西洋美術館 ル・コルビュジェの芸術空間展

1077文化会館の後に東孝光氏の名作「塔の家」を見学してその後西洋美術館に行きました。ここで私は青木氏のグループに入らせていただきました。建築家きっての論客である青木氏の解説と展覧会の概要は以下です。
・美術館と同じ大きさの2つの正方形をずれた形で配した前庭が重要で、その二つは黄金分割と黄金分割を基に作ったモジュロールで作庭され目に見えない秩序が存在する。
・現在の広場は地階に居室を設けたために段差を処理するために日本庭園にしている。
・この美術館は1936年のパリ万博「現代美学(アート)センター及び1939年のらせん状に発展する空無限成長美術館の発展形である。
・コルビュジェの設計した美術館はアーメダバード美術館(1958年)、チャンディガル美術館の合計3館である。
共通点はピロティー、中央ホール、スロープ、展示回廊という歩いて感じる景色の変化及びシークエンスを重視した空間。スロープの途中にショートカットの階段を設けている。
・らせん状に散がる西洋美術館に対して東京都美術館は同じ直方体の5つの工房をずらしながら雁行に並べている。
・スイス学生会館と西洋美術館は公共空間としてのピロティー。
・ルーブルの様なホワイトキューブとは別の系列の個人のコレクターが家の中で展示するような美術館である。
・館長室はアールの黒い壁で美しい。トイレも丸い壁で住宅のスケール。
・日本を訪れたコルは東大寺中門のスケッチを描いてるがこの19Cホールの梁架構は東大寺大分殿の梁と柱の架構を引用している。
・国際文化会館の増築と異なり成功とはいえない。
・外階段は彫刻である。
・暗い場所と明るい場所、天井の低い場所(2250mm)と高い場所の塩梅が絶妙。
ちなみに塔の家の階高は2250m。
.コルビュジェから3人の弟子のもとにまずは3枚の図面が届いた。半年後に残りの12枚の図面が届く。
・東京都美術館と同様に四面等価。らせん状に増築していくので重要視しない。裏面はルーバーを設ける。
・ロンシャン教会は屋根と壁を区切っている事が特に素晴らしい。


国際文化会館見学ツアー

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建築家の青木淳さん、鰺坂徹さん、建築史家の松隈洋さんという豪華メンバーの「近代建築見学ツアー」と夜に開催されたシンポジュームに参加しました。
・アプローチ側のファサードは抑えたに抑えた端正な表情で吉村順三氏のコンペ案に近い。同様に洋室でありながら障子を用いた宿泊室のデザインも同様に吉村氏のデザインである。廊下の天井高さを抑えた感じも心地よい。
・屋上の機械室は美しく特に吊階段はどこまでも美しい。
・小食堂を増築された吉村氏の手法は後に増築した前川氏と比較して非常に優れた増築である。
増築部の庇を本館地下の庇の下に入れてバランスを取っている。雁行にずれて奥行き感を出している。前川氏の増築は同一で連続させている。 
・構造のボールト屋根を4本の柱だけで構成した斬新な構造計画は木村俊彦氏。
・コルビュジェが1934年に発表した「輝く農場と農村」担当は坂倉準氏)の外装のデザインを踏襲、カマキンや西洋美術館でも同様。
 (吉村さんが3年後に設計した小食堂増築も同様に4本の柱で受けている。)
・庭を手掛けたのは植治である。

平成29年度箱根町防災訓練残対打合せ会

1097箱根町消防本部体育訓練室にて行われた9月5日に実施される箱根町防災訓練の全体打合せ会に出席しました。本年度の会場は小涌谷の岡田広場で開催予定です。
今年から建築士事務所協会で応急危険度判定のデモンストレーションを行います。
建築相談も行います。

宮脇檀 手が考える展

1096住宅作家の宮脇氏の没後20年を前に開催された手が考える展に行ってきました。手書きによるよりリアルな住宅作家としての思想が如実に伝わる充実した展示内容でした。
この展覧会の関連企画で宮脇氏の代表作である松川ボックスと中山邸を見学させていただきました。

