イスタンブール
April 03, 2009
トルコでハマム体験
新市街にあるドルマバフチェ宮殿。ガイドツアーで内部の見学ができ、スルタンの暮らしていた部屋や豪華なシャンデリアのある広間など、興味深いですよ〜
ハマムとはトルコ式風呂のこと。
イスタンブールに行ったら絶対ハマムに行きたいと思ってました☆
ドルマバフチェ宮殿のハマム。
窓からボスポラス海峡を望む場所にあり、
内装もステキ。
海を見ながらお風呂タイムを楽しんでいたのかな〜
知り合いの方から、ハマムに行くなら高級ホテル内のハマムの方が清潔でいいよ、と聞いていたものの、やはり値段も全然違うし、今回は初めてなので普通のハマムにしました。
と言っても、英語が通じる観光客向けの有名なハマム。
トルコ人しか行かないような道端で見かけるハマムは間口も小さかったり、おんぼろだったり、とてもこわくて入れそうになかったし。
ガイドブックにも載っているチェンベルリタシュ・ハマム
15分のボディスクラブ+マッサージ付きで55トルコリラ
お金を支払ったら、男女別なので主人とはここでお別れ。
裸で入るのはご法度、と聞いていたので、水着を持ってきてました。
更衣室で着替えて、鍵付きのロッカーに洋服をしまって、いざハマムの中へ。
私が行ったのは夕食前の19時ころ。
けっこう混んでいる時間帯で、20人くらいいました〜
アジア人はいなそうで、西洋人の観光客がほとんどみたいだったけど、驚いたことに、
半分くらいは真っ裸!
日本の温泉みたいに湯につかるわけではなく、暖かい大理石の上に寝転んで体を温めるので、
裸の外人さんたちがゴロゴロ寝転んでいるその光景はけっこう衝撃的!(笑)
アカスリしてくれるおばちゃんたちも、水着着用の人もいれば、パンツだけ履いて
胸はまるだしでごしごし洗ってたりするし。。。
とりあえず最初は寝転んでて、と言われて、大きな大理石でできた台の上に、最初に渡された布をひいてからゴロン。
真ん中の方は私みたいにただ寝転んでいる人、それを取り囲むように周りではアカスリをしてもらってる人々。
そのうち呼ばれるんだろうなぁ〜と思いながら周りを観察してました。
岩盤浴をしてるみたいにだんだんポカポカしてきて気持ちイイ〜
みんな大量のふわふわの泡につつまれてアカすりしてもらってます。
10分くらいして順番がきたようで、おばちゃんに手まねきされてアカスリの始まり。このハマムでは、新品のボディタオルが一つづつ支給されるので清潔。
たくさんアカが出る、と聞いていたけど全然。韓国風アカスリとは全然違います、ていうか、適当にごしごしされただけ。
あっという間に泡まみれになって、全身を洗ってもらった後(超適当にです)少しマッサージ。
そして起き上がって、おもむろに頭から湯をかけられて、シャンプー。
これまたあっという間に終わり、適当に流してくれたところで、「シャワー」と一言。
後はシャワーの場所に行って、自分で洗い流せということらしい・・・
最初うつぶせになっていて、そしてお尻をパン、と叩かれて、これが今度は仰向けになって、の合図。
このおばちゃんの声を聞いたのは、これが最初で最後でした。(苦笑)
シャワーと言っても、蛇口からそれぞれ水と湯が出ているだけなので、それを小さな銀の洗面器でかけて流すしかなく・・・
いつまでも髪の毛に石鹸が残ってる感があるし、大変でしたぁー
まぁ、ホテルに戻って夜お風呂に入るから、ということであきらめたけど。
アカスリ&マッサージが終わっても、出たり入ったり休憩しながら、好きなだけ大理石に寝転がって時間を過ごしてもいいみたいだったけど、相変わらず混んでいたし、主人も待ってるかなぁ〜と思ったので早々と退散。
案の定、小心者の主人は居心地が悪くて、あっという間に出てきてたみたい・・・
観光客向けだからか、サービスは適当だし、めんどくさそうにやってたし、
結局そんなにいいものじゃなかったね、という結論に達しました。
すいている時間帯を狙っていくとか、あとは同性の友達とおしゃべりしながらのんびりと、だったらもっと楽しめたかもしれないけど。
一度は体験してみるべきです〜!
