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みんな「オモ写」ってどうやって撮ってるんだろうか

こんにちは@matsumo_toys です。

完全に第一次ブームから乗り遅れ、一ヶ月ほど前に「#オモ写」を知ってどハマりしている管理人です。
(#オモ写についてのブログ 記事はこちらをご参照ください)

「#オモ写」タグの始祖でもある@hot.kenobi氏も言われているように、基本的には自由な表現方法です。
とは言え、やはり「自分の思い描いている表現」にたどり着くには意外と技術などが必要でハードルが高いのではというのがリアルな現実でもありました。

時間さえあればインスタグラムで「#オモ写」を検索してみると、本当にいろんな表現が見つかります。ただそれらは人それぞれの「プロセス」があって完成しているもので、その過程を見ていくともっと面白さが伝わるのでは、と思いこの記事を書くことにしました。

6つのプロセスで「オモ写」が出来る過程を解説

最初にお断りをしておくと「これが正解」というわけではなく、おそらく「オモ写先輩達」もこうやっているのではないだろうか、という試行錯誤の上でのプロセスということをご理解ください。

今回はこちらの作例を元にプロセスを紐解いていきます。

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おやつの時間に3体のアイアンマンがオレオを運んでくれる、というオモ写です。

【図解】1枚のオモ写ができるまでの6つのプロセス

11 PM
(クリックすると拡大して見れます)

今回の過程を振り返ると6つのステップで成り立っていました。
  1. キャラ選び (どのキャラでいくか)
  2. ゴール (どんな方向性か)
  3. 設定(どんな設定で描くか)
  4. 小物準備(何を使うか)
  5. 撮影 (伝わるように撮れているか
  6. 加工(合成など)
では、細かくステップを踏みながらどのように考えていったのか説明していきます。

ステップ1:キャラ選び

IMG_1131

今回の登場人物はアイアンマン達




改めてこうやって並べてみると、同じアイアンマンなのに全然違く見えるのが面白いです。
ちなみに、今回の写真が出来たプロセスのスタートは最初から構成が決まっていたわけではなく、

「3体のアイアンマンで何か面白いことできないだろうか」


という漠然とした考えから始まっていることを強調しておこうと思います。

ここすごい大事だと思うんですが、すでに「オモ写」をインスタグラム等で見ていると、「あの人みたいな写真が撮りたい」「あの人みたいにカッコいい感じで撮りたい」という感じで事前情報がありすぎると自由な発想が思い浮かばなくなってしまったりします。

「#オモ写コンテスト」を開催した際の豆魚雷さんの「撮影アドバイス」の記事にもあるように、まずはオモチャで遊んでみることが大事なポイントです。

自分の中の子供心を解放するのが大事ってことですね!

ち・な・み・に

このあれこれ考える過程でいろんなことを考えてます。今回ピックアップしたのが3体のアイアンマンだったので、これで何ができるのかを自分なりにピックアップしました。そんな時に役立つのが「画像検索」とにかく三人で思い浮かぶキーワードの画像を叩いてイメージを膨らませます。

・サンバルカン(昭和51年生まれですので)
・Perfume(ポージングまでやってみました)
・リレーのゴール寸前

などなど、色々やってみた結果、アイアンマン3体が似ているので

「全く違うポージングをさせよう」

というキャラ設定に至りました。おおまかなキャラ選びはこんなレベルです。


ステップ2:ゴール

これは「今回の表現ではどういう方向性を目指すのか」ということです。

これは完全に個人の趣味ですが、「実世界との融合」というのをゴールに考えました。というのもおそらく「トイストーリー」の影響もあるかと思いますが、

「サイズの小さいアクションフィギュアが自分の家であれこれと遊んでいたら面白そう」

というのが僕がオモ写に惹かれている部分でもありますので、そういう世界感で行きたいと思いました。


【本を階段にして遊ぶストームトルーパー】

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【プラモデルの自転車と実際の自転車のコラボ】

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実際に生活で使っているものとの大きさを比較に入れると、アクションフィギュア自体の魅力も引き出せるかと思いましてこのシリーズが個人的にはツボです。


