「たりない天才」

なんとなくですが、「たりない天才」を支える仕事に魅力を感じる人は多いように思います。
たりない天才とは、完全無欠のスーパーマンではなく、非常に優秀だけれども、欠点もあって、手伝ってあげたくなるタイプです。
非常にビジョナリーで、将来の世界観は語るものの、それを実行するメンバーが足りない経営者
正しいことをやっているが故に、既得権益とぶつかってしまう事業責任者
コミュニケーション能力はそこまで高くないものの、プロダクト作りに向き合っているエンジニア
など。

その人と一緒にいると、
「自分の世界が広がっていく」
その上で、
「自分の存在意義がある」
という感覚が味わえることが多いです。

成長実感と存在意義の両面が味わえるので、そのような環境や人に惹かれるのも理解できます。
また、そのような自分を演出して、周りを巻き込んだり、助けてもらっている人は、大きな仕事をしている印象があります。

完全な人がいても「1」の力にしかならないものの、それは等身大のチャレンジで留まっている裏返しかもしれません。
欠けているからこそ、10にも、100にもしていける。欠けていることを恐れず、たりない自分を認識して、周りを巻き込んでいくと大きな仕事が出来るのかもしれません。

判断と環境は比例する

日本が少子高齢社会が進み、AIの導入も推進され、「このままじゃ落ちていく」「他の人にも、AIにも置き換えられない特別な存在になりたい」といった焦燥感を持っている人も少なくないです。

ある種、特別な人になっていくためには、特別な判断、特別な行動をしなければいけないのに、そもそもが「リスク回避」のために焦燥感を持っているため、「特別な判断」を「リスクを抑えて」という矛盾を抱えている傾向があります。

ただ、「安心して」「特別なチャレンジ」という矛盾を満たすことは、「中華料理も食べたいけれども、お寿司もね」という感情に近く、そうなると、ファミレスのように「何でも無難に揃っている」に行く感じになります。
振り切った判断と行動にこそ、振り切った環境が獲得出来る訳で、中途半端な判断には、中途半端な環境になることが多いです。
ファミレスに行って「これは本当のお寿司じゃない」と言われても、「じゃあ、中華まで希望することは止めたほうが良いですよ」という話になりますし、名店と言われるお寿司屋さんは客を選びます。本気の人しか相手にしないですし、本気の人しか相手にしてこなかったからこそ名店であり続けているのだと思います。

素晴らしい案件が、誰かの為だけに門戸を開くことはないです。
だからこそ、素晴らしい案件なので。
美味しい案件が幸運にも舞い込んでくることを望むよりも、自分自身が振り切った存在になって、特別な案件が向こうからやってくるようになったほうが間違いがないです。
そして、多くの場合、人よりも、少しリスクを取ったり、特別な判断をするだけで景色は一変します。

普通の判断と行動には、それに伴った環境が。人と違うからこそ特別な環境が手に入ると思った時、どちらに判断するかでキャリアの方向性が決まってくると思います。

面談と面接の違い

今の採用マーケットは売り手市場のような形になっているので、特に企業側のニーズにマッチしている候補者の方には、「まずはカジュアル面談から」「まずは会社に遊びに来てください」といった誘いがあることも多いです。
また、SNSをはじめ、人同士の繋がりで、フランクな形で選考というか、相性のすり合わせからスタートすることもあります。

一方で、採用マーケットなどの一般的な状況は関係なく、「ウチは入社後のアウトプットイメージと当社への想いを持って来てくれる方のみを採用したいと考えています」という会社もあります。
魅力のある会社、人気度が高い会社ほど、迎合しないスタンスを持っていることも少なくないです。

そのような中で、候補者の方から、「今回は面接ですか?面談ですか?」と聞かれることが少なくないです。
面接と面談の境目は曖昧ですし、言葉の定義も明確ではないのですが、個人的には、面談と面接の違いは、ほとんどないと考えています。
面接と言ってもカジュアルな感じが多いですし、面談と言っても選考要素はゼロではないです。
残念だと思うのは、企業側が「カジュアル面談でもOKです!」と言いつつも、実質的には選考要素があるので、候補者が準備をせずに「まずは話を聞きに行く」感じだった場合、企業側からの評価があまり良くなくて、「今回はなかったこととして上手く対応をしてください」と言われる場合もあることです。
企業側の気持ちも分かるのですが、そういう現場を何度か経験すると、「カジュアル面談から組めます!」と不用意に候補者側に伝えることが出来ない現実もあります。
また、あまりにも面接と面談の違いに拘ると、企業側から「肚が据わっていない」「そこに拘る意味はあるんですか?」といった評価になることもあります。

どちらの場であっても、
「自然体で自身を伝えること」
「企業側の方向性や課題感を汲み取って、自身が役に立てることを伝えること」
「自分のやりたい事や働きたい人がいるかどうかを見定めること」
など、根本的な部分は同じだと思います。

枝を気にしすぎると幹を見失うので、一旦振り切って企業側と向き合って、それで相性が合わなければ見送るといった形で良いと思います。
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