家族会からのご意見やご質問について
8月の家族会で頂いたご意見やご質問(Q)をテーマにして会議を行い、皆が自分の意見を言って検証し、話し合いましたので、その概要の一部を情報公開致します。詳報は法人本部に置いていますので、ご希望の方はご連絡下さい。
毎年毎年介護報酬が引き下げられ、福祉事業を経営する側にとっては厳しい環境でございますが、この地域で不足している介護基盤を整備し、医療と一体となった質の高い福祉サービスを提供できるよう努力致しますので、引き続き宜しくご指導、ご支援下さいますようお願い申し上げます。
平成21年9月13日 医療法人若草 理事長 石原睦夫
Q1. 今日のような意見や要望事項をケアマネージャーを通して言えないことは寂しい。もう一歩ケアマネが踏み込んで意見等を聞いたほうが良いのではないか。
意 見(向みゆき:ケアプランわかくさ管理者) 苦情や重要なご意見は、例えば、グループリーダーや介護主任に伝達し、改善を図っています。職員もそうした声に接したときは、同じように対応してください。
議 長(有田則子:わかくさ別館管理者) 利用者或いはご家族からの意見を苦情として上申し、直ちに改善できるかどうかで、職場の評価が違ってきます。自分の胸にしまっておく事はしないで、管理者や直属のグループリーダーに伝えて下さい。今後は、事務長の所に「メッセージボックス」を置きますので、サッと紙に書いてこの中に入れることにしましょう。
意 見(柳浦:フードサービス八雲)お泊まりの利用者から「肉が固いものがあった」、「朝から油濃いものが出された」などの苦情を受けました。申し訳ありませんでした。お泊まりの方は1日数人ですので、余り細かいことには対応できないかも知れませんが、お泊まりの方の名前を事前に教えて下さい。好き嫌い等は厨房に一覧表にして張ってありますので、だいたいのことは分かります。朝のうちに名前を教えて頂ければ、対応致します。
Q2. ディサービスのトイレ数が少ない。時間的に集中することがあり、大便時に待っている人が気になって出にくくなり便秘することがある。
意 見(吉岡久美子:ヘルパーステーション管理者) トイレが集中するのを避けるため、午前では、入浴される方は入浴前や体操後に、レク参加の方は、その合間にトイレに誘い、わかくさの家で趣味活動をされる方は、わかくさの家でトイレ利用を済ませてからディに帰って頂くことなどの工夫が可能です。担当者は利用者が1日に何回トイレに行かれるか、何時頃にトイレに行かれるか等を把握しておくことで、待ち時間も少しは改善されると思います。職員の数にゆとりがあれば、車椅子で、わかくさ家や別館のトイレにお連れすることも出来ます。
Q3. 利用者の割にはフロアーが狭くてストレスが貯まることがある。
議 長(有田則子)確かにフロアが狭く感じられる状態だったことおわび申し上げます。先日机の配置の変更してみましたところ「ちょっとごめんと通らなくても良くなった」「広くなった」などの声がよせられています。曜日によりご利用人数なども違いますが、いろいろな工夫をしてみようと考えています。
Q4. 利用者の割には職員が少ないのではないか。
意 見(小谷由佳:生活相談担当主任) 目がよく届くように、利用者を3つのグループに分けて、職員もそれぞれ担当者を決めています。朝は先ず、自分の担当している利用者の健康状態に変わりがないかどうかを確認しています。レクリエーション(レク)に参加されない方などで退屈される方があるように思いますので、今後改善したいと思います。お昼休憩の時間は、職員も休憩に入るので手薄になりますから、利用者に目が配れるように、例えば、事務仕事をするときも、事務室に居らず、利用の傍らに座るようにしています。
議 長(有田則子)人員配置につきましても、国の人員基準より多目の職員で対応していますが、ご満足いただけるケアができていなかったかもしれません。ご利用者の方全員に一日1回は必ず声かけを行うこと、一日に何か一つその方の心に残るケアをしようと思います。
Q5. サークル活動やレクが日替わりで行われていて活発でよい
意 見(山口美沙:介護担当主任)先日の運動会は賑やかで、3番テーブルの数名は最初はイヤだと言っておられたのに、後では列に加わり、パン食い競争にも参加され、楽しかったと言って頂きました。特に午後レクでは、参加されなくても、輪の中にいるだけで、或いは、声を聞いているだけで楽しいとか、工夫が必要に思います。
意 見(田中直子:ホームヘルパー)午前のレクは座ってやるカレンダーつくりや計算、漢字、間違い探しなどの頭の訓練的なことが多いのですが、「計算をさせられると思うと、行くのがイヤになる」とストレスと感じ、ディサービスに来られなくなった方もあれば、「漢字の読み書きが、いつも100点満点で、それが楽しみ」だという方もあります。これらのレクをする場合、「今日はこれをされますか? 別のものにしますか?」と聞いて、自分の好きなことをして頂き、楽しく時間を過ごして頂くなど、個別の対応をすることが大切だと思います。
意 見(山根優二:理学療法士) 現在、月ごとにレクの計画書をつくっていますが、介護スタッフの方とも相談しながら、リハビリにつながり、活動量の増えるものにして行きたいと思います。
Q6. 「わかくさ便り」で、家族会で出た意見や要望を情報発信して欲しい。
意 見(山根優二)「わかくさ便り」では、わかくさで行われた行事内容や職員紹介、お知らせ事項を掲載しています。今回このような貴重な意見を頂き、家族会の存在すら知られない家族さんもおられるということで、家族会での意見や要望を皆様に知って頂けるように、家族会用スペースをとって活動状況や意見・要望事項等を情報発信していこうと考えています。
Q7. 月1回くらい家族の会を開かれては・・・・・
意 見(落合雅憲:ディサービス管理者)家族の会としての活動を行っていく上で、会の開催回数を増やすことは必要であろうと思います。月1回というのは、会員の中でも温度差があり現状として困難な様な気がしますが、3ヶ月に1回開催できるよう家族の会役員と協議していこうと思います。
Q8. 家族の会としてボランティア活動をもっとしてもよいのではないか。
意 見(高橋ユウコ:介護職員)ホームページで有償のボランティア募集の記事が出ていたが、私自身も知りませんでした。陶芸講師を探していると情報があり、私の知り合いにお願いできそうです。地域でも、何かしたいと思っておられる方がおられるかもしれないので、ドンドン情報を出していろな形でボランティアに参加してもらえるようにしたいと思います。