮るだけでも出来上がるそうですが、味が違うんだって。
確かに、ギュッと味が濃縮されて美味しくなってます。
この一品、日本に帰ったら是非つくって食べさせてあげたい味。
ユベチを数袋、持って帰ろうと思いま~す!!
そして他には、
ソーヤ キマスという、豆(大豆!?)をくだいて乾燥させたものを使った一品。
ベジタリアンの人がひき肉の代わりに豆を使ったりしますよね。そんな感じ。
挽き肉の代用品として調理すればいいみたい。
熱湯でゆでて、ハンバーグなどにも使えるみたいだけど、今回はミートソースにしてパスタと合わせた一品。
不思議な食感。
豆と知らなければ、これは一体何だろう…と全く見当もつかない食材です。
味付けは普通のミートソースなので美味しくいただけました。
ヘルシーだよね!
パスタの奥にある白っぽいポテトみたいなものは、根セロリのオリーブオイル炒め。
セロリの根っこをスライスして、フライパンで焼いて、塩コショウしただけのもの。
これがほくほくで美味しい~!
根セロリ、日本にはないですよね。ギリシャでも冬にしかない旬の食材。
どうやって調理するかも、どんな味かも全く知らなかったので新発見でした☆
December 21, 2010
クリスマス料理
今週に入っても、公共交通機関のストライキは続いていて、毎日ストライキ。
おかげで、幹線道路は慢性的に渋滞しているし、クリスマスって浮かれた気分にもなれません。
シンタグマ広場のツリーも、結局設置されないまま・・・
一番高い木に電球でイルミネーションをつけて、根元にポインセチアを並べて、それだけ。
今年はギリシャで過ごす最後のクリスマス&年末年始、ということで早々とアテネで過ごすことを決めていたけど、今年に限っては一日も早くどこかへ脱出した人が正解◎
今になって後悔しても遅いけどね・・・
12月のお料理教室は、クリスマス料理
メインは、、、どーん!!
丸ごとチキン!!!(右があたま、つまり仰向けに寝ている)
こわいっ!!!
中には、挽き肉、松の実、栗、プルーン、くるみなどが詰めてあります。
今年はクリスマスにチキンやろうかな、と思っていたけど、これは無理っ!
先生が準備してくれていて、前日にお腹の中に詰めた状態で、一晩寝かせて、私たちが到着したときには既にオーブンの中でこんがり焼けていた、このチキン。
いい色に焼けたチキンでも、全体の姿を想像してしまうと、まともに直視できるようになるまで時間がかかるくらいこわかったのに、これを生の状態から自分で触るなんて、到底無理です。
結論。
やっぱりクリスマスのチキンはモスチキンが一番
(ギリシャにはかろうじてケンタッキーはあるけど、モスはない~)
サイドディッシュもクリスマスらしいカラフルな2品。
左:ざくろの赤が鮮やかなサラダ。
レタス、ルッコラ、スタムナンガスィという少し苦味のあるギリシャ独特の野菜+ナッツ類+オレンジ+ざくろ。オレンジドレッシングで。
右:ポテトと人参、ブロッコリーの煮込み。
オレガノ、ローリエ、コンソメを少々入れて煮込んだだけの簡単料理。
手作りのメロマカロナとクラビエデスも用意してくださってました☆
う~ん、このお菓子を見ると、クリスマス!
この後、他からもクラビエデスをもらったりして、
食べ続けたのですっかり飽きてしまったぁ。。。
UPが遅くなってしまったけど、この料理教室があったのは12/9。
一足早いクリスマス気分を満喫したのでした☆
November 30, 2010
カリンの料理☆
今が旬の食材、カリン。
実は私、日本でもカリンって見たことないんだけど・・・
ギリシャで売っているのは、黄色くて、わりと大きくてゴツゴツした感じの洋梨みたいな感じ。
今月の料理教室は、このカリンを使ったお料理だったのです!
カリンって、こうやって食べるんだぁ・・・
豚肉、プルーンと一緒に煮込んだ、少し甘めの煮込み料理です。
食材が、とっても体に良さそうでしょ!?
