オリンピア
November 25, 2010
世界遺産オリンピア
オリンピックの発祥の地、オリンピア。
行くまで全く知らなかったけど、この日は遺跡も博物館も入場フリーDAYでした。
ラッキ〜
冬期(10-3月)の毎週日曜日はフリーなんだって。
入口。
緑がいっぱいで公園みたい。
新しい遺跡を訪れるのは久しぶり。
ここで紹介するのはほんの一部。
広くて、見どころがたくさんある遺跡でしたよ☆
紀元前7世紀にゼウスの妻ヘラを祀るためにつくられたヘラ神殿。
4年に一度、オリンピックの聖火が採火されるのは、このヘラ神殿の前。
この風景、見たことあるある!
ギリシャで最も古いドリア式の神殿。
これがゼウス神殿。
・・・って、周りに石がゴロゴロしすぎていて、どれが神殿なのか一目ではわかりづらい。
当時はパルテノン神殿に匹敵するくらい大きな神殿だったらしいけど。
間近で見ると柱の大きさに驚きます。こんな大きくて重いものをどうやって持ち上げていたのか・・・
古代オリンピア競技が行われていたスタディオン。
とにかくだだっ広い。スタートラインの石板が残ってます。
左:このアーチの向こうにスタディオンが広がってるのです。
右:手入れされているのか緑の芝生がキレイ。トラックの長さは192m!
面白いなと思ったのが、紀元前400年代の彫刻家、フェイディアスの仕事場。
ここで高さ12mもあるという巨大なゼウス像が制作されたんだとか。
七不思議のひとつで、今となっては想像図でしか見ることのできない巨大なゼウス像。実物見てみたかったなぁ。
左:柱に彫られた唐草模様が見事。
右:建物の壁には貝殻がたくさん埋まってました。
遺跡から歩いてすぐのところにあるオリンピア博物館。
オリンピア遺跡から発掘された彫刻や陶器、宝飾品などが展示されています。
左:博物館外観。
右:入ってすぐのところにあるのは、ゼウス神殿に飾られていた彫刻の数々。パルテノン神殿より原型がたくさん残っているので見ごたえありますねー
左:ヘラ神殿から発掘された「赤子のディオニソスをあやすヘルメス像」
右:こんなキャラクターどこかで見たことあるような気がしない!?ブロンズでつくられたもの。
さすが世界遺産。遠くても行く価値ありますね。
これでもう、ギリシャの遺跡めぐりは行きたいところは行きつくしたような・・・
November 22, 2010
日帰りオリンピア
昨日はオリンピアへ行ってきました。しかも日帰りで!
世界遺産に指定されている有名どころの遺跡の中で、なかなか行く機会のなかったオリンピア。
近くに他の有名な観光地があるわけでもないし、アテネからは車で5時間くらい、とにかく遠い・・・!というイメージだったので、後回し、後回しになっていて。
ギリシャ人の知り合いや、オリンピアへ行ったことのある日本人の方に聞いたら、
「パトラを経由してぐる〜っと回って行くハイウェイを使うルート」が一般的みたいだったんだけど・・・
そこをあえて、走行距離の短い「トリポリ経由の山道ルート」で行ってみました。
そしたら、3時間半で到着
家を8時半に出て、途中で一度サービスエリアで休憩したのに、お昼にはオリンピアに到着。
遺跡&美術館は15時まで開いているので、十分時間がありました☆
山道ルート、といっても、トリポリの手前で高速道路を降りてからも、しばらくは整備された広い道が続くので快適ドライブ。
うねうね山道はオリンピア直前までの1時間半くらい(って十分長いか!?でも珍しく車酔いしなかった。まぁ、ほとんど居眠りしてたんだけど)
この季節は、ギリシャの山々も紅葉が楽しめます
そして、途中で小さな町をいくつか通るので、ギリシャの田舎を垣間見ることもできます。
Lagkadiaという山の中にある小さな村では、ここを通るギリシャ人が車をとめて、カメラ片手に散策しているようだったので、帰りに私たちも寄り道〜
デルフィの手前にあるアラホバになんとなく似てる。
石造りの建物がカワイイ。きっとここも冬になると雪が降るんだろうなぁ。
カフェから見えるのは、色づいた山々。山の景色を堪能しましたー
オリンピアのホテルはそんなに高くないし、「遠いから日帰りは大変じゃない」と言われていたので、泊まることをちらっと考えたときもあったんだけど、やはり日帰りにしてよかった、と思ったもう一つの理由は・・・
オリンピアの町。
シーン。
シーズンオフだし、かつ日曜日だからという条件が重なったのもあるんだろうけど、ほとんどのお店が閉まっていて、お土産屋も、カフェやタベルナも開いているのは数軒ほど。
歩いている人すらほとんどいない、この静けさ・・・
もしここに1泊してたら困っちゃってただろうなぁ
というわけで、オリンピア日帰りでも十分行ける!
我が家の推奨ルートは「トリポリ経由の山道ルート」でございます。
で、肝心のオリンピア遺跡は、次回に〜