エトス・パトス・ロゴスでいきましょう

『エトス・パトス・ロゴス』の意味は、それぞれ人徳・情熱・論理性です。これらを意識して向上させることで、周りへの影響度が変わり、結果は良い形で自分に返ってきます。ブログを通じて、自己を高めることを目指しています。

『マツダ 心を燃やす逆転の経営』山中浩之

山中浩之さんの『マツダ 心を燃やす逆転の経営』を紹介します。


一度買うと下取り価格が低く他のメーカーに乗り換えにくくなる「マツダ地獄」と揶揄され、
二万人規模の人員整理をするなど、
低迷したマツダが、
CX-5を始めとする快進撃を続ける「奇跡」を起こしています。

その理由を、マツダ元会長の金井誠太さんに2年半にわたり聞き取ってまとめた本です。


冷静に社内の限られたリソースを見極め、
自社に向いた戦略を立て、
社員の心を燃やし、
目的を達成します。

特に、
志を立てるシーンは、多くの人に参考になります。


エトスパトスロゴス的注目点は以下。

何故、先に考えて、それから行動しないのか。
何故、行動しながら考えるのか。
著者の質問に金井さんは明快に答えます。

考えるのが面倒くさいからですよ。
そんな先のことを考えてもムダだ。
その場その場で個別最適を考えれば良いんだ、と。
だけど、
先に考えておくことは絶対ムダにならないし、
プランが間違っていたら、
すぐ修正すればいい。
だいたい、間違えたらどうするんだと言いますが、
間違いゼロのプランなんてあり得ない。
これから起こるであろう事態を完璧に読みきるなんて無理です。
大事なのは、
根拠を明確にして「決める」ことです。
そして、
いつ誰がどういう理由で決定したのか、を明記しておく。
責任を問うためではない。
誤った決定に至ったのは、どの前提が変わったからなのか、がすぐ分かり、修正するポイントが明確になるから。
考えて間違うことは罪ではない。
考えないで始めること、と、
間違えても手を打たないこと、が罪である。


つまり、
決断力と変化に対応する力、それを信じる己の力です。


素晴らしい。
これが、今のマツダの力の源です。



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『月夜の散歩』角田光代

角田光代さんの『月夜の散歩』を紹介します。

角田光代さんは、1967年神奈川県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。
1988年「お子様ランチ・ロックソース」で第11回コバルト・ノベル大賞(彩河杏)、
1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞、
1996年「まどろむ夜のUFO」で第18回野間文芸新人賞、
1998年「ぼくはきみのおにいさん」で第13回坪田譲治文学賞、
1999年「キッドナップ・ツアー」で第46回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、第22回路傍の石文学賞、
2005年「対岸の彼女」で直木賞、
2006年「ロック母」で川端康成文学賞など、
2011年「ツリーハウス」で第22回伊藤整文学賞、
2012年「かなたの子」で第40回泉鏡花文学賞、
2014年「私のなかの彼女」で第2回河合隼雄物語賞、
多数の受賞歴があります。
また、映画化、ドラマ化作品も沢山あります。



さて本書、
「まひるの散歩」、「よなかの散歩」に続く、
日々の生活の中での思いを綴ったエッセイ集です。

著者自身、「重苦しかったり、何か考えることを強いたりする文章は書くまい」と決めて、
オレンジページの連載を始めたとのことで、
肩の力の入らない、
気軽で、それでいて、角田さんならではの視点があり、
読んで楽しい本です。


では、そんな本書からいくつかピックアップして紹介します。


角田さんは「激辛好き」だそうで、辛い調味料を紹介しています。
京都 舞妓はんひぃ~ひぃ~ : 激辛ながら風味豊か。
山形 味なんばん : 青唐辛子を醤油に浸けたもの。
金沢 とり野菜みそ : 鍋のもとによい。