ステップ3:設定

キャラクター選びと方向性が決まったら次は「どのように撮るか」の設定です。ここが一番難しくもあり、楽しいところなのでもうちょっと辛抱して見てください笑

ステップ2のキャラの役割で「バラバラなポージングをさせる」というところまで決まりましたが、特に細かい設定までは決められていませんでした。

ではそこで役に立つのが

「キャラクターの定番ポーズ」


今回のアイアンマンで言うと、センターの「床バン」ポーズですね。

迷った時はこの定番ポーズに、何かを加えてみるのがいいのかなと思いました。


「床バン」× 「何か」

次に考えるのがこの「何か」です。

家にあるもので、何か「割れるもの」、、、


そう、「クッキー」ですよね!


ここまでたどり着いたら8割型できたも同然。
あとは細かい設定を考えていきます。

ここからもオモ写的に楽しいところなので、もうちょっと辛抱して読んでください笑

ステップ4:小物準備

IMG_1132

今回セレクトしたクッキーはみなさんご存知の「オレオ」

世の中にはたくさんのクッキーがありますが、なぜ「オレオ」をセレクトしたかについて書いていきます。

一番の狙いはインスタグラムでのいわゆる「インスタ映え」をあざとく狙うことです笑

「#oreo」で検索するとなんと500万以上のハッシュタグが使われているくらい人気の「インスタ映えアイテム」と言えるでしょう。

もしかするとオモ写を知らない「オレオファン」にも、この写真が届くかもしれません。アイテムで迷ったら

「1%でも見てもらえる確率を増やす」

という、あざとさを出すことも大人ならではの「オモ写」の楽しみ方ではないでしょうか!

ちなみにこの時オレオは家になかったので、わざわざ買いに出かけました。
もしかするとこの時点で僕はまんまとオレオのインスタグラムマーケティングに乗せられていたかもしれません。

こういうSNSマーケティング的なことを考えられるのも「オモ写」の魅力の一つかもしれません
(違うか)


ステップ5:撮影

構成と小物が決まったらいよいよ撮影です。

これはもう何回も撮って、悩みながら配置を考えてます。

P1022369

いくつか撮ってたどり着いたのはこの「斜め上」からの構図

最初は迫力を出すために目線をもっと下から狙っていたのですが、そうすると「床バン」したセンターのアイアンマンのクッキーが隠れてしまうために見えなくなってしまうということでこうなりました。

この写真でもいいかなと思ったんですが、センターの「床バン」アイアンマンとオレオのパッケージがちょっとかぶっていたためにちょっと離すことに。

P1022374

さらに「躍動感」と「現実世界との融合」を目指して


P1022379

台座を利用しての「歩いて運んでいる感」と「嫁の手出演」にて撮影完了


ステップ6:加工

撮り方によっては撮影して終わりの場合もありますが、今回は台座を用いたのでフォトショップで合成していきます。

(詳しいやり方はTOY-HUNTさんの記事をご参照ください)


P1022379

最終的に撮った上記の写真の下にベースとして台座アイアンマン抜きの写真も合わせて写真を撮っておきます。


P1022380

台座を消して合成をすると、、、

P1022380


はい完成〜♪

「3体のアイアンマンで何かできないかな」

という発想からスタートしてこの表現にたどり着いた達成感こそが「オモ写」の醍醐味ではないでしょうか!


9割以上は遊びながらの思いつき

以上、長々と解説をしておきながら書くのもアレですが、ほとんどが「思いつき」です笑

今回の記事では順序立って、時系列で説明できましたが普段のオモ写撮影は9割型、目の前にあるアイテムを手に取ってからの思いつきです。


【躍動感のあるキックをさせてみたかった】

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【追いかけさせてみた】

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むしろ今回のようにプロセスごとに考えるケースの方が少ないですが、たまにこうやってがっちり作ってみるのも面白いということがわかったので備忘録も含めて記事にしてみました。

「オモ写をやってみたいけど、やり方がわからない」
「やってみたけど、難しすぎる」

という方に、今回のプロセスを見て「あ、そういうことか」ということが少しでも伝われば幸いです。

以上、長々と解説してしまいましたが、まずは難しいことを考えずに、子供に戻ったつもりでアクションフィギュアで妄想を膨らませて遊んでみましょう!