「まつもとあずさ」が3番線にまいります!

電車が好き、駅が好き、機関車が好き、地下鉄が好き、はやぶさといえば寝台特急。 「まつもとあずさ」がナビゲート! 鉄道車両・路線・駅施設・路線バス! 鉄分とレジン豊富な交通総合案内ブログです!!

「スペーシア」は東武鉄道の車両です。スズキのクルマじゃありません! 
「帝都高速度交通営団」って悪の地下組織みたいな名前でカコイイ!
「京王帝都電鉄」って厨二病こじらせたみたいな会社名でイイ!
「○○交通」って社名の私鉄って、ローカルっぽくってイイ!

では、鉄道の奥深い世界を“まつもと”の浅い知識でご案内します。
ご乗車のままでお待ちください。

埼京線、首都圏有数の混雑路線です。
地下鉄東西線の木場駅-門前仲町駅間を上回るんじゃないかという
殺人ラッシュ。

朝ラッシュ帯の混雑遅延は、もはやデフォルト。
最初っから「遅延織り込みダイヤ」にしとけば、
「また遅延かよ」って言われなくても済むのにね!

さて。
その大混雑路線、湘南新宿ラインみたいに15両にしたら、
ちったぁマシになるんでねぇか?
と思いたいところです。

現に、赤羽-大宮間は、将来の増結を見越して、5両分の用地を
確保しています。

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のどかな地上部分を走る埼京線E233系7000番台

しかし、15両編成化がどうしてもできない理由があるのです。

この十条駅のホームの両端に、諸事情でなくせない踏切が存在するのです。
この踏切をどうにかしないことには、15両運転など夢のまた夢です。

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十条駅南側の都道455号線の踏切。

都道455線は、王子から環七通りに抜ける主要道路ですが、
埼京線の過密ダイヤの影響で、開かずの踏切となる時間帯が
あります。
また、歩行者や自転車用の自由通路や跨線橋もなく、
埼京線を挟んでの横断が、やはり困難です。

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十条駅北側の「十条銀座」と「演芸場通り」を結ぶ道路の「赤羽線仲町踏切」。

こちらは歩行者・自転車専用踏切ですが、
主要な商店街を結ぶ道路(狭いけれど公道です)なので、
「踏切廃止するんでよろしく」というわけにはいきません。

そこで、十条駅周辺の1.5キロを高架化する
立体交差化工事の話が持ち上がっているわけですが。

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あと、十条駅は通過禁止駅だよ。乗務員さんなら常識!

ホームの両端に踏切があるため、見通しが悪いということから
十条駅は通過禁止駅とされています。

通過禁止駅なので、通勤快速、快速、回送列車、
試運転列車、ミュートレイン、工事車両、ホキ、
すべていったん停止します。

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写真にして切り取ると、なんとものどかで殺人ラッシュの埼京線とは
思えない駅ですが、編成を長大化しての混雑の解消は、
十条駅周りをどうにかしないと・・・なんですよね!

埼京線の混雑緩和、混雑による慢性的な遅延、
開かずの踏切のための周辺道路の混雑を一気に解決できる
連続立体交差化工事。

中央線では効果が表れていますよね。

さて、十条駅の周辺住民は積極的に賛成していない模様。
むしろ、都やJR東日本の説明不足を理由に反対のようです。
ま、住民説明会をやったところで理解が得られないのは
よくある話なんですけどね。
織り込んどけよ、ってコトですよ!

都議会議員の音喜多駿氏によれば、東日本大震災のころから
説明はしているということですが、長引いていますね。

工事着手すら予定は未定の状態です。

ファイナルアンサーは立体交差しかないと思うのですが。

「ロマンスカー」といえば村下孝蔵! の“まつもと”です。こんにちは。

「そうだ、箱根行こう」のコピーで有名になった、小田急ロマンスカー。
というのはウソで、これ、JR西日本のCMですよね。

「今日、ロマンスカーで」が正解!

