持続可能な農業

”最高収量を目指して” から、タイトルを変更しました。 現代農業の問題点の全てを解明し、次世代へ完璧に継承できる 持続可能な農業を実現できる理論とメカニズムを構築できました。

肥料を用いる時に、平常時には摂生して用い、異常時には医薬のように用いることで、
どのような畑でも、天候でも ”不作などということは無い” が実現できます。

まぜた君によるサツマイモの結果

前述の硝酸態窒素の考察によるネギの結果と同様に、通常はまったく追肥のすることのない
サツマイモ栽培においても十分な結果がもたらされました。

弊社では、鉾田市に移転した5年前からお隣の甘蔗農家様から連作障害の回避について相談され、
1)石灰窒素による窒素、反当20〜40kg(成分4〜8kg)
2)熔リンによるリン酸、反当20kg(成分4kg)
3)まぜた君によるカリウム、反当240kg(成分8kg)
4)石灰窒素、熔リン、まぜた君によるカルシウム(成分5+3+36=44kg)
5)熔リン、まぜた君によるマグネシウム(成分3+4=7kg)

の投入をお勧めしました。

本年は、アルカリ化による浄土化を推進するために、苦土生石灰反当20kgを投入
4)カルシウム(成分12+44=56kg)
5)マグネシウム(成分7+3=10kg)
の投入を春先に行いました。

CCD06D18-8305-4A11-A1B5-66784BB62CBF左写真はべにはるかの無選別のコンテナで秀品ばかりになっていますが、本年度の周辺の品質は悪いようで、この秀品率は驚異的なようです。

甘蔗栽培は、秀品率が40%程度であるようで、本年はベニアズマは非常に悪く、掘りながら捨てる芋が多いようで、近隣の農家さんの圃場でも随分と捨てられているようです。

ベニはるかは、連作により収量が低下すると噂されており、品質も悪くなるようです。

多分に、線虫抵抗性が良いようですので、ベニあずまの栽培後にはるかを作った時の収量が非常に良いために、数年後の低下が気になると思われます

その為、鉾田市の芋農家様では、ベニアズマに戻って栽培するなどの連作対策を行なっているようで、キュアリングの必要性や、販売先の嗜好により左右されています。

ベニはるかからベニアズマに移行した場合の秀品率の低下はひどいようで、大洗の芋農家様が写真の芋を無選別であるとは信じられないと、

“何をするとこんなに良い芋ができるんだ、うちのベニアズマは、ゴーヤのような芋なんだ“

と質問ぜめにされました。38E0360E-838A-4EEF-9FB3-32AF2D390911

左の写真は、ベニアズマの無選別で線虫の被害も少なく、十分の結果が現れています。

各圃場により、始めた時期の違いはあると思われますが、この芋の成果は、上記肥料の投入4年目であるということが重要と思われます。

また、本年よりまぜた君は、昨年の8月から発酵過程の中期に投入するブナシメジの廃菌床を混合しており今回の芋の成績に少なからず影響をあたえていると思われます。

また、苦土生石灰の投入も本年からで、鉾田市の葉物農家様の結果、21年になるメロン農家様の結果により、土つくりを超えた概念、

アルカリ化による、 ”浄土つくり“  

を早期化するためでもあります。

鉾田市周辺の甘蔗栽培ではアルカリ剤の投入は非常に少なく、この芋をみた大洗の芋農家様の上記肥料の概念について説明しても、本人のやり方と全く違う資材を使っているせいで、理解することが出来ず、混乱しているようです。

残念ながら、10年ひと昔と言いますが、20年近くにわたり、石灰窒素、熔リン、苦土石灰を使わない農業を行なっていると、その名称すらどういうものかボキャブラリーにないらしく、遠い昔の資材であるようで、

”信じられない“

の一言であります。


人間を含む動物の要は脳ではなく胃腸であることが
近年の健康ブームから確認され発酵食品の摂取を勧められていますが、全ての動物は、栄養成分を摂取し、自らの体に作り変えることで生きており、胃腸からの養分の吸収が良好に行われることで、健康に生きながらえており、犬猫などのペットも自然の”野良状態よりも2倍以上の長生きをするようです。

