当院では昨年12月より、最先端の治療システム、「セレック(CEREC)」システムを導入いたしました。

セレックと聞いてもあまりなじみが無いと思いますので、Q&A方式で解説していきたいと思います。


Q.1 セレックとは何ですか?

A. セレック(CEREC)とは、Ceramic Reconstruction(セラミック修復)から名付けられた、歯の修復物をコンピューター上で製作するシステムのことです。



Q.2 セレックシステムとはどのようなものですか?

A. セレックシステムは、医療先進国ドイツからやってきた、コンピューター制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。CADとはコンピューター上で3次元の修復物の設計を行うことであり、CAMとは自動切削加工機(ミリングマシン)で材料(セラミックブロック)を削り出すことです。セレックシステムは、歯科医院内(チェアサイド)ですべて完結するため、その日のうちに治療を終えることができます。



Q.3 歯の型はどうやって取るのですか?

A. 「オムニカム」という3D光学カメラを使用して歯の型を取ります。口を開けてる時間もわずかです。従来の型取りような不快感を味わうことはありません。



Q.4 どれくらいで治療は終わりますか?

A. 歯1本の治療なら、約1時間で終わります。型取り(スキャン)に5分。設計に10分。削り出しに15分。研磨などの仕上げに10分。接着に10分です。材料によっては、削り出した後、焼成(クリスタライゼーション)が必要なものもありますが、20~30分ほどで終わります。ブリッジや複数の歯を同時に治療する場合はこれよりお時間をいただきますが、その日のうちに治療は終わります。


Q.5 どのようなセラミックを使用してるのですか?

A. 多種多様なセラミックブロックが発売されておりますが、当院では患者様の治療箇所、口腔内の状態、要望などから、審美性・機能性・長期予知性・身体への影響がない、最良のセラミックを選択して使用しております。当院で以下の5種類のセラミックを症例に応じて使い分けております。

セラミックス・・・最も透明感のある材料です。主に前歯と小臼歯に使用します。
ハイブリッドセラミックス・・・天然歯と同じ柔軟性を持たせた最新のセラミックスです。どの歯牙にも使用できます。
ガラスセラミックス・・・クリスタライゼーション(焼成)することで、天然歯のような高い透明度と強度を持たせられます。主に大臼歯とブリッジに使用します。
ジルコニア・・・自然界ではダイヤモンドの次に硬い材料です。透明感がないため、主に一番奥の歯に使用しますが、薄くても強度を保てるため、あまり歯を削ることができない症例のインレー、クラウンにも用います。
ハイブリッドレジン・・・プラスチック(レジン)の中にセラミックを配合した材料です。現在、小臼歯全般と一部の大臼歯に健康保険が認められています。



Q.6 どんな症状でもセレック治療は受けられますか?

A. 一般的な詰め物(インレー)被せ物(クラウン)といった治療はもちろんのこと、前歯に貼り付ける付け爪のようなラミネートベニアという審美治療も可能です。歯を削る量を最小限に抑えて審美的な仕上がりが得られます。歯が一本抜けた状態でも、左右の歯を土台にするブリッジ治療が可能です。



Q.7 でも、最先端治療というぐらいなので、お高いのでは?

A. いいえ。セレック治療は歯科技工所に依頼することなく、すべて歯科医院内で完結できるため、従来のセラミック治療に比べ、低予算で治療を受けることが可能です。
税抜きで、インレーは25,000円、
     クラウンは40,000円、
     ラミネートベニアは50,000円
     ブリッジ(3本)は120,000円です。

只今セレック導入キャンペーン中で、インレー20,000円、クラウン35,000円、ラミネートベニア45,000円、ブリッジ105,000円です(2018年6月まで)。



Q.8 保険でもセラミック治療が受けられると聞いたのですが?

A. はい。2014年に小臼歯のCAD/CAM冠が。さらに、2017年12月からは下顎の第一大臼歯(その奥に大臼歯が残っている場合に限り)でもCAD/CAM冠の保険適用が認められました。今後、上顎の第一大臼歯にも拡大されていく予定です。何月から適用されるかわかり次第、お伝えいたします。