2005年06月29日

オープン・ウォーター

7ca82e70.jpg第138回

★★★☆(劇場)

 絶望。

 絶望って一体どんな時を言うのだろう?人生思い返せば「絶望の淵」に立っていたことはあっても、「絶望」にどっぷり浸っている状態というのは経験がない。

 いや、なくていいと思う。そんな必要はない。この映画を見ればそう思うに違いない。

「オープン・ウォーター」で描かれるのは「絶望」だ。しかも「実話」に基づいている。それだけに始末が悪い。

 スーザン(ブランチャード・ライアン)とダニエル(ダニエル・トラヴィス)は休暇でカリブ海を訪れる。そこでダイビングツアーに参加するのだが、スタッフのミスでボートは二人を残したまま帰港してしまう・・・。

 観客はこの二人が、大海原に残されてしまうことを知っている。なぜ残されてしまったのか?その後どうなったのか?このことを知りたくて劇場に足を運ぶのだ。

 冒頭、チープな恋愛映画のような幕開けで物語は始まる。ワーカホリックなスーザンに苛立ちを隠すダニエル。カリブ海でのバカンス。美しい海でのダイビング。

 そして二人だけの世界・・・。

 上映時間わずか79分、映画の大半は大海原を漂流するダニエルとスーザンをカメラが冷静に捉える。

 海は「心を癒す」というが、この映画での海は「恐怖」でしかない。サメに襲われるシーンが予告編やCMで流れることから「サメ襲来による海洋パニック映画」のような印象があるが、実は怖いのはサメだけではない。海には危険がいっぱいなのだ。

 水深16メートル、もちろん足は届かない。海面に浮き続けるしかなく、どんどん潮に流されてゆく。空腹になる、もちろん食料はない。のどが渇く。一面水だらけなのに、海水は飲めない。体温は低下する。寄せ来る波に酔って気分が悪くなる。

 360度見回しても水平線ばかり。助けの声は届かない。

 ダイビングでは「閉所恐怖症」を感じる、という人がいる。広い海に中にいながら「目」「耳」「口」を塞がれていることから何か「囲いの中」にいるような感覚になるのだという。

 この映画は、「車の中」、「飛行機の中」、「ホテルの部屋」、そして「大海原」と「閉所」→「開けた場所」へ舞台が移動している。ところが一番広いはずの「海」で身動きが取れない主人公二人を見た観客は「閉所恐怖症」のような感覚に陥る。

 そこに襲いかかる「海の生物」たち。サメだけでなく、小魚やクラゲも海面に孤立した人間にとっては大敵なのだ。

 逃げられない「もがき」は、まるで夢の中で走っても走っても前に進めないような感覚で、究極の恐怖を味あわせる。水面下は「海の生物」たちの天下。空気のない水面下の様子は下半身に当たる感覚でしか人間は判断できない。

 母なる「海」という巨大存在に包まれながら、無力な人間は少しずつおかしくなってゆく。

 ここからはありきたりな心理劇が展開される。どんな状況でもポジティブ思考なアメリカ人が徐々に「不安」に飲み込まれてゆく様を描き、恐怖が深まる中でお互いに対する不満が爆発。二人の葛藤からは人間の本性を垣間見ることができる。

 しかし恐ろしいのは、サメの襲来でも極限状態の人間でもなく「自然」に対する「人間」の「無力」さだ。

 昨年国内で起こった多くの自然災害から教訓を得たように、人間は自然を前にして無力なのだと改めて実感する。人間の都合などお構いなし。一個人が如何にちっぽけな存在なのかを思い知らされるのだ。

 低予算、無名俳優に無名監督作品、予想外のヒットという要因から「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999)と比較されがちだが、「オープン・ウォーター」の監督クリス・ケンティスは「映像」が何であるかをよく知っている点で大きく異なる。

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は「映画」ではない。「プロジェクト」=「企画」というタイトルが示すように「『ブレア・ウィッチ』イベント映像部門」でしかなく、「オープン・ウォーター」はれっきとした「映画」である。

 映画として同じ入場料を払うといえども、この作品におけるアイディアを評価してから鑑賞しないと、とてつもなくチープな映画に思えてしまうので、そこは注意が必要だ。

 なぜなら「オープン・ウォーター」は実際にチープ(低予算)な映画だからだ。

 現在ハリウッドでは、平均の映画制作費の平均が6000万ドルといわれている。そんな中で、この映画の制作費は僅か13万ドル。そんなインディペンデント映画が口コミによって全米週間興行成績のトップ10に入り、結果アメリカだけで3000万ドル以上を稼ぎ出した。時折このようなヒット作を生み出すハリウッドの懐の深さには驚くばかりだ。

 撮影にはデジタルカメラを採用。照明なし、自然光での撮影。撮影と編集は監督が兼任して人件費を浮かせた。CGはなし、電動式のサメを作る予算もないのでサメは全て本物。俳優には怪我をしても訴えないよう誓約書を書かせ(その代わり儲けに応じたパーセンテージ収入を約束し、二人の無名俳優は一躍億万長者になった)、ウェトスーツの下には鎖で出来た防御版を仕込んで撮影に望んだ。

 一発屋的なアイディアのように思えるが、監督の確かな撮影技術によって、舞台の二人芝居のような緊張感を終始保っているのは見事。魚や花などの映像には、なかなか寄れないくらいにまでクローズアップした構図(極端なクローズアップは編集時に画が繋がりにくいので、なかなかプロのカメラマンでも躊躇うのだ)が登場し、そのセンスの良さも光る。

 二人は無事救助されるのか?

 このラストでは「絶望」の末に迎える人間の究極の心理が描かれている。これをどう受け止めるべきか?

「母なる海へ帰る」その結末は、実話がベースなだけに「人間の運命の残酷さ」として、しかと受け止めるしかない。

 自然に対しては人間のルールなど関係ない。この怖さはジワリジワリと効いてきて、並大抵のホラー映画では太刀打ちできないほど、観客を底冷えさせる。

 あえて「絶望」を見せた終幕に、お気楽なアメリカ映画にはない「反骨精神」を見た。


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この記事へのコメント
  人間が極限状態の中でどーなってゆくのか。その様子を淡々
と描きながら、派手な演出や大物俳優を使うワケでもなく観せて
ゆくテクニック。

 観終わった直後、周りの観客が「何これ〜」と不満気に言って
ましたが、たましょくはこの展開の方が恐くて納得できました。
つまり、映画としての娯楽性を排除し、現実はそんなにドラマチ
ックなモノではなく、ただただ残酷なモノだと。

 波間に漂うことしか出来ない人間にとって、周りは全てが敵で
あり凶器。当初、想像していた映画とはまったく路線違いでした
が、この挑戦的な作品はなかなか良かったかと。

 ※ただし、人には薦められないですケドw
Posted by たましょく at 2005年06月29日 16:16
こんにちは。
TBありがとうございました。
じわじわと怖かったですね〜。
私は海が嫌いなので絶対にああいうシチュエーションにはならないと思いますが、一日近く海に漂って事を考えると気が狂いそうになります・・・。
Posted by ミチ at 2005年07月07日 06:52
私自身は海ではなく登山(冬山登山含む)の趣味があるので、この極限状態に陥った人間の映画を興味深く見ました。
外部からこの手の恐怖を描くのは大変難しいはずですけど、この作品はとても上手く演出されていました。
サメに囲まれ死期を悟った絶望感はよく伝わっていましたね。実際にはあの心労の中では幻覚や幻聴があるんでしょうけど。
あのラストの余韻は後に残るものがありました。
Posted by てっしー at 2005年07月31日 20:39