失敗しない溶接機 溶接商品の選び方
2011年02月22日
■儲かる溶接
ここしばらく、「儲かる溶接」というテーマでセミナーを開催しています。
本来、溶接という特殊な仕事はもっと儲かってしかるべき特異な仕事なのです。
母材をアーク熱によって溶融接合する・・・
一言で表すのなんてことはないのですが、
夏の燃えるような酷暑の中でも長袖の綿の作業着に身を包み、扇風機すら使えない締め切った場所で汗を流しながら、数千度のアーク熱に耐えているのです。
苦労の対価として収入が増えれば良いのですが、世の中それほど甘くないの悲しいところ。
お客様は過程の苦労や努力にお金を払うのではなく、あくまで出来上がった「結果」に対してお金を払うのです。
ということは
☆溶接結果を最小の投資で最大の結果に仕上げる
（無駄のない効率的な溶接作業をする）
ことが大切です。
私のセミナーでは、最小の投資で最大の結果を出すための方法を
「レシピ」化することでお教えしております。
たとえばステンレスＴＩＧ溶接・・・
適切に溶接すると「溶接焼け」がないように仕上がります。
しかも低ひずみに仕上がります。
つまり、溶接焼けを後から取る工程がないので、劇的に儲かるようになるのです。
半自動溶接においては、
スパッタの出ない溶接を提唱しております。
本来、スパッタが発生することがおかしいのです。
「スパッタはでないようにしてあげれば、簡単に出なくなる」のですね。
スパッタが発生しているとすると、その現場の考え方がそもそもおかしいのです。
そして、スパッタが出ない溶接をすると、びっくりするほど儲かるようになります。
毎日５時間溶接作業を月に２２日するとします。
年収６００万円の作業者一人につき、毎月約９万円儲かるようになります。
凄くないですか？
２月２５日（金）ダイヘン東京ＦＡ
３月１１日（金）ダイヘン四国ＦＡ
３月２４日（木）藤井商事株式会社
こんな日程で儲かる溶接の極意を公開する予定です。
溶接の技術講習の範囲を超えた、新しい発想で儲かる溶接を「無償」でご提案しております。
セミナーに参加して、見て聞いた内容を実行するだけで圧倒的に儲かるようになるなんて素敵だと思いませんか？
日本において、儲かる溶接について短時間でしかもわかりやすく説明しているのは私のセミナーだけかもしれません。
○多くの溶接材料の販売者の売り方・考え方は間違っております（失礼）
○多くの溶接現場で使われている溶接材料や溶接機が儲からない原因を作り出しています。
○多くの溶接現場での間違った使い方が利益を流出させています。
しかし、一瞬にしてこの間違いを正すことが可能です。
正しい考え方を手に入れさえすれば、儲かるための正しい溶接商品を販売（購入）することができます。
そして、適切な使い方をすれば圧倒的に品質が向上し、本来する必要のない無駄な作業（焼け取り・スパッタ除去）から開放されます。
溶接材料や溶接機材を販売している方々にも是非聞いていただきたいです。
ありがとうございます。
ここしばらく、「儲かる溶接」というテーマでセミナーを開催しています。
本来、溶接という特殊な仕事はもっと儲かってしかるべき特異な仕事なのです。
母材をアーク熱によって溶融接合する・・・
一言で表すのなんてことはないのですが、
夏の燃えるような酷暑の中でも長袖の綿の作業着に身を包み、扇風機すら使えない締め切った場所で汗を流しながら、数千度のアーク熱に耐えているのです。
苦労の対価として収入が増えれば良いのですが、世の中それほど甘くないの悲しいところ。
お客様は過程の苦労や努力にお金を払うのではなく、あくまで出来上がった「結果」に対してお金を払うのです。
ということは
☆溶接結果を最小の投資で最大の結果に仕上げる
（無駄のない効率的な溶接作業をする）
ことが大切です。
私のセミナーでは、最小の投資で最大の結果を出すための方法を
「レシピ」化することでお教えしております。
たとえばステンレスＴＩＧ溶接・・・
適切に溶接すると「溶接焼け」がないように仕上がります。
しかも低ひずみに仕上がります。
つまり、溶接焼けを後から取る工程がないので、劇的に儲かるようになるのです。
半自動溶接においては、
スパッタの出ない溶接を提唱しております。
本来、スパッタが発生することがおかしいのです。
「スパッタはでないようにしてあげれば、簡単に出なくなる」のですね。
スパッタが発生しているとすると、その現場の考え方がそもそもおかしいのです。
そして、スパッタが出ない溶接をすると、びっくりするほど儲かるようになります。
毎日５時間溶接作業を月に２２日するとします。
年収６００万円の作業者一人につき、毎月約９万円儲かるようになります。
凄くないですか？
２月２５日（金）ダイヘン東京ＦＡ
３月１１日（金）ダイヘン四国ＦＡ
３月２４日（木）藤井商事株式会社
こんな日程で儲かる溶接の極意を公開する予定です。
溶接の技術講習の範囲を超えた、新しい発想で儲かる溶接を「無償」でご提案しております。
セミナーに参加して、見て聞いた内容を実行するだけで圧倒的に儲かるようになるなんて素敵だと思いませんか？
日本において、儲かる溶接について短時間でしかもわかりやすく説明しているのは私のセミナーだけかもしれません。
○多くの溶接材料の販売者の売り方・考え方は間違っております（失礼）
○多くの溶接現場で使われている溶接材料や溶接機が儲からない原因を作り出しています。
○多くの溶接現場での間違った使い方が利益を流出させています。
しかし、一瞬にしてこの間違いを正すことが可能です。
正しい考え方を手に入れさえすれば、儲かるための正しい溶接商品を販売（購入）することができます。
そして、適切な使い方をすれば圧倒的に品質が向上し、本来する必要のない無駄な作業（焼け取り・スパッタ除去）から開放されます。
溶接材料や溶接機材を販売している方々にも是非聞いていただきたいです。
ありがとうございます。
2010年03月30日
■溶接ワイヤ選択のための実験
高品質ワイヤを選択することが、高品質溶接を実現するためには不可欠です。
日本が今の経済状態から脱却し、国際競争力を取り戻すためには、今作っている商品の品質をさらに向上させる必要があります。
競争力を高めるための手法で、原材料や副資材などを安価なものに変えていくことを検討したり、実際に変えてしまっている企業が数多くあります。
このような考え方が、結果として競争力を失わせることに繋がってしまっているのかもしれません。
「仕入コストが下がるから今使っている□□から○○に変更する。これによる品質の低下は、最小でありほぼ問題ない範囲だと思われる」
「○○を使うと品質が低下してしまう恐れがある」のに、安い【○○】という原材料に安易に変えることは非常に問題です。
安い原材料【○○】を選ぶことによって、大きなリスクを抱えてしまい、ここで失った「品質」をこの後取り戻す経費や労力の方が大きくなることを理解する必要があります。
■溶接ワイヤ選択の二つの手法
話を溶接ワイヤに戻します。
ライバル他社と差別化し、圧倒的に品質の高い溶接品質を達成すると競争力が増してきます。
つまり、『価値』が高まるわけです。
ＣＯ２／ＭＡＧ溶接において、高品質溶接を実現するために、高品質溶接ワイヤの選択することが重要です。
溶接ワイヤを選択する時に、具体的な実験をしてみると良いでしょう。
この実験の方法に、
「帰納法的実験」と「演繹法的実験」があります。
帰納法的実験なんていうと小難しいですが、これは今使っている溶接機やシールドガスを使って、今の溶接方法を使って、溶接ワイヤを選択する比較実験をするという手法です。
これは、現状を認めた上で、現状より品質を高めるために、溶接ワイヤをいろいろと変えてみるということす。
帰納法的実験を使って、溶接ワイヤ（溶接機でも、シールドガスでもＯＫ）等を選択する場合、品質向上効果が目に見えて現われにくいかもしれませんが、ゆっくりと着実に品質は向上できるでしょう。
演繹法的実験を使うとどうなるでしょうか？
これは、一旦現状のＣＯ２／ＭＡＧ溶接の状態・環境を忘れて、
「この商品をつくるために、ベストな状態はどうあるべきなのか？」
・・・つまりあるべき姿、理想的状況を目指しての実験です。
この場合、今使用している溶接機やシールドガスなどを一回忘れて、今の製品を作るための理想的な溶接環境を構築するための実験をしてみるのです。
理想的溶接環境などというと大げさですね。
具体的には、
溶接機、シールドガス、溶接ワイヤを適切に選択する実験をしてみるのです。
「スパッタの皆無で、ビード外観に優れた溶接」・・・こんな目標・あるべき姿の実現を目指して実験をしてみるのです。
実験１
サイリスタ制御の溶接機＋炭酸ガス＋安価な外国製溶接ワイヤＡ
溶滴移行：短絡移行
実験２
デジタル溶接機Ｂ＋炭酸ガス＋安価な外国製溶接ワイヤＡ
溶滴移行：短絡移行
実験３
デジタル溶接機Ｂ＋Ａｒ＋ＣＯ２（２０％）混合ガス＋国産ソリッドワイヤＣ
溶滴移行：短絡移行
実験４
デジタルパルス溶接機Ｄ＋Ａｒ＋ＣＯ２（２０％）混合ガス＋国産ソリッドワイヤＥ（パルスＭＡＧ用）
溶滴移行：スプレー移行
この４種類の実験を、水平隅肉溶接などのテストピースにて簡単に実験してみて、溶接品質の変化を客観的かつ科学的に検証してみるのです。
溶滴移行を意識的に選択することで、想像をはるかに超える高品質溶接が実現します。
つまり、スパッタが皆無で、綺麗なビード外観が簡単に実現できるという事実に驚かれるでしょう。
このような演繹法的手法で、あるべき溶接の姿を確かめてみた時に、どの位のコストを調べて見ると面白い結果がでるのです。
高品質溶接を実現すると、溶接のトータルコストが大幅に低減できるのです。
スパッタは、本来発生することがおかしいのであり、スパッタ発生させないようにすると、スパッタ付着防止剤を購入する必要もないばかりか、スパッタ除去作業という無駄なコストが節約できます。
スパッタは本来発生することが間違いだと声を大にして言うと・・・多くの方から反論されますが、実際にスパッタが出ているような溶接は何かが間違っているのです。
仮説を立てて、検証してみる
当たり前のことのようですが、溶接現場では意外とできていないですね。
現状を認めた「帰納法的実験」だけでなく、
あるべき理想を求めた「演繹法的実験」をしてみることをお奨めします。
えっ、面倒くさいですって！
そんな方のために、あなたに変わって私が溶接実験をしています。
また、告知をしますので興味ある方は『溶接実験会』にご参加下さい。
演繹法的手法を使って、溶接ワイヤ、溶接機、シールドガスの選択法をお教えします。
溶接でもっと儲けたい方だけご参加ください。
近いうちに開催したいと計画中・・・お楽しみに。
ありがとうございます。
高品質ワイヤを選択することが、高品質溶接を実現するためには不可欠です。
日本が今の経済状態から脱却し、国際競争力を取り戻すためには、今作っている商品の品質をさらに向上させる必要があります。
競争力を高めるための手法で、原材料や副資材などを安価なものに変えていくことを検討したり、実際に変えてしまっている企業が数多くあります。
このような考え方が、結果として競争力を失わせることに繋がってしまっているのかもしれません。
「仕入コストが下がるから今使っている□□から○○に変更する。これによる品質の低下は、最小でありほぼ問題ない範囲だと思われる」
「○○を使うと品質が低下してしまう恐れがある」のに、安い【○○】という原材料に安易に変えることは非常に問題です。
