いすみ鉄道の古いレールバスの代替車両として登場した車両、
クロスシートのいすみ300型に続き、ロングシートのいすみ350型が
走っています。
いすみ100型にはじまるレールバスの置き換え車両が出そろいました。
いすみ300型が2両、キハ20-1303、そしてこのいすみ350型です。

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いすみ鉄道の鳥塚前社長が、キハ52を製造した新潟鉄工所の
後身・新潟トランシスに無理を言って通してもらったという外観。
2013(平成25)年から走り始めています。

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それにしても、まるっきりキハ52の塗色変更車ですね。

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いくら新潟トランシスに図面があるといっても・・・現場の苦労と
心意気が感じられます。

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さて、いすみ350型は2両ありまして、いすみ351の方は
「スナフキン」のHMで走っています。

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前後で違ったデザインのHMがついているんですよ。

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側面にはムーミン谷の面々が描かれています。
これ、左右で異なった絵柄になっていますので、見に来てくださいね。

そして、いすみ350型は外装をとにかくキハ52に近づけたので、
サボ受けも側面中央の窓下にあるんですが、

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はまってるサボ、沿線の大多喜高校の学生さんのデザインだそうです。
路線廃止・バス転換じゃあ、こんなに愛されなかったでしょうね。
「い鉄」っていう略称も、高校生が言い出したんですって(鳥塚氏のブログによる)。
それをいったら同じ県の「パー線」という略称も・・・。

バスファンも一定数いますが、こういう愛され方じゃないんですよね。
(“まつもと”はバスもつまみ食いしていますが)

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種別票受けの近くにはLEDの案内表示があって
さすがにオリジナルじゃない、イマ車の雰囲気を感じてしまうのですが、
愛されてるいすみ350型、種別票用の「ワンマン」プレートも
やはり大多喜高校の学生さんが造っちゃったそうです。

それを付けちゃういすみ鉄道、やるねぇ。GJ!

そして、いくらキハ52に寄せたとはいえ、中身は
新潟トランシスの軽快気動車。

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運転台だってイマ車ですよ!
あ、セイコーの鉄道時計を使ってる!
(許可をいただいて撮影しました)

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鳥塚前社長が、追加料金なしで外観の設計変更をさせたためか、
内装は標準仕様です。
シート下のスカスカ具合が・・・これが標準艤装なのね。
そういえば、いすみ鉄道の姉妹提携路線である
台湾のローカル線、集集線DR1000型のシートがこんな感じでしたわ。

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なんやかんやで1年遅れでいすみ鉄道にやって来たいすみ352。
こちらはムーミンHMを付けて走っています。

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例によって前後で違うHMですよ。
そうそう、ムーミンは「カバ」じゃありませんよ!

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とにかくも、いすみ300型、いすみ350型が2両というコトは、
それぞれ2両編成での運転も可能というコトですよね。

それまでの15メートル車6両体制から、18メートル車5両体制に
変更され、そこに急行用のキハ52とキハ28がはまり込みました。
キハ30はまだおねんね中ですが。

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区間運転の大原発大多喜止まりの列車が発車です。
沿線人口の決して多くないいすみ鉄道ですが、
大多喜に車庫があるのと割と人のいるところを通るため、
大原~大多喜の区間運転もやっていますよ!

とにかく、なにもない(わけでもないけど)がある「い鉄」へ
どうぞ皆さま、おいであれ!