アクアリウムでまったりと

水草レイアウト水槽を中心にアクアリウムについてまったりと書いていきます。

2011年08月

洞窟レイアウト(2011ver) #3 「レイアウト構図の作成過程」

それでは#2に続き連続更新です。今回のレイアウト構図の作成過程を紹介します。


RIMG0002

RIMG0003


RIMG0001

まずは背面から組んでいきます。写真では三段目くらいまで積上げています。
上記で説明したように石は曲面を描くように配置していきます。
白い付箋は黄金比を示す目安用に貼っています。
事前に検討した図面を見て設計意図通りの配置になっているか正面から確認しつつ作業します。

ちなみにこのとき一段目に表れる石の稜線(一段目の凹凸ロックと砂の境界線)
がリズムを持ったランダムなジグザグになっていると自然な感じに仕上がります。
(背面とは関係ない石が転がっているので見づらいですが(;´∀`))



RIMG0004


背面がある程度形になったら手前も下段から作っていきます。
写真は左の山を支える柱となる石で一番大きいな石です。柱というにはちょっと太いかなw(;´∀`)
私が持っている凹凸ロックの中でも一番大きい石になります。

凹凸ロックは職人さんが作っているので大きい石になると形が結構違いますw
こういうペシャンコになっている石は人工的に見えるため、選べるなら避けるのが無難です。
流木でもカットされた断面があるとあまり見た目よくないですよね。

しかし、こういう平たい部分も使い方を工夫すると役に立ちます。
平たい部分を床に向けて隠すやり方もありですが、水槽側面いっぱいまで石を積上げる場合は、
この平たい部分を側面に向けて配置することで側面の隙間をあきにくくすることができます。

といっても、今回の使い方は上記のような使い方ではなく(;・∀・)
今回は写真のように平たくなっている部分を上にして、尖がっている部分を下に向けました。
この石は尖っている部分が複数ある大きい石なので写真のように逆向きにすることで、
床に接触しない尖り部分ができるので、天井から垂れ下がったような感じになります。
床に接触しない(浮遊させる)ことで軽快さを出し、正面から見たときの圧迫感を減ることを狙っています。
中段以降はこの上に積んで平たい部分を隠しています。

他の柱となる石はできるだけ棒状のものを選んで配置しました。



RIMG0010

RIMG0008

中段からは全体のプロポーションにかなり影響するところなので、構造体ではない流木も置いて
見た目のボリュームを確認していきます。
木の根(流木)が石を伝って伸びてきたように表現したかったので、石の曲面と流木の曲がり角度が
合うように
組み合わせています。
単純に置いているだけですが、こうすると接触面積が多くなるので動きにくくもなります。

下段で配置した柱の上に石を載せ、検討図の位置を確認しながらトップライトを作っていきます。
が、穴が空いた天井を作っていくのでなかなか石が安定せずここが一番苦戦しました(;´Д`)
知恵を絞った結果、手前のガラスと側面のガラスに接触するように石を立掛けて安定させ、
ここを足がかりに水槽中央部分へ天井を伸ばしてトップライトを作りました。



RIMG0016

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途中経過もう少し撮っておけばよかった(;・∀・)
上段部分は黄金比上に取ったオープンスペースに左右から垂れ下がる流木が集まるように作ります。
実際の根と同様に、大きい流木を太いほうを上に細いほうを下にして配置しています。
中段で作ったトップライト上に石や流木の障害物が来ると暗くなるので避けながら配置します。
石を高く積みすぎて見た目の圧迫感が出過ぎないようにボリュームもコントールします。



RIMG0024

最終的に完成した構図がこちら。
左右両端を基点として黄金比上にあるオープンスペースで流木が合流しています。
今回のレイアウトは構造が複雑だったので8時間とかなり苦戦させられました(;´Д`)
構図はレイアウトの骨組みとなりレイアウトの完成度に大きく影響してくるので、
私の場合水草なしでも絵になるレベルを目標にしています。

※補足
積み方については以前に動画でも紹介しているのでこちらも参考にどうぞ。



ということで石の積み方から構図の作成まででした(・∀・)
肉眼では下段の水中洞窟部分は見てるとすごい楽しいのですが、
中が薄暗く砂が白いので写真で全体を撮るとほとんど見えん。。。
以前にも見せましたが肉眼だとこんな感じで観察できます。(いずれも左の山の下段部分の様子)

