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2005年04月

イル・ポスティーノ

イル・ポスティーノ


彼は月に照らされる海。届かぬ光に、満ち引きを繰り返す。


なんて、意味不明な隠喩を書いてみましたが・・・

正直、中盤までそれほど惹かれるものを感じませんでした。
マッシモ・トロイージは、なぜこの映画を遺作に選んだのだろう?
と、少々不思議に思ったりもしたのですが・・・

「僕が彼に何をしてあげた?僕は迷惑をかけただけだ。そんな僕を、彼は親友のように扱い、たくさんのものを与えてくれた。」
このマリオ(マッシモ・トロイージ)の言葉で、そこまで退屈にさえ思えたすべてのシーンが、急に素晴らしいものに思えました。

マリオはパブロ(フィリップ・ノワレ)に生きる意味を貰ったのです。パブロにとっては、ひょっとしたら、気まぐれな、ただの暇つぶしだったのかもしれない。けれど、マリオはその気まぐれで、はじめて生きる楽しさを知った。その事は、マリオにとって後に何があろうと不動の事実で、感謝こそすれど恨む理由は何一つないのです。
与えられたものに感謝する。その行為がとても純粋なのですね、この映画は。

こういう考え方は、映画を観るという行為としては邪道かもしれませんが、マッシモ・トロイージは、自分の死に直面し、最後に「感謝」を周りのものに残したかったのではないでしょうか。
自分を助けてくれたすべての人に感謝し、この世を去る。なんとも美しく、また、羨ましい死に際だな、と。

ラストシーン、海辺に佇むパブロ・・・いや、フィリップ・ノワレが、マッシモに無言の別れを告げているように見え、胸にこみ上げるものを感じました。


matu_hmatu_h  at 11:55コメント(8)トラックバック(5) この記事をクリップ! 

天国の口

12520d01.JPG無事帰国。

楽しかったっす。


matu_hmatu_h  at 11:08コメント(5)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

明日から

明日から3日間、グアム旅行に行ってきます。

貧乏旅行なので、お土産は無いです!
あしからず。

では!さらば!


matu_hmatu_h  at 11:53コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

スイミングプール

スイミング・プール 無修正版

虚構と現実。対極に見えるものは、実は隣り合わせに存在する。


最初に告白しておくと・・・
正直、ラストシーンを見た時、「?」が頭の上に3つは出ましたよ。(汗

解釈が多様にありそうなこのエンディングですが、僕の解釈はですね・・・

まず、ジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)は、ジョン(チャールズ・ダンス)の元妻(恋人?)であり、最後に現れる娘の母親だという事。
この時点で、既に別の解釈があるとは思いますが・・・
まぁ、この解釈を土台にしてですね。

サラ(シャーロット・ランブリング)の虚構として登場するジュリー(サニエ)は、彼女の分身なのではないか、と。
ジョンに聞かされた娘の存在は、元妻、もしくは元恋人の存在を示唆し、それはサラにとって憎むべき対象であり、また、愛すべき・・・というか、同じ立場として、共感すべき対象でもあるのですね。
虚構のジュリーの持つ若さや行動的な性格は、サラと対極に位置しているように見えますが、それはサラ自身の中に元々存在する要素なのです。
ジョンを愛したという過去を、ジュリーが存在した過去と重ね、その結末を見出そうとした、という心情の表れのように思いました。

最終的に、サラはジュリーと融合し、一冊の本として「形」となるわけです。
つまり、対極にあると思い嫌っていたものも、実は自分の要素である、という事を受け入れ、先に進んだ。
あの本は、サラの現在の形であり、それはジョンへの変わらぬ気持ちであると同時に、決別の言葉でもある、と。
この結末は、映画に登場する数々の2つの要素が、すべてが対照的ですが、とても近いものとして描かれている事にも示唆されているような。
それを象徴的に表したのが、「老婆のような少女」ですね。2つの対照的な要素が、1つのものとして存在する。

「謎解き」としてはこんな感じですが。
これ、他の人の意見がすごく聞きたいですねぇ。

虚構として描かれる一連の出来事。最後まで観終わって思い返してみると、見事ですね。
プールに張られたシートを取り去ると現れる水面。
これは、オゾン監督がインタビューで語っているように、銀幕なのですね。
虚構の世界の開幕。
リンチの作品、「ツインピークス」「マルホランドドライブ」にも共通するこの描写は、如何にも映画的で、美しい。
そういった描写による緻密な伏線など、計算された構成はさすがでした。

曖昧に存在する人物、という描写に「まぼろし」を思い出しましたが、これはまた違う世界で。
引き出し多いなぁ、オゾン監督。





matu_hmatu_h  at 14:03コメント(8)トラックバック(8) この記事をクリップ! 

コーヒー&シガレッツ 前チケ購入

d5e738d5.JPGおまけのライターが欲しかった事もあり、友人に頼んで前チケを購入。

前チケ買ったの、いつ以来だろう・・・
というか、劇場行くの、半年振りくらいだな・・・・・・

明日から公開のこの映画ですが、僕は6日か8日に行く予定。
楽しみだー。


matu_hmatu_h  at 10:23コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

財布

77c55f99.JPG8年ほど使ってた財布がとうとう壊れたので、新しいのを購入する事に。

次の財布はレッドムーンに、と思ってたのですが・・・
レッドムーンの場合、コンチョ付きのが好みでして。
僕は後ろポケットに財布を入れるので、コンチョが付いてるとポケットの真ん中が破れるんですよね。
まぁ、ジーンズの場合、それも味だと言えばそうなのですが、チノパンが破れるのは嫌だなぁ、と。

そうこう考えてると、うちの嫁の友達の旦那さん(遠いのか近いのか)が、革製品を作られている、という話を聞き、調べてみた所、僕の好みにピッタリの財布が!
「Teha'amana(テハマナ、と読む)」というブランドなのですが、実際置いてある店に行ってみて触ったところ、使い勝手もよく、見た目もやはり好み。
早速嫁経由で注文し、購入に至りました。

今度は10年目指して、使い込むぞー。


matu_hmatu_h  at 10:08コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ!