2013年09月18日

■虫除けスプレー耐性蚊

130917-2 毎週日曜日のコロの散歩コースは、少し遠出して丘の竹林を通ります。鬱蒼としていて夏でもひんやりするほどです。その手前の雑木林がコロのお気に入りのウンコポイントです。そこが実はひどい「蚊の里」というか「蚊溜まり」で毎回あちこちやられます。出来ればさっと通り過ぎたいところですが、彼は急にリードを引っ張って落ち葉を嗅ぎながら気に入った場所が見つかるまであちこちクルクル回り始めます。「コロ、早くしてよ。どんどん蚊が集まって来たじゃない。こっちの被害も甚大なんだから。」と副院長もお怒りです。そこでいくつか虫除けスプレーを試してみました。結論は皆ダメです。中には「虫除け」どころか「虫寄せ」じゃないかと思える物までありました。タヒチで買った強力なものもここではあまりパットしません。タヒチで効いても日本の蚊にはだめなのか?
  抗生剤耐性菌ならぬ「虫除けスプレー耐性蚊」が席巻している横浜青葉区でした。


matsuda_clinic at 00:21|この記事のURL院長・副院長日記 

2012年12月06日

■ある散歩の風景

130917  とある秋の休日、その朝は次女、妻、私とコロ(柴犬)と散歩に出かけた。
  何気ない会話のなかで、コロが誰に一番なついているかとの話題になった。次女と妻はそれぞれ自分であると言って譲らない。「お手、お代わり、伏せを教えたのは私なんだよ。普段一番可愛がってあげてるもん。」と娘。「あんたと違ってこっちは下の世話まで毎日面倒見てあげているんだからね。」と妻。「パパはどうなの?」と二人。「一応家長と思って一目置いてはいるだろうけど、なついているかはちょっとね。」と少し自信無さげ。
 そこで、娘の発案で一人づつ7,8メートル前に行って「コロ」と呼ぶことにした。コロが残りの二人を振り切って呼んだ方に行ったらその人に一番なついているはずだとのことである。自信ありげに次女が先鞭を切った。ところが「コロ」と呼んでも顔を向けて注目するだけで走って行かない。手を叩いて何回か呼んでも同じであった。少し腹立たしそうに娘が餌のクラッカーを高く上げて呼ぶと、今度は勢いよく走って足元で止まった。お座りして餌を持った手を見上げている。「何この子。でもこっちに来た」と娘。「やっぱりね、そっちは餌でなけりゃ釣れないってこと。コロ、一番はママよね。」と妻が入れ替わった。しかし、何と結果は同じであった。「えー、まさかパパ?有り得ない。」と2人がこちらを見ながら言う中で、3番手の私の心にかすかな期待が芽生えた。しかし、これとていとも簡単に消え去った。
「もー、がっかり。この子人になついてるんじゃなくて餌になついてるんじゃない。」
「なんだ、やっぱり、こいつは犬ころだったんだ。」
「元から犬よ。ねえ、コロ。コロは賢い子だから皆に気を遣って同じように振る舞ったんデチュよねー。」と妻は頬ずりしながらお得意の都合良い解釈をしている。
 その後はお気に入りのパン屋さんに寄って、コロはいつもの小さいドーナツパンを食べ、われわれ3人はいつものカフェラテを飲んで帰途に着いた。


matsuda_clinic at 02:27|この記事のURL院長・副院長日記 

2011年03月09日

■がん検診を受けましょう

110309 癌は昭和56年以来日本人の死亡原因のトップです。平成2005年の統計では、死亡原因の1位が癌で30.1%、2位が心疾患16.0%、3位脳血管疾患12.3%と続きます。
 臓器別に癌死亡数を見ますと2008年の統計では、男性では肺、胃、大腸の順に多く、女性では大腸、肺、胃の順となっています。いずれにせよ、早期に発見できれば助かる癌です。そのためにはどうすれば良いでしょう?がん検診を受けることです。検診の有効性につき臓器によっては議論もありますが、胃、大腸、肺、乳房、子宮頚部の癌では死亡率低下に寄与する科学的根拠があります。検診なしの早期発見はありません 。問題は受診率の低さで、肺がん検診のみ20%を超えている程度です。
40歳以上の方は胃、大腸、肺のがん検診を毎年、乳がん検診は2年毎は受けましょう。子宮頸癌は若年でも発症しますので20歳以上の方には2年毎の検診を勧めます。