RIMG0030

RIMG0029


それでは( ・ω・)ノ
次回は現状の水槽を紹介します。その以降に第4回目の予定です。 

洞窟レイアウト(2011ver) #2 「凹凸ロックの積み方」

それでは凹凸ロックの石の積み方と構図の構図の作成過程について
書いていきます。
あらかじめ断っておきますが、私の個人の積み方なので参考程度に捉えてください。

※文字制限に引っ掛かったので連続投稿になりますが#2と#3に分けます(;´Д`) 

下記はこのシリーズのテンプレです。


***************************バックナンバー***************************

☆レイアウト全般

・水槽レイアウトを作る上での考え方(「水槽レイアウトを作る上で重要なこととは?」より)

・レイアウト経験を考察で補う(完成をイメージしてレイアウトする(2)より)


☆洞窟レイアウト(2010年ver)

・洞窟風レイアウト(コリ水槽) #2 「レイアウトコンセプトと石の組み上げ方法について」

・洞窟風レイアウト(コリ水槽) #3 「レイアウトの重心について」

・洞窟風レイアウト(コリ水槽) #4 「植栽について(前景編)」

*************************************************************************************************

※上記レイアウト考察記事バックナンバーを読んでいただくと
 以降の記事の内容がわかりやすいと思います。
 上記以外のレイアウト考察記事はこちらの「★レイアウト考察目次★」からどうぞ。


*************************************************************************************************

今回の洞窟レイアウトのコンセプトを始めとした仕様等も先に整理しておきます。

コンセプト
・水中洞窟による陰と陽の表現
・観賞面の向上、遊泳空間のメリハリ

水槽:90×45×45cm(ADA 90P)
照明:器具  クリアアームライトスタンド+ペンダント型ランプシェード LP―422T ×2
   ランプ KSシステム NZ 12000K ×2
ろ過:外部ろ過 エーハイム プロフェッショナル3e 2078
CO2 :なし(24時間エアレーション)
底床:Spring Water(湧水の砂)、多孔質焼成石
素材:人工石(凹凸ロック)50kg程度(50×40×40cm程度の箱いっぱい分×2)
水草:アヌビアスナナ、アヌビアスナナプチ、ミクロソリウムプテロプス、ショートヘヤーグラス
   ボルビティスヒュディロッティ
生体:コリドラス(カウディマキュラータ、ピグミー、ジュリー、ソダリス、スーパーエクエス)、
   グリーンネオンテトラ、ダイヤモンドテトラ、ラスボラアイントベニー、アフリカンランプアイ、
   ドレイプトフィンバルブ、ベタルティランスグリーン、バジスバジス、オトシンクルス、
   ミナミヌマエビ

*************************************************************************************************


■人工石(凹凸ロック)について


まずはこの石の特徴を簡単にまとめておきます。下記はあくまで私の見解です。


「凹凸ロック」

・その名の通り凹凸がある人工の石
・表面がヤスリのようにザラザラ
・天然の石に比べて軽い
・値段は他の石に比べて安め
・形状は作っている職人さん任せ。注文時に大きさは選べる
・別途料金がかかるが形状のリクエストはできる
・色は今のところ白、茶、黒の三色がある(私は黒を使ってます)
・天然石と違い材料が同じであるため品質にムラがない(一つ一つの個性がないとも言えます)
・ハンマー等で簡単に砕ける(ただし砕くと元に戻せないのでオススメはしません)
・多孔質なため水浄化能力がある(自分では検証してませんが実感としてはあります)
・水質(pH)に影響を与えない
・メーカー直販で購入可


ところで、よく似た石で溶岩石がありますが、積上げる場合には似て非なる物だと考えています。
軽い、ザラザラしている、安い、とここまでは同じような感じですが、
積上げる上で、 「石表面が起伏に富む」 この点が大きく異なります。
溶岩石はデコボコがあってもそんなに起伏がありません。
また、形も溶岩石は基本的に丸いものが多いため組み合わせるときに不利になります。
円や球は空間を敷き詰めるのに向いていないためです(接触面積が少ない)


凹凸ロックが洞窟等の積上げ法に向いているのは、

・起伏に富む表面
・球状以外の形が豊富(いざとなれば簡単に砕くことが可能)

