911 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:04:08 ID:O6M4ufmI
休日・体育倉庫にて……
アリト「何だ、この暑さ……いくら何でも暑すぎだろ?」←パンツ一丁
ギラグ「これが噂に聞く地球温暖化って奴の影響なんだろうな」←パンツ一丁
アリト「バリアン世界でもこんなに暑い思いをした事はなかったぜ……くそ、扇風機1つじゃ全然効果ねえ」
ギラグ「おまけにはここは狭い上に窓も少ないしな……クーラーでもあれば少しはマシなんだろうが」
アリト「そんなもん買う金が何処にあるんだよ? ただでさえバイトで何とか食ってる状態なんだぜ、俺達」
912 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:05:33 ID:O6M4ufmI
ギラグ「なあ、アリト。やっぱりナッシュが一緒に暮らさないかって誘ってくれた時、素直にそうさせて貰った方が良かったんじゃねえか?」
アリト「馬鹿野郎。男が自分1人食わせられなくてどうすんだよ?」
ギラグ「その理屈でいくとナッシュの言葉に二つ返事で頷いた上にその場で小躍りまでしたドルベは男じゃねえのか?」
アリト「あいつらは親友同士だから良いんだよ……つーかそんな事言うならお前だけでもナッシュの家に行けば良かったじゃねえか。無理に俺とこんな所で暮らさなくて良いんだぞ?」
ギラグ「そうは言ってもお前1人だと色々と危なっかしいからな。俺くらい傍に居てやらんといかんだろ」
アリト「何だ、それ。意味分かんねえよ」
913 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:06:47 ID:O6M4ufmI
ギラグ「だが俺が一緒に居て良かっただろ? 生活費も2人で稼げる」
アリト「2人分の生活費が必要だから正直変わらねえよ。むしろお前が下らないアイドルグッズ買ってるせいで余計出費がかさんでるぜ」
ギラグ「なっ、俺のさなぎちゃんのグッズが下らないだと? おい、いくらお前でも言って良い事と悪い事があるぞ」プンスカブックス
アリト「うるせえ、あのグッズのせいで部屋が狭くなって余計に暑いんだよ! 捨てちまえ、あんなもん!!」プンスカブックス
ギラグ「俺の魂を捨てろだと……久々に切れちまったよ! アリト、表に出な!!」プンスカプンスカブックス
アリト「上等だ! その外見も中身もおかしな頭、俺の拳でぶっ飛ばしてやる!!」プンスカプンスカブックス
914 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:07:53 ID:O6M4ufmI
アリト&ギラグ「ぐぬぬぬ……」
アリト&ギラグ「…………」
アリト「……やめようぜ、余計暑くなるだけだ」
ギラグ「……そうだな」
アリト「くそ、何時もなら筋トレしてる時間なのに全然やる気がおきねえ」
ギラグ「こんな状況で運動なんかしたら冗談抜きで死ぬぞ? 俺らもう普通の人間なんだし」
915 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:10:13 ID:O6M4ufmI
コンコン
アリト「おい、ギラグ。誰か来たみたいだぞ?」
ギラグ「ドア開けに行く元気もねえよ……誰だか知らねえが入るなら勝手に入ってくれ。鍵なら開いてるから」
ドアガチャ
凌牙「うわっ、暑っ!? 何だ、この中? サウナかよ?」
アリト「ああ、誰かと思えばナッシュか」グッタリチュア
ギラグ「よう、ナッシュ。ようこそ、俺達の箱庭へ」グッタリチュア
凌牙「何かすごいグッタリしてるな……ていうか何でお前ら揃ってパンツ一丁なんだ?」
アリト&ギラグ「暑いんだよ」
916 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:12:12 ID:O6M4ufmI
凌牙「気持ちは分かるがせめてTシャツくらいは着ろ。そのままじゃ身体にも悪いし、絵的にも余計に暑苦しいぞ」
アリト「うるせえな。良いんだよ、別にここに居るのは俺らだけ何だから」
ギラグ「それでお前は何の用があってここに来たんだよ、ナッシュ?」
凌牙「たまたま学校の近くを通ったからお前らの様子を見に来たんだよ。お前らがちゃんと生きているどうかな」
アリト「ふん、余計なお世話だよ」
ギラグ「おい、アリト。暑くて気が立っているからってそんなに喧嘩腰になるなよ」
凌牙「別に良いさ。文句言えるって事はまだ元気があるって証拠だ」
917 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:13:53 ID:O6M4ufmI
凌牙「しかししばらく来てない内に物が増えたな……主にアイドルのグッズが」
アリト「……あれ全部売り払ったらクーラー買えるかな?」