でも次回は優雅にホテルのハマムの方がいいかなぁ。
April 02, 2009
トルコのごはん
エジプシャンバザール入口のケバブ屋さん
ギリシャと同じくフレッシュのオレンジジュースをよく見かけました。あとは真っ赤なザクロのジュースもポピュラー
ギリシャとトルコはお隣同士。当然食文化も近いものがあり、
・・・どうせメインはケバブでしょ〜 ゴマつきの丸いパンに、デザートもバクラバ。ギリシャと似たような料理で今回はごはんの楽しみがないなぁ〜
と思っていたら・・・ 全然違うっ
ギリシャよりも、料理のバリエーションが豊富だし、全然油っぽくない。
例えばドネルケバブ(ギリシャではギロピタ)
ギリシャではオイリーなピタにくるんで、ザジキなどソースもたっぷり。
しかしトルコのパンはバゲット もしくは薄いクレープみたいな(トルティーヤみたい)ものでクルクル巻かれて出てきたり。ソースなしのあっさり味なんです。
そういえば、トルコ人そんなに太ってなかったよ〜
まず最初に感動したのが、パンの美味しさ!
左:ホテルの朝食のパン ブリオッシュのようなバターのきいたやわらかいパンやベーコン入りの総菜パン、スコーンなど ギリシャにないパンの数々 持って帰りたいくらいでした
右:街で見かけるスィミット(ゴマ付きのリングパン)屋さん
トルコで最もポピュラーなのはバゲットパン。
中がフワフワで、日本のパン屋によくあるバゲットとよく似ています。
レストランや食堂では、席に着くと山盛りのバゲットや出てきて食べ放題☆
スープを注文するだけでパンも食べてお
腹いっぱいになるよー
ロカンタという庶民的なレストランでは、ショーケースにズラリと並んだ料理の中から好きなものを指差して注文できるので簡単♪
野菜や豆、肉を使った煮込み料理が種類もたくさんで、とっても美味しかったです☆
左:野菜の煮込み、ミートローフ、ケチャップライス これで3ユーロくらい
右:定番レンズ豆のスープ
もう少し中級のレストランにて。
前菜(メゼ)は好きなのをお皿に盛っていいよ〜とのこと。ギリシャにもある豆のディップやナスのサラダなどもありましたが、国が違うとやはり味も違うものです☆
メインはアダナ・ケバブ(右側) 唐辛子入りのケバブ。でも全然辛くない。グリルした青いトウガラシがついてくることが多くて、これは辛くて食べれませんっ
(左側)ムサカの一種なのかなぁ ナスと牛肉の煮込みにマッシュポテトとチーズが乗ったもの。ライスに合います。
ガイドブックを見て、やっぱ食べなきゃでしょ〜と思って☆
ガラタ橋名物 サバサンド
フライのサバかと思いきや、焼いたサバを野菜と一緒にバゲットに挟んだだけのサバサンド
ソースも何もなし ちょっとマヨネーズが欲しかったかなぁ でも美味しかったよー
チャイ(紅茶)と一緒に。
トルコの人は一日に何杯もチャイを飲むそう。
グラスが小さいこともあって、チャイはコーヒーの半分のお値段。
カフェで注文しても、2リラ程度(約1ユーロ)
そういえば、主人がホテルの近くの美容院へ行ってトルコカット(!?)に挑戦したんです。
英語が話せる気さくなお兄さんが担当してくれたので、主人にはもちろんのこと、
待っている私にも2杯チャイを出してくれました。
しかも、自分で入れるのではなく、隣のカフェに「チャイ2つ〜」と言いに行って、
カフェの人がその度に新しいカップでわざわざ運んできてくれて、おかわりいる? と聞いてくるんです。
カット代たった15リラ(7.5ユーロ)だったのに、申し訳なくなっちゃった
スイーツは、バクラワ、カダイフなどハチミツたっぷり系のお菓子は今回はパス
ギリシャにあるのと見た目もそっくりなものが多くて、
トライしなかったけど、きっと美味しいと思いますよ〜
甘そうだけどね。
それよりもプリンプリン
トルコはプリンの種類が豊富 ライスプティングなどお米が入っているものが多いので、普通のカスタードプリンは「クリームカラメル」というやつ。
この前からどうしてもプリンが食べたくて、作ろうかどうしようか悩んでいた矢先だったので
(ギリシャにはプリンがありません。。。)めちゃ美味しかった〜☆
ピスタチオがのっているのがトルコ風でしょ?