安い原材料【○○】を選ぶことによって、大きなリスクを抱えてしまい、ここで失った「品質」をこの後取り戻す経費や労力の方が大きくなることを理解する必要があります。
■溶接ワイヤ選択の二つの手法
話を溶接ワイヤに戻します。
ライバル他社と差別化し、圧倒的に品質の高い溶接品質を達成すると競争力が増してきます。
つまり、『価値』が高まるわけです。
ＣＯ２／ＭＡＧ溶接において、高品質溶接を実現するために、高品質溶接ワイヤの選択することが重要です。
溶接ワイヤを選択する時に、具体的な実験をしてみると良いでしょう。
この実験の方法に、
「帰納法的実験」と「演繹法的実験」があります。
帰納法的実験なんていうと小難しいですが、これは今使っている溶接機やシールドガスを使って、今の溶接方法を使って、溶接ワイヤを選択する比較実験をするという手法です。
これは、現状を認めた上で、現状より品質を高めるために、溶接ワイヤをいろいろと変えてみるということす。
帰納法的実験を使って、溶接ワイヤ（溶接機でも、シールドガスでもＯＫ）等を選択する場合、品質向上効果が目に見えて現われにくいかもしれませんが、ゆっくりと着実に品質は向上できるでしょう。
演繹法的実験を使うとどうなるでしょうか？
これは、一旦現状のＣＯ２／ＭＡＧ溶接の状態・環境を忘れて、
「この商品をつくるために、ベストな状態はどうあるべきなのか？」
・・・つまりあるべき姿、理想的状況を目指しての実験です。
この場合、今使用している溶接機やシールドガスなどを一回忘れて、今の製品を作るための理想的な溶接環境を構築するための実験をしてみるのです。
理想的溶接環境などというと大げさですね。
具体的には、
溶接機、シールドガス、溶接ワイヤを適切に選択する実験をしてみるのです。
「スパッタの皆無で、ビード外観に優れた溶接」・・・こんな目標・あるべき姿の実現を目指して実験をしてみるのです。
実験１
サイリスタ制御の溶接機＋炭酸ガス＋安価な外国製溶接ワイヤＡ
溶滴移行：短絡移行
実験２
デジタル溶接機Ｂ＋炭酸ガス＋安価な外国製溶接ワイヤＡ
溶滴移行：短絡移行
実験３
デジタル溶接機Ｂ＋Ａｒ＋ＣＯ２（２０％）混合ガス＋国産ソリッドワイヤＣ
溶滴移行：短絡移行
実験４
デジタルパルス溶接機Ｄ＋Ａｒ＋ＣＯ２（２０％）混合ガス＋国産ソリッドワイヤＥ（パルスＭＡＧ用）
溶滴移行：スプレー移行
この４種類の実験を、水平隅肉溶接などのテストピースにて簡単に実験してみて、溶接品質の変化を客観的かつ科学的に検証してみるのです。
溶滴移行を意識的に選択することで、想像をはるかに超える高品質溶接が実現します。
つまり、スパッタが皆無で、綺麗なビード外観が簡単に実現できるという事実に驚かれるでしょう。
このような演繹法的手法で、あるべき溶接の姿を確かめてみた時に、どの位のコストを調べて見ると面白い結果がでるのです。
高品質溶接を実現すると、溶接のトータルコストが大幅に低減できるのです。
スパッタは、本来発生することがおかしいのであり、スパッタ発生させないようにすると、スパッタ付着防止剤を購入する必要もないばかりか、スパッタ除去作業という無駄なコストが節約できます。
スパッタは本来発生することが間違いだと声を大にして言うと・・・多くの方から反論されますが、実際にスパッタが出ているような溶接は何かが間違っているのです。
仮説を立てて、検証してみる
当たり前のことのようですが、溶接現場では意外とできていないですね。
現状を認めた「帰納法的実験」だけでなく、
あるべき理想を求めた「演繹法的実験」をしてみることをお奨めします。
えっ、面倒くさいですって！
そんな方のために、あなたに変わって私が溶接実験をしています。
また、告知をしますので興味ある方は『溶接実験会』にご参加下さい。
演繹法的手法を使って、溶接ワイヤ、溶接機、シールドガスの選択法をお教えします。
溶接でもっと儲けたい方だけご参加ください。
近いうちに開催したいと計画中・・・お楽しみに。
ありがとうございます。
2010年03月28日
■「溶接ワイヤ」選択の基準
高品質溶接ワイヤを溶接作業に用いることは、高品質な溶接を実現する上で非常に重要なことです。
私には、これは当たり前に思えるのですが、重要だと思っていない方が大勢いるという事実に驚愕してしまいました。
実際に溶接をされている方や企業関係者に今使っている溶接ワイヤをどんな理由で選択したのか聞くと、非常に残念な回答が返ってくるのです。
★仕入価格が安くて、品質の良いものを選ぶ
こんな回答をされる方が想像以上に多いのです。
国産溶接ワイヤから安価な某国製のワイヤに切り替えて使用されている方に質問をしてみました。
Ｑ：今お使いの溶接ワイヤを選んだ理由をお教え下さい。
Ａｎｓ：国産溶接ワイヤより、安価だったから国産ワイヤから切り替えた。
Ｑ：今お使いのワイヤを使うと、高品質溶接が実現するのですか？
Ａｎｓ：具体的な試験をしてないのでわからないが、使用した感じでは国産ワイヤとそれほど遜色がないように思われる。
Ｑ：使用感を伺ったのではなく、その溶接ワイヤを使うと高品質溶接が実現するのかが知りたいのです。
Ａｎｓ：そう言われると、ワイヤ送給性が国産ワイヤより悪く、トーチ内部でワイヤが引っかかったりすることが多くなったが、トーチをまっすぐに使うように留意して使えば我慢できる範囲におさまるし、溶接欠陥が出たとのクレームもないので特に問題はない。
・・・・・・・・
送給性に難があるが、クレームがきていないから問題はなし。
購入価格が下がったことにメリットがあると評価されておられました。
皆さんはどのように思われましたか？
このような消極的理由で溶接ワイヤを選択することは大きな間違いです。
ワイヤの性能が十分発揮させるとどこまで溶接品質があがるのかを確かめる実験をしたことがあります。
具体的には、
適切な溶滴移行を意識した上で、様々なシールドガスと溶接機を組合わせて実験をしてみたのです。
●炭酸ガスとＭＡＧとの違いや、混合するガス種や比率を変えての実験
●一定溶接電流で溶滴移行を変える実験
●溶接機のグレードをあげてみるとどう変わるか？
シールドガス、溶接機を適切に選んで、きちんと使いこなすと脅威の高品質溶接が実現します。
シールドガスと、溶接機を適切に選んで使いこなすことが高品質溶接実現のために重要であることが証明されました。
同様に、溶接ワイヤを変えて実験をしてみると・・・
溶接機の性能が上がるほど溶接ワイヤの性能の差が顕著に結果に現われるのです。
溶接環境を整えれば整えるほど、安いだけしか取柄のない溶接ワイヤと高品質ワイヤの差が大きくなり、わずかなワイヤコストをケチると本来得られるはずの品質をはるかに下回ることになり、ワイヤ選択で失われた品質を取り戻すことは、莫大なコストをかけても困難なのです。
高品質溶接実現のためには、高品質な溶接ワイヤを使うことが非常に重要なのです。
『高品質な溶接ワイヤ』の定義とは
「溶接する上で、それほど問題のない溶接ワイヤ」ではありません。
送給性の悪さは、電流の乱れにつながり、電流の乱れはアークの不安定さにつながり、スパッタの発生やビード外観に大きく影響します。
溶接ワイヤの違いがクリティカルに現われないということは、高品質溶接が実現しにくい低レベルな環境化にあることの証明です。
溶接機やシールドガスの選択に問題があったり、溶滴移行の選択も間違っているのかもしれません。
多くの場合、高品質溶接の実現することにより、溶接のトータルコストが下がる傾向にあります。
溶接ワイヤを選択する上で大切なことは、安いワイヤを選択することでなく、高品質溶接が実現できるのかどうかを基準に選択することが肝心です。
安いワイヤを選んでも、高品質溶接が実現するのであれば問題ありませんが、価格をプライオリティーにする時点で、品質は二の次になってしまっているのです。
溶接ワイヤ選択の基準は、「品質」を基準にすることが必要です。
その上で、コストを気にすればよいのです。
そもそも、溶接ワイヤの購入コストを下げると、完成する商品のコストにどれだけ影響するのかご存知でしょうか？
溶接ワイヤの購入コストが２割高くなっても、完成する商品のコストへの影響は誤差の範囲（０．１％未満）なのです。
ワイヤを使う方だけでなく、ワイヤを販売する方にも責任があります。
溶接ワイヤを販売している方や、溶接ワイヤ製造メーカーの中にも溶接ワイヤの重要性を認識していらっしゃらない方がいるのです。
価格が安いとか、高いとかで溶接ワイヤを選択するのではく、
「得たい結果」を実現するために、どんな溶接ワイヤを選択するか？
真剣に考える必要があると思います。
今の日本の低迷は、（溶接）商品を購入価格だけで選択してしまうという間違いだらけの考え方が原因のひとつであるのかもしれません。
価値を提供することの大切さを改めて痛感しました。
ありがとうございます。
高品質溶接ワイヤを溶接作業に用いることは、高品質な溶接を実現する上で非常に重要なことです。
私には、これは当たり前に思えるのですが、重要だと思っていない方が大勢いるという事実に驚愕してしまいました。
実際に溶接をされている方や企業関係者に今使っている溶接ワイヤをどんな理由で選択したのか聞くと、非常に残念な回答が返ってくるのです。
★仕入価格が安くて、品質の良いものを選ぶ
こんな回答をされる方が想像以上に多いのです。
国産溶接ワイヤから安価な某国製のワイヤに切り替えて使用されている方に質問をしてみました。
Ｑ：今お使いの溶接ワイヤを選んだ理由をお教え下さい。
Ａｎｓ：国産溶接ワイヤより、安価だったから国産ワイヤから切り替えた。
Ｑ：今お使いのワイヤを使うと、高品質溶接が実現するのですか？
Ａｎｓ：具体的な試験をしてないのでわからないが、使用した感じでは国産ワイヤとそれほど遜色がないように思われる。
Ｑ：使用感を伺ったのではなく、その溶接ワイヤを使うと高品質溶接が実現するのかが知りたいのです。
Ａｎｓ：そう言われると、ワイヤ送給性が国産ワイヤより悪く、トーチ内部でワイヤが引っかかったりすることが多くなったが、トーチをまっすぐに使うように留意して使えば我慢できる範囲におさまるし、溶接欠陥が出たとのクレームもないので特に問題はない。
・・・・・・・・
送給性に難があるが、クレームがきていないから問題はなし。
購入価格が下がったことにメリットがあると評価されておられました。
皆さんはどのように思われましたか？
このような消極的理由で溶接ワイヤを選択することは大きな間違いです。
ワイヤの性能が十分発揮させるとどこまで溶接品質があがるのかを確かめる実験をしたことがあります。
具体的には、
適切な溶滴移行を意識した上で、様々なシールドガスと溶接機を組合わせて実験をしてみたのです。
●炭酸ガスとＭＡＧとの違いや、混合するガス種や比率を変えての実験
●一定溶接電流で溶滴移行を変える実験
●溶接機のグレードをあげてみるとどう変わるか？
シールドガス、溶接機を適切に選んで、きちんと使いこなすと脅威の高品質溶接が実現します。
シールドガスと、溶接機を適切に選んで使いこなすことが高品質溶接実現のために重要であることが証明されました。
同様に、溶接ワイヤを変えて実験をしてみると・・・
溶接機の性能が上がるほど溶接ワイヤの性能の差が顕著に結果に現われるのです。
溶接環境を整えれば整えるほど、安いだけしか取柄のない溶接ワイヤと高品質ワイヤの差が大きくなり、わずかなワイヤコストをケチると本来得られるはずの品質をはるかに下回ることになり、ワイヤ選択で失われた品質を取り戻すことは、莫大なコストをかけても困難なのです。