<材料>
豚かたまり肉(首の後ろ、適度な脂身がある肉の方がいい) 800g
玉ねぎ 1コ
カリン 4コ
プルーン 200g
赤ワイン(甘めの赤かロゼ) 1カップ
小麦粉 大さじ2
トマトペースト 小さじ1
オレンジジュース オレンジ1コ分
砂糖 小さじ1
パプリカ 小さじ1
塩、こしょう
<作り方>
玉ねぎはみじん切りに。
カリンは皮をむいて、芯をとり(りんごみたいに)八つ割に切っておく。
①プライパンを熱し、オリーブオイルを入れて、食べやすい大きさに切った豚肉の表面を焼いて、鍋に移す。次にオイルを少し足して、玉ねぎを炒めて、鍋に入れる。
②鍋に小麦粉、トマトペースト、オレンジジュース、砂糖、パプリカ、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせ、ワインを加えて、沸騰させる。
③沸騰したら水を3カップくらい加えて、弱火で40分くらい煮る。
④再びフライパンにオリーブオイルをひいて、カリンをしっかりめに炒める。
⑤カリンとプルーンを鍋に加えて、30分くらい弱火で煮込む。
カリンを見たのも、触ったのも、切ったのも初めてだったけど
けっこうかたいので、切るときは要注意・・・
切ったそばから変色していくんだけど、なぜかフライパンで加熱するときに元の色に戻ります。
甘めのこっくりとした煮込み料理。
初めて食べたカリンのお味は・・・梨みたい!
料理に果物が入っているのがOKか、NGか。ここは意見の分かれるところですね。
サイドディッシュに作ったのも、体に良さそうな料理。
左:麦のサラダ
右・ほうれん草とオリーブ入りの卵スフレ(オムレツみたいな感じ)
来月12月は、丸ごとチキンを料理するんだってさ!
今年もクリスマス居残り組で、きっとホームパーティをやると思うので、丸ごとチキンの扱い方、しっかり習得しなくちゃね☆☆
October 18, 2010
プサロスパ☆
ギリシャ語の「スパ」はスープ。
温暖な気候のせいか、ギリシャではスープがあまりポピュラーではなくて、種類も少ないし、冬になるとたまーにメニューに登場する程度。
ギリシャ人は熱い料理が食べれないので、出てくるスープもぬるーいことが多くて、ギリシャのタベルナで今まで美味しいと思うスープにあまり出会ったことがない〜
それに比べて、ポーランドやオーストリアなど東欧の寒い国々で食べるスープの美味しさは感動モノっ!やっぱり寒い中で熱々のスープをフーフー食べるのがいいのかな。
今回の料理教室で作ったプサロスパ(魚のスープ)は、フィッシュタベルナで食べられるスープ。夏場は出していないところも多いので、食べるならやはりこれからの季節ですね。
フランスのブイヤベースとは一味違う、ギリシャ味のスープです。
今回はチプラ(黒鯛)だけを使ってますが、数種類の魚を使った方がさらに美味しいそうな。タラなど白身魚なら何でもOKのようです。
魚を一匹丸ごと鍋に入れて野菜と一緒に煮込む方法もあるけど、食べるときには骨が多くて食べにくい・・・
ので、今回は魚をアラと身に分けて作っています☆
<材料(3-4人分)>
魚 約500g
じゃがいも 1-2コ
玉ねぎ 1コ
人参 1-2本
ズッキーニ 2本
セロリ、ディル 適量
米 1/2カップ
レモン 1コ
ローリエ 1枚
<作り方>
じゃがいも、玉ねぎ、人参、ズッキーニは食べやすい大きさに切っておく。
(今回、人参とズッキーニは小さめのものを使って、皮のついたまま切らずに煮込んでます)
セロリ、ディルはみじん切りに。
魚は3枚におろして、身は一口サイズに切る。
‘蕕某紂複吋螢奪肇襪らい)、魚のあら(頭と骨)、ローリエ、粒こしょう少々を入れて火にかける。
沸騰したらあくをとりながら、15分くらい煮る。
∧未瞭蕕縫后璽廚世韻鬚海后(あらを取り除く)
スープの中へじゃがいも、玉ねぎ、人参、ズッキーニを入れてやわらかくなるまで煮たら、魚の切り身を加える。
洗っておいた米、セロリ、ディルを加えて、米がやわらかくなるまで煮込み、レモン、塩、こしょうで味付け。火をとめてオリーブオイルを少々かけて全体になじませたらできあがり。
米はお好みで、入れても入れなくてもいいと思います。
味付けを見てわかるとおり、ちょっと酸っぱいレモン風味のスープ。ギリシャ料理はレモンを使う料理が多いですね〜
サイドディッシュにつくったファバ
黄色い小さな豆(ファバという名前なんだけど・・・日本語で何だろう?)を使った豆のピューレ。
