横浜広瀬が「親子弾」古巣へ恩返しのJ1初ゴール
https://www.nikkansports.com/soccer/news/201904050001234.html
<明治安田生命J1:浦和0−3横浜>◇第6節◇5日◇埼玉


横浜F・マリノスが敵地で浦和レッズに3発快勝した。今季から横浜に加入したDF広瀬陸斗(23)が、2−0の後半25分にダメ押し弾を決めた。元浦和DF広瀬治の息子としてユース時代まで浦和に所属も、トップ昇格を果たせず昨季までJ2でプレー。はい上がった男が古巣相手に自身のJ1初ゴールを奪い、生まれ育った地で成長した姿を見せた。

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広瀬は迷わず左サイドを走った。後半25分、FWマルコス・ジュニオールが右サイドから内へ切り込むのに合わせ、自陣からペナルティーエリア内へ加速。届いたパスのトラップはやや後方へずれたが、落ちついて右足を振り抜いた。「シュートはうまく(足に)当たらなかったけど、逆によかった」と笑った。

ユースまで浦和でFWとしてプレー。トップチームのキャンプにも参加し、MF柏木らとトレーニングに励んだこともあった。ただトップ昇格を果たせず、14年J2水戸へ。「あの時は悔しかった」。生まれ育った埼玉のクラブである浦和でプロになることが夢だったからこそ、古巣相手のJ1初ゴールという巡り合わせに「今のチームはマリノスなので、心の底から100%うれしいかと言われると…なんと言えばいいか」。複雑な思いもあった。

父・治さんは浦和で活躍した。試合前には「相手が浦和だからといって気負わず、いつも通りやれよ」と連絡をもらった。ゴールの直後、スタンドに向かって拳を突き上げた。「父さんがいる場所が分かっていたので」。横浜のユニホームを着て、頼もしい姿を見せた。

同期には、トップ昇格し現在ベルギー1部シントトロイデンでプレーするMF関根らがいる。5年間のJ2を経験し、「一番出たかった」という試合成長した姿を見せた。チームに欠かせない存在として、好調の横浜を支え続ける。【岡崎悠利】

◆広瀬陸斗(ひろせ・りくと)1995年(平7)9月23日、埼玉県さいたま市出身。浦和ジュニアユース−同ユース−水戸−徳島を経て今季から横浜に加入。世代別代表はU−17、18、19と選出経験を持つ。左右のサイドバックをこなし開幕では右に入るも、DF高野の負傷で左でプレー。176センチ、68キロ。血液型はB型。

▼J1親子ゴール 横浜DF広瀬がJ1リーグ戦初ゴール。広瀬の父、治氏は元浦和でJ1通算172試合13得点。親子ともにJ1で得点を決めたのは、水沼親子(父貴史5点、子宏太25点)、バブンスキー親子(父ボバン6点、子ダビド3点)の例がある。

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