高品質溶接実現のためには、高品質な溶接ワイヤを使うことが非常に重要なのです。
『高品質な溶接ワイヤ』の定義とは
「溶接する上で、それほど問題のない溶接ワイヤ」ではありません。
送給性の悪さは、電流の乱れにつながり、電流の乱れはアークの不安定さにつながり、スパッタの発生やビード外観に大きく影響します。
溶接ワイヤの違いがクリティカルに現われないということは、高品質溶接が実現しにくい低レベルな環境化にあることの証明です。
溶接機やシールドガスの選択に問題があったり、溶滴移行の選択も間違っているのかもしれません。
多くの場合、高品質溶接の実現することにより、溶接のトータルコストが下がる傾向にあります。
溶接ワイヤを選択する上で大切なことは、安いワイヤを選択することでなく、高品質溶接が実現できるのかどうかを基準に選択することが肝心です。
安いワイヤを選んでも、高品質溶接が実現するのであれば問題ありませんが、価格をプライオリティーにする時点で、品質は二の次になってしまっているのです。
溶接ワイヤ選択の基準は、「品質」を基準にすることが必要です。
その上で、コストを気にすればよいのです。
そもそも、溶接ワイヤの購入コストを下げると、完成する商品のコストにどれだけ影響するのかご存知でしょうか？
溶接ワイヤの購入コストが２割高くなっても、完成する商品のコストへの影響は誤差の範囲（０．１％未満）なのです。
ワイヤを使う方だけでなく、ワイヤを販売する方にも責任があります。
溶接ワイヤを販売している方や、溶接ワイヤ製造メーカーの中にも溶接ワイヤの重要性を認識していらっしゃらない方がいるのです。
価格が安いとか、高いとかで溶接ワイヤを選択するのではく、
「得たい結果」を実現するために、どんな溶接ワイヤを選択するか？
真剣に考える必要があると思います。
今の日本の低迷は、（溶接）商品を購入価格だけで選択してしまうという間違いだらけの考え方が原因のひとつであるのかもしれません。
価値を提供することの大切さを改めて痛感しました。
ありがとうございます。
2009年10月29日
◆ステンレス溶接の効率化を検討する
皆さんは、ステンレス溶接というと何を想像されるでしょうか？
ＴＩＧ溶接であったり、フラックスコアードワイヤを使ったＭＡＧ（炭酸ガス）溶接を思い浮かべる方が多いと思います。
外観や、品質を求めるのであればＴＩＧ溶接の選択がベターです。
ＴＩＧ溶接であれば、スパッタ発生もありませんし、見た目も綺麗に仕上げることが可能です。
しかし、メリットもあればデメリットもあるもの。
ＴＩＧ溶接のデメリットとすると・・・
●溶接速度が遅い
【入熱が多くひずみやすい】
【効率が悪い】
【溶接コストが高い】
●ギャップ溶接が苦手
【溶接前段階の精度を要求する】
●フィラワイヤ挿入が手動
【溶接に技術を要求する】
等のことがすぐに思い浮かびます。
一方、フラックスコアードワイヤを使った半自動溶接は、比較的厚い板厚の溶接などに使われております。
単位時間当たりの溶着金属量も多く効率的な溶接が可能です。
また、高級な溶接電源を専用に用意する必要もなく、お手持ちの半自動溶接機と炭酸ガスでもとりあえず溶接することができるため、手軽に溶接をすることができます。
しかし・・・
●薄板溶接が苦手
【板厚が薄くなるに従い、溶接が困難になり品質も低下する】
●低電流域において、スパッタが発生しやすくなる
【スプレー移行に近い溶滴移行であるため、薄板に適さない】
●コアードワイヤのランニングコストが高い
【フラックスを充填したワイヤを作るにはコストアップを避けられない】
などの問題もあるのです。
他にも被覆アーク溶接棒を用いた交流溶接などもありますが、溶接コストを考えると生産性が悪く高効率溶接とはいえないため、今回はちょっと脇に避けさせていただきます（ゴメンナサイ）
あまり一般的でなくマイナーで、あまり見かけませんがもう一つアーク溶接を語るときに忘れてはいけないのが、ＭＩＧ溶接です。
Ｍｅｔａｌ Ｉｎｅｒｔ Ｇａｓ 溶接の頭文字を用いてＭ Ｉ Ｇ＝ミグ溶接と呼びます。
（電極にワイヤを使い、不活性ガスでシールドする溶接法）
電極（ワイヤ）に安価なソリッドワイヤを使用するため、ランニングコストが安くなります。
しかしここでも、「スパッタ」が問題が立ちはだかり、ＭＩＧ溶接も今一歩普及しておりません。
ステンレスにスパッタが付着すると、除去しにくいのでスパッタの出ない溶接をする必要があるのです。
そしてもう一つの問題が「外観」です。
ステンレスＭＩＧ溶接は、ビードが黒くこげやすいのです。
溶接後の外観が汚いと、ステンレスという「付加価値」を大きく低下させてしまうのでＭＩＧ溶接が普及しなかったのかもしれません。
私もＭＩＧ溶接を高品質に行っているところを残念ながらみたことがありませんでした。
「ＳＵＳのＭＩＧ溶接の高品質化って簡単にできないのかな？」
アルミの高品質ＭＩＧ溶接は実現し、一部業種では当たり前に導入されています。
そこで、高品質ステンレスＭＩＧ溶接にチャレンジし、その様子を皆さんに公開することに致しました。
ステンレスＭＩＧ溶接って簡単なのでは？って思われる方は是非実際にチャレンジしてみてください。
既存の常識にこだわると、ちょっと難しいかも。
★溶接実験会で試してみよう！
そこで、実験会でいろいろ試してみることに致しました。
ステンレス溶接の可能性を見てみたい方はいらっしゃいませんか？
前回、前々回と長野県で溶接実験会を開催したので、今回は首都圏近郊（東京、千葉、神奈川、埼玉等）の方にも参加しやすい場所を確保しました。
（詳しくは溶接情報局をご覧下さい）
このような試みは日本中どこを探してもやっているところは残念ながらありませんので、是非この機会に多くの方に見ていただきたいと思います。
先週より案内を開始したところ、早速反応がありました。
ありがとうございます♪
溶接って、実は簡単に高品質溶接が実現するのです。
しかし、高品質溶接がなかなか実現していないのが現状です。
それには理由があることに最近気づきました。
それは・・・「高品質に溶接したい」と望んでいないからです。
加えて、既存常識に縛られて、試す前に既にあきらめてしまっているのです。
人類が好奇心をもってチャレンジしてきたからこそ現在の便利な世界が存在します。
しかし、現状の溶接している世界を見渡すと・・・本当に残念なのです。
スパッタなんて出ることの方が不自然であり、スパッタの出ない溶接なんでとっても簡単であるにも関わらず、スパッタの出ない溶接をしているところはほとんどありません。
ステンレスＴＩＧ溶接も、実は焼けないで溶接できることを知っていましたか?
今回の溶接実験会では、ステンレス溶接の高品質化の極意を公開します。
ご興味のある方だけ「溶接情報局」サイトをご覧下さい。
あなたの常識をひっくり返すことが楽しみです！
いつも私の好奇心をみたしてくれる業界に感謝します。
ありがとうございます！
皆さんは、ステンレス溶接というと何を想像されるでしょうか？
ＴＩＧ溶接であったり、フラックスコアードワイヤを使ったＭＡＧ（炭酸ガス）溶接を思い浮かべる方が多いと思います。
外観や、品質を求めるのであればＴＩＧ溶接の選択がベターです。
ＴＩＧ溶接であれば、スパッタ発生もありませんし、見た目も綺麗に仕上げることが可能です。
しかし、メリットもあればデメリットもあるもの。
ＴＩＧ溶接のデメリットとすると・・・
●溶接速度が遅い
【入熱が多くひずみやすい】
【効率が悪い】
【溶接コストが高い】
●ギャップ溶接が苦手
【溶接前段階の精度を要求する】
●フィラワイヤ挿入が手動
【溶接に技術を要求する】
等のことがすぐに思い浮かびます。
一方、フラックスコアードワイヤを使った半自動溶接は、比較的厚い板厚の溶接などに使われております。
単位時間当たりの溶着金属量も多く効率的な溶接が可能です。
また、高級な溶接電源を専用に用意する必要もなく、お手持ちの半自動溶接機と炭酸ガスでもとりあえず溶接することができるため、手軽に溶接をすることができます。
しかし・・・
●薄板溶接が苦手
【板厚が薄くなるに従い、溶接が困難になり品質も低下する】
●低電流域において、スパッタが発生しやすくなる
【スプレー移行に近い溶滴移行であるため、薄板に適さない】
●コアードワイヤのランニングコストが高い
【フラックスを充填したワイヤを作るにはコストアップを避けられない】
などの問題もあるのです。
他にも被覆アーク溶接棒を用いた交流溶接などもありますが、溶接コストを考えると生産性が悪く高効率溶接とはいえないため、今回はちょっと脇に避けさせていただきます（ゴメンナサイ）
あまり一般的でなくマイナーで、あまり見かけませんがもう一つアーク溶接を語るときに忘れてはいけないのが、ＭＩＧ溶接です。
Ｍｅｔａｌ Ｉｎｅｒｔ Ｇａｓ 溶接の頭文字を用いてＭ Ｉ Ｇ＝ミグ溶接と呼びます。
（電極にワイヤを使い、不活性ガスでシールドする溶接法）
電極（ワイヤ）に安価なソリッドワイヤを使用するため、ランニングコストが安くなります。
しかしここでも、「スパッタ」が問題が立ちはだかり、ＭＩＧ溶接も今一歩普及しておりません。
ステンレスにスパッタが付着すると、除去しにくいのでスパッタの出ない溶接をする必要があるのです。
そしてもう一つの問題が「外観」です。
ステンレスＭＩＧ溶接は、ビードが黒くこげやすいのです。
溶接後の外観が汚いと、ステンレスという「付加価値」を大きく低下させてしまうのでＭＩＧ溶接が普及しなかったのかもしれません。
私もＭＩＧ溶接を高品質に行っているところを残念ながらみたことがありませんでした。
「ＳＵＳのＭＩＧ溶接の高品質化って簡単にできないのかな？」
アルミの高品質ＭＩＧ溶接は実現し、一部業種では当たり前に導入されています。
そこで、高品質ステンレスＭＩＧ溶接にチャレンジし、その様子を皆さんに公開することに致しました。
ステンレスＭＩＧ溶接って簡単なのでは？って思われる方は是非実際にチャレンジしてみてください。
既存の常識にこだわると、ちょっと難しいかも。
★溶接実験会で試してみよう！
そこで、実験会でいろいろ試してみることに致しました。
ステンレス溶接の可能性を見てみたい方はいらっしゃいませんか？
前回、前々回と長野県で溶接実験会を開催したので、今回は首都圏近郊（東京、千葉、神奈川、埼玉等）の方にも参加しやすい場所を確保しました。
（詳しくは溶接情報局をご覧下さい）
このような試みは日本中どこを探してもやっているところは残念ながらありませんので、是非この機会に多くの方に見ていただきたいと思います。
先週より案内を開始したところ、早速反応がありました。
ありがとうございます♪
溶接って、実は簡単に高品質溶接が実現するのです。
しかし、高品質溶接がなかなか実現していないのが現状です。
それには理由があることに最近気づきました。
それは・・・「高品質に溶接したい」と望んでいないからです。
加えて、既存常識に縛られて、試す前に既にあきらめてしまっているのです。
人類が好奇心をもってチャレンジしてきたからこそ現在の便利な世界が存在します。
しかし、現状の溶接している世界を見渡すと・・・本当に残念なのです。
スパッタなんて出ることの方が不自然であり、スパッタの出ない溶接なんでとっても簡単であるにも関わらず、スパッタの出ない溶接をしているところはほとんどありません。
ステンレスＴＩＧ溶接も、実は焼けないで溶接できることを知っていましたか?