サントリーニ島の名産として有名だけど、アテネのタベルナでも食べれますよ☆
あたたかくても、冷やしても。
パンにつけて食べるとオイシーよ。
タベルナでもよく注文する一品です。
そしてもう一品はデザート ミロピタ(リンゴのケーキ)
ピタといえばパイのことだけど、こういうケーキのこともミロピタと呼ぶらしい。
たくさんの生のリンゴの上に、小麦粉ベースの生地をのせて焼いただけの簡単ケーキ。卵もバターも使ってません!(オリーブオイル使ってるよ)
なぜか食感がもちもちっとしてます。
シナモン、レーズン、クルミが入っているのがギリシャ風。
リンゴが出回る季節になってきたので、この冬色々アレンジして作ってみようと思いまーす。
September 27, 2010
簡単☆ギリシャ煮込み料理
土曜日、アテネではスコールのような大雨が降りました
秋冬に突入したんだと実感するようなお天気。
翌日はうって変わって青空。今日、月曜日も快晴でポカポカです
肌寒かったり、暑かったり、いつから秋物を着て出かけてよいものか・・・
先日、ギリシャ人の友達に
「ギリシャ料理をつくってあげたいから家に遊びに来て〜」と誘われました。
普段あまり料理をしないらしい、大学を卒業したばかりの23歳の女の子。
何が好き?何が嫌い?と事前に色々聞かれたので、悩みに悩んでメニューを考えて、用意してくれたと思われる料理がズラリ。
ランチなのにこんなにたくさん!と思ったら、このコはランチに一番しっかり食べて、ディナーは軽め、という習慣らしい。
(人によって違うらしいです)
サラダ2種
ケフテデス(ギリシャ風肉団子)
小玉ねぎのスティファド(煮込み料理)
タコのショートパスタ
デザートにはハルバまで。
料理をあまりしない、というわりには普通に美味しくて、タベルナの味、家庭のやさしい味でした。
うちの主人用にとタッパーに詰めてもたせてくれたりして。(若いのにしっかりしてる 笑)
タコのパスタは私のリクエスト。
スティファドは、肉と一緒に小玉ねぎが煮込まれているのは食べたことがあったけど、肉なしバージョンは初めて。ヘルシーな味。
ギリシャのグリル料理(ギロ、スブラキ、ビフテキなど)やフライ料理はヘビーなので頻繁には食べれないけど、煮込み料理は野菜をたっぷり使っているものも多くて、やさしい味なので日本人の口にもよく合います◎
8月はお休みだったので、久しぶりのお料理教室が先週ありました☆
メインはソーセージとピーマンのトマト煮。
材料を切って、炒めて、煮込んだだけの簡単レシピなのに、味は本格的なギリシャ料理です♪
<材料(3-4人分)>
ソーセージ 500g
ピーマン 10個くらい(今回は赤、緑、薄緑の3種を使用)
トマト 3-4個(トマト缶でも代用可)
ディル、西洋パセリ 適量
赤ワイン 1カップ
<作り方>
ソーセージ、ピーマンは一口大に切っておく。
トマトは細かく切っておく。
ディル、西洋パセリはみじん切りに。
‘蕕縫リーブオイルを熱し、ソーセージ、ピーマンを入れて炒める。
軽く火が通ったら、赤ワイン、トマト、ディル、西洋パセリ、塩こしょう少々、砂糖少々を加えて、ソースがとろりとするまで弱火で煮込む。
(1時間〜1時間半くらい)
最後にオリーブオイルを回しかけて、全体になじませたらできあがり。
ソーセージは肉屋で売っているような、大きめのものを使用。
強い味付けがついていないものを使うといいと思います。
ソーセージから肉の風味が出て、しっかり濃い味に仕上がるので、ごはんやパスタ、マッシュポテトを添えてどうぞ
サイドディッシュは
レヴィソケフテデス(ひよこ豆のコロッケ)
野菜たっぷり、マスタードドレッシングのサラダ。
このひよこ豆を使ったお料理も、ワインのお供にぴったりの一品。
ゆでたひよこ豆をつぶして(マッシュして)、細かくほぐしたフェタチーズ、みじん切りのミント、小麦粉、卵、塩こしょうを混ぜて、オリーブオイルをひいたフライパンでこんがりきつね色になるまで焼くだけ。
フェタチーズとミントが入っているので、これぞギリシャ!という味になりますよ☆
July 29, 2010
米入りミートボール☆
そういえば、ご無沙汰だったお料理教室
今月のメインは、お米入りの煮込みミートボールとでもいえばよいのかしら、
Γιουβαρλάκια ユバルラキャ という料理でした☆
お米が入っているのでお腹いっぱいになるし、夏野菜もたっぷりとれてヘルシーな一品です!
