鹿児島城西高から横浜Mへ 日本高校選抜生駒、東京五輪へ“鉄人”中沢魂マーク
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/soccer/article/393305
 今季J1横浜M入りしたDF生駒仁(18)=鹿児島城西高3年=が10日、富士ゼロックス・スーパーカップの前座試合、日本高校選抜−U−18(18歳以下)Jリーグ選抜に九州勢で唯一先発した。日本高校選抜の一員で出場した生駒は、直前まで横浜Mのキャンプに加わっていた疲れを感じさせない別格のプレーを披露。入団の決め手となった憧れの存在、元日本代表DF中沢佑二主将(39)を“徹底マーク”する大器は、2020年東京五輪への出場に意欲を見せた。試合は日本高校選抜が2−1で勝った。

 ■最終ライン統率“完封”

 プロの自覚を胸にプレーで違いを見せた。「まだまだ。駄目だった。判断の甘さもあったし(横浜M)キャンプの成果を出せなかった」。自己採点は厳しいが、最終ラインを統率した185センチの長身センターバックの存在感は抜群。的確な位置取りや寄せの速さでピンチの芽をつみ、無失点のまま後半19分にベンチへ退いた。

 3月の高校卒業を前に参加したキャンプでJ1のレベルの高さを味わった。「判断も含めて全ての面でプロはスピードが違う」と戸惑いはしたが「想定内でした。徐々に慣れていけば大丈夫」。新たなステージで戦える自信をのぞかせる。

 憧れの先輩、25日で40歳を迎える中沢と過ごす充実の日々が何よりの収穫だ。同じセンターバック。昨季4年連続のリーグ戦全試合フルタイム出場を達成した鉄人の存在が、誘われた複数のJクラブの中から横浜Mを選んだ最大の理由だった。

 ■食事方法に驚き

 中沢のプレーはもちろん、食事の際は同じテーブルに座って何を食べているのか確認し、他選手へのアドバイスも聞き逃さないという。「次の日の練習試合の長さによって食事の量や質を変えている徹底ぶりに驚いた」と目を輝かせた。

 “徹底マーク”は少しでも早く成長するためだ。2年後には東京五輪。「出場は目標だが、そのためには1年目から試合に少しでも多く出ないと。このレベルでは少しのミスが命取り。止める、蹴るの基本技術を高めたい」と力を込めた。

 小学生のころ、全国高校選手権で活躍するFW大迫勇也(独・ケルン)の姿に感動。同じ鹿児島城西高に進学した。鹿児島県出身の日本代表経験者は数多い。「その(県出身代表選手の)存在に勇気づけられてきた。自分もレベルアップしたい」。真っすぐに同じ道を突っ走る。 (大窪正一)

 ◆生駒仁(いこま・じん)1999年7月1日生まれの18歳。鹿児島県枕崎市出身。FC枕崎キッズから鹿児島育英館中を経て鹿児島城西高に進学。ヘディングとロングフィードを武器に1年からレギュラー。1、2年時は全国高校選手権に出場したが、主将を務めた3年時は鹿児島大会決勝で敗れた。U−17(17歳以下)とU−18(18歳以下)の日本代表。185センチ、75キロ。
web拍手 by FC2