今回の溶接実験会では、ステンレス溶接の高品質化の極意を公開します。
ご興味のある方だけ「溶接情報局」サイトをご覧下さい。
あなたの常識をひっくり返すことが楽しみです！
いつも私の好奇心をみたしてくれる業界に感謝します。
ありがとうございます！
2009年07月13日
■ 失敗しない溶接機の買い方 TIG溶接機編
前回からの続きでTIG溶接機の買い方、選び方のポイントをお話します。
工場内で使用するのか、出張作業で使うのかによっても異なりますので今回は工場内で使うことを前提に溶接機の選び方のポイントを考えてみましょう。
ポイント��
アルミニウム（ＡＬ）、マグネシウム（Ｍｇ）を溶接するか、しないか？
もし、ＡＬやＭｇの溶接をするのならば交流出力モードのある溶接機を選択する必要がありますし、全くなければ直流専用機をご選択ください。
ポイント��
パルス機能のある溶接機を選ぶ
パルス溶接とは、高い電流（パルス電流）と低い電流（ベース電流）を交互に出力することです。
このパルス溶接をすると、
★溶接ひずみが削減できる
★高速溶接が可能になり効率的な溶接ができる
★溶接焼けを減らすことができる
パルス機能は、ＴＩＧ溶接機を選ぶ上では欠かせないものであり、儲かる溶接実現のためにも是非パルス機能付きの溶接機をご選択下さい。
パルスの具体的使い方や、パルスを使って高品質溶接実現方法は
秘蔵レシピセミナーや、溶接実験会にご参加するだけで入手可能です。
詳しくはこちら
ポイント��
パルス幅を１％単位で調整できる溶接機を選ぶ
私は、パルス溶接とは・・・
「溶接で、【冷やす】溶接のことである」
と勝手に定義しております。
つまり、母材に加わる入熱を簡単な算数であらかじめ計算して条件設定し、ひずみが発生しないようにコントロールすることを推奨しています。
これには、パルス電流（高い電流）とベース電流（低い電流）の比率を１％単位でコントロールできることが必須なのです。
溶接がうまい方ほどこの重要性を認識していません。
私の唱える「レシピ」理論を使えば、上手な溶接ができない新入社員にも溶接の秘訣を一瞬にして伝えることが出来るようになります。
常々思うのですが、自分が溶接の達人だとしてもそのノウハウを部下や後輩に伝えることが出来ないとすると、溶接のノウハウはその達人だけの武器にしかなりません。
誰でも高品質溶接ができるチームを作れる重要性に気づくと、ビジネスとして儲かるようになってきます。
ポイント��
パルス周波数を０．１Ｈｚ単位で調整できる溶接機を選ぶ
これもポイント�△汎韻戸�由で、入熱コントロールをするために絶対必要なポイントです。
低い周波数での溶接のときに、０．１Ｈｚ周波数を変えた時の溶接ひずみや、溶接焼けの変化を溶接実験会で公開する予定です。
溶接実験会の詳細はこちらから
目からウロコがおちること必定です。
このようなポイントで溶接機を選ぶと、高品質溶接が実現する前提条件が整います。
後は、秘蔵レシピセミナーに参加して、どのように使うかの知識を手に入れれば良いだけです。
「武器を手に入れ、武器の使い方を覚える」
これだけで、ひずみや焼けが圧倒的に減少し、高速溶接も可能となるのです。
今回も溶接機の価格はあえて無視をしました。
安いだけの溶接機を使っても溶接のコストを下げることにならないからです。
ビジネスユースつまり溶接で儲けることを考えている方であれば選択するときのポイントにイニシャルコストを気にする必要がないのです。
薄板ステンレスを溶接したあとに、ひずみを取る作業をしたり、溶接焼けを除去をされていると思いますが、溶接時間よりこれらの作業って長い時間がかかっていませんか？
上記であげた機能を持つ溶接機を使うと、ひずみや焼けを激減できますし、溶接効率（速度）が同一電流でも３倍程度は簡単に上がります。
例えば
溶接の焼け取り時間が
１時間／日→１０分／日
となることをご想像ください。
焼け取りの時間が１／６になりますので、設定工賃を４０００円／時間とすると
作業工賃４０００円×１／６×２２日／月≒１４６５０円／月
毎月１４６５０円も利益がでるようになるのです。
焼けを取り上げただけでこれだけメリットがでるのですから、溶接の効率化やひずみ低減によるコスト削減効果を考えれば、溶接機の安いとか高いとかはあまり関係ないことはご理解いただけるとおもいます。
４０万円のパルス機能のないサイリスタ溶接機を購入した時と、上記の選択ポイントを全て満たした６０万円の溶接機の償却費で計算してみれば溶接機の購入価格が溶接コストにあまり関係ないことがわかります。
償却年数を１０年とした場合、
●安いだけの溶接機 ３３３３円／月
●条件を満たした溶接機 ５０００円／月
この償却費の違いなど１日もかからずに元を取れてしまうのです。
溶接機の買い方選び方のポイントは、「溶接機に何をさせたいか？」を事前に明確に決めることが重要なのです。
機会がある毎に申し上げていますが、これからは知識の時代です。
◆どんな溶接をすると儲かるか？
◆どのようにすれば高品質溶接ができるか？
このような「知識」を持っていれば、適切な溶接機の選択ができるようになります。
�‥�切な武器（溶接機）を選ぶ知識を持つ
�△修良雋錣鮖箸い海覆好謄�ニックを覚える
�，鉢△涼亮韻蓮�希望する方にだけ秘蔵レシピセミナーでお教えしております。
高品質溶接の実現をするにはどうすれば良いのかは、私が日本で一番情報を発信しているつもりです。
簡単に溶接の品質を向上させたい方や、溶接で儲けたい方、楽しい溶接を実現させたい方は私のセミナーや、実験会に是非ご参加ください。
今まで誰も教えてくれなかった使いこなしの情報を手に入れることが出来ると思います。
最後に・・・
安さだけを武器にした様々な売り込みにはご注意下さいね。
（安さしかアピールするポイントがないのかもしれません！）
きょうもたくさんの氣づきをいただきありがとうございます。
前回からの続きでTIG溶接機の買い方、選び方のポイントをお話します。
工場内で使用するのか、出張作業で使うのかによっても異なりますので今回は工場内で使うことを前提に溶接機の選び方のポイントを考えてみましょう。
ポイント��
アルミニウム（ＡＬ）、マグネシウム（Ｍｇ）を溶接するか、しないか？
もし、ＡＬやＭｇの溶接をするのならば交流出力モードのある溶接機を選択する必要がありますし、全くなければ直流専用機をご選択ください。
ポイント��
パルス機能のある溶接機を選ぶ
パルス溶接とは、高い電流（パルス電流）と低い電流（ベース電流）を交互に出力することです。
このパルス溶接をすると、
★溶接ひずみが削減できる
★高速溶接が可能になり効率的な溶接ができる
★溶接焼けを減らすことができる
パルス機能は、ＴＩＧ溶接機を選ぶ上では欠かせないものであり、儲かる溶接実現のためにも是非パルス機能付きの溶接機をご選択下さい。
パルスの具体的使い方や、パルスを使って高品質溶接実現方法は
秘蔵レシピセミナーや、溶接実験会にご参加するだけで入手可能です。
詳しくはこちら
ポイント��
パルス幅を１％単位で調整できる溶接機を選ぶ
私は、パルス溶接とは・・・
「溶接で、【冷やす】溶接のことである」
と勝手に定義しております。
つまり、母材に加わる入熱を簡単な算数であらかじめ計算して条件設定し、ひずみが発生しないようにコントロールすることを推奨しています。
これには、パルス電流（高い電流）とベース電流（低い電流）の比率を１％単位でコントロールできることが必須なのです。
溶接がうまい方ほどこの重要性を認識していません。
私の唱える「レシピ」理論を使えば、上手な溶接ができない新入社員にも溶接の秘訣を一瞬にして伝えることが出来るようになります。
常々思うのですが、自分が溶接の達人だとしてもそのノウハウを部下や後輩に伝えることが出来ないとすると、溶接のノウハウはその達人だけの武器にしかなりません。
誰でも高品質溶接ができるチームを作れる重要性に気づくと、ビジネスとして儲かるようになってきます。
ポイント��
パルス周波数を０．１Ｈｚ単位で調整できる溶接機を選ぶ
これもポイント�△汎韻戸�由で、入熱コントロールをするために絶対必要なポイントです。
低い周波数での溶接のときに、０．１Ｈｚ周波数を変えた時の溶接ひずみや、溶接焼けの変化を溶接実験会で公開する予定です。
溶接実験会の詳細はこちらから
目からウロコがおちること必定です。
このようなポイントで溶接機を選ぶと、高品質溶接が実現する前提条件が整います。
後は、秘蔵レシピセミナーに参加して、どのように使うかの知識を手に入れれば良いだけです。
「武器を手に入れ、武器の使い方を覚える」
これだけで、ひずみや焼けが圧倒的に減少し、高速溶接も可能となるのです。
今回も溶接機の価格はあえて無視をしました。
安いだけの溶接機を使っても溶接のコストを下げることにならないからです。
ビジネスユースつまり溶接で儲けることを考えている方であれば選択するときのポイントにイニシャルコストを気にする必要がないのです。
薄板ステンレスを溶接したあとに、ひずみを取る作業をしたり、溶接焼けを除去をされていると思いますが、溶接時間よりこれらの作業って長い時間がかかっていませんか？
上記であげた機能を持つ溶接機を使うと、ひずみや焼けを激減できますし、溶接効率（速度）が同一電流でも３倍程度は簡単に上がります。
例えば
溶接の焼け取り時間が
１時間／日→１０分／日
となることをご想像ください。
焼け取りの時間が１／６になりますので、設定工賃を４０００円／時間とすると
作業工賃４０００円×１／６×２２日／月≒１４６５０円／月
毎月１４６５０円も利益がでるようになるのです。
焼けを取り上げただけでこれだけメリットがでるのですから、溶接の効率化やひずみ低減によるコスト削減効果を考えれば、溶接機の安いとか高いとかはあまり関係ないことはご理解いただけるとおもいます。
４０万円のパルス機能のないサイリスタ溶接機を購入した時と、上記の選択ポイントを全て満たした６０万円の溶接機の償却費で計算してみれば溶接機の購入価格が溶接コストにあまり関係ないことがわかります。
償却年数を１０年とした場合、
●安いだけの溶接機 ３３３３円／月
●条件を満たした溶接機 ５０００円／月
この償却費の違いなど１日もかからずに元を取れてしまうのです。
溶接機の買い方選び方のポイントは、「溶接機に何をさせたいか？」を事前に明確に決めることが重要なのです。
機会がある毎に申し上げていますが、これからは知識の時代です。
◆どんな溶接をすると儲かるか？
◆どのようにすれば高品質溶接ができるか？
このような「知識」を持っていれば、適切な溶接機の選択ができるようになります。
�‥�切な武器（溶接機）を選ぶ知識を持つ
�△修良雋錣鮖箸い海覆好謄�ニックを覚える
�，鉢△涼亮韻蓮�希望する方にだけ秘蔵レシピセミナーでお教えしております。
高品質溶接の実現をするにはどうすれば良いのかは、私が日本で一番情報を発信しているつもりです。
簡単に溶接の品質を向上させたい方や、溶接で儲けたい方、楽しい溶接を実現させたい方は私のセミナーや、実験会に是非ご参加ください。