他にもギリシャでは出会えないベイクドチーズケーキなど、カフェのケーキメニューも充実。イスタンブールで食べたもの、全部美味しかったなぁ〜
トルコは食文化も豊かな国。
食べる楽しみもありますよ〜!! しかも安いしねっ
トルコでハマム体験編へ続く。。。
April 01, 2009
モスクのブルーな世界
終日釣り人でにぎわうガラタ橋。小さい魚がたくさん釣れてました!
すぐ隣には別の釣り人。人口密度が高いのに、よく釣り糸が絡まずできるよなぁ〜
遠くからでもあちこちにモスクが見えます。大きくて存在感あります。
今日のアテネはもわ〜っとした生ぬるい空気の一日。
薄手の長袖で出かけたら暑いくらいでした。
曇っていて、日差しがあるわけじゃないのに気温は26℃!そりゃ暑いわ。
29日の日曜日からサマータイムになり、日本との時差は6時間に。
夜は20時くらいまで明るい今日この頃です
さてさてイスタンブール。
イスラム圏への旅行は初めてで、当然大きなモスクも初めてだったのだけど、
装飾のなんと素晴らしいこと・・・!
エジプシャン・バザールの近くにあるリュステム・パシャ・ジャーミィ
ガイドブックでは小さくしか紹介されていないですが、外装も内装もタイルで埋め尽くされていてとてもキレイ。
一見の価値ありですよ。
リュステム・パシャ・ジャーミィの内部
モスクの中に入るときは、女性はスカーフなどで髪を隠してから。
私はたまたま春物のストールを首に巻いていたので、入り口でそれを頭に巻いて、と言われました。
1日5回のお祈りをするというイスラム教
お祈りの真っ最中なので、お静かに。
靴を脱いで絨毯の上を歩くからか、なんだか落ち着いた気分になれます。
イスラム教徒でも戒律の厳しさによって色々違うのかなぁ
全身真っ黒なマントのような衣装を着て、目と鼻しか出さずに歩いている人もいたし、
↓↓こんな風にとてもカラフルなスカーフの女性たちも。
ファッションの一部としてスカーフで個性を出しているのかもしれませんね。
集団でカラフルスカーフ、なんだか可愛いかったよー
いつまで見ていても飽きなかったスルタンアフメット・ジャーミィ 通称ブルー・モスク
時間帯やお天気によって光の入り方が違うとモスク内も違って見えるので、連日通ってしまいました。
どんだけ好きやねんっ
でも、入場料タダだしね(笑)
大きな丸天井のドーム。内壁を飾っているのは2万枚以上のイズミック・タイル
ず〜っと眺めていたい美しさ・・・
ステンドグラスから青い光が差し込んで、モスク内をより幻想的にしてます。
とどめはトプカプ宮殿
外装も内装もパッチワークのようにタイルでびっしりと装飾されていて、素晴らしい、の一言に尽きます。
あぁ〜 私も家じゅうを青いタイル張りにしたい・・・と提案してみましたが、主人には「トイレみたいで嫌だ」とあっさり却下。
今の時代、タイル張りのトイレっていうのもあんまりないだろー!?笑
手入れされた綺麗な中庭や、まばゆい宝石の数々が展示されている宝物館など広ーい敷地内に見どころがたくさんあったトプカプ宮殿なのだけど
ブルーな世界の魅力にとりつかれていたので、偏った紹介になってますが・・・
左:ハレムの美しい壁画とタイル。
右:タイル1枚1枚の絵柄と、色と、そして
全体で見たときのデザインがう〜ん、キレイ!すごいっっ!
