去年の借りを返す旅〜20キロまで〜
明日の札幌の気温・・25℃/21℃(曇のち晴) 東京の気温・・30℃/25℃(晴のち曇)
北海道マラソンから3日が経ちました
昨日まで5キロ進んだので今日はそれ以降になります。昨日の補足で、最初の5キロについては、メンタル的な要素が全てと言っても過言ではありません。去年15秒前に通過した経験から、今年はこの5キロをどう乗り越えるか、を最重要事項として考えてきました。結論は「精神的に余裕を持つこと」。関門閉鎖まであと×分しかないと思うのと、×分もあると思えるのでは、全然違いますから。普段の練習でも、「あと×分もある。大丈夫、大丈夫」と言い聞かせて走ることを何回かやりました。
【5キロ〜10キロ/52分11秒】5キロの給水所、覚悟はしていたもののショックでした。この状態が10キロとか15キロでも続くかも?と思いました。ただ、あらかじめウェストポーチに忍ばせておいたコップよりも全然大きかったので、受け取ったコップは捨てずに次の給水所まで持っていくことにしました。右手にVAAMのミニボトル、左に紙コップ。重さ的にはあまりハンディにはならなかったんですけどね。この区間は日陰になるところも多かったので、日陰のところは日陰を選びました。そうでないところは、車が走っていない時は道路の中央の近くに、車が来る時は排気ガスや熱風で暑くなるのでややインコースに寄って走りました。とにかく体力の消耗を防ぎにいきます。7キロちょいのスポンジは、全然余裕だったのでパスしました。
10キロの関門を見たら52分11秒。洞爺の時の50分ジャストと比べると遅いけど、まあこんなものかな?と思いました。10キロの給水所は、5キロのところの反省から最初のテーブルから10数えたところのテーブルに狙いを定めることに。この作戦が功を奏し、さっきは1分もロスしたのに、今度は5秒で取れました! コップの数も結構多かったので、多分15キロ以降も大丈夫かな?と思ったのですが、念のため15キロ地点にもコップは持っていくことにしました。
【10キロ〜15キロ/1時間15分】去年は「歩く、いや、まだ走ろう」と葛藤した区間。今年は全然余裕でした。息もスタート直後とさほど変わらないし、意識が朦朧とした去年と違って、今年はしっかりしていました。何よりもおでこに貼った冷えピタシートが効果満点(笑)。12キロ地点のスポンジを受け取って、前日のアディダスのセミナーで教わったとおりに、わきの下や首の前を中心に冷やしました。そうこうしているうちに、左に行くと札幌、という見覚えのある表示が・・ そう、一条大橋の手前です。一年ぶりの一条大橋は颯爽と通過していきました。腕には青で関門の時間を、赤で3時間18分前後の目標タイムを書いておいたのですが、この時点では、もしかしたら赤のタイムもイケルかも?という淡い思いがありました。
【15キロ〜20キロ/1時間40分35秒】去年は給水所でスポンジや紙コップが足の踏み場もないほどに衝撃の光景に、緊張の糸が切れてしまい、走るのをやめてしまった区間。歩いている途中に後ろから来たおばちゃんに「走れ!」と半ば怒られて「意味ないのに・・」と思いながらもしぶしぶと走り始めた区間。収容バスを1時間待った区間。色々な思い出のある区間でもあります。17キロ、18キロは平気だったけど、19キロから去年を思い出し、走っている時に少しだけ涙が出てきました。実は、今回の道マラで一番長く感じたのが、19キロから20キロの地点です。関門を通過した時、一瞬だけ「やった!」と思いました。まあ、去年あれだけ長く目の前にしたコンビニとかは、どこだったかな?と探しているうちに通り過ぎてしまい、結局分からずじまいで終わっちゃったんですけどね。
現実問題として、今年は完走が絶対的な目標になっています。20キロ以降は未知の世界なので、20キロまでは出来れば余裕しゃくしゃくで走りたいな、と思っていました。洞爺の時はハーフで1時間41分だったので、確かにペースは遅いけど、息も乱れないてないし足も全然大丈夫。理想どおりの展開に持っていくことが出来ました。
〜次回は20キロ以降、未知の世界への旅へと続きます〜