そのCMができる前から走っていた小田急7000形のロマンスカー
「LSE」が昨年10月に引退しました。

“まつもと”は小田急を追っかけていたわけではなかったので、
ロクな写真がありませんが、
箱根に行った時に箱根湯本駅でLSEに出会ったので
その時の写真を載せておきますね。

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7000形「LSE」は1980(昭和55)年から84(昭和59)年にかけて
4編成44両が製造されました。
小田急の線路から離れたのは、前述のとおり2018(平成30)年です。

ロマンスカーの後輩にあたる10000系「Hi-SE」は、
1987(昭和62)年から89年(平成元)年製造でしたが、
「LSE」より早く、2012(平成24)年に運用を24)終了しています。
一部が長野電鉄に譲渡され、特急「ゆけむり」として活躍しているのは
ご存じのとおりです。

ちなみに「ロマンスカー」という単語を使いお始めたのは
ほかでもない長野電鉄だったりするわけだったりして、
そこに「小田急の」ロマンスカー車両が導入されるとは
まあ、何があるか分からないのも、実に面白い。

「LSE」が箱根湯本駅を発車するところに出くわしました。

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赤、グレー、白はロマンスカーの伝統的な配色ですよね。
さらに先輩にあたるSE車、NSE車と塗り分けの際はあるにせよ、
展望席があり、運転士は2階の運転席(これが、狭いんだ)という
画期的なデザインは、箱根のイメージとも相まって
一種独特な憧れのある車両でしたのコトなんですよ

ロマンスカーは、原則11両連接編成というコトで、踏切で出会うと、
通常の列車は「カタンカタン、カタンカタン・・・」という音がしますが、
LSEなどの連接車両は車両のつなぎ目に台車がありますから、
「カタン・・カタン・・カタン・・」と均等に鳴るんですよね。

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LSE車までは、前面に幕式の列車愛称名が表示されていました。
上下方向にスクロールするのよね。
NSEまでは、アクリルボードを交換、10000系HiSEでは前面愛称幕なし、
30000系EXEで前面愛称名がLEDで復活。

そういえば、JR東日本は前面に愛称幕(LED含む)を装備しているのは
少数派(185系や651系、E253系やE257系あたりかな)。
前面の「愛称幕」というのは時代遅れの産物になりつつあるようで
ちょっとさみしいものですね。

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「伝統のロマンスカー塗色を絶やすな、青や赤に箱根を・・・ぐふッ」

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「わかりました。デハ2がしっかりと『塗装だけ』でも引き継ぎます!」

↑この子はデハ1なのでは・・・廃車になったはずの

という冗談は抜きにして、箱根登山電車のデハ1・デハ2の塗装は
敢えてロマンスカーを意識してのモノなんですよね。
もともとは違う塗色だったのですが・・・その話は機会があればまたいずれ。


国鉄足尾線のころから、旧大間々町の中心部に
ドーンと構える駅、大間々駅のご紹介にやって来ました。

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大間々駅が平成の大合併で「みどり市」となった今でも
わたらせ渓谷鉄道・わたらせ渓谷線の運行上の主要駅で、
本社機構、運行管理のCTC、車両基地がおかれている拠点駅です。

駅舎は「古いものを大切に使おう」というコトで、国鉄時代から
ほとんど変わっていないんですよね。
開業は1911(明治44)年。
現在の駅舎が供用開始となった年月は・・・わかりませんでした!

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駅舎正面の駅名標です。
ローマ字の「O」の上の伸ばす記号、ヘボン式では「^」が正しいのコトですよ!
シチズンのいかにもな鉄道時計は、太陽電池が付属していますね。

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実はJRとの接続駅・桐生駅より乗降客数の多い大間々駅。
学校への通学客、通勤客のほかに、
観光バスが駅前に停められるため、定期外の利用客が多いんだそうです。

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駅舎正面には、国鉄のホームにあった自立式駅名標が
上半分だけ切り取られて貼りつけられていました。
隣駅が切り取られちゃっていますが・・・いい具合にこんがりしちゃって、
わた渓の中の人、しっかりメンテしてやってください!

駅舎内に入ると、どこにでもあるローカル線駅ですね、という趣ですが、

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駅舎自体が大きいので、待合室も大きくとられています。
わたらせ渓谷線の見所や写真展が開催されたり
ツアーのチラシ類が置かれていて、退屈しません。
木のベンチには、地元有志の方が作ってくださった座布団があります。

愛されてますね、大間々駅!