であることが大きいです。
積上げて形を維持するには石と石の摩擦力を稼ぐことと、全体の重心を無理のない位置に
持ってくることが重要になります。

構造体は凹凸ロック単独で構成します。その理由は摩擦力が一番稼げるからです。
また、接着剤は使いません。後々のレイアウトの変更に対応できないのと、組んでいる最中に組み直しが
発生するからです(;´Д`)配置を迷わずに決めることは難しいです。
石と石の間に粘土を挟むことを考えたこともありましたが、水中であることから溶けてしまい結局その部分が
空洞になり壊れやすくなるため、石と石の摩擦で安定させることがベストと判断しています。

凹凸ロックと流木を組み合わせる場合は、流木を石の間に挟むとその部分の摩擦力が下がり構造的に
弱くなるので、どうしても挟む場合は力があまりかからない上方部分にします。
基本的に流木は「演出用」と捉え、石に絡ませるように置きます。


・安定させる

石の置き方のコツは以前にも紹介してきましたが、細かいコツも説明しておきます。

■安定させる

目地を切るように石を積上げていきますが、起伏のある稜線(図の青ライン)である場合、
目地にはめ込むように石を入れることで左右への力に対応できますが、平面的な稜線だと
左右の力に対して対応できないため崩れやすくなります。
なので土台には大きめの石を置くことはもちろんですが、クシ状に並べていくと積上げやすいです。
といっても角度が急すぎるものは隙間が空いて不安定になるのであくまでも適度にですが(;・∀・)


・高さを出す

■高さを出す

垂直に積んでいくと安定しないため、必ず曲面を描くように石を配置します。
洞窟のように天井が来る場合は、さらに重力による内部方向にかかる力を利用して
天井を支える石を安定させます。石橋の構造と同じ考えです。

参考URL:アーチ式石橋の架け方


・完成度を上げる

積上げることで一つのオブジェクトとしての完成度を上げるためには正面から見たときに
石と石の隙間が見られないようにすることです。
これは全体を安定させることにも繋がります。
意識しないとそのオブジェクトに手抜き感が出てくるので注意です。
一つ一つ丁寧にベストの配置を探してください。適当に上から積むだけではダメです。

それでは( ・ω・)ノ #3へ続きます。

洞窟レイアウト(2011ver) #1 「コンセプトと構図決定までのプロセス」

かなり間が空いてしまいましたがレイアウト詳細について書いていこうと思います(;・∀・)
とりあえず作った順にB水槽から書いていきます。

下記はこのシリーズのテンプレです。


***************************バックナンバー***************************

☆レイアウト全般

・水槽レイアウトを作る上での考え方(「水槽レイアウトを作る上で重要なこととは?」より)
http://blog.livedoor.jp/mattari_aquarium/archives/51338466.html

・レイアウト経験を考察で補う(完成をイメージしてレイアウトする(2)より)
http://blog.livedoor.jp/mattari_aquarium/archives/51340868.html


☆洞窟レイアウト(2010年ver)

・洞窟風レイアウト(コリ水槽) #2 「レイアウトコンセプトと石の組み上げ方法について」
http://blog.livedoor.jp/mattari_aquarium/archives/51547074.html

・洞窟風レイアウト(コリ水槽) #3 「レイアウトの重心について」
http://blog.livedoor.jp/mattari_aquarium/archives/51550725.html

・洞窟風レイアウト(コリ水槽) #4 「植栽について(前景編)」
http://blog.livedoor.jp/mattari_aquarium/archives/51559933.html

*************************************************************************************************

※上記レイアウト考察記事バックナンバーを読んでいただくと
 以降の記事の内容がわかりやすいと思います。
 上記以外のレイアウト考察記事はこちらの
「★レイアウト考察目次★」からどうぞ。

*************************************************************************************************

今回の洞窟レイアウトのコンセプトを始めとした仕様等も先に整理しておきます。

コンセプト
・水中洞窟による陰と陽の表現
・観賞面の向上、遊泳空間のメリハリ

水槽:90×45×45cm(ADA 90P)
照明:器具  クリアアームライトスタンド+ペンダント型ランプシェード LP―422T ×2
   ランプ KSシステム NZ 12000K ×2
ろ過:外部ろ過 エーハイム プロフェッショナル3e 2078
CO2 :なし(24時間エアレーション)
底床:Spring Water(湧水の砂)、多孔質焼成石
素材:人工石(凹凸ロック)50kg程度(50×40×40cm程度の箱いっぱい分×2)
水草:アヌビアスナナ、アヌビアスナナプチ、ミクロソリウムプテロプス、ショートヘヤーグラス
   ボルビティスヒュディロッティ
生体:コリドラス(カウディマキュラータ、ピグミー、ジュリー、ソダリス、スーパーエクエス)、
   グリーンネオンテトラ、ダイヤモンドテトラ、ラスボラアイントベニー、アフリカンランプアイ、
   ドレイプトフィンバルブ、ベタルティランスグリーン、バジスバジス、オトシンクルス、
   ミナミヌマエビ