同様に、植物の胃腸に当たる  “根”  の状況は地上部の生育以上に重要な観点で、3要素の肥料を与えれば良いとする施肥の姿勢に問題があると思われます。164DCA62-6BFC-4D4A-886E-33FBD00A7D8F


左図からは、窒素など3要素がありませんが、カルシウムが欠如した場合の幼根の伸長が停止することがあきらかですが、農業現場での需要な観点は、欠如の前に不足による障害が必ず発生するということです。

人工的に施肥のされていない自然界の植物は不足の不足に耐え抜いて生育していますが、そのために僅かな肥料成分でも生育できているのは、
Ca/N、CA/Kなどの比率が窒素とカリウムが非常に少ないために、最小養分率での十分なカルシウムの吸収が実現できているためと思われ、その為、施肥した農産物とは全く違う地上部の生育を示しています。

しかしながら、3要素の施肥を行った圃場では、Ca/N、Kが相対的に低くなるために、一番重要である根の伸長が不足する自体が発生してしまいます。

塊根作物と果樹は収穫部位の発生場所が全く違いますが、根も塊根も果樹も主要成分が炭水化物であることが重要な概念となります。

炭水化物でも特に糖分が重要であり、その糖をたくさん生産することが、根の伸長を多くすることで、根の伸長が多いということは、根の表面積が多くなることにもなります。

樹体酸度の概念では、肥大生長においてのカルシウムの必要性を解説できますが、カルシウム追肥による瓜類のうどんこ病の抑制も、すべてカルシウムの吸収促進による根の伸長がもたらされる効果であり、同時に糖の生産、転流が円滑に行われることによる、植物の健全な生育の原点になります。

その原理原則に則った場合に行われる、アルカリ資材の投入は、不作が発生する場合の原則を示しており、連作障害の発生もすべてこの概念の軽視により顕著に発生することになります。

ネギもサツマイモもこの結果は、浄土つくりの実現によりもたらされるもので、アルカリ化の障害になるここ50年程度の投入資材を乗りこえて明確な結果を表すためには、直ちに酸性資材の投入を止める必要があり、アルカリ資材の投入を進めるべきであります。

硫酸根、塩素根、硝酸塩の蓄積又は、地温の変化、水分含有量の変化において農産物の生産性と品質に大きな影響を与えていることは明らかであります。

猛暑、酷暑であるから自分の作物が不作というのは、全くの間違いで、温暖化による炭酸ガス濃度の上昇も、酸性雨と同じように、炭酸水雨により土壌の酸性化を加速しています。 

まぜた君によるネギの結果2

ネギの追肥には、前述の石灰窒素の利用による追肥を行いました。

ネギ栽培の問題点は、他の作物も同様ですが、肥料食い、多肥栽培だの、肥料成分をたくさん必要としているという点が一般的になっているようです。

太い旺盛なネギを生産するためには肥料成分をたくさん吸わせることが最良であることがわかりやすく、その多肥料がもたらす弊害を認識もしくは気にしないことが問題であると思われます。

今回のネギ栽培の経緯としては、ハウス栽培で億単位の販売を誇っている法人様では、まぜた君による農業で一定の結果を表し始めており、園主社長様との信頼関係もできたところで、5ha程度の露地栽培の模索から(露地小松菜の単価低下)ネギ栽培の選択を決定し、3年程度の期間を要しても、ビジネスになるネギ栽培を実現したいとのことで、その施肥設計を頼まれました。

基肥主義の見直しと、まぜた君、石灰窒素、熔リンによる浄土作りを行うためには、多肥栽培の幻想を見ないことを提案し、1ha程度の試験栽培を始めました。

 足りない肥料分は、追肥ですることを認識し、必要最低限の基肥で行い、アルカリ化を念頭とした発根優先の浄土作りをしました。

窒素成分とカリウムが重要と思われますが、窒素は有機物として400kg程度含有しており、そのわずかな成分が微生物活動により硝酸態窒素まで無機化されることで作物は、窒素を吸収できるされております。