材料を混ぜて、煮込むだけの簡単な家庭料理。
以前につくったスズカキャに似てる?と思ったけど、野菜たっぷりで全然違う料理に。
煮込む前に焼くという一手間もないしね〜
<材料 6〜7人分>
合挽きミンチ 500g
米 1カップ
玉ねぎ 1コ
トマト 3〜4コ
ジャガイモ 2コ
ズッキーニ 2本
人参 1本
ピーマン 2コ
セロリ、西洋パセリ 適量
ローリエ 1枚
<作り方>
米は洗っておく。
玉ねぎはみじん切りに。
ジャガイモ、ズッキーニ、人参、ピーマンは食べやすい大きさに切っておく。
セロリ、パセリも小さく切っておく。
.肇泪箸郎戮く切る(すりおろす)・・・生がなければトマト缶でも代用可
鍋にトマトと水1ℓを入れて沸騰させる。
▲棔璽襪縫潺鵐粗、米、玉ねぎのみじん切りを入れてよく混ぜて、丸い形に整える。
,瞭蕕豊△離漾璽肇棔璽襪鯑れ、残りの野菜(ジャガイモ、ズッキーニ、人参、ピーマン、セロリ、パセリ)とローリエを入れて、砂糖少々、塩、こしょうで味付けをする。
蓋をして、沸騰したら弱火にして、トロリとするまで煮込む。(約1時間)
ず埜紊縫リーブオイルを回し入れて、全体になじませたらできあがり。
トマト汁に、生のミートボールを入れちゃうのか!?と最初ビックリだったけど、最終的には野菜の甘みでやさしーい味の煮込み料理が完成しました☆
サイトデイッシュに。
←ギリシャではポピュラーなうすい緑色のピーマンをじっくり焼いて、塩&オレガノ&ビネガーをかけたシンプルなピーマン焼き
←ティロカフテロ
カフテロとは緑色のとうがらし。
それをみじん切りにして、フェタチーズ、ミントのみじん切り、オレガノ、オリーブオイルを混ぜたディップ。パンにつけていただきます。
フェタもあまり好きではないし、料理のミント風味も苦手な私。
レシピを見て、ううぅ、食べれなそう・・・と思ったけど、カフテロの辛みで案外大丈夫でした。
ま、すすんでは食べないだろうけど・・・
最近はタベルナへ行くと、超定番のギリシャ料理(ムサカ、スブラキなど)よりは、ブリアム(夏野菜のオーブン焼き)やスズカキャ(煮込みミートボール)、アブゴレモノ味の煮込み料理(卵とレモンのソース)などガイドブックには載っていないけど、この料理教室で知ったギリシャ料理を好んで注文しているような気が・・・
ギリシャ料理の外食が続くと、肉やフライなど脂っぽいものがツラくなってくるんですよね。そんな時には、煮込み料理もぜひ試してみてください☆☆
June 03, 2010
パスティチョ☆
今月の料理教室は、パスティチョでした。
パスティチョとは、、、ムサカのマカロニバージョンとでもいいましょうか。
パスタ、ミートソース、ベシャメルソースを重ねてオーブンで焼いた料理。
ギリシャではパスティチョ専用の穴のあいたパスタが売ってるんですね。
知らなかったわ〜
今まで、マカロニだと思ってました。
日本には、売ってないと思うので、、、マカロニで代用可能だと思います。
ギリシャ風味にするコツは、ミートソースにスパイスのクローブを加えること
<材料(5人分)>
ミートソースの材料
合挽きミンチ 500g
玉ねぎ 1コ
ピーマン 1コ
トマト 3~4コ 又はトマト缶 1コ
パセリ、ディル 適量
ローリエ 1枚
クローブ(スパイス) 少々
ベシャメルソースの材料
オリーブオイル 大さじ4
小麦粉 大さじ5
牛乳 3カップ
粉チーズ 1カップ
卵 1コ
塩、こしょう、コンソメ(顆粒)