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改札口には懐かしいものもあったりして、

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国鉄の主要駅にはありましたよね、プラ板の発車標!
「トロッコわっしー」「トロッコわたらせ渓谷」にまじって「普通列車」が
ぶら下がっているのが、

「あゝ上野駅」のころの国鉄っぽいよね!
(国鉄の発車標はもっと不愛想な感じでしたが)

駅員さんが団体客相手にちょっと忙しそうだったので、
入場券をタッチパネルで購入し、ホームに入ります。

大間々駅のホームは、駅舎と直結している(主に)下りの1番線、
反対側に単式ホームの上り2番線、1番線から北側に通路で結ばれている
頭端式の0番線の3つの乗り場があります。

こちらは1番線の様子です。

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わたらせ渓谷鉄道様式の駅名標に、琺瑯びきをイメージした
青い駅名標、観光案内が見られます。

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2番線の自立式駅名標です。
大間々駅には、吊り下げ式の駅名標は・・・なかったなぁ。

大間々駅の縦型駅名標はなかなか趣があってよいのですよ。

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2番線の柱にあった、国鉄時代からの駅名標。
スミ丸ゴシックの年代モノです。

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こちらは、わたらせ渓谷鉄道の明るい青の駅名標。

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わたらせ渓谷鉄道様式には2種類あるようで、こちらは厚みのあるタイプ。
よく見ると、文字も掘り込み式なんですよ。

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1番線にあった「足尾方面」の方面標。
カクカクした丸ゴシックは、間違いなく国鉄の時代のモノ!

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振り向くと、1番線の上屋の梁や柱が美しかったりして。
駅舎と1番線・2番線ホームは、国指定登録有形文化財に
指定されているんですよ!

あれ? 奥の跨線橋の手前に赤いポストがある??

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ああ、写真撮影用のわっしー君の形の「小型の車両」でしたか。
行先は・・・「撮影中」

さて、「駅ZERO」と銘打つ以上は「0番線」の
ご紹介をしないといけませんね。

1番線を北の方、足尾方面に向かうと、

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「0番線はこちら」の案内が出てきました。
普通列車は1・2番線から発着しますが、観光用の「トロッコ~」列車は
0番線の発着です。

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0番線には、すでに「トロッコわたらせ渓谷号」がスタンバイしていました。
客車を持つ私鉄は少数派ですよね。
関東ではSLの運行のある秩父鉄道、真岡鉄道、そしてわたらせ渓谷鉄道。
近年になって「SL大樹」を走らせている東武鉄道も、ですか

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特に方面や列車名の書いていない、シンプルな「0」表示。
大間々駅では、1・2番線が上下線で固定されていないため、
1・2番線も方面はかかれず、「1」「2」のシンプル表示です。

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トロッコわたらせ渓谷号が発車した後の0番線です。
赤いコーンのあるところが客車の最後尾でしたよね、
たしか客車は4両・・・

乗客は最後尾の4号車から乗車し、車内をずんずん前に進んで
いって自分の席まで行くんだそうです。

そもそも、この0番線は国鉄時代の貨物ホームを転用したものでして。

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絵にかいたような頭単式ホームです。
0番のりばは、明らかに荷役用のホームでしたね。
フェンスの向こうには、かつてわたらせ渓谷線を走った
レールバスが展示されています。

あれ、もう1本線路があるような跡がありますね。

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シンプルの極み! 大間々駅の0番線!

オマケ

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2番線から桐生方面を除くと、わたらせ渓谷線の研修庫があります。
「わ89」の隣にDE10機関車がいます。

というコトは、この日のトロッコわたらせ渓谷号は、
赤いほうの国鉄塗色のDE10が担当ですね~!

2基も機関車を持ってるなんて、いいなあ。



東急5000系とE231系・E233系・E531系がおカオに見えない
“まつもとあずさ”です。まいど!

というわけで、見慣れねぇ、顔に見えねぇ、といいつつも
20年近くも乗れば愛着がわくよね、というわけで
E231系、湘南新宿ライン・上野東京ライン向け近郊タイプの
ご紹介のコトですよ!

