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254 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:50:03 ID:CbwEbnB6
    神代家・朝……

    凌牙(やけに寒いと思ってカーテンを開けたら雪が降ってる)

    凌牙(結構積もってるな。今日が休日で助かったぜ)

    凌牙(しかしこんなもの見たらドルベの奴はきっとはしゃいで……)


    ドルベ「イヤッッホォォォオオォオウ!!」テンションブックス!!←隣の部屋から


    凌牙「……こんな風に奇声上げるんだよな」タメイキング


255 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:51:05 ID:CbwEbnB6
    数分後・リビング……

    ドルベ「いや、こんな一面銀世界の光景など見た事がなかったのでな、年甲斐も無くはしゃいでしまったよ」HAHAHA

    凌牙「だからって朝からあんな大声を上げるな。近所迷惑だろうが」

    璃緒「30年ぶりの大雪だってさっきニュースでやってたわよ。今日の夜まで降るみたい」

    ドルベ「なんとまだ降るのか? これはもう少し気合いを入れる必要があるかもしれないな」ガタッ

    凌牙「何の気合いかは分からないが奇声を上げる以外で頼む」


256 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:51:55 ID:CbwEbnB6
    ドルベ「そうだ、ナッシュ。今から散歩に出掛けないか?」

    凌牙「散歩ってこの雪の中をか?」

    ドルベ「勿論。一緒に近くのコンビニまで行こう」

    凌牙「冗談だろ?」

    ドルベ「本気だ。そもそも私は冗談など言わない」

    璃緒(まあ存在そのものが冗談みたいな感じですしね)


257 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:53:00 ID:CbwEbnB6
    凌牙「あのな、雪なんてもんは家の中で見るのが一番なんだよ。こんな寒い日に外に出ても凍えて下手すれば風邪引くだけだ。やめとけ」

    ドルベ「しかしこんな状況で散歩に出られる経験なんてそうないし……」

    凌牙「そんな経験は無理にする必要は無い。どうしても行きたいならお前1人で行けばいいだろう? 俺は今日は外に出るつもりは無い」

    ドルベ「ナッシュ……(´・ω・`)」

    凌牙「……そんな顔されても嫌なもんは嫌だ」

    璃緒「そんな事言わずに付き合ってあげたら? ドルベも初めては貴方とが良いのよ」

    凌牙「なんか微妙にいかがわしく聞こえるのは俺の気のせいか?」


258 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:53:53 ID:CbwEbnB6
    …………

    凌牙「で、結局付き合う事になったが……お前は付いて来ないのかよ」

    璃緒「だって日曜日の午前中は家のお掃除をするって決めてるんだもん」

    凌牙「じゃあ俺が代わりに掃除するからお前がドルベに付き合ってくれよ」

    璃緒「駄目よ、これは私の仕事なんだから。それにぶっちゃけ私、寒いの苦手だし」

    凌牙「本音はそれかよ、氷の女王……じゃあさっさと行って終わらして来る。何か買って来るもんあるか?」

    璃緒「じゃあごっくん馬路村」

    凌牙「通販で頼め」


260 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:55:17 ID:CbwEbnB6
    …………

    ドルベ「おお、やはり家の中から見るのと実際に外に出てみるのとでは違うな」

    凌牙(寒い……)

    ドルベ「それにしても我々以外に全然人の姿が見えないな。車も通ってないぞ」

    凌牙「交通もマヒしてるって話だしな。そもそもこんな大雪の日に散歩しようなんて考えるのはお前みたいな物好きか、さもなきゃただの馬鹿か……」

    遊馬「――おーい、シャーク! ドルベ!!」ノシ

    ドルベ「おや、あそこに居るのは遊馬か。一生懸命手を振ってくれているぞ」

    凌牙「…………」


262 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:56:37 ID:CbwEbnB6
    遊馬「何だ、何だ。お前らも散歩かよ。だよな、こんな大雪みたらテンション上がって外に飛び出したくなるよな♪」

    凌牙「朝からテンション高いな、お前。まあ俺はドルベに付き合わされただけだが……」

    小鳥「おはよう、シャーク、ドルベさん」

    ドルベ「おや、観月小鳥も居たのか。何だか少し眠そうだな」

    小鳥「朝早くから遊馬が一緒に散歩しようって家に来たもんで……正直なんでこんな大雪の中で散歩なんてとは思うんだけどね」

    凌牙(分かる。今小鳥の気持ちがすごい分かる)


263 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:57:45 ID:CbwEbnB6
    遊馬「ほっ!」

    ズボ!!

    ドルベ「はっ!」

    ズボ!!

    遊馬「くぅ~やっぱり積もった新しい雪を踏むのは楽しいぜ!」

    ドルベ「うむ、これはプチプチを潰すのと同じくらいの快感だな」

    遊馬「おっ、見ろよ、ドルベ! あっちの公園は一面真っ新だぜ!」

    ドルベ「何と! これは踏みごたえがありそうだ」

    遊馬「ならさっそくかっとビングだぜ、俺達!!」

    ドルベ「うむ、今こそ白き盾の力を見せる時!!」

    <キャッキャ

    凌牙&小鳥(……子供だ)


264 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:58:33 ID:CbwEbnB6
    小鳥「遊馬もドルベさんもこの寒い中で良くあれだけはしゃげるなぁ~」

    凌牙「俺らには到底真似は出来ないな」

    小鳥「うん、確かに真似は出来ないけど……見る分には悪い気はしないわよね」

    凌牙「まあな」

    小鳥「だから付き合っちゃうんだよね。こんな日でも……私、あの笑顔大好きだし」

    凌牙「……そうだな」


265 :ビックリボー:2014/10/06(月) 15:59:39 ID:CbwEbnB6
    凌牙「おーい、お前ら。何時までも遊んでないでいい加減コンビニ行くぞぉ~」

    ドルベ「おお、すっかり忘れていた。私の脳内から『コンビニ』の4文字を消すとは……恐ろしいな、雪!!」ビックリボー

    遊馬「コンビニ行くなら肉まん買おうぜ、肉まん! 寒い日はやっぱり肉まんだぜ!!」

    小鳥「遊馬、そんなにはしゃぐと転んじゃうわよ」






    ――4人は仲良く肩を並べて雪道を歩きます


    ――コンビニに着いたドルベが入口で盛大に転んでそのまま自動ドアに頭を挟まれたりもしたけれど


    ――今日もハートランドシティは平和です

    <おわり>


266 :ビックリボー:2014/10/06(月) 16:07:26 ID:CbwEbnB6
    ゼアルのSSは今回で完結です。今回は約1ヶ月と短い期間でしたが最近はSSを書く時間を取るのも難しくなりましたし、正直ネタもマンネリ化して来たのでここでスッパリ終わらせようと思います。

    今回読んでくれた人もこれまで読んでくれた人もありがとうございました。しばらくはSSを書くのはお休みしますが、また何時かSSを書いた時はよろしくお願いします。では。

270 :名無しの決闘者:2014/10/06(月) 17:03:10 ID:gI/KMLoE
    乙!面白かった
    しばらく読めなくなるのか、残念だなぁ
    ドルべが可愛くて良かったよ