ミレニアムを過ぎたころの2001(平成13)年。
羽越本線向け観光列車としてJR東・新潟支社が
485系特急列車を改造してくれました。

「きらきらうえつ」です。

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羽越本線と山・日本海のコントラストも美しい路線を走る、
全車指定席・快速扱いの列車が、週末を中心に走り続けてきました。

485系700番台の専用車「きらきらうえつ」は2019(令和元)年9月で
通常の営業運転を終了し、新潟付近の各路線で最後の臨時列車を
担当しています。

その一つが、10月25~27日にかけて羽越本線・白新線で運転された
「きらきら日本海」でした。

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最後の羽越本線走行になるかな?
「きらきら日本海」は10月25~27日。
通常の「きらきらうえつ」のダイヤは、10月にデビューした
HB-E300系の「海里」が使っちゃっているため、
イレギュラーな秋田→新潟→秋田というルートが組まれました。

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「485系だから長大編成だと思った?」

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「残念! 4両編成でした!」

「きらきらうえつ」は485系700番台の専用4両編成です。
高崎支社の「リゾートやまどり」も専用の700番台ですね。
700に何か意味があるのかな。
 
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モザイク状の模様は、R18指定の画像が貼ってあるからではなく、
四季折々の雰囲気をイメージしたパッチワーク柄なんだそうですよ。

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桑川駅に停車中の「きらきら日本海」。
この付近は「笹川流れ」という景勝地。
海がとてもきれいんなんです。

トンネルを出たら海! トンネルに入って出たら海!という
起伏にとんだ地形と笹川流れの景勝が雰囲気を盛り上げてくれてる・・・はず。

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485系の原形はまるでとどめていませんが、走行機器類は
485系から継承しています。
485系のジョイフルトレインが次々と姿を消しつつあるのは、
交換部品の調達がだんだん難しくなっているせいでしょうか。

肌色と赤色の485系特急が登場してから、半世紀ですもんね。

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首都圏のジミーな通勤列車に、このパッチワークが混ざっていたら
目を引きそうですね。
同じ700番台の「リゾートやまどり」は、高崎支社の持ち物なので、
たまーに上野駅に姿を現しますけど、
あちらはそんなに奇抜なデザインじゃありませんからね。

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高崎支社の「華」とか千葉支社の今は亡き「ニューなのはな」を
イメージした、展望できる低運転台の車体ですね。

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3号車はビュッフェなんでしたっけ。
海に向いたボックスシートには、飲み物がちらほら置いてあります。

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「きらきらうえつ」向け485系700番台ももうすぐラストラン。
10分間停車する桑川駅ではちょっとした撮影会です。
乗車している方たちも記念撮影をしたりしていましたよ。

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あらま、ずいぶんすっきりした屋根上ですこと。
引退させるのは・・・やっぱりもったいないです。

改造してから実に! 16年も週末・祝日を中心に走ってくれた
「きらきらうえつ」

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羽越本線の「きらきらうえつ」停車の各駅には
きらきら駅名標が建っていましたが、
すべて「海里」仕様に交換されています。

足元の乗車位置もきらきらではなく海里。

交代ってのは時に残酷な事実を突きつけますよね。

ただ、JR東日本の発表では、12月まで新潟近辺の臨時列車として
運行が予定されています。
自主規制の「もざいくうえつ」・・・もとい「きらきらうえつ」を
最後まで応援してあげましょう!

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【おまけ】
「雪だ・・・・・・」

白新線「むしろうちではきらきらうえつがきらきらしなくなる時期だな」
信越線「距離も縮むしささやかうえつだな」
越後線「そしていなほは止まる季節だな」
羽越線「うっさいよ お前ら! 何なの!? 嫌味なの!? 慰めなの!?」

(「青春鉄道」第3巻より)