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E231系近郊タイプは20世紀最後の年、2000年(平成14)年に登場。
東海道線・伊東線の113系、高崎線、宇都宮線の115系を
引退に追い込むために送り込まれました。

上の写真は、「湘南新宿ライン」表示ですね。
2001(平成15)年の湘南新宿ライン運行開始当初は115系や211系が担当し、
こっちの子にも「新宿」「新宿経由○○」の幕があったんですが、
E231系が来てからは、この子が担当することになりました。

余談ですが、
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JRの駅ナカで売っていたE231系「湘南新宿ライン目覚まし時計」です。
※前照灯点灯中!

JR東日本、お気に入り・イチ押しの車両だったのかな?

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上野発着も当然こなします。
土休日ダイヤに現れる「快速アーバン」上野行きですね。

今さらですが・・・
前照灯がおでこの両サイドにある車両、増えましたよね。

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大宮駅に入線する「高崎線」表示のE231系です。
上野始発のE231系は「高崎線」「宇都宮線」と路線名のみ表示、
上野行きは「上野」のみ表示です。

こちらは北鴻巣駅でお見かけしたE231系サンですよ。

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「上野東京ライン」と

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「特別快速 湘南新宿ライン」です。

上野東京ラインは、関東屈指のロングランナーです。

宇都宮から沼津まで235.2キロ、実に4時間12分!
伊東から宇都宮まで231.0キロ、実に4時間11分!

この時間と距離を乗り通す人はそうそういないとは思うのですが・・・
グリーン車はともかく、普通車はツラい!

国府津車両センター所属車(国府津車・横コツ、K編成・S編成)では
1・2号車、9・10号車がセミクロスシート、3・6・7・8号車がロングシートです。
小山車両センター所属車(小山車・宮ヤマ、U編成)では
1・2号車のみセミクロスで、6~10号車はロングシートです。

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最初に製造・配属されたのは小山車でした。
これが、209系そのままの石座席で、とにかく硬い!
205系のフカフカシートも長時間乗車には腰に来ますが、
E231系小山車のシートの硬さは・・・全身に来るよね!

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長距離乗るなら、780円(土休日事前料金)を払え、ってことかな?
もっとダイレクトに「新幹線に乗りなよ」ってことかもしれませんね。

ま、通勤時間帯はグリーン車も新幹線も座れなかったり
するんですけどね。
満員電車は都知事がどうにかするって公約だったはずだけど・・・
絶対忘れたね、あのオバちゃん。

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ちなみに後から製造・配属された国府津車のシートは、
座面が若干柔らかくなっています。
よっぽどクレームが多かったんでしょうね。

余談ついでに国府津車と小山車ではトイレの位置が異なってまして、
国府津車では1号車と10号車、グリーン車の5号車、
小山車では1号車と6号車、グリーン車の5号車です。
5両の付属編成の方はいずれも11号車なのですが、

なんで統一しなかったのさ!?

レア表示を最後にどうぞ。
余り遭遇したくない事態の時に現れますが。

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LEDが緑色の「普通」表示。
人身事故等で大幅にダイヤが乱れて復旧できない場合、
高崎線では吹上行き、鴻巣行き、北本行きなどが、
宇都宮線では蓮田行き、久喜行きなどが現れることがあります。

ですが、側面のLED表示にはこれらのコマはありません。
(熊谷行き、小山行きはある)
そこで、前面・側面とも緑色の「普通」表示でお茶を濁すことに
なるんですね。

そこまでダイヤが乱れる日に、混雑必至な高崎線・宇都宮線には
できれば乗りたくありませんが。

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ども、シゾーカはJR東海のエース、ロングシートの313系にお任せ!

上野東京ラインは、JR東海エリアの沼津駅まで直通する列車もありますし、
そのほかにも熱海行き・伊東行き、
湘南新宿ラインの国府津行きとJR東海エリアに隣接する駅まで行く列車が
あります。

しかし!
JR東日本のSuicaとJR東海のTOICAは、相互乗り入れできる設定にされていませんので、
JR東日本方面から東海道線・熱海から先、御殿場線ご利用の方、
JR東海方面から東海道線・熱海から東京方面ご利用の方、

交通系ICカード全盛の時代ですが、紙のきっぷを券売機でお買い求めください。

JR東日本とJR東海がいろいろとやる気がない分は、お客様のご負担となりますので、
ご意見・ご要望は駅係員までお知らせください。
「聞くだけは聞いてあげますから」、とのコトですよ!