今までヨーロッパ各地で教会を見たり、立派なお城を見てきたけれど
イスタンブールのモスクはそれ以上の感動がありました
もしや前世はイスラム教徒かしら!?
トルコのごはん編へ続く。。。
March 30, 2009
Istanbul
イスタンブールといえば有名なスルタン・アフメット 赤い絨毯に青い光がさすブルーモスク内
美しく、そしてなぜか心が安らぎ、その雰囲気にハマりました・・・
トルコ航空でひとっ飛び イスタンブールへ行ってきました。
ここはかつて東ローマ帝国の首都であり、ギリシャだった・・・ので、
今でもギリシャではイスタンブールとは言わず、当時の名称で「コンスタンティノープル」と呼ばれています。
コンスタンティヌス帝より建てられたアヤソフィアはもともとギリシャ正教の大本山。
コンスタンティノープル陥落後にイスラーム寺院に変えられ、聖母マリアやキリストのモザイクも漆喰で塗りつぶされた。。。
外務省の海外安全情報ではイスタンブールも「十分気をつけてください」レベルになっているし
行ったことのある人からは、スリが多くて危ないからカバンを持って歩かない方がいい、など色々聞いていたので、と〜っても治安が悪そうなイメージで不安だったのだけど・・・
実際は大きな観光都市!
もちろん、観光地なので人は多いし、手荷物に注意した方がいいけど、必要以上に怖がらなくても大丈夫。治安が悪いという雰囲気はそんなにありませんでした〜
日本人の観光客も多いみたい。
道端では客引きのお兄さんに日本語で話しかけられることが多くてビックリ。
レストランやカフェ、バザール内のお店の人など、ペラペラの日本語で熱心に勧誘してきます。
とーっても「アジア」を感じました。
グランドバザールは大きくてお店がびっしり。けど、観光客相手にぼったくり価格のお店が多かったので、買い物するときは値段交渉を。
エジプシャンバザールでもスパイス類だけでなく、お土産になる絵皿やストール類も売っていて、こちらの方が安くて良心的でした!
ドライフルーツもオススメ☆クルミの挟まったイチジクやピスタチオのお菓子など安くておいしかったし。
日本からの旅行では、屋台やバザールなどの怪しいお菓子系は敬遠してたけど、ギリシャに住んでたくましくなったのか、何でも味見し、わりと全部美味しく感じた(笑)
イスタンブールは大きい街なので見どころがたくさん!!
私は旧市街のホテルに泊まったけど、ガラタ橋〜ブルーモスクあたりまでは全然歩けるし、新市街方面にもトラムで行けるので便利でした。
ゆっくり見て回るなら、最低3日くらい必要だと思います☆
ひそかに楽しみにしていた地下宮殿にあるメドゥーサ
怪しすぎる・・・
フェリーに乗ってアジア側へ。
ちょうど29日(日)が選挙だったようで、イスタンブールの街中に旗がヒラヒラすごかったんだけど・・・
海岸沿いでは、おじさんたちの釣りエリア多数。この国の趣味No,1は釣りじゃなかろうか・・・
右:クズ塔、そしてトプカプ宮殿やアヤソフィアの見える旧市街を眺めながらチャイ(紅茶)はいかが?
定番のボスポラス海峡のクルーズもしてきましたよ。
船の上から見るドルマバフチェ宮殿も、新市街の高層ビルも、遠くに見えるモスクも、きれいだな〜と思いながら満喫しました。
左は新市街(アテネよりはるかに都会だぁ!) 右はアジア側 なんとなく建物の雰囲気が違うような気がします
イスタンブールの魅力にすっかりハマってしまいました。
モスクのブルーな世界編、へ続く。。。