<作り方>
まずはミートソース作り。
玉ねぎ、ピーマン、パセリ、ディルはみじん切りにしておく。
トマトも細かく切っておく。
‘蕕廼未佑、ピーマンを炒め、さらにミンチ肉を加えてほぐしながら炒める。
▲肇泪函碧瑤魯肇泪抜漫法▲僖札蝓▲妊ル、ローリエ、塩、こしょう、コンソメ少々、砂糖少々を加え、ひたひたになるまで水を入れる。
クローブのパウダーを少々入れる(お好みで)
た緤が少なくなるまで、弱火で煮込む。
ベシャメルソース作り。
(未瞭蕕縫リーブオイルと小麦粉を入れ、よく混ぜ合わせてから火にかけ、あたためておいた牛乳を少しづつ加えてよく混ぜる。
(この時、泡立て器を使ってかき混ぜるとダマにならない)
▲肇蹈蠅箸靴織宗璽垢砲覆辰燭蕁火を止めて、粉チーズ、卵、塩、こしょう、コンソメ少々を加えてよく混ぜる。
仕上げです。
大きめの耐熱容器に、まずアルデンテに茹でたパスタを入れ、上から粉チーズを振りかける。
次にミートソースを流しいれ、パスタとなじませるようにして、それからベシャメルソースをまんべんなくかける。
最後に粉チーズを振りかけて、250℃のオーブンで表面に焦げ色がつくまで焼く。
タベルナで出てくるパスティチョは、ベシャメルソース部分が分厚くて、全体の半分近くを占めてる。つまり、超こってりで胃にもたれるし、パスタがものすごくやわらかいし、実は普段あまり好んでは食べない料理(苦笑)
ギリシャ人の友達(20歳そこそこの若い子)が、
「一番好きな料理はパスティチョ。パスティチョなら毎日でもいいわ♪」と言ってて、ひえ〜、私は無理!、と思ったものです。
家庭で作るときは、工夫次第であっさり作れるので、毎日食べても胃にもたれないのかな!?
イヤ〜、絶対飽きると思うけど・・・
お子さんもきっと好きな味ですね☆
もう一品は、ドマトケフテデス
角切りにしたトマトと香草(パセリ、ミント)に、小麦粉、パン粉を混ぜて揚げた料理。
アツアツが美味しいです☆
April 20, 2010
スパナコリゾ☆
先日お伝えした空港管制官のストライキ(22日〜23日)は中止が発表されたみたいです☆
現下の航空業界の状況を鑑みて、とのこと。
アイスランドの火山灰はギリシャまで来ていないので、空港は閉鎖されることなく平常通り。でも、欧州全体から考えると、今ストライキで全便欠航になったらヒンシュクもの!良かったぁ
リクエストがあったほうれん草リゾット(スパナコリゾ)のレシピ
<材料 4人分>
ほうれん草 500g
玉ねぎ 1コ
人参 1本
長ネギ 1本
米 1.5カップ
パセリ、ディル、万能ネギ、オリーブオイル、塩、こしょう
<作り方>
玉ねぎは粗みじん切りに、人参は小さめの食べやすい大きさに切っておく。
長ネギは1センチくらいに、万能ネギは小口切りに、パセリ、ディルはみじん切りに。
米は洗っておく。
(ギリシャ人は洗わない人も多いそうですが、ここでは日本のように洗っても全然問題なし)
,曚Δ譴鸛陲惑湯でサッと茹で、水気を絞り、1.5センチくらいに切る。
鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎと人参、長ネギ、ほうれん草の順に入れて炒める。
J董▲僖札蝓▲妊ル、万能ネギ、塩、こしょうを加え、ひたひたになるまで水を入れて蓋をして、米が柔らかくなるまで弱火で煮る。
材料を切って鍋に入れたら、あとはコトコトお鍋におまかせの簡単料理!
