今回は、もう少し「良い姿勢」について掘り下げてみたいと思います。

筋は、骨格を軸にして前後左右上下に引っ張り合って連動して動くことで、姿勢を保っています。
(詳しくは、知っていると「治療」「スポーツ」に活かせる人の構造1をご覧下さい。)

例えば、頭が前に倒れそうになると、体の後ろの筋(図:赤の矢印)が収縮して前に倒れないようにし、頭が後ろに倒れそうになると、体の前の筋(図:青の矢印)が収縮して後ろに倒れないようにしています。 
すわり (2)
良い姿勢の時は、この筋の連動がバランス良く行われ、見た目の姿勢も良い状態です。

悪い姿勢と言われている「猫背」のときは、どうでしょうか?
n1
頭が前に出ているため重量が前にかかり(黒い矢印)、それを支えるために後ろの筋(赤の矢印)が過度に収縮し、前の筋はほとんど収縮しません。
筋の連動のバランスが崩れ、過度に収縮している後ろの筋に負担がかかり、肩こりや腰痛の原因になってしまうことがあります。

では、胸を張ったりして無理やり形だけ良い姿勢にしたときは、どうでしょうか?
すわり (2) - コピー
胸を張るために後ろの筋が過度に収縮し、前の筋はほとんど収縮しません。
筋の連動のバランスが崩れ、猫背と同じように後ろの筋に負担がかかり、肩こりや腰痛の原因になってしまうことがあります。
しかし、見た目は良い姿勢です。

このように、見た目に良い姿勢でも、体の中で起こっていることが悪い姿勢と同じなら、それは良い姿勢ではないということです。

良い姿勢をつくるためには、「見た目」も基準としては大切なのですが、それ以上に「筋の動き」など体の中で起きていることが大切なのです。

次回は、良い姿勢をつくる方法についてです。

人気ブログランキング