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■コンセプト決定までのプロセス



レイアウトを作り出すときはまず「コンセプト」を決めることが重要です。

前回のレイアウトでは、


「コリドラス達の休息場所」


をメインコンセプトに設定し、サブコンセプトには


「観賞面、遊泳空間の確保」


を掲げていました。
このときはコンセプトが文章や言葉で明確になってからそれに合うイメージや構図を探すという順序で
説明していましたが、実際にはイメージが先に来てそれを文章で表現するとこう、というように順序が
逆になることもよくあります。逆でも特に問題ないので考えやすいほうから進めていけばいいです。


今回の新レイアウトでは凹凸ロックを使うのも4作品目ということで大分慣れてきていたので、
イメージ先行でレイアウトを考えていきました。




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                                    ※Google画像検索より引用

前回は陸上の洞窟を参考に改良していったんですが、やっぱりアクアリウムですから水中も参考に
するべきだよね、ということで。
前回は洞窟の内部については真っ暗にすることくらいしか考えていなかったんですが、
今回はその内部も観賞したい・・・!と考えました。

1stCathedral1a

                                    ※Google画像検索より引用

その上でぜひ再現してみたい( ゚Д゚)!!と思ったのがこの水中洞窟に落ちる光。
こんな感じで光が落ちる場所を泳いでいく魚達を見れたら素敵(・∀・)ですよね。

以前に↓こんなレイアウトを作ったのでこういう再現をするのに必要な要素は理解していました。


R0014099


それは光の絞込みです。

光を落としたいところ以外はすべての光をシャットアウトしなければなりません。
↑のレイアウトではできる限り光を絞り込むため、左・右・後の三面を黒のバックスクリーンで貼る事で
外光の侵入を防ぎ、天井はコルク板を必要箇所のみ切り抜いたこと、さらに指向性の強いLEDを
用いたことでこのような表現になっています。

これを参考例としてトップライト付きの天井を数箇所設け、

「落ちる光によってできる洞窟の道(光道)」

をレイアウト下段の見せ場にしようと考えました。


ここで「水中洞窟による陰と陽の表現」をメインコンセプトとして決めました。


次はレイアウトの中段から上段部分です。
下段部分の「光道」を作るために中段はところどころに穴を空ける必要がありますが、露骨に
「ここから光差し込んでいるよ〜(^^)」と分かる表現では水槽という限られた空間がより狭く感じる

思い、奥行き感を出す意味でもトップライト部分は正面から見たときに分からないようにしようと考えました。

トップライトの穴を正面から隠すためには、その前に石を置くか、流木を置くか、水草を置くことになります。
当然トップライトの周辺だけ隠すやり方では不自然な印象になるため、レイアウト全体で方法を考える
必要があります。
下段のウリである光道が文字通り道となるように端から端まで底床を連続させる(空間的に連続させる)
ことを条件
として、この段階で構図を検討することにしました。

ここで「鑑賞面の向上、遊泳空間のメリハリ」をサブコンセプトとして決めました。




■構図決定までのプロセス


レイアウトの完成度を大きく左右するのが構図になりますが、構図を決める際に
基本構図となる凹凸△がそれぞれどのような特徴を持っているかを押さえておく必要があります。
以下は個人的な評価も含むので本や雑誌の説明とは異なるかもしれません。



凹型・・・水槽の左右に水草や流木等の素材がきて、真ん中に空間を取る構図です。
     空間を設けることで鑑賞者をレイアウト内部へ引き込む効果があります。
     ボリュームが出しやすいレイアウトで、さながら風景のような落ち着いた印象を与えます。
     真ん中の空間の位置を黄金比になるようにするとバランスが良くなります。
     左右から包み込むように鑑賞者を真ん中へ誘導するため、水槽という限られた空間の
     中でレイアウトを完結させやすい構図と思います。