(↑本気でJR東日本の「お客様相談センター」の責任者を名乗るM氏(女性)に言われた)

埼玉新都市交通・伊奈線、通称「ニューシャトル」。
(※以下、本文中は伊奈線のことをニューシャトルと表記します)

大宮駅から上越新幹線の高架脇の軌道を走り、
伊奈町の内宿駅に至る新交通システムの路線です。

上越新幹線が暫定開業した1982(昭和57)年、
新幹線に遅れること1年、1983年冬にニューシャトルは開業しました。
ただし、現在の終着駅・内宿駅の一つ手前の羽貫駅までの
暫定開業でした。

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内宿駅の吊下げ型駅名標

内宿駅が開業、現在のニューシャトル・12.7キロが全線開業したのは
1990(平成2)年のことです。

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内宿駅を南側から。左に膨らんでいるあたりがホームです。

ニューシャトルといえば、埼玉県立伊奈総合学園高校。
埼玉県立初の自由単位取得の高校。通称、伊奈学です。
羽貫駅暫定開業の2年後、1984(昭和59)年の設立です。
伊奈学園高校は羽貫駅から徒歩10分くらいでしょうか。
ニューシャトルの「終点」羽貫駅は伊奈学園高校の最寄り駅となり
存在感アップ!

一方、やっとの思いで(詳しくは後で)開業した内宿駅。
今一つ地味~な感じが漂ってきます。

1983(昭和58)ニューシャトル 大宮-羽貫間開業
1984(昭和59)伊奈学園総合高校設立→ニューシャトルと伊奈学がWIN-WIN
1991(平成2)ニューシャトル 羽貫-内宿間延伸開業

・・・間が空きすぎたかな。

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内宿駅前のロータリーにはバス停も。町営のコミュニティバスですが。
奥の高架下に内宿駅の本体があります。

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別角度から。
売店は実は駅事務室だったりします。
高架線をE4系新幹線が通過していますが、よくみると
内宿駅の駅舎、高架下にはまり込んでいますが、
コンクリート柱とは密着していません。

手でポコッと引き出せそうです。
主要株主のJR東日本とはつかず離れず、といったトコ!?

駅前に変な看板を発見。

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内宿駅からほど近い(けど歩くのは無理な距離)に、
伊奈バラ園があります。
5月ごろのバラのシーズンには結構な人でにぎわいます。

ローマ字表記が「UCHIJYUKU」となっていますね。
駅名標と異なっていますし、ヘボン式では「アウト」な綴り方ですが、
国鉄だって「NAMEGAWA-AIRANDO」という表記があったくらいですし
大目に見ましょう。

右の六角形のテレビカメラみたいなのは・・・2020系の顔か!
こ、これは・・・・・・かわいくない!

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高架下の売店に出札窓口がありますね。
簡易Suica読み取り機も設置されました。

実はこの売店は埼玉新都市交通の直営で、
店員さんはそのまんま駅員さんでもあるのです。

埼玉新都市交通は、新交通システムで三セク企業。
深夜早朝は容赦なく無人駅と化します。

夜の内宿駅は・・・ミステリーゾーンだよ。伊奈中央駅もなかなかですが。

ではあらためて、改札からホームへ上がりましょう。
「バリアフリー」の呪文により、最近エレベーターが設置されました。

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1番線側(終点に向かって左側)の壁面の駅名標。
内宿駅構内には、自光式の案内板や駅名標はありません。

それにしても、ボルト止めの跡を隠そうともしないのは、
見た目よりもメンテナンス性? 将来のデザイン変更(未定)対策?