その硝酸を最小限に提供することは、カルシウムの吸収できる発根性の優れたネギとなり、猛暑前の追肥でも、根の確保を優先することを説明しました。

春までは、硝酸で生育させることを目論んでおりますが、日本列島の四季による地温の上昇は、地力窒素の硝酸無機化を実現させるため、特別な肥料がなくとも生育でき(炭素率またはECによる)、足りなく感じられた時には、尿素の散布をするようにアドバイスしました。

夏が近づき、石灰窒素による追肥を発案し、尿素との同時施用を思いつき、尿素の窒素成分も炭酸アンモニウムであり、硝酸になりにくいことの原理を理解することで、この追肥をお勧めしました。

ここまでの結果が出るとは思っておらず、この猛暑によりなんらかの障害や葉先枯れが発生すると思っておりました。

盛夏期の写真を撮ることをしませんでしたが、その生育の良好性は明らかに発根性の素晴らしさで、根に一切のストレスの与えていない、生育を実現できていました。

その結果をもたらした概念は、現代農業でもECについての農業方法を図解で説明したような、硝酸態窒素の必要量を適切に提供する農業ではなく、 硝酸態窒素や、硫安などの化成肥料に代表されるアンモニアでもなく、一般的に信じられている地力窒素での栽培であるという結論でした。

地力窒素を簡単に言いますが、その全ての成分としては、現行の学術的見地では

1)炭酸アンモニウム態窒素
2)PEON  たんぱく様窒素または有機態窒素
3)MAP  リン酸マグネシウムアンモニウム態窒素

以上の3つの肥料形態を言うようです。
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1)の炭酸アンモニウム態窒素は左記の表から、アンモニウム塩の土壌吸着力の違いから、溶脱の可能性と土壌水への溶出が硝酸化成菌による硝酸への“なりにくさ”にも反映されています。0D535AF6-62B3-4ECC-AD46-393AD6B709F4

石灰窒素の窒素は炭酸アンモニウムになるためとジシアンジアミドの作用で左図のよう唯一硝酸にならない肥料であり、油粕も石灰窒素と併用することで、硝酸になりにくくなるようで、有機由来の窒素は全てそれが可能であり、その概略としては炭素有機物であると思われます。

したがって、尿素も炭素有機物であることから(昔は尿素のことを有機物と称していた)、尿素の石灰窒素の同時使用は、肥効調節型肥料の未来の使用方法と結論できると思われます。(なによりも安価である)

農業の肥料開発ではここ30年程度、肥効調節型肥料の開発が行われ、尿素を被覆した肥料が作られ試験されましたが、効果のほども大したことなく、なによりも高価なので国の開発意欲よりも現場で受け入れらていないようです。DF222E23-38F9-40D9-95A2-EA260269810B

この記事を書きながら諸説を検索する中で石灰窒素が平成25年に肥効調節型肥料として登録されたようで、
こう事実は非常に重要な現実を示唆しております。

自分が始めて石灰窒素をメロン農家様に薦めた22年前に、肥効調節型肥料について石灰窒素工業会の肥料顧問さんに質問などをした時に、尿素を被覆した肥効調節の無意味さを説明され、石灰窒素こそが肥効調節型の肥料であると説明されました。

我が国では、医薬についても効果のないのに認められていたパロチン、効果があるのに認められていない丸山ワクチンなど、不可解な国の方針がありますが、100年以上前からある石灰窒素の真の効果を新たな製品に置き換えて商品化するための研究機関、メーカーに誰が気を使って行ったのか不自然でもあります。

長野県の御代田や野辺山の農家様と20年近く前肥効調節型肥料の大々的な試験運用の結果の思わしくなさを話し合いましたが、明確に石灰窒素をあの当時から利用していれば(現在使用しているか不明)非常に良い結果をもたらしたと思われます。

