2022年08月06日

六道まいり2022

玄幽








いよいよお盆が近づいてまいりました。
京都では先祖の霊をお迎えする六道まいりが明日から開催されます。
この機会には毎年六道の辻の各寺院で地獄絵や九相図などが公開されます。

地獄絵絵解きを修得して僧籍をいただいた葛城玄幽が自ら描いた地獄絵を用いて、六道を解説します。
三夜連続で開催いたしますので都合の良い日にお越しください。


8月8日(月)19:00〜
妖怪堂特別企画【夜の六道まいり】地獄絵絵解きツアー
https://fb.me/e/1JAnKmFlD

8月9日(火)19:00〜
まいまい京都【夜の六道まいり】あの世とこの世のわかれ道、六道の辻
〜三途の川から魔界・冥土へと続く道、この時だけの地獄絵図を拝見〜
https://www.maimai-kyoto.jp/event/ky22c073/

8月10日(水)19:00〜
まいまい京都【夜の六道まいり】あの世とこの世のわかれ道、六道の辻
〜三途の川から魔界・冥土へと続く道、この時だけの地獄絵図を拝見〜
https://www.maimai-kyoto.jp/event/ky22c074/



★8日は妖怪堂へご予約ください。
 ☆ご予約 妖怪堂
 mail sotsuhikokatsuragi@ezweb.ne.jp
 tel 090−6755−5725

★9・10日は「まいまい京都」にご予約お願いいたします。
 https://www.maimai-kyoto.jp/



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2021年12月04日

移転のお知らせ

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21年12月6日をもって西院妖怪堂を閉店し、
下記に移転しましたので今後ともよろしくお願いいたします

京都・勧進橋 妖怪堂
〒601-8112 京都府京都市南区上鳥羽勧進橋町22−10

葛城トオル sotsuhikokatsuragi@ezweb.ne.jp    090-6755-5725


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2021年08月02日

六道まいりのご案内

賽の河原の地蔵菩薩






死んだらどうなるの?
マー君はお母さんに聞いた。
お母さんは「なぜそんなことを聞くの?」ってマー君に聞いた。
「だってこわいもん」
そりゃあ大人だって怖いからね。仕方ない。
今ではあまり言わなくなったけど三途の川を渡るんだよ。
へえ?三途の川って何?
あの世というのは川の向こう側にあるの。
それで死んだらあの世に行くの。
三途の川というのは三通りの渡り方があるので三途の川というの。
善人が渡るときは橋が現れて橋の上を歩いて渡れるの。
普通の人が渡る時には膝までとか腰までが川に浸かって渡るんだよ。
でも悪人が渡る時には川は濁流になっていろんな魔物が襲ってきて、それはそれは怖いんだよ。
命からがら向こう岸に渡るんだよ。もう死んでるんだけどね。
川を渡るとどうなるの?
川を渡ったら奪衣姥という怖いおばあさんが出てくるんだよ。
おばあさんは何をするの?
着物を奪い取るんだ。
え?なぜそんなことをするの?
奪い取った着物を木の枝に引っ掛けるんだよ。
善人の着物は濡れていないから軽いし木の枝に掛けても枝のしなりが少ないんだよ。
でも悪人の着物はドボドボに濡れているからしなりが多いんだよ。
奪衣姥はその枝のしなりを見て地獄行のルートを決めるんだよ。
へえ。地獄かあ
地獄に行く手前には裁判官が10人居て、裁判をおこなっているの
5番目の閻魔大王が一番厳しい裁判をするので、みんなに恐れられているんだ。
裁判があってどうなるの?
49日経って裁判の判決がでるんだ。
六つの世界があって、次にどの世界に生まれ代われるかということなんだ。
天上界は天国のこと。美味しい食べ物もあったり美しい花が咲いてたりするの。
人間界は今自分たちが居る世界。喜怒哀楽があるよね。
修羅は戦争で人をたくさん殺したら英雄になれるんだけど、やっぱりそれは良くなくて戦いの中で気が休まることがない世界。
餓鬼道は、自分勝手な人や他人の食べ物を奪った人が落ちる世界。美味しそうなものが目の前にあって、
それを食べようとしたら目の前で燃えて無くなる。食べられないから体がどんどん痩せてきて餓鬼の姿になるの。
畜生道は、昔の貴族は狩りをゲームとして楽しんでいたみたい、ゲームで動物の命を奪うわけだからそれは良くないでしょ。
生まれ変わったら今度は自分が動物になって狩られるということ
地獄はいろんな犯罪を犯した人が落ちる場所。それはその行いによって違ってくる。
黒縄地獄というのは昔の大工さんの使っていた墨を引く道具で人間の体に引いて、それを地獄の鬼が切る・・
ギャ〜もういいよ!
他にもたくさんの地獄があるんだけど・・・・
地獄に落ちないようにするのにはどうしたらいいの?
それは毎日毎日を良い子で過ごすことよ。
うん。わかった!
あともう一つ大切なことがあるんだ。
何?
親より早く死んだ子供は三途の川も渡れないで賽の河原で石を積むの。
川を渡れないの?
そう。
鬼が出てきて子供が積んだ石を壊していくの。
また鬼が出てくるのか。
でもね。心配いらないよ。
どうして?
お地蔵さまが助けてくれるんだよ。
へえ。おじぞうさま!
そう、お地蔵様。
昔は京都では鴨川が三途の川だったんだ。
鴨川の五條の中洲にお地蔵さまが祀ってあったんだよ。
お地蔵様が子供たちを成仏させてくれるから、守ってくださるから子供たちはお地蔵様を拝んだわけだよ。
その光景が鴨川にあったんだよ。だから今でも京都には地蔵盆ってあるでしょ?
ああそうか。夏に拝むよね。
ほんとは地獄の閻魔大王もお地蔵様のことなんだよ。
へえ〜!
キビシイ裁判をする閻魔大王だけど地獄に落ちた人でも改心したら罪が軽くなってお地蔵様が助けに来てくれるよ。
へえ。良かった。
じゃあ僕はお地蔵様を毎日拝むことにするよ。
それはいいことね。
でも、閻魔さまも好きだなあ。
生まれ変わっても人間でありますように。
どうして?
またお母さんと一緒にいられるもの。



日得山護国寺賽院別院・妖怪堂です。
画像は八月の御朱印です。
勧進橋出張所にて承っております。(^^


8月8日夕刻より六道まいりと地獄絵の解説ツアーをおこないますので
ぜひご参加ください。
妖怪堂特別企画【夜の六道まいり】地獄絵絵解きツアー
https://www.facebook.com/events/520978245766994/?ref=newsfeed


maturowanumono at 17:49|PermalinkComments(0)