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時計は国鉄っぽいいかにもな鉄道時計です。
(こいつは自光式だった!)
駅の時計ってば、JRも私鉄もセイコーかシチズンが多いかな。

一般のご家庭向けの置時計や掛け時計として一般的な
カシオやリズム時計は・・・あまり見たことがない気がします。

「電車がきます」の接近表示と放送があって間もなく、
2番線側に列車が来ました。
折り返し大宮行きとなります。

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上越新幹線の高架側が2番線、外側が1番線です。
ホーム下の駅舎は高架下なので、駅本屋側が2番線になっています。

朝夕の時間帯を除き、すべての列車が2番線から発着します。
2番線が本線、1番線は副本線という感じです。

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ニューシャトル(伊奈線)の終端部です。
ゴムタイヤの新交通システムでも、終端の「車止標識」はいつものアレ。
よく見ると、「架線終端標識」の赤いイナズマもあります。

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新交通システムはパンタグラフから集電する架空電線方式は
取りません。
第三軌条からの終電方式で、しかも交流電化です。
ニューシャトルでは交流600ボルトの電気が供給されます。

ですので、絶対軌道上には降りてはいけないわけで、
直流750ボルトの地下鉄銀座線よりも感電する確率は
高そうですね。

そこに、この中途半端なホームドア・・・いや、ホーム柵。
ドアのついてないホームドアみたいで、吸い込まれそうになる・・・

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反対に、大宮方面を見ると・・・普通のローカル線の駅にしか見えない!
さて、ここまで見るともう一回外に出て終端部を見てみたくなるという
いつもの癖が発動してきました。

改札をでて、ロータリーとは反対側の北方面へ歩いていくと、
月極駐車場と戸建て住宅地が交互に現れてきます。
そして振り向くと・・・
軌道はコンクリートのT字の柱の上でバッサリと終わっていました。

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「当初の計画通り、建設、完了!」って感じ。潔い終わり方だと思うよ。

さて、羽貫-内宿駅間1.1キロの開業が、羽貫駅暫定開業から
8年も遅れてしまったのかといいますと・・・

羽貫-内宿駅間を2000系が通過していきましたが、
この軌道上になにやらシェルターのような構造物がありますね。
このシェルター、ニューシャトルの軌道と車両を防護しているのでしょうか。

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答えを探すため、いったん羽貫駅まで戻ります。
上越新幹線の西側には町道が走っており、羽貫駅前の県道87号線と
内宿駅近くの県道5号線を結んでいます・・・のはずですが。

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羽貫駅から200メートルも歩かないうちに、
町道が丁字路で終わってしまっています。

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振り返ると、羽貫駅はすぐそこ。
なぜ、町道が途切れているかといいますと、
羽貫駅北側の地主と、土地の買収交渉がうまくいかなかったのです。

粛々と用地買収が進む中、たった1軒の地主が強硬に交渉を拒み、
そこへ代理人と称した中核派が入り込んでしまいます。
まさしく、成田空港闘争の再来でした。
京成東成田(かつての成田空港駅ね)と宗吾車庫放火の悪夢のリプレイです。

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藪の奥にはトタン葺きの住宅とも倉庫ともつかない建物があります。
なにやら監視カメラのようなものがあちこちに設置されています。
看板が奥の方にありました。
「ニューシャトル 空中権強制収用(法) 断固反対」
と書かれているようです。

結果的には、埼玉県により強制代執行となり、
雲子をまき散らしたりして抵抗した地主と中核派メンバーが
公務執行妨害の現行犯で逮捕されたということです。
「空中権を確保したアピール」のために、
軌道上にシェルターが設置された、ということです。

ついでに言うと、収用したのは「空中権」についてだけであり、
「地上権」は収用していないため、現在も町道は地主の怪しげな建物に
ふさがれたまま、開通していないのです。

何が不満なのかさっぱりわかりませんが、困ったもんですねぇ。

余談ですが********************
伊奈町ではこのようなもめ事がなぜか話題になるようで・・・

埼玉県指定史跡の伊奈氏屋敷跡(伊奈城、伊奈陣屋跡とも)という史跡が
ニューシャトルの丸山駅近くにあります。

伊奈町の観光マップやホームページにも紹介されている史跡です。
が、屋敷跡には数軒の農家が住み着いており、史跡とはいっても
実際にはかなりの部分が私有地というのが実態です。

ここで、埼玉県教育委員会が史跡に指定しようとした際、
どうやら指定の仕方をめぐって農民とトラブルとなってしまったようで、
「私有地立ち入り禁止」「一方的な史跡指定反対」などといった
看板も見られます。
なにしろ、正確な測量もされたことがなく、
東北・上越新幹線の建設に伴う「埼玉県埋蔵文化財調査事業団」の
報告書でも、「私有地のため調査ができず」という記述があるくらいですから。


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