奥山の事務所

1095昨年の10月から設計していた案件が先月からスタートしています。
竣工予定は年末です。

特別展 茶の湯

10931094ギリギリになってしまいましたが、打合せの間に行ってきました。時間が無かったのでどうしても見たかった「馬蝗絆」、「初花」に絞って拝見しました。
その中でも馬蝗絆は透けてしまうのではと思われるくらいの極限の薄さ、完璧なまでのプロポーション、何百年もの月日が経っていますが誰もこの作品を超える事が出来ません。
何度か見ていますがいつも魅了されます。
今回の展示の中で最も興味を持ったのが写真の古田織部の燕庵の実物の大きさの建物が展示されておりました。
利休と比較して織部が破格の人だという事が改めて確認できました。

尾形光琳屋敷

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MOA美術館で開催されている「琳派の美と光琳茶会の軌跡」の尾形光琳屋敷の見学会に参加しました。
この屋敷は監修に堀口捨己氏、早川正夫氏の設計という数寄屋・茶室建築の大家が手掛けた復元建物です。堀口氏は山田守氏と分離派を結成しており、お二人の建築を続けて見られるのは非常に幸運な事であります。
感想・概要は以下でございます。
・この自邸は京都二条に建てられた晩年を過ごした自邸で、紅白梅図屏風もこの自邸で描かれた。
・プランを分析すると接客部分、プライベート(奥)部分、光琳の仕事場部分、使用人部分が明確にゾーニングされている。
また雁行の平面計画が奥行き感を与えている。桂離宮の様な公家の影響や村野藤吾氏の千代田生命本社茶室との対比がとても面白い。
・光琳の茶室では遼廓亭がもう一つ知られている。こちらは如庵の影響と正方形を意識した平面計画だが、この自邸も同様に正方形をベースにした計画になっている。躙口も中央に計画している。
・自邸の二つの床の間には寿老人図と亀図扇面の掛け軸が掛けられていた。(おそらく1000万円くらい)
尾形光琳はコルビュジェにも影響を与えたという説もありますが、作品だけでなくこの自邸を拝見して確かに納得できる、と感じました。デザイナー光琳の奥深さを堪能した貴重な日でした。


紅白梅図屏風

1068MOA美術館で開催されているリニューアル企画である琳派の美と光琳茶会の軌跡」の中で特別開催されて国宝の紅白梅図屏風を見に行ってきました。

湯河原離宮

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GWウイークにオープンしたばかりの湯河原離宮に宿泊してきました。
琳派をイメージしたという空間の構成は優美な印象を受けました。2日に渡り建物内及び外部をじっくり拝見しましたが、箱根離宮と異なり現場監理が適正に行われていた事が良く分かる仕上がりになっていました。4つもある露天風呂がとても充実していてリフレッシュできました。

山田守邸見学会

1053山田守自邸の見学会に行ってきました。
10年前に建築学会の企画で見学させていただきましたが、完成度の高い建築だと改めて感じました。
配布されたこの自邸のみどころが良くまとまった資料で、山田守研究の第一人者である藤岡氏と大宮司氏のギャラリートークの内容と併せてとても有益な見学会でした。
・山田守邸のみどころは「軽やかでのびやかなデザイン」
’い庇と大きな開口▲團蹈謄と盛土した庭(大開口から樹木の枝を見る)。への字プランで凹形に湾曲しているので築山の樹木が室内に侵入してくる様は刺激的でもある。6目を付けた外壁げ蕊瑤膨棉窓を設けているッ蕊瑤悗龍別牝各

山田氏が晩年の65歳に手掛けた魅力溢れる自邸で見学するのに整理券が配られる程の賑わいでした。
会場には学生から70歳を超えていると思われる御老人まで、幅広い年齢層の多くの人達が訪れていました。
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