今まで誰も教えてくれなかった使いこなしの情報を手に入れることが出来ると思います。
最後に・・・
安さだけを武器にした様々な売り込みにはご注意下さいね。
（安さしかアピールするポイントがないのかもしれません！）
きょうもたくさんの氣づきをいただきありがとうございます。
2009年07月11日
■ 失敗しない溶接機の買い方
溶接機を選ぶ時のポイントについてお話したいと思います。
●あなたはどうして今お使いの溶接機を選んだのですか？
●どうして他の溶接機でなく、今お使いの溶接機に決めたのでしょうか？
こんなご質問をすると、
「出入りの熔材商さんが薦めたから」
「値段が手頃だったから」
「予算の中で一番良さそうだったから」
いろいろな回答が返ってきます。
しかし、このような理由で溶接機を選んではいけません。
溶接機を選ぶにあたって、
どんな材料を溶融接合させるのか、つまり溶接したい母材の材質を決めて、どの位の板厚まで溶接するのかを決めるのは当然のことですが、
★その溶接機を使って、どんな溶接を実現させたいか？
★投資効果を具体的に試算してみる
この２点を明確にしてみましょう。
例えば、お一人で製罐〜鉄工〜板金加工等の会社を経営されている場合を想定してみます。
非鉄金属（ステンレス精密板金、アルミ）の溶接もあり、鉄のフレーム（チャンネル、角パイプ）を溶接する仕事をしているひとを例にあげます。
この場合ＣＯ２／ＭＡＧ溶接機（半自動溶接機）を１台と、ＴＩＧ溶接機を１台用意して薄物〜比較的厚い材料まで、鉄、ステンレス、アルミに対応できるようにしたらどうでしょうか。
今回は、半自動溶接機の正しい選び方をお話します。
（ＴＩＧ溶接機はまた後日・・・）
お一人で作業をされることを前提にしますと、オールマイティに溶接できる溶接機がよろしいでしょう。
鉄もステンレスもアルミにも対応し、１ｍｍ程度の薄物から９ｍｍ位の板厚を想定してみます。
一人しかいませんので、効率よく溶接できて、溶接後の処理に時間が取られないように「スパッタの出ない溶接機」を選択することが儲ける秘訣です。
間違っても「安いから」という理由だけで溶接機を選択してはいけません。
軟鋼〜ＳＵＳ〜ＡＬを溶接しますので、ＭＩＧ溶接機の中から選択すれば良いでしょう。
薄板〜厚板まで溶接しますので、３５０Ａ以上電流の上がる溶接機で、しかも薄板対応していること、つまり細径ワイヤが使えるようになっていることが条件にあがります。
【ＭＩＧ溶接は、メタル・イナート・ガス溶接の略・・・・電極にワイヤ（メタル）を使い、不活性ガスで母材を大気からシールドして溶融接合する溶接方法・・・】
不活性ガスを使っているので、大電流域では溶滴移行はスプレー移行となり、スパッタの出ない溶接となります。
パルス機能の付いている溶接機を選ぶと、平均電流を大幅に下げられますので低い電流からスプレー移行による低スパッタ溶接が実現できます。
上記条件を満たす溶接機とすると・・・
ダイヘン製ＤＰ３５０が最有力候補のひとつとなってきます。
φ０．８の細径ワイヤからφ１．２（アルミならφ１．６）までのワイヤが使えますので幅広いワークに対応できます。
ここで、半自動溶接機の選択した理由（ポイント）を整理すると
★鉄、ステンレス、アルミを溶接
★薄板〜厚板を溶接
★スパッタ除去作業を省いて、効率よく溶接したい
この３点がいわゆる「溶接機を選ぶ理由」です。
ＤＰ３５０を選べば、材質ごとに複数台の溶接機を設備する必要がありませんのでお一人で溶接仕事するにはもってこいであり、少ない投資金額ですむのがありがたいところです。
さて、お気づきだと思いますが溶接機を選ぶ過程で価格的要素が入っておりません。
あえて無視をしたのです。
その理由は、溶接機の値段は溶接仕事をする上であまり関係ないからです。
ちょっと計算してみます。
今回は、アルミ仕様を定価（１３７万円）で購入したとします。
１０年償却で簿価（残存価格）をゼロとなるように均等償却すると、
１１４１６円／月・・・毎月の償却費 となります。
これはびっくりするほど安い投資となります。
仮に、値段の安さを優先させてスパッタの出る軟鋼とステンレスが溶接できる溶接機を購入したとします。
同じダイヘン製ＸＤ３５０を定価（５２万円）で購入し、１０年償却での計算では
４３３３円／月・・・毎月の償却費 となります。
しかし、これだけでは駄目なのです。
ステンレスの溶接には高額なフラックスコアードワイヤ（ＦＣＷ）を購入しなくてはいけません。
仮に１巻／月 このワイヤを使うとします。
ＦＣＷは、１０００円／ｋｇ位単価が高いので、
１０００円×１２．５ｋｇ（１巻）＝１２，５００円／月 余分にコストがかかるのです。
さらに、ＸＤ３５０ではアルミ溶接ができないので、アルミの仕事が来るたびに外注費を払う必要がでてきます。
親友が好意で格安でアルミの溶接をしてくれたとしても、
４０００円／時間位は最低でもチャージ料金としてかかりますので、ここでも仕事が来るたびに資金が流出します。
もっともコストがかかるのがスパッタ対策です。
軟鋼用のスパッタ付着防止剤が、５０００円／月
ステンレス用のスパッタ付着防止剤が ５０００円／月
に加え、スパッタを除去する作業工賃が加わります（ここが重要です！）
４０００円／時間・日×２０日＝８万円の作業工賃をコストに加えます。
４３３３＋１２５００＋１００００＋８００００＋アルミ外注費
＝１０６８３３円＋アルミ外注費
つまり、安さだけで溶接機を選ぶと毎月１０万円＋αも資金流出させてしまうのです。
溶接機販売店の営業マンで、このようにご説明する方は恐らく少数ではないでしょうか？
上の試算はあくまで例ですが、いろんなケースを想定して試算しても安い溶接機を使ってビジネスに使うとデメリットしか出ないのです。
利潤を追求しない趣味で溶接機を購入する場合はこの限りではありませんが、ビジネスユースで試算すると、安いだけの溶接機を買う理由が見当たらないのです。
◆成功者は、溶接のトータルコストに注目して溶接機を選択します。
つまり、スパッタを出なくして、溶接作業時間の短縮化によるトータルコストダウン効果を計算できるのです。
成功できない人は、目先のお金をケチるあまり逆に莫大な資金流失を未来永劫に渡り続けてしまうのです。
溶接を天職とし、溶接で家族を養い、生活をするのであれば溶接機へわずかな投資をケチってはいけません。
今回のパルスＭＡＧ溶接機の償却費は、皆さんが私的に使う携帯電話の使用料金より安いのです。
しかも安いだけの溶接機の償却費とＭＩＧ溶接機の償却費の差は、ステンレスのワイヤを１巻使えば、元が取れてしまいます。
考え方をちょっと変えるだけで、びっくりするほど溶接は儲かるのです。
具体的に、溶接で儲けるための情報を知りたい方はこちらへどうぞ
いつもたくさんの気づきをいただきありがとうございます。
溶接機を選ぶ時のポイントについてお話したいと思います。
●あなたはどうして今お使いの溶接機を選んだのですか？
●どうして他の溶接機でなく、今お使いの溶接機に決めたのでしょうか？
こんなご質問をすると、
「出入りの熔材商さんが薦めたから」
「値段が手頃だったから」
「予算の中で一番良さそうだったから」
いろいろな回答が返ってきます。
しかし、このような理由で溶接機を選んではいけません。
溶接機を選ぶにあたって、
どんな材料を溶融接合させるのか、つまり溶接したい母材の材質を決めて、どの位の板厚まで溶接するのかを決めるのは当然のことですが、
★その溶接機を使って、どんな溶接を実現させたいか？
★投資効果を具体的に試算してみる
この２点を明確にしてみましょう。
例えば、お一人で製罐〜鉄工〜板金加工等の会社を経営されている場合を想定してみます。
非鉄金属（ステンレス精密板金、アルミ）の溶接もあり、鉄のフレーム（チャンネル、角パイプ）を溶接する仕事をしているひとを例にあげます。
この場合ＣＯ２／ＭＡＧ溶接機（半自動溶接機）を１台と、ＴＩＧ溶接機を１台用意して薄物〜比較的厚い材料まで、鉄、ステンレス、アルミに対応できるようにしたらどうでしょうか。
今回は、半自動溶接機の正しい選び方をお話します。
（ＴＩＧ溶接機はまた後日・・・）
お一人で作業をされることを前提にしますと、オールマイティに溶接できる溶接機がよろしいでしょう。
鉄もステンレスもアルミにも対応し、１ｍｍ程度の薄物から９ｍｍ位の板厚を想定してみます。
一人しかいませんので、効率よく溶接できて、溶接後の処理に時間が取られないように「スパッタの出ない溶接機」を選択することが儲ける秘訣です。
間違っても「安いから」という理由だけで溶接機を選択してはいけません。
軟鋼〜ＳＵＳ〜ＡＬを溶接しますので、ＭＩＧ溶接機の中から選択すれば良いでしょう。
薄板〜厚板まで溶接しますので、３５０Ａ以上電流の上がる溶接機で、しかも薄板対応していること、つまり細径ワイヤが使えるようになっていることが条件にあがります。
【ＭＩＧ溶接は、メタル・イナート・ガス溶接の略・・・・電極にワイヤ（メタル）を使い、不活性ガスで母材を大気からシールドして溶融接合する溶接方法・・・】
不活性ガスを使っているので、大電流域では溶滴移行はスプレー移行となり、スパッタの出ない溶接となります。
パルス機能の付いている溶接機を選ぶと、平均電流を大幅に下げられますので低い電流からスプレー移行による低スパッタ溶接が実現できます。
上記条件を満たす溶接機とすると・・・
ダイヘン製ＤＰ３５０が最有力候補のひとつとなってきます。
φ０．８の細径ワイヤからφ１．２（アルミならφ１．６）までのワイヤが使えますので幅広いワークに対応できます。
ここで、半自動溶接機の選択した理由（ポイント）を整理すると
★鉄、ステンレス、アルミを溶接
★薄板〜厚板を溶接
★スパッタ除去作業を省いて、効率よく溶接したい
この３点がいわゆる「溶接機を選ぶ理由」です。
ＤＰ３５０を選べば、材質ごとに複数台の溶接機を設備する必要がありませんのでお一人で溶接仕事するにはもってこいであり、少ない投資金額ですむのがありがたいところです。
さて、お気づきだと思いますが溶接機を選ぶ過程で価格的要素が入っておりません。
あえて無視をしたのです。
その理由は、溶接機の値段は溶接仕事をする上であまり関係ないからです。
ちょっと計算してみます。
今回は、アルミ仕様を定価（１３７万円）で購入したとします。
１０年償却で簿価（残存価格）をゼロとなるように均等償却すると、
１１４１６円／月・・・毎月の償却費 となります。
これはびっくりするほど安い投資となります。
仮に、値段の安さを優先させてスパッタの出る軟鋼とステンレスが溶接できる溶接機を購入したとします。
同じダイヘン製ＸＤ３５０を定価（５２万円）で購入し、１０年償却での計算では
４３３３円／月・・・毎月の償却費 となります。
しかし、これだけでは駄目なのです。
ステンレスの溶接には高額なフラックスコアードワイヤ（ＦＣＷ）を購入しなくてはいけません。
仮に１巻／月 このワイヤを使うとします。
ＦＣＷは、１０００円／ｋｇ位単価が高いので、
