農林水産省は、8月15日現在のコメの作柄概況を公表した。今回の調査は、早場米地帯19道県の作柄概況。
それによると、春の低温・日照不足などで初期成育が抑制されたが、夏場の高温・多照により生育は回復し、北海道など12道県で作況指数が102〜105ポイントの「やや良」と新潟県など7県で99〜101の「平年並み」となっていが、今後の気象条件で変動することもある。
四国や九州地方の遅場地帯、27都府県についても「やや良」ないし「平年並み」と見込んでいる。
生産調整の減反も思うように進まず、過剰作付けの中での豊作に、生産農家は、コメあまりで価格の下落が懸念される事から、複雑な収穫の秋を迎えた。

080828-11