凸型・・・凹型の逆です。素材を真ん中に集中させ、左右に空間を取ります。
     基本構図の中では最も力強く迫力が出しやすい構図です。
     流木の角度を鑑賞者側に寝かすと迫力がさらに増します。
     流木を放射状に置く場合との相性がいい構図です。
     迫力にこだわる場合は中央に、落ち着いた印象を加えたい場合は黄金比上に
     重心を持ってくるとうまくいきます。


△型・・・左右どちらか片側に重心を持ってきてその反対側は空間を取る構図です。
     典型的な△型は直角三角形のような形になります。
     △型は高いほうから低いほうへの流れを感じさせます。
     この流れは流木の枝先の方向や水草によってコントロールすることが可能です。
     構図の流れを素材のベクトルでコントロールすることはどの構図でも可能ですが、
     特に△型は流れを感じやすい構図のため強く意識するといいです。
     また、広く空いた空間があたかも水槽の外側にもレイアウトが続いているような
     空間的な広がりを感じさせることができる構図だと思います。

     


上記で述べたように光道の実現とトップライトを確保するには、トップライトになるように光を絞り込む
ことができるくらいの天井(底床へ光が届くのを遮るための天井)面積が必要になります。

天井部分を中段くらいで取ろうとすると天井面積が一番稼げる構図は凹型と考えました。




次に凹型に従い、レイアウトのフィールドイメージを設定しました。
フィールドイメージは、水槽には現れてこない外側部分(レイアウトの周辺)まで含めたレイアウトの
イメージです。
例えば川の底をイメージしたレイアウトならどのような川なのか、石だらけなのか水草が繁茂している
のか、流れは急なのか緩やかなのかという大きな設定をして、水槽で切り取る部分はどこなのか、
川の中心か、岸辺かなどのレイアウトとして描く部分(被写体)を決めていきます。

フィールドイメージを設定することはあたかも自然から水槽の大きさ分だけ切り抜いてきたような構図に
したいときに有効です。これらもコンセプトに沿うように決めていきます。



マングローブ2

マングローブ1

マングローブ3

                                    ※Google画像検索より引用



フィールドイメージとして設定したのは、
↑のようなマングローブのように木の根が水中に飛び出しているような場所です。
以前のA水槽のイメージに似ています(;・∀・)


フィールドイメージ


凹型ということで、二つ木の根の間に焦点を当てた構図にしています。
トップライト部分は流木で隠し、天井部分は垂れ下がる流木と石の土台を組み合わせることで作成することにしました。
説明上、構図→フィールドと決定していますが、大抵ほぼ同時に考えることになるので逆パターンもありえます。




プランイメージ黄金比

凹型の特徴である引き込み効果を利用して、
二つの木の根の間部分(重心)に大きく空間を取りました。
この鑑賞者の目がいく場所を魚達が集まるスポットにします。
また、位置はセオリー通りに黄金比(1:1.618の比となる分割点)上に取ります。


さて、大枠の構図が見えてきたので中段及び上段の検討に入ります。
まず中段のトップライト付き天井ですが、天井を乗せるための足場が必要になります。
が、足場をがっしり作りすぎると今度は鑑賞側からすると洞窟内部が見えなくなるので、
天井を支える足場は極力無くす方向にし、柱のように細めの石を組み合わせて支えることのしました。

ちなみに流木と石を組み合わせて構造体にすると隙間が空き、安定しないため構造体は
石のみで構成します。
(中央背面等の力がほとんどかからない部分のみ組み合わせて使用。流木は基本的に構造体として機能していません)



プランイメージ拡大

天井を支える足場になる石はメモの黒線で書かれた石
です。
凹型になるように配置することや正面からの見た目を検討することも重要ですが、
ここでは水の流れ(魚の通り道)についても検討してみました。
黒矢印が想定したルートです。
足場の石の向きは想定ルートを参考に決めることにします。
ちなみに下段〜中段背面はすべて石で塞ぐ仕様にしています。
正面から見たときにバックスクリーンが見えてたらマヌケなので(;・∀・)



トップライト部分

次は天井部分及びトップライトの位置です。
天井部分のレベルは青線で書いています。ちょうど足場の上を覆うように書いていますが、ところどころで
青線で囲った部分と黒線で囲った部分が重なっていないところ(↑の図の黄色部分)があり、
そこがトップライトの位置になります。

