今日は引き続き三岐鉄道の駅からお送りしています。
始発の西桑名駅を出発し、JR、近鉄を跨いで下りてきたところに、
本日の主役、馬道駅はあります。

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近鉄時代から変わらない駅舎です。
馬道駅自体は1914(大正3)年の開業ですが、
この駅舎が当時からあるものかどうかは・・・わかりませんでした!

馬道駅の駅名標は三岐鉄道仕様のものに変えられていますが、
その上のひさし。
これって、「毎度有難う御座います」って感じの商店街のアレか?
と思ったらですね、

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木板を加工して、商店の軒先風にしてるの。
支柱といい、板葺きのひさしといい、昭和? 大正? な感じがしますね。

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もともと有人駅でしたが、近鉄北勢線のころの2000(平成14)年に
無人化されました。
窓口はシャッターが閉められています。

三岐鉄道の各駅は自動改札機が導入されているんですが、
普通の紙の一日乗車券や温泉セット乗車券じゃ入れない!

そこで、窓口跡の左側に監視カメラをつけました。
そこにきっぷを買った駅で押してもらった乗車日付を確認して
入れるように工夫されています。
具体的には、馬道駅は東員駅からの遠隔制御なので、
呼び出しボタンを押し、東員駅の職員がモニターに映った日付を確認して
入場させるという方法を取っています。

さて、馬道駅といえば、下りホームのこの窓と長いベンチ。

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木のカベに直接据え付けられているベンチ。
めがね橋やねじり橋もいいけど、これも近代化遺産に登録しようよ!

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馬道駅はマンガ「鉄子の育て方」第1巻に登場しています。
(漫画:かわすみひろし、企画:やまもり文雄、講談社刊)

この場面を読んで、一度来たくなっちゃったんですよね。

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ガラス越しの光が柔らかい、年末の馬道駅です。
板ガラスに中には、表面が波打っているのもあって、
より一層時代感を感じさせてくれます。

新しいトゥルトゥルの表面じゃないところが、今になってみるといいのよね。
琉球ガラスと一緒で、年配の方には貧しい時代の象徴ともとられかねませんが、
時代の生き証人ですからねぇ、残してほしいものですよね。

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ベンチや壁も外から見たらこんなんなんですけどね。
三岐鉄道さん、木造なんですからちょっとはメンテしてあげて!

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近鉄も三岐鉄道も、窓に配慮したか?
吊り下げ式の駅名標は上りホームにだけありました。

そうそう、馬道駅は対面型の2面2線構造で、行き違いができるんです。
西桑名駅は1面1線ですから、ちょうどいいバッファになっているようです。

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wiki先生は「ホームに番号は振られていない」と言っていますが、
駅舎のある下りホームが1番線って案内されていますよ~。

駅舎に面した下り阿下喜方面ホームはいいとして、
反対側の上り西桑名方面ホームにはどうやって行くのでしょうか。

実は駅の無人化と同時に構内踏切が撤去されているんです。
駅自体は住宅街の中にありますので、隣の公道の踏切を渡って
上りホームに行くわけなんです。

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黄色い柵のところに構内踏切があったようです。

自動改札機は下りホームにしかありませんので、
上りホームで下車する際には、運転士にきっぷ(定期券)を見せていくんです。
乗車の際は、乗車証明書をとっていってくださいね。
西桑名駅で精算しますので。

近鉄名古屋線の益生駅とは400メートルしか離れていないせいか、
一日の乗車人員は233人(2017年)。
なるほど、人力で解決できるわけですね。

名古屋線はさすがに利用客も多く、益生駅の一日乗車人員は1300人を超えています。
三岐鉄道・・・

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冬の光が差し込むホームに、下り阿下喜行きの電車が
やって来ました。
北勢線、いいなぁ。