１０００円×１２．５ｋｇ（１巻）＝１２，５００円／月 余分にコストがかかるのです。
さらに、ＸＤ３５０ではアルミ溶接ができないので、アルミの仕事が来るたびに外注費を払う必要がでてきます。
親友が好意で格安でアルミの溶接をしてくれたとしても、
４０００円／時間位は最低でもチャージ料金としてかかりますので、ここでも仕事が来るたびに資金が流出します。
もっともコストがかかるのがスパッタ対策です。
軟鋼用のスパッタ付着防止剤が、５０００円／月
ステンレス用のスパッタ付着防止剤が ５０００円／月
に加え、スパッタを除去する作業工賃が加わります（ここが重要です！）
４０００円／時間・日×２０日＝８万円の作業工賃をコストに加えます。
４３３３＋１２５００＋１００００＋８００００＋アルミ外注費
＝１０６８３３円＋アルミ外注費
つまり、安さだけで溶接機を選ぶと毎月１０万円＋αも資金流出させてしまうのです。
溶接機販売店の営業マンで、このようにご説明する方は恐らく少数ではないでしょうか？
上の試算はあくまで例ですが、いろんなケースを想定して試算しても安い溶接機を使ってビジネスに使うとデメリットしか出ないのです。
利潤を追求しない趣味で溶接機を購入する場合はこの限りではありませんが、ビジネスユースで試算すると、安いだけの溶接機を買う理由が見当たらないのです。
◆成功者は、溶接のトータルコストに注目して溶接機を選択します。
つまり、スパッタを出なくして、溶接作業時間の短縮化によるトータルコストダウン効果を計算できるのです。
成功できない人は、目先のお金をケチるあまり逆に莫大な資金流失を未来永劫に渡り続けてしまうのです。
溶接を天職とし、溶接で家族を養い、生活をするのであれば溶接機へわずかな投資をケチってはいけません。
今回のパルスＭＡＧ溶接機の償却費は、皆さんが私的に使う携帯電話の使用料金より安いのです。
しかも安いだけの溶接機の償却費とＭＩＧ溶接機の償却費の差は、ステンレスのワイヤを１巻使えば、元が取れてしまいます。
考え方をちょっと変えるだけで、びっくりするほど溶接は儲かるのです。
具体的に、溶接で儲けるための情報を知りたい方はこちらへどうぞ
いつもたくさんの気づきをいただきありがとうございます。
2009年07月10日
■ 間違いだらけの溶接機選び
ブログの「題名」を尊重して、たまには辛口トークを・・・
先日、仕事が押して深夜まで及んだ時のことです。
たいした仕事ではないのですが、どうしても片付けなくてはいけない仕事をなんとか処理し終わって、一息つきながらぼーっとテレビを見るともなしに見ていると
ファッションセンスの悪い芸人さんが怒っておりました。
「俺のことをファッションセンスが悪いと言うけれど、センスの悪い服を売るのを辞めて欲しい！センスの悪い服を売っているから買ってしまうんだ！」
あっはっは・・なるほどなるほど。
そういわれてみれば・・・
どんな着こなしをしてもハシにも棒にもかからない、どんな理由で作ったのか理解に苦しむ服が実際に販売されています。
「今○○という溶接機を使っているのですが、この溶接機を使ってスパッタを出なくする方法を教えて欲しい」
このような質問があると正直回答に困ってしまいます。
何故なら、その溶接機を使っている限りは未来永劫低スパッタ溶接は不可能だからです。（そんなことを言うと怒られてしまします・・・ハイ）
そうです、その溶接機はハシにも棒にもかからないのです（ごめんなさい！）
どうして、そんな溶接機を作ってしまったのか？
そしてその溶接機を使うとどんなメリットがあるのか？
私には理解できません。
購入された方には気の毒ですが、その溶接機を使っている以上スパッタをあるレベル以下にすることは物理的に不可能なのです。
毒物を体に取り込みながら健康になることは不可能なように、スパッタを発生させてしまうように作られている溶接機では、ノンスパッタ溶接はそもそも不可能なのです。
弁護する余地がないような溶接機がどうしてこんなに蔓延っているのでしょうか？
溶接機を作った人が、溶接機の理想を掲げて、そして「１００点」を目標に精一杯努力したのに、健闘むなしく「４０点」にしか到達できなかったと言う問題ではないのです。
これを作れば、絶対に山ほどスパッタが発生すると確信を持って設計製造しているのです。
日本の技術水準であれば、８０点を越えることは今や鼻歌まじりで簡単にできることですし、実際にスパッタの少なくさせる溶接機を作る技術が出来ているのです。
それなのに、わざわざスパッタが出てしまうという粗悪品がまだまだ作られていることに製造者だけでなく、販売者や、使用者含めた溶接業界の根本的な考え方の間違いがあると思うのです。
コストが違うと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、製造原価を調べると高級機でも駄作（存在理由の理解できない溶接機）でもそれほど大きく変わりません。
ひょっとしたら、普及型デジタル溶接機と、サイリスタ制御の溶接機では、サイリスタ制御の溶接機の製造原価の方が高いのかもしれません。
これはあながち嘘ではないと思います。
しかし、現実の販売価格に若干の差異があるのも事実です。
といっても、その差は僅か１０万円〜１５万円位しか違わないのです。
仮に２０万円違ったとしてみましょう。
溶接機の償却費をシュミレーションしてみます。
溶接機を１０年使うとすると、月々の償却費の差は、
２０万円÷１０年÷１２ヶ月≒１６６６円／月・・・償却費の差
毎月１６６６円の投資で、スパッタ除去作業がなくなると考えるとタダみたいなものです。
しかし、こんな簡単な計算ができない人がまだまだ多いのが事実です。
「高い溶接機を使ってスパッタを減らしても儲からない」
なんて計算もしないで思い込みでおっしゃる人がいるのです。
（ですから、あなたの会社は儲からないのですよって言ったみたいです）
ただただ疲れてため息が出てしまいます・・・はぁ〜！
資金流失額の簡単な計算をするとびっくりするほど儲かることがわかります。
毎日１時間スパッタ除去作業があったとして計算すると、最低賃金で時給６００円のアルバイトを使って６００円×２２日＝１３２００円／月余分にお金が流出してしまいます。
このほかにも、母材用スパッタ付着防止剤の費用やそれを塗布する手間賃などを計算していくと少なく見積もっても２万円〜３万円多くの資金流出をしてしまう計算になります。
実際に従業員５人の機械フレーム製造業者さんで試算してみたところ、１７万円／月以上の資金流出が見られました。
センスの悪い服を製造販売する業者さんが実際にいるのも事実ですし、大粒のスパッタが出る溶接機を作っているのも事実。そして、安さだけしか取り得のない溶接機（実は価値が低いんです！）を売ることが顧客満足度を高めることだと信じて疑わない販売店のベテラン営業マンさんもいることも事実です。
でも、一番の損害を受けるのは使用者です。
スパッタの発生しにくい溶接機とスパッタが発生する溶接機とでは、価値が全く違います。
価値のある溶接機を選んで購入しましょう。
価値が高いモノは、結果としてメリットをもたらします。
価値が低いモノは、結果としてデメリットが多くなり、得るべき利益が流出してしまうのです。
溶接機ほど安いものは無いと思うのです。
営業マンにとって営業車が武器であるように、溶接屋にとって溶接機が武器なのです。
営業車は、恐らく溶接機の３倍〜５倍はしますが、溶接機よりも短い期間で償却する「習慣」が定着しております。
車をリースで購入し、リース代（償却費）を必要経費として織り込みながら３年から５年でリプレイスしている企業がほとんどでしょう。
何よりも、国産車は何を買っても最低限度のハードルをクリアーできています。
溶接機を値段の安さだけを基準に選択すると１００％失敗すると言って過言ではありません。
溶接機の償却費ってびっくりするほど安いのですよ！
（参考 ６０万円の溶接機を７年償却で計算すると、７１４２円／月の償却費となります。スパッタ付着防止剤を１缶買う金額より安価なのです）
溶接ワイヤもシールドガスもそうですが、「価値」を判断して購入することがスパッタを出なくする溶接をするスタートなのです。
残念ながら、スパッタを出さない溶接をしている企業は本当に少数です。
スパッタが出ない溶接をすると、資金流出を抑えられますが、それ以上に市場競争力が高まり、良い仕事を取り込むことが可能です。
低スパッタ溶接は簡単に実現しますが、
問題は、多くの方がそれを望んでいないことにありそうです。
いろいろな気づきを与えてくれる世の中に今日も感謝します。
ありがとうございます。
ブログの「題名」を尊重して、たまには辛口トークを・・・
先日、仕事が押して深夜まで及んだ時のことです。
たいした仕事ではないのですが、どうしても片付けなくてはいけない仕事をなんとか処理し終わって、一息つきながらぼーっとテレビを見るともなしに見ていると
ファッションセンスの悪い芸人さんが怒っておりました。
「俺のことをファッションセンスが悪いと言うけれど、センスの悪い服を売るのを辞めて欲しい！センスの悪い服を売っているから買ってしまうんだ！」
あっはっは・・なるほどなるほど。
そういわれてみれば・・・
どんな着こなしをしてもハシにも棒にもかからない、どんな理由で作ったのか理解に苦しむ服が実際に販売されています。
「今○○という溶接機を使っているのですが、この溶接機を使ってスパッタを出なくする方法を教えて欲しい」
このような質問があると正直回答に困ってしまいます。
何故なら、その溶接機を使っている限りは未来永劫低スパッタ溶接は不可能だからです。（そんなことを言うと怒られてしまします・・・ハイ）
そうです、その溶接機はハシにも棒にもかからないのです（ごめんなさい！）
どうして、そんな溶接機を作ってしまったのか？
そしてその溶接機を使うとどんなメリットがあるのか？
私には理解できません。
購入された方には気の毒ですが、その溶接機を使っている以上スパッタをあるレベル以下にすることは物理的に不可能なのです。
毒物を体に取り込みながら健康になることは不可能なように、スパッタを発生させてしまうように作られている溶接機では、ノンスパッタ溶接はそもそも不可能なのです。
弁護する余地がないような溶接機がどうしてこんなに蔓延っているのでしょうか？
溶接機を作った人が、溶接機の理想を掲げて、そして「１００点」を目標に精一杯努力したのに、健闘むなしく「４０点」にしか到達できなかったと言う問題ではないのです。
これを作れば、絶対に山ほどスパッタが発生すると確信を持って設計製造しているのです。
日本の技術水準であれば、８０点を越えることは今や鼻歌まじりで簡単にできることですし、実際にスパッタの少なくさせる溶接機を作る技術が出来ているのです。
それなのに、わざわざスパッタが出てしまうという粗悪品がまだまだ作られていることに製造者だけでなく、販売者や、使用者含めた溶接業界の根本的な考え方の間違いがあると思うのです。