石のスケールと構造的に実現可能な範囲で考えると左に2つ、右に一つが限度と予想しました。
空間的な広がり効果を期待して左右の最奥に一つずつ、左のもう一つは構造的に無理が出ない位置にしました。
検討メモで正面からの絵が途中で終わっているのは、上段以降は正面からの見た目がものを言うことと、
中段の出来に左右されるため詳細な検討をしませんでした。
(複雑すぎて正面からの絵が描けなかったとも言うw(;´Д`))




というわけで本日はここまです。
今回のレイアウトの検討段階における思考プロセスを書いてみましたがいかがでしたでしょうか。

字に起こすと結構長文になりますね(;´Д`)メモはこの思考プロセスで絵を描いています。
(絵の順番とか特に意識していないのでラクガキ状態ですがw)

いろいろなことを検討していますが、要は元をたどるとコンセプトに行き着くということです。
一つから次々に枝分かれする樹形図をイメージをしていただくと分かりやすいかと思います。

コンセプトから外れない選択をするポイントとしては「意図を明確にする」ことだと思います。
「なぜその構図なのか、なぜその配置なのか、なぜその水草なのか、なぜその魚なのか etc・・・」
一つ一つの選択に対し意図を込めるのは面倒かもしれません。
しかしながら納得がいくレイアウトを本気で作りたいのであればやってみることを強く勧めます。


私のレイアウトの方法は「設計」に近いです。
設計はすべての検討要素に対し意図を明確にすることを求められます。
設計変更が生じた際にどういう意図を持ってシステムを選択したのか、システムの変更による不都合は
発生しないかなどの検討が必要になるからです。
意図を明確に持つことが改悪か改善かを判断する基準の一つになります。

アクアリウムのレイアウトにおいても組みあがってしまうと変更があまりできませんが、設計意図を明確に
持つことで後々の作品を作る際の検討段階や組みあげ中に改善点として反映することができます。

私が一貫してコンセプトを軸にレイアウトをまとめるように作ることが重要と書いてきているのは
このプロセスを辿ることで
知識と経験の蓄積が漫然とレイアウトを作るより圧倒的に多くかつ早いと考えているからです。

不恰好でも納得のいく(設計意図が表れた)レイアウトは生き生きとしていて見ていて楽しいものです。
小奇麗なレイアウトもいいですが、自分が納得のいくレイアウトをやってみるのもいいのではないでしょうか。


それでは今日はこの辺で( ・ω・)ノ レイアウトを考える上で参考になれば幸いです。
次回は石の組み方考察編を予定しています。

新A水槽植栽完了&生体投入

A水槽植栽完了しこんな感じになりました(・∀・)

RIMG0114

現状では地味な感じですね。
後景に左最奥にロタラロトンジフォリアコロラタが植わっていて、
その左右のクリプトウィリシーが植わっているところにロタラsp.フラワーを植栽しています。
後景のロタラが色づいてくると印象も変わってくるかな( ´∀`)

作成過程など詳細は今後書いていきますが、久しぶりに前景にキューバパール
を使ってみました。底床が2cmない砂地と薄いソイルの層なのでうまくいくかわかりませんw
右奥から真ん中奥の細長い水草はコブラグラスモーリシャスです。
色の濃さと線の太さがこのレイアウトではヘヤーグラスより合うと思いチョイスしています。



RIMG0122

今までのような洞窟というよりは入り口をイメージさせる「門」のようにしてみました。
門の部分は石を橋渡ししていますが、その奥は天井がないオープンになってます。
入り口で一回陰が落ちてから奥部分がまた明るいのはそういうことです。
今後ロタラが育ってくると上部分を覆うのでまた違った見え方がすると思います。

生体は3.11の地震で大半が死んでしまいましたがラスボラエスペイと
ボララスマキュラータが数匹入っています。少ないので追加予定です。
また新顔としてラスボラバンカネンシスを入れてみました( ´∀`)
まだ色があがってないので激しく地味な魚ですが、玉虫色に光る綺麗な魚のようです。
あと砂地なのでやはりコリを入れないと!ということでコリドラスピグミーを
20匹ほど入れています(*´Д`)やっぱりカワイイ

次回からはさすがにレイアウト詳細を書いていきます(;・∀・)

それでは( ・ω・)ノ
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