ギラグ「やめろ。さなぎちゃんのグッズを売るくらいなら俺はこの灼熱地獄に居る方がマシだ」マガオ
凌牙「大変そうだな……やっぱり今からでも俺の家に来るか?」
アリト「前も言っただろう。施しは受けねえ……お前は確かに俺の仲間だが、仲間だからって何でもおんぶに抱っこは嫌なんだよ」
凌牙「お前らしい意見だな。ギラグも大変だな、こいつに付き合ってさ」
ギラグ「へっ、もう慣れてるぜ」
918 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:14:41 ID:O6M4ufmI
凌牙「しかし施しは受けないか……ならこいつも無駄になりそうだな」ガサッ
アリト「それはコンビニの袋……!?」
ギラグ「おい、まさかその中身は……!?」
凌牙「手ぶらで来るのも悪いと思ってな。コンビニで適当にアイス買って来た」
ギラグ「さすが孤高なる鮫、ナッシュさん! そこに痺れる、憧れるぅ!!」O(≧▽≦)O ワーイ♪
凌牙「しかしアリトは俺からの施しは受けないと言うからな。仕方ないがほとんどは璃緒やドルベのお土産になりそうだ」ニヤニヤ
アリト「ぐぬぬ……」
919 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:16:22 ID:O6M4ufmI
ギラグ「あ、俺は普通に貰うぜ。このジャイアントコーン良いか?」
凌牙「ピノ以外は良いぞ、これは俺のだから」
アリト「ギラグてめえ!?」
ギラグ「いや、俺は別にナッシュからの施しを受けないとか言ってねえし」
凌牙「この暑さだから早く食べないと溶けちまうかもな。もう2人で全部食べちまうか」
ギラグ「そうだな。うお~冷たくておいちー」ペロペロ
凌牙「暑い所で食べるピノ、まじ最高」パクパク
アリト「ぐぬぬぬぬぬぬ……」
アリト「お、俺も食べるぅぅぅぅ!!(涙」
凌牙&ギラグ「どうぞどうぞ^^」
920 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:17:44 ID:O6M4ufmI
アリト「くそ! ナッシュ! これで! 勝ったと! 思うなよ!!(涙」バクバク
凌牙「何も泣きながら爽を食わなくても良いだろ。つーかそんなに勢い良く食べたら……」
アリト「ぬっ、ぐわあああああぁぁぁ! あ、頭がキーンって……アイスの、爽のカウンターが!?」ジタバタッグフォース
凌牙「言わんこっちゃねえ」
ギラグ「しかしナッシュのアイスのおかげで若干落ち着いたな。まだまだ大分暑いが」
921 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:18:27 ID:O6M4ufmI
凌牙「この部屋が異常なんだよ。これなら外の方がまだマシだぜ。つーかもう俺んち来いよ」
アリト「だ、だからこれ以上お前からの施しは……」ズキズキング
凌牙「ああ、言葉が足りなかったな。別に一緒に住もうって言いたい訳じゃない。たまには遊びに来いって言ってんだ」
アリト「遊びに?」
凌牙「仲間の家に遊びに行くのは施しでも何でもないだろ? それに璃緒やドルベもお前達と遊びたがってたぞ」
アリト「そ、そうなのか?」
ギラグ「確かにたまには七皇で集まって騒ぐのも楽しいかもな。どうするよ、アリト?」
922 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:19:43 ID:O6M4ufmI
アリト「ちっ、仕方ねえな……そんなに俺達と遊びたいんなら行ってやろうじゃねえか!」
ギラグ「よし、そうと決まればこんな暑い所に居ないでさっさと出掛けようぜ!」ダッ
アリト「おう、そうだな。行くならさっさと行こうぜ! ナッシュの家まで競争だ!」ダッ
凌牙「おい……ってもう行っちまったか。相変わらず慌ただしい奴らだぜ」ヤレヤレクス
凌牙「…………」
凌牙「……あれ、あいつら結局服着たっけ?」
数分後、学校の前にパトカーが来た。
おわり
923 :ビックリボー:2014/06/05(木) 21:20:18 ID:GEj23nl2
読んでくれた人、ありがとうございました。
925 :名無しの決闘者:2014/06/05(木) 21:26:33 ID:Fy6AuQU6
乙、アリトとギラグの凸凹コンビもいいね。
929 :名無しの決闘者:2014/06/06(金) 00:36:07 ID:xebRMFZM
バリアンの力がなくたってあの2人が警察に捕まるはずないな(デュエルマッスル的に)
930 :名無しの決闘者:2014/06/06(金) 12:45:56 ID:uydg4Gi2
警察に全裸でデュエル挑んで負けたかもしれないだろ!
931 :名無しの決闘者:2014/06/08(日) 11:45:52 ID:zyaDRkmY
奴らをデュエルで拘束せよ!!