塩、こしょうのみのやさしい味付けなので、メインでというよりは付け合わせになる一品。
お好みで、トマトのみじん切りを加えても煮込んでも美味しそう☆
今日はスーパーで生の白アスパラガスを発見したので買ってみました
緑のアスパラは大好きだけど、缶詰めの白アスパラは苦手・・・
今までだったら見向きもしない食材なんだけど、先週ランチをお呼ばれしたお宅で、白アスパラがギリシャにも売ってますよ♪って出てきた一皿が美味しかったので
皮をむいて、ゆでて、和風ドレッシングかけただけ、だけど〜
東京にいたころは、誰かに会うときはレストランや居酒屋にごはんしに行くことが多かったけど、ギリシャに来てからは、自宅に招待いただいたり、我が家にも来ていただいたりして、手料理をいただく機会がけっこう多くて。
お料理上手な方が多いので、新しい食材やレシピに出会う機会が多く、東京で外食派だった私には、と〜っても勉強になります。
日本に帰ってからも、こんな風に家に人を呼んでおもてなししたいなぁ
そのためには広い家に住まないとね。。。
最近、時々賃貸サイトをチェックしてるのですが、都内のマンションの狭さ&家賃の高さに改めてショック・・・
帰る家が見つかる日は来るのでしょうか。
April 16, 2010
スト情報&お料理
イースターホリデーで、ストライキのことを忘れていた人々も、
ようやく普通の生活に戻ったようで(?)またストライキが復活
今週は、水&木曜日がタクシーのストライキでした。
来週は大規模ストライキが再びー。
22日(木)に公務員組合による大規模な24時間ストライキ!
これに航空管制官の組合も参加を表明しており、航空管制官のストは22日と23日の48時間になりそう、とのこと。
観光シーズンに入ってきたというのに、丸2日間も飛行機が飛ばないなんて、ホントに迷惑なのでやめてほしいんですけど・・・
→追記4/19 現下の航空業界の状況から中止になったみたいです
久しぶりの料理教室。
今回のメインは、煮込みミートボールのスズカキャΣουτζουκάκια
ミートボールというか、小さなハンバーグをトマトのソースで煮込んだもの。
違うのはスパイスにクミンを入れること。
これだけでギリシャ風になっちゃうなんて!材料はほぼハンバーグと同じなので、日本でも簡単に作れそう〜
スパイスやハーブ系の苦手な私も、(そしてギリシャ料理をあまり食べない主人も)インドを思わせるカレーみたいな風味で美味しくいただけました☆☆
<材料>
合挽きミンチ 500g
玉ねぎ 1コ
ニンニク 2~3粒
パン粉 1カップ
卵 1コ
クミン 大さじ1
牛乳 少々
<ソースの材料>
トマト 3~4コ 又は トマト缶 1コ
ピーマン 1コ
オリーブオイル、砂糖、塩、こしょう
<作り方>
玉ねぎ、ニンニク、ピーマンはみじん切りにしておく。
‘蕕縫リーブオイルを入れ、ピーマンを炒める。細かく切ったトマト、又はトマト缶を加え、砂糖、塩、こしょう少々を加えて、弱火で15分くらい煮る。
(お好みでソースにもクミンの風味をつけたければ小さじ1/2くらい入れてもOK)
▲棔璽襪縫潺鵐粗、玉ねぎ、ニンニク、パン粉、卵、牛乳、クミン、塩、こしょうを入れてよく混ぜる。
ソーセージ風に細長く丸めて、フライパンにオリーブオイルをひいて両面をきつね色に焼く。
(後で煮込むので、中まで火が通っていなくても大丈夫)
,離肇泪肇宗璽垢瞭蕕法↓△両討い燭發里鯑れて、蓋をせずに15分ほど弱火で煮込む。
ソースがトロッとしてきたらできあがり。最後に鍋にオリーブオイルを回しかけ、全体になじませて完成。
←ホウレン草リゾット(スパナコリゾ)
ホウレン草、長ネギ、パセリ、ディルなどたっぷりの野菜が入ったリゾットは体にも良さそう!
主人がアトス山の修道院で食べた
「ホウレン草入りごはん」というのは、
どうやらスパナコリゾのことだったと判明(笑)