【'06シーズンレビュー・選手編】

December 31, 2006

24.平山智規 4

完全復活の印象。
昨季終盤は体も心のコンディションも悪いように見えたが、今年は怪我を除いては両方とも充実。
ドリブルのキレ、キックの精度ともに彼本来のものが戻ってきた。
特にそのFKはひとつの得点パターン。
岡山もすごいが、平山のキックもすごい。
コンディションに応じた出場で、4バックの左サイドハーフが主戦場。
やはりリカルジーニョと同様、石さんの使い方に救われただろう。
今年の使われ方であれば、来年も期待できる。
コンディションの人だったんだな。


23.藏川洋平 4

終盤に突如現れたシンデレラ・ボーイ。
小林亮の故障により右SBの位置に入ると、そのまま亮を控えもしくは左サイドへ押しやり定位置を確保。
以降は4バック、3バックの右サイド、4バックの右サイドとしてもプレイ。
ボランチでのプレイもわずかにあった。
スピードがあり、攻撃のセンスもあるが、ボール奪取の能力も高い。
攻守に必要なスキルを高いレベルで持っている。
この選手がJFLでプレイしていたとは信じられない。

第4クール仙台戦での決勝左ミドルがJ1への道を開いたと言っても過言ではない。
来年はどう起用されるか注目。
あとプロフィール写真と本人の性格には大きなギャップがあるようだ。
来年は改善されるか。


22.鈴木達也 4

文句なしの新人賞。
前年の天皇杯で見せたポテンシャルは偽物ではなかった。
驚異的なスピードと耐えない運動量。
石崎サッカーを実現するのに欠かせない1ピース。
得点が取れないことが唯一の欠点だったが終盤に固めて取った。
この流れを来年も維持できるか。
2トップの一角、もしくは4-5-1のシステムの左サイドでプレイ。
こういう選手はシステムを問わずに起用できる。


21.桐畑和繁

出場機会なし。
アジアユースでも帯同したもののベンチ外と悔しい思いをした。
ポジション柄、チャンスは限られる。
来るべき時に備えて準備するだけだ。
ユース時代の印象しかないが、技術的には高いと思う。
特にキックはいい。
底抜けに明るい性格と声のでかさ。
いつ南からポジションを奪えるか。


20.李忠成 4

来年大ブレイクの予感。
スピードとパワーと得点感覚、全てを兼ね備えたストライカー。
シーズン中にも体が大きくなるのが分かるほどの成長。
途中出場で入ってくると相手には面倒な存在だろう。
チームが終盤に失速した一因に、彼の離脱もあったかも。
怪我で出場できないゲームにゴール裏で応援しちゃうくらい熱い男。
柏入団時に語った柏への憧れはあながち嘘ではないようだ。
20番のイメージを塗り替える男になりそうな予感。
来年は日本国籍を取得し、一気に世代別代表に殴りこみか。
楽しみだ。


December 21, 2006

19.宇野沢祐次 2

何回も言ってるけど、好きな選手なので本当に残念。
序盤こそ出場機会を得たが、鈴木達也、李忠成などがFWに定着。
中盤以降は中盤のサイドとしてプレイしていたようだ。

卓越した技術はないものの強いフィジカルと泥臭さがある。
流れを変える力がある選手。
仕事の出来は組む相手によるところもある。
チームに恵まれれば、まだまだできるだろう。
清水も完全移籍が決まり、これで松戸出身者は0。
個人的に残念です。


18.山根巌 5

私的優秀選手のひとり。
広い中盤のエリアをひとりで奔走。
ディフェンス面で貢献した。
この選手がいたからこそ石崎サッカーが実現できたと言って差し支えないと思う。
攻撃的センスも十分で気付くとゴール前に飛び込んでいることもしばしば。
とにかく思うのは良くサッカーを知ってる選手だな、と言うこと。
若い選手の鑑にもなる存在。
こんな選手がJ2でくすぶっていたとは信じられない。

難点をあげるとすれば、なかなかこういう選手は替えがきかない。
疲労が蓄積してパフォーマンスが低下してくるとチームに強く影響する。
贅沢を言えば、この選手からポジションを奪う若手に出てきて欲しい。


17.永井俊太 3

前年、水戸で十二分にJ2を経験しての復帰。
決して厚くないボランチのポジションだが、定位置をつかむには至らなかった。
序盤こそメンバー入りするが、リカルジーニョの復帰とともにメンバー入りの機会も失われていく。
中盤でピンチの芽を積むことに徹する山根のタイプと、ボールを奪い攻撃をスタートさせるリカルジーニョのタイプで言えば、永井は後者。
厳しいポジション争いだった。

リカルジーニョのいなくなる来シーズン。
補強の状況によっては出場機会が増える可能性も十分にある。
中堅と呼ばれるのもあとわずか。
そろそろ結果が欲しい。


December 12, 2006

16.ノグチピント 2

帝京時代から変わらず下手だ。
ブラジル人=下手はキーパー、という古い偏見を思い出させる。
でも控えGKのパーソナリティとしては最高だ。
底抜けに明るくて、他のブラジル人選手との繋ぎにもなれる。
チームの中での役割は小さくないと想像できる。

でもプレイはいまいちだ。
飛び出しの判断も、ハイボールの処理も、キックの精度さえも南を脅かすレベルではない。
まずは加藤超え。
ベースの底上げをして来年は奮起を期待したい。


15.瀬戸春樹 3

貴重な富山県出身Jリーガー。
本来はボランチや右サイドの選手のはずだが、今シーズンは序盤の怪我人の続出もあってセンターバックで出場機会を得た。
苦肉の策で不慣れと言わざるを得なかったが勝利に貢献した。
しかしその後は自身も怪我、出場機会を得られずにシーズンを終えた。
たぶん器用な選手なのだろうが石さんがどこで使いたい選手なのかはいまいちわからず。
そもそも来年もレンタル延長するのか。

派手な色のリストバンドが印象的だ。
趣味悪い。
何かのお守り?


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