辛好きの方はお試しあれ。


角田さんは料理が好きだそうで、
料理関係の話は多く書かれてます。

伊勢うどん
  ふわふわした麺に、甘辛いたれがかかっている。
  麺はつるりと腹におさまり、食べたそばから腹が減る。
  伊勢うどんはたれを味わうものらしい。

武蔵野うどん
  黒みのあるぶっとい麺を、つゆにつけて食べる。
  噛みごたえがあるから、食べているうちどんどん満腹になる。

五島うどん
  ぐらぐら煮え立つ鍋から直接取って、汁につけて食べる地獄炊き、という食べ方が多いようだ。
  稲庭うどんによく似た、つるつるとのどごしのいいうどんで、
  あごだしの澄んだ汁が非常においしい。

福岡のうどん
  角田さんがもっともっと愛するうどん。
  ごぼう天にやわらかいうどん。
  何より澄んだ汁がおいしい。


角田さんの、恐らく性格がそうなんだろうと思いますが、
潔く、さっぱりした文章が良いです。

バレンタインデーの話も秀逸。

バレンタインデー近くになると胸踊るのである。
もう告白も義理にも縁のない私は、
三分の二は私が食べるという前提で、
チョコレートを選ぶ。
もちろん、選んでいるときは、そんなことは意識しない。
あくまで、人に喜んでもらえるものとして、
見かけがうつくしい、とか、
この味はあの人は好きそうだ、などと考えてはいる。
だれかのために買う、
というこの建前がなく、
自分で食べることを意識していれば、
多少の罪悪感が混じって高揚が薄れる。
そのことを本能でかぎとって、
私は無意識的に、
自分が食べるなんてことは考えないようにしているのである。


いかがでしょうか。
角田光代さんの本書が面白いのは、
きっと本人の性格による面もあると思います。

あっそうそう。
愛猫(トト)の写真が沢山あって、これも楽しさを増幅してます。


関連ブログ
  『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』角田光代
  『空の拳』角田光代
  『拳の先』角田光代
  『ボクシング日和』角田光代 
  『八日目の蟬』角田光代
  『紙の月』角田光代
  『世界は終わりそうにない』角田光代


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『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』角田光代、河野丈洋

角田光代さんと、河野丈洋さんの『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』を紹介します。

角田光代さんは、1967年神奈川県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。
1988年「お子様ランチ・ロックソース」で第11回コバルト・ノベル大賞(彩河杏)、
1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞、
1996年「まどろむ夜のUFO」で第18回野間文芸新人賞、
1998年「ぼくはきみのおにいさん」で第13回坪田譲治文学賞、
1999年「キッドナップ・ツアー」で第46回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、第22回路傍の石文学賞、
2005年「対岸の彼女」で直木賞、
2006年「ロック母」で川端康成文学賞など、
2011年「ツリーハウス」で第22回伊藤整文学賞、
2012年「かなたの子」で第40回泉鏡花文学賞、
2014年「私のなかの彼女」で第2回河合隼雄物語賞、
多数の受賞歴があります。

また、映画化された作品は、
「空中庭園」(2005年 主演 小泉今日子)、
「八日目の蟬」(2011年 主演 井上真央)、
「紙の月」(2014年 主演 宮沢りえ)、
「愛がなんだ」(2019年 主演 岸井ゆきの)、
など、
ドラマ化された作品は、
「対岸の彼女」(2006年 主演 夏川結衣)、
「八日目の蟬」(2010年 主演 檀れい)、
「紙の月」(2014年 主演 原田知世)、
など沢山あります。

河野丈洋(たけひろ)さんは、1978年埼玉県生まれ。
2001年、GOING UNDER GROUND のドラマーとしてデビュー、
2015年バンド脱退。
2009年よりソロ活動を開始、
ドラムの他に、ギター、ピアノなどを演奏するマルチプレイヤー。
角田光代さんのご主人です。


さて本書、
角田光代さんとご主人の河野丈洋さんの酒場巡りの本。
荻窪近辺、時々海外の酒場に夫婦で行き、飲み、語った、
その内容を同じお店を対象に、
夫婦が各々2ページずつ書いて、
全38話(店)が収録されています。


息抜きに良い本ですが、
食べたくなって、呑みたくなるのは必至ですので、ご注意を(笑)



関連ブログ
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  『世界は終わりそうにない』角田光代
  『ボックス!』百田尚樹


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