希望年収を伝える際に、現職よりも大幅なUP希望を伝えて、
「希望年収にロジックがない」
「仕事ではなく、お金を重視している」
という形でNGになってしまう方も少なく無いです。

個人的に考える年収算定方法は、
・「現年収」
・「入社後に期待出来る価値の大きさ」
・「人材マーケットの需給バランス(他社からのオファー額)」
・「社内のバランス」
・「面接での評価」
などの要素です。

特に一番大きな要素は現年収です。
「現年収」は「これまでの評価の集大成」と言えるからです。
これまで出してきた成果と、それに対して出されてきた評価の積み重ねである現年収を算定根拠にすることは合理的だと思います。
一方で、ベンチャー企業に飛び込んだ場合や業績が非常に悪い会社で頑張った場合には、その状況を勘案してくれることも多いです。

また、企業側が非常に欲していて、入社後に大きなパフォーマンスが期待出来る場合は、現年収よりも上がると思います。
たとえば、1億円の貢献利益が確実に見込める方には、1000万円超のオファーをすることは合理的だと思います。
その意味では、利益を出しやすい環境に行くという判断は、合理的です。
一時、ソーシャルゲーム業界で高い年収が出ていた理由は、優秀な人材が入ると、それだけで億単位の利益も見込めたからです。

あとは、選考を受けている会社の社内における平均年収や、他社のオファー金額も参考材料になると思います。

たとえば選考を受けている企業が
・会社として儲かっている
・社内の平均年収高い
・活躍した時、貢献利益が大きい
などに該当する場合は、他社よりも年収が上がると思います。

また、「他社で幾らで誘われています」といった話は、一つの算定根拠になると思います。
市場価格での算定と言えるかもしれません。

個人的には、年収で判断するよりも、やりたい事、意義を感じる事、成長出来そうな環境に移った方が本質的だったり、中長期的なメリットもあると思います。

ただ、納得度の高い年収算定をして、企業側に伝えたい場合は、上記を参考にして希望年収をお伝え頂いても良いかもしれません。

ちなみに、もし、私自身が面接で年収を聞かれた場合には、一旦は自身の要求を伝えるのではなく、企業側の温度感を確認するかもしれません。
「社内でのバランスや、私がどれぐらいのパフォーマンスが出せるかは分からないので、現時点での希望年収はなんとも言えないです。ただ、結果を出すことにはコダワリたいので、それに見合った評価をいただければと考えています。」
もしくは、
「社内でのバランスや、私がどれぐらいのパフォーマンスが出せるかは分からないので、現時点での希望年収はなんとも言えないです。ちなみに今回のポジションであれば、どのぐらいの想定年収で御社はお考えなのでしょうか?」
などの形です。
いきなり勝負に出るのではなく、まずは相手の感覚を聞いたほうが柔らかく調整していけると思います。

高い評価で内定を取れば、後からでも年収面の調整は出来ます。
少なくとも、自分に何が出来るかが明確に見えて、価値貢献イメージが描けるまでは、強めの年収要求はしないと思います。

そして、中長期的に見えれば、成果(アウトプット)と報酬(インカム)はバランスが取れていきます。
やはり年収は交渉するものではなく、成果を出すことで上げていくことが本質的です。
他人に評価をしてもらうというよりも、自身で証明していく形のほうが、幸せというか、ストレス無く過ごせるように思います。