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2011年03月08日

■失神について

110308 失神は「突然の一過性の意識消失で、自然に完全に意識が回復するもの」を言います。その病態は脳への一時的かつ重大な血液供給不足です。脳血流の問題であるから頭蓋内の病変を最初に考えがちになりますが、くも膜下出血、脳底動脈狭窄、脳底型片頭痛など脳内の問題はむしろ稀です。くも膜下出血ならその後頭痛や頚の後ろの痛みを伴いますし、脳底動脈の血流低下なら、物が二重に見える(複視)、めまい、吐き気、呂律が回らないなど意識消失以外の神経症状が見られるのが普通です。
 一番頻度が高いのが神経調節性失神と呼ばれるもので、血管を締めたり緩めたりする自律神経の調節がうまく行かず、血管が緩みっぱなしになり、同時に脈拍数も低下して血圧が低下する結果失神を起こすものです。長時間の立位、強い痛みや恐怖、強い精神的ストレスなどで誘発されます。ほとんどが前兆として、視野のかすみ、めまい、冷や汗、顔面蒼白、吐き気などを伴います。寝た姿勢になると脳血流が回復して通常は20秒以内、長くても2、3分以内に意識が戻ります。予防策として前兆を感じたらしゃがみ込む、両手を握りしめてガッツポーズを取るなどがあります。この失神の仲間には咳、いきみ、排尿、排便、嚥下など一定の動作の後に続いて起こるものもあります。一般的にはその後に大きな障害を残すことはありません。
 起立性失神は、いわゆる立ちくらみと同じメカニズムで起こります。通常なら起立に伴って自律神経が働いて下肢の静脈が反射性に収縮します。それにより静脈血が下肢に落ちるのを防ぐのですが、その反射が起こらないので結果として脳血流が減るのです。自律神経の働きが悪い点では神経調節性失神と似ています。出血、下痢、嘔吐などによる脱水など循環血液量が減っているときにも起立性失神は起こります。
 最も命に関わる危険な失神は、心臓・血管系からくる失神です 。一つは不整脈によるもので、脈が速すぎても遅すぎても起こります。QT延長症候群、Brugada症候群など突然死を起こす不整脈もあります。もう一つが心臓、大血管自体の疾患による失神でこれも重大です。重症うっ血性心不全、心臓弁膜症、肥大型閉塞性心筋症、急性心筋梗塞、解離性大動脈瘤、肺血栓塞栓症、心臓粘液腫などがあります。
 上記生命の危険につながる不整脈や心臓・大血管病変由来の失神のリスクファクターは、65歳以上、心臓疾患の既往歴、突然死の家族歴、前触れとなる前駆症状がない失神、心電図異常、貧血、血圧低下、息切れがあるもの などです。
 これらの危険因子をもつ人に起きた失神は厳重に注意して精査しなければなりません。


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2011年03月06日

■乾燥から来る痒み

110313 冬は寒くなり肌が乾燥して体に痒みを感じる方が多くなります。肌が乾燥すると角質層がはがれ、外からの刺激に敏感になり痒みを感じやすくなります。さらには湿疹、かぶれも起こしやすくなります。実は肌の角質層は皮脂という大切な保湿因子で守られているのですが、その保湿因子が乾燥、加齢、生活環境などにより減ってしまうと乾燥肌へとつながって行き、次第に痒みを感じるようになって来るのです。
 乾燥肌から肌を守るためには、お風呂に入る際に熱いお湯に長くつかったり体を強くこする洗い方を避け、手のひらや綿のタオルで優しく洗う、保湿系入浴剤を使う、入浴後は油性タイプの保湿剤をしっかり塗る事が大切です。その他に加湿器を使って室内湿度を保つ、暖房のこまめな調節などの工夫が必要です。
 保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後、出来るだけ早い時期に塗る のが効果的です。保湿剤の種類については、特に冬は皮膚を覆う効果に優れたものが最適ですので、ローション、乳液タイプよりも油脂性タイプ のものが良いでしょう。使用量の目安は、ティッシュが皮膚に付く位、または皮膚が光でテカる程度が良く、多めにしっかり塗る事 が大切です。


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