コストが違うと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、製造原価を調べると高級機でも駄作（存在理由の理解できない溶接機）でもそれほど大きく変わりません。
ひょっとしたら、普及型デジタル溶接機と、サイリスタ制御の溶接機では、サイリスタ制御の溶接機の製造原価の方が高いのかもしれません。
これはあながち嘘ではないと思います。
しかし、現実の販売価格に若干の差異があるのも事実です。
といっても、その差は僅か１０万円〜１５万円位しか違わないのです。
仮に２０万円違ったとしてみましょう。
溶接機の償却費をシュミレーションしてみます。
溶接機を１０年使うとすると、月々の償却費の差は、
２０万円÷１０年÷１２ヶ月≒１６６６円／月・・・償却費の差
毎月１６６６円の投資で、スパッタ除去作業がなくなると考えるとタダみたいなものです。
しかし、こんな簡単な計算ができない人がまだまだ多いのが事実です。
「高い溶接機を使ってスパッタを減らしても儲からない」
なんて計算もしないで思い込みでおっしゃる人がいるのです。
（ですから、あなたの会社は儲からないのですよって言ったみたいです）
ただただ疲れてため息が出てしまいます・・・はぁ〜！
資金流失額の簡単な計算をするとびっくりするほど儲かることがわかります。
毎日１時間スパッタ除去作業があったとして計算すると、最低賃金で時給６００円のアルバイトを使って６００円×２２日＝１３２００円／月余分にお金が流出してしまいます。
このほかにも、母材用スパッタ付着防止剤の費用やそれを塗布する手間賃などを計算していくと少なく見積もっても２万円〜３万円多くの資金流出をしてしまう計算になります。
実際に従業員５人の機械フレーム製造業者さんで試算してみたところ、１７万円／月以上の資金流出が見られました。
センスの悪い服を製造販売する業者さんが実際にいるのも事実ですし、大粒のスパッタが出る溶接機を作っているのも事実。そして、安さだけしか取り得のない溶接機（実は価値が低いんです！）を売ることが顧客満足度を高めることだと信じて疑わない販売店のベテラン営業マンさんもいることも事実です。
でも、一番の損害を受けるのは使用者です。
スパッタの発生しにくい溶接機とスパッタが発生する溶接機とでは、価値が全く違います。
価値のある溶接機を選んで購入しましょう。
価値が高いモノは、結果としてメリットをもたらします。
価値が低いモノは、結果としてデメリットが多くなり、得るべき利益が流出してしまうのです。
溶接機ほど安いものは無いと思うのです。
営業マンにとって営業車が武器であるように、溶接屋にとって溶接機が武器なのです。
営業車は、恐らく溶接機の３倍〜５倍はしますが、溶接機よりも短い期間で償却する「習慣」が定着しております。
車をリースで購入し、リース代（償却費）を必要経費として織り込みながら３年から５年でリプレイスしている企業がほとんどでしょう。
何よりも、国産車は何を買っても最低限度のハードルをクリアーできています。
溶接機を値段の安さだけを基準に選択すると１００％失敗すると言って過言ではありません。
溶接機の償却費ってびっくりするほど安いのですよ！
（参考 ６０万円の溶接機を７年償却で計算すると、７１４２円／月の償却費となります。スパッタ付着防止剤を１缶買う金額より安価なのです）
溶接ワイヤもシールドガスもそうですが、「価値」を判断して購入することがスパッタを出なくする溶接をするスタートなのです。
残念ながら、スパッタを出さない溶接をしている企業は本当に少数です。
スパッタが出ない溶接をすると、資金流出を抑えられますが、それ以上に市場競争力が高まり、良い仕事を取り込むことが可能です。
低スパッタ溶接は簡単に実現しますが、
問題は、多くの方がそれを望んでいないことにありそうです。
いろいろな気づきを与えてくれる世の中に今日も感謝します。
ありがとうございます。
2009年06月10日
■まだスパッタ付着防止剤をお使いですか？ その２
新潟市に来ました。
昨日の続きを・・・
スパッタが発生することは、「当り前」なのでしょうか？
そして、スパッタが発生することを前提として対策を考えること自体が間違いであると認識して欲しいのです。
スパッタとは、「飛散する溶融金属」のことです。
そして、スパッタ発生には、「溶滴」の大きさや、溶滴移行が大きく影響します。
実は、スパッタ発生を極限まで低減させることが簡単にできるのです。
スパッタを削減したい方は、全国各地で開催している秘蔵レシピセミナーや、これから計画している溶接実験会（詳細は 溶接情報局から資料請求してください）などで誰でも一瞬にして低スパッタ溶接が実現できることを証明しております。
スパッタ発生を極限まで抑えることは、実は簡単なのです。
スパッタ発生の要因を含むガス・ワイヤ・溶接機を使わないことが大切です。
その上で、
スパッタを少なくする対策を、溶接機に入力するだけで、一瞬にしてスパッタ発生が抑えられます。
昨日、控え目なコスト効果の計算をしましたが、低スパッタ溶接が実現すると溶接のトータルコストは１０％〜３０％位下がるのです。
つまり、純利益が１割〜３割アップするのです。
スパッタ発生は仕方ないこと・・・ではありません。
あなたが望めば、スパッタ発生のない儲かる溶接が実現します。
あなたが秘蔵レシピセミナーに参加すれば、低スパッタ溶接の秘訣が手に入ります。
今まで、受講者に無償で「低スパッタ溶接の秘蔵レシピ」を提供してきました。
レシピの通りに溶接すれば、低スパッタ溶接が実現し、驚くほど高品質溶接が実現し、その結果儲かる溶接が実現するのです。
しかし、残念ながら多くの方は溶接で苦労することが好きなのですね。
あなたはまだスパッタ付着防止剤を使い続けるのですか？
「スパッタの出る溶接なんて、もう嫌だ！」
「金輪際スパッタの出る溶接と決別する！」
このように、大きな声で決意表明し、スパッタの出ない溶接をすることを選択すればよいのです。
スパッタ付着防止剤も、スパッタ除去作業も必要のない、楽しい溶接をして、溶接で儲けたい方はいらっしゃいませんか？
スパッタ削減を望み、スパッタを出さないことを選択し、そして皆さんの行動をお待ちしております。
成功者は、行動して「得たい結果」を手に入れます。
新潟市に来ました。
昨日の続きを・・・
スパッタが発生することは、「当り前」なのでしょうか？
そして、スパッタが発生することを前提として対策を考えること自体が間違いであると認識して欲しいのです。
スパッタとは、「飛散する溶融金属」のことです。
そして、スパッタ発生には、「溶滴」の大きさや、溶滴移行が大きく影響します。
実は、スパッタ発生を極限まで低減させることが簡単にできるのです。
スパッタを削減したい方は、全国各地で開催している秘蔵レシピセミナーや、これから計画している溶接実験会（詳細は 溶接情報局から資料請求してください）などで誰でも一瞬にして低スパッタ溶接が実現できることを証明しております。
スパッタ発生を極限まで抑えることは、実は簡単なのです。
スパッタ発生の要因を含むガス・ワイヤ・溶接機を使わないことが大切です。
その上で、
スパッタを少なくする対策を、溶接機に入力するだけで、一瞬にしてスパッタ発生が抑えられます。
昨日、控え目なコスト効果の計算をしましたが、低スパッタ溶接が実現すると溶接のトータルコストは１０％〜３０％位下がるのです。
つまり、純利益が１割〜３割アップするのです。
スパッタ発生は仕方ないこと・・・ではありません。
あなたが望めば、スパッタ発生のない儲かる溶接が実現します。
あなたが秘蔵レシピセミナーに参加すれば、低スパッタ溶接の秘訣が手に入ります。
今まで、受講者に無償で「低スパッタ溶接の秘蔵レシピ」を提供してきました。
レシピの通りに溶接すれば、低スパッタ溶接が実現し、驚くほど高品質溶接が実現し、その結果儲かる溶接が実現するのです。
しかし、残念ながら多くの方は溶接で苦労することが好きなのですね。
あなたはまだスパッタ付着防止剤を使い続けるのですか？
「スパッタの出る溶接なんて、もう嫌だ！」
「金輪際スパッタの出る溶接と決別する！」
このように、大きな声で決意表明し、スパッタの出ない溶接をすることを選択すればよいのです。
スパッタ付着防止剤も、スパッタ除去作業も必要のない、楽しい溶接をして、溶接で儲けたい方はいらっしゃいませんか？
スパッタ削減を望み、スパッタを出さないことを選択し、そして皆さんの行動をお待ちしております。
成功者は、行動して「得たい結果」を手に入れます。
2009年06月09日
■まだスパッタ付着防止剤を使っているのですか？
スパッタの出ない溶接の素晴らしさをこのブログで何回も書いて参りました。
・・・想像してみてください。
スパッタの出ない溶接が実現した時に・・・
●メリット１．スパッタ付着防止剤を買わなくて済みます。
●メリット２．スパッタ付着防止剤を塗布する手間が節約できます。
●メリット３．スパッタ付着防止剤による製品への「害」を防止できます。
（溶接欠陥発生、メッキ剥がれ等）
●メリット４．発生し、母材に載ったスパッタ粒の除去作業の節約
●メリット５．健康に良い（溶接時に蒸発するスパッタ付着防止剤の吸引問題）
ちょっと考えただけで、ノンスパッタ溶接が実現するとこれらのメリットがあります。
製品によっては、健康に？のものも見てきましたが、コスト面だけに絞って考えても、大きなコストダウンになります。
これから簡単な計算をしてみます。
スパッタ付着防止剤をインターネットショップで、激安価格￥６０００円／１８Ｌ缶で購入したとします。
そして、１缶／月ずつ使うと仮定しましょう。
次に、スパッタ付着防止剤を塗布する時間を、溶接時間の１％（本当はもっと長いはず）としてみます。
塗布後すぐに溶接できないので、スパッタ付着防止剤が乾燥するのを待つ時間も計算してみます。この時間を溶接時間の１％（本当はもっと長い）とします。
最後に、発生して母材に乗っかったスパッタ粒を除去する時間が、溶接時間の１％（実際は１０％以上）としてみましょう。
合計で、溶接時間の３％（本当はもっと長いです）が余分にかかることになります。
一人の溶接作業者（年収６００万円）が月に２０日働いていたとすると
６００万円×１．７（会社が実際にかかる経費を乗せます）÷３６５日×２０日
≒５６万円／月・・・一人当たりの溶接工賃
溶接作業者一人当たりに、プラス３％の費用がかかるとすると
５６万円×３％＝１６，８００円このコストがスパッタ付着防止剤塗布作業一連にかかっていることになります。
これに、スパッタ付着防止剤購入費６０００円（優良高品質品はもっと高い）を加えると・・・
合計２２，８００円／月
一人で作業しているとしてもこの費用が毎月毎月・・未来永劫にわたり発生するのです。
■スパッタレス溶接を実現すると・・・
スパッタレス溶接は、とっても簡単だと申し上げてきました。
スパッタレス溶接実現のために、パルスＭＡＧ溶接機をリース購入したとしても
２２，８００円／月も絶対にしないことにお気づきください。
結論として、スパッタが出ることを「当たり前」と考えるから儲からないのです。