これは、石灰窒素のチッソが炭酸アンモニウムであり、ジシアンジアミドにより硝酸化成抑制の効果もあることからもたらされる科学的見地であり、炭酸アンモニウムの優秀性が明確となります。

化成肥料や有機質肥料などはアンモニアになることから、最終的にもしくは速攻的に硝酸になることが一般的とされ、ECによる肥料成分の把握法もこの概念がもたらしています。

ECを1000回以上も測定した自分の経験では、EC0.5以上土壌を良好と判断しその根拠として、44xー15の公式があり、その硝酸態窒素が7kg/反であり、それ以下では例えば0.05では、硝酸態窒素はマイナス12.8kgという大変な窒素飢餓になっていると言うことです。

でも実際には、0.5も0.1も作物の生育に大した違いはなく、硝酸だけの肥料成分で生育できているとは思えませんでした。また、化成肥料から与えられている、アンモニアは土壌分析では通常2〜5kg程度しか実在できず、そのほとんどは施用後に速やかにECを上昇させる硝酸になっています。現実には硫安などは、硝酸だけでなくその副成分である硫酸(SO4)がECを上昇させています。

ECだけの数値が植物の旺盛さを決定しているわけではないことが明確ですが、ECが高くなるような硝酸、硫酸、塩酸の農業に問題があると結論できるようになりました。

硝酸はNO3で重要な肥料成分ですが、硝酸を目的とした農業からの脱却方法を見つけることができました。
硫酸、塩酸は出来うる限り投入しないことが最善でその成分がどの肥料に入っているかで投入を防ぐことができます。

硫酸はNH4で、硫安、過リン酸石灰、硫酸カリウムに入っており、有機質素材では、豚糞に多く含まれています。鶏糞にも含まれていますが、それ以上に対抗する石灰が含まれており、硫酸の有害性は消されている思われます。

塩酸はClで、塩化アンモニウム、塩化カリウムに含まれており、ご承知のように塩に含まれています。

つまり、化成肥料農業がいけないということが科学的に証明できます。

 

まぜた君によるネギの結果

本年度から、小松菜法人様でネギの栽培を始めることになりました。

鉾田市では、メロンハウスの利用による葉物栽培が盛んですが、数億円の売り上げを個人、法人
農家様が達成しており、研修制度を導入した雇用と、若者、主婦などの多くの雇用を生み出して
います。

  5ha以上のハウスで小松菜を栽培している女性社長の法人様は、露地での小松菜も行なって
おりましたが、露地小松菜の需要が減少しているようで、露地の農地利用を検討していたよう
で、露地5haの太ネギを周年で栽培する事にしたようです。

春先に相談され、まぜた君を利用した弊社の方式で栽培したいとの事で、3年の猶予のうちに
安定したネギ出荷を実現できるようにとの事でした。

近隣の行方市の水稲農家様に4年前にアドバイスした経験もあったので、まぜた君、石灰窒素、
熔リン、苦土生石灰のいつもの方式で、土つくりを行いました。

本年度は、猛暑と台風で水戸市周辺のネギ農家では数億円以上の被害が報道されており、実際に
周辺のネギ畑の状況は悲惨な状態で、葉先が茶色く、畑全体が緑色のところは少なく思われます。

栃木県や、群馬県下仁田を通過した際も道路上から見られるネギはあまりいい状態でありません
でした。そのせいか、最近のネギは1本128円で、結構高いようです。

アルカリ化を積極的に行う農業システムが、本年のネギに結果をもたらしたようで、自分も満足
ですが事情を知っている顧客様から褒められますし、当の法人農家様も、初めてネギを作った
割に、大したもんだと技術指導を頂いている、千葉県のネギ農家様からも褒められているよう
です。

長野県のブドウ農家様に先週堆肥の納品をしましたが、新規就農の若い農家様に、ブドウの
副業にネギをお勧めした手前、ネギの写真をUPします。

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撮影は、10月29日午前ですが、台風の被害もわからないぐらいで、立派なもんだと思います。

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追肥など、後述します。


ギャラリー
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