080105-6



















      ・・・Smoked love・・・

     「重い〜  手がしびれる〜 
           ハーッ  ひぇ〜  フッ!」 

     息をきらせて  大騒ぎ 
       ぼくの家に  来るときのきみは
         両手いっぱい  愛の特産品をかかえてくる

     待ってましたと  でむかえるぼくは
         そこで思わず  笑っちゃうのさ
            きょうも  陽気なきみの声に
            ぼくは  嬉しさがこみあげてくる


     「ちょっと  むこうに行ってて
            できたら  声をかけるわ」

     そばに  くっついていたいよとも言えず
              ぼくはしずしず  退散だ


     ねぇきみ  このにおいはなにかな〜?
                 すこし煙ってないかい?

     「桜のチップ!  燻製よ!  あと15分かな?
            チーズとゆでたまご  ほたてもあるわ」

     「しっとりと  煙にまかれて  恋の味
              さめても旨い  スモークLOVE」


     きみの  おもてなしに  応えて
      こんな風に  最後の味付けをするのが
        ぼくのお役目さ  さてと  お味はどうかな  
                   ねぇきみ 煙にまかないで

          (チェルシーの詩・NO341)