スパッタが出てから対策するという発想を今すぐ止めてみませんか？
スパッタが出ない溶接をしてみようと決断さえすれば、すぐにスパッタレス溶接が手に入ります。
手に入れたい方は、是非低スパッタ溶接の秘蔵レシピセミナーにご参加下さい。
参加するだけで、誰も教えてくれなかったスパッタレス溶接の模範解答＝秘蔵レシピが手に入ります。
スパッタ付着防止剤についての記事を昨年の４月に書いたことがあります。
Ｇｏｏｇｌｅで「スパッタ付着防止剤」と検索してみて下さい。
２位表示で当時の記事が出てきます。
優秀なスパッタ付着防止剤の商品説明などが各社たくさん書かれていたり、売込み記事が書かれておりますが、私の発信している情報が最も貴社を儲けさせることができると確信するものであります。
楽しい溶接生活を送りましょう。
ありがとうございます。
スパッタの出ない溶接の素晴らしさをこのブログで何回も書いて参りました。
・・・想像してみてください。
スパッタの出ない溶接が実現した時に・・・
●メリット１．スパッタ付着防止剤を買わなくて済みます。
●メリット２．スパッタ付着防止剤を塗布する手間が節約できます。
●メリット３．スパッタ付着防止剤による製品への「害」を防止できます。
（溶接欠陥発生、メッキ剥がれ等）
●メリット４．発生し、母材に載ったスパッタ粒の除去作業の節約
●メリット５．健康に良い（溶接時に蒸発するスパッタ付着防止剤の吸引問題）
ちょっと考えただけで、ノンスパッタ溶接が実現するとこれらのメリットがあります。
製品によっては、健康に？のものも見てきましたが、コスト面だけに絞って考えても、大きなコストダウンになります。
これから簡単な計算をしてみます。
スパッタ付着防止剤をインターネットショップで、激安価格￥６０００円／１８Ｌ缶で購入したとします。
そして、１缶／月ずつ使うと仮定しましょう。
次に、スパッタ付着防止剤を塗布する時間を、溶接時間の１％（本当はもっと長いはず）としてみます。
塗布後すぐに溶接できないので、スパッタ付着防止剤が乾燥するのを待つ時間も計算してみます。この時間を溶接時間の１％（本当はもっと長い）とします。
最後に、発生して母材に乗っかったスパッタ粒を除去する時間が、溶接時間の１％（実際は１０％以上）としてみましょう。
合計で、溶接時間の３％（本当はもっと長いです）が余分にかかることになります。
一人の溶接作業者（年収６００万円）が月に２０日働いていたとすると
６００万円×１．７（会社が実際にかかる経費を乗せます）÷３６５日×２０日
≒５６万円／月・・・一人当たりの溶接工賃
溶接作業者一人当たりに、プラス３％の費用がかかるとすると
５６万円×３％＝１６，８００円このコストがスパッタ付着防止剤塗布作業一連にかかっていることになります。
これに、スパッタ付着防止剤購入費６０００円（優良高品質品はもっと高い）を加えると・・・
合計２２，８００円／月
一人で作業しているとしてもこの費用が毎月毎月・・未来永劫にわたり発生するのです。
■スパッタレス溶接を実現すると・・・
スパッタレス溶接は、とっても簡単だと申し上げてきました。
スパッタレス溶接実現のために、パルスＭＡＧ溶接機をリース購入したとしても
２２，８００円／月も絶対にしないことにお気づきください。
結論として、スパッタが出ることを「当たり前」と考えるから儲からないのです。
スパッタが出てから対策するという発想を今すぐ止めてみませんか？
スパッタが出ない溶接をしてみようと決断さえすれば、すぐにスパッタレス溶接が手に入ります。
手に入れたい方は、是非低スパッタ溶接の秘蔵レシピセミナーにご参加下さい。
参加するだけで、誰も教えてくれなかったスパッタレス溶接の模範解答＝秘蔵レシピが手に入ります。
スパッタ付着防止剤についての記事を昨年の４月に書いたことがあります。
Ｇｏｏｇｌｅで「スパッタ付着防止剤」と検索してみて下さい。
２位表示で当時の記事が出てきます。
優秀なスパッタ付着防止剤の商品説明などが各社たくさん書かれていたり、売込み記事が書かれておりますが、私の発信している情報が最も貴社を儲けさせることができると確信するものであります。
楽しい溶接生活を送りましょう。
ありがとうございます。
2009年03月02日
■ＣＯ２ ＭＡＧ溶接のスパッタを削減して、楽しく溶接する方法とは・・・
秘蔵レシピセミナーの受講者の方や、溶接虎の巻ニュースの読者の方などから最近頻繁にメールでの質問がきます。
ＴＩＧ溶接のひずみに関する質問が昨年は多かったのですが、最近、スパッタを減らしたいといったご質問がちょくちょく来るようになりました。
現在の状況（板厚、溶接機、溶接ワイヤ、電流値、電圧値、速度等）をお送りいただき、拝見している中で、ふとあることに気が付きました。
それは・・・
「どうして、その電流値を選択したのだろうか？」
「どうして、そのワイヤを使っているのか？」
「どうして、そのガスを使うのだろうか？」
これは、質問されている方を否定するものでは決してありません。
ふと・・・不思議に感じたのです。
単純に、疑問を感じたのです。
鋼材と鋼材をアーク熱によって、溶融接合する（溶接する）ときに、あらゆる可能性があるのに、「何かの理由？」で溶接機、ワイヤ、ガス、電流、電圧、速度、溶接姿勢等々が決定され、その結果が良かったり、悪かったりしているのです。
高品質溶接の実現は、シンプルに考えるといたって簡単なのです。
欠陥のない、綺麗で効率的な溶接を実現させると、多くの場合儲かるのです。
逆にいえば、欠陥が発生したり、外観が汚い（スパッタ、スラグが多い）と手直しやスパッタ除去等に余計なコストが発生して、儲かりません。
ということであれば・・・
板厚に対し、適切な電流値、適切な溶滴移行形態を選定する必要があります。
溶接法（溶滴移行形態）が決定すれば、ガスや、ワイヤや電流値、溶接機などが決定されます。
適切な移行形態がスプレー移行だと仮定します。しかもスプレー移行臨界電流より低い電流値での溶接が必要であれば、パルスＭＡＧ溶接機が必要になってきます。
短絡移行が適切な溶接法であれば、短絡移行用のワイヤ、溶接機が必要です。
◆お使いの溶接機は、溶接法に対し適切であるか？
◆ワイヤ種類は適切か？
◆ガスは、電流値や溶滴移行に対して適切か？
このようにちょっと冷静に考えて、適切な選択をすれば、欠陥の少ない綺麗で効率的な溶接が簡単に実現してきます。
�，修離錙璽�を効率よく溶接するための電流値、溶接速度は？
�△修療杜�値では、どんな溶接法＝溶滴移行形態が適切か？
・・・といった具合に考えていくと、今の現状の間違いに気づくのではないでしょうか？
ワーク板厚に対して電流値が高すぎたり、低すぎたりしていませんか？
例えば、ｔ６の板厚に対し、低電流用の溶接ワイヤ＋炭酸ガスで２００Ａ前後でで溶接すると激しいスパッタが発生します。
この場合、ＭＡＧ用ワイヤ＋ＭＡＧ（メタルアクティブガス）＋スプレー移行に変えるだけで、スパッタ発生量は、１／１０以下になるでしょう。
お手元にある溶接材料で溶接するのではなく、今溶接するワークに最も適したアーク移行形態、溶接材料を選択するとびっくりするくらい高品質溶接が実現したり、高効率溶接（儲かる溶接）が実現します。
さて、みなさん・・・・
今溶接している電流値は適切でしょうか？
溶滴移行形態で問題はありませんか？
その溶接ワイヤは、今のワークや電流値に適していますか？
ちょっとだけ発想を変えると、溶接ってぐんぐん利益が出るものです。
購入価格だけで溶接材料や、ガス、溶接機を選ぶと儲からなくなります。
あなたの本来得るべき利益は、今の１．７倍だとしたら・・・
考えるだけで、わくわくしてきますね。
溶接ってもっともっと儲かるものです。
秘蔵レシピセミナーの受講者の方や、溶接虎の巻ニュースの読者の方などから最近頻繁にメールでの質問がきます。
ＴＩＧ溶接のひずみに関する質問が昨年は多かったのですが、最近、スパッタを減らしたいといったご質問がちょくちょく来るようになりました。
現在の状況（板厚、溶接機、溶接ワイヤ、電流値、電圧値、速度等）をお送りいただき、拝見している中で、ふとあることに気が付きました。
それは・・・
「どうして、その電流値を選択したのだろうか？」
「どうして、そのワイヤを使っているのか？」
「どうして、そのガスを使うのだろうか？」
これは、質問されている方を否定するものでは決してありません。
ふと・・・不思議に感じたのです。
単純に、疑問を感じたのです。
鋼材と鋼材をアーク熱によって、溶融接合する（溶接する）ときに、あらゆる可能性があるのに、「何かの理由？」で溶接機、ワイヤ、ガス、電流、電圧、速度、溶接姿勢等々が決定され、その結果が良かったり、悪かったりしているのです。
高品質溶接の実現は、シンプルに考えるといたって簡単なのです。
欠陥のない、綺麗で効率的な溶接を実現させると、多くの場合儲かるのです。
逆にいえば、欠陥が発生したり、外観が汚い（スパッタ、スラグが多い）と手直しやスパッタ除去等に余計なコストが発生して、儲かりません。
ということであれば・・・
板厚に対し、適切な電流値、適切な溶滴移行形態を選定する必要があります。
溶接法（溶滴移行形態）が決定すれば、ガスや、ワイヤや電流値、溶接機などが決定されます。
適切な移行形態がスプレー移行だと仮定します。しかもスプレー移行臨界電流より低い電流値での溶接が必要であれば、パルスＭＡＧ溶接機が必要になってきます。
短絡移行が適切な溶接法であれば、短絡移行用のワイヤ、溶接機が必要です。
◆お使いの溶接機は、溶接法に対し適切であるか？
◆ワイヤ種類は適切か？
◆ガスは、電流値や溶滴移行に対して適切か？
このようにちょっと冷静に考えて、適切な選択をすれば、欠陥の少ない綺麗で効率的な溶接が簡単に実現してきます。
�，修離錙璽�を効率よく溶接するための電流値、溶接速度は？
�△修療杜�値では、どんな溶接法＝溶滴移行形態が適切か？
・・・といった具合に考えていくと、今の現状の間違いに気づくのではないでしょうか？
ワーク板厚に対して電流値が高すぎたり、低すぎたりしていませんか？
例えば、ｔ６の板厚に対し、低電流用の溶接ワイヤ＋炭酸ガスで２００Ａ前後でで溶接すると激しいスパッタが発生します。
この場合、ＭＡＧ用ワイヤ＋ＭＡＧ（メタルアクティブガス）＋スプレー移行に変えるだけで、スパッタ発生量は、１／１０以下になるでしょう。
お手元にある溶接材料で溶接するのではなく、今溶接するワークに最も適したアーク移行形態、溶接材料を選択するとびっくりするくらい高品質溶接が実現したり、高効率溶接（儲かる溶接）が実現します。
さて、みなさん・・・・
今溶接している電流値は適切でしょうか？
溶滴移行形態で問題はありませんか？
その溶接ワイヤは、今のワークや電流値に適していますか？
ちょっとだけ発想を変えると、溶接ってぐんぐん利益が出るものです。
購入価格だけで溶接材料や、ガス、溶接機を選ぶと儲からなくなります。
あなたの本来得るべき利益は、今の１．７倍だとしたら・・・
考えるだけで、わくわくしてきますね。
溶接ってもっともっと儲かるものです。
