持続可能な農業

”最高収量を目指して” から、タイトルを変更しました。 現代農業の問題点の全てを解明し、次世代へ完璧に継承できる 持続可能な農業を実現できる理論とメカニズムを構築できました。

肥料を用いる時に、平常時には摂生して用い、異常時には医薬のように用いることで、
どのような畑でも、天候でも ”不作などということは無い” が実現できます。

まぜた君によるネギの結果

本年度から、小松菜法人様でネギの栽培を始めることになりました。

鉾田市では、メロンハウスの利用による葉物栽培が盛んですが、数億円の売り上げを個人、法人
農家様が達成しており、研修制度を導入した雇用と、若者、主婦などの多くの雇用を生み出して
います。

  5ha以上のハウスで小松菜を栽培している女性社長の法人様は、露地での小松菜も行なって
おりましたが、露地小松菜の需要が減少しているようで、露地の農地利用を検討していたよう
で、露地5haの太ネギを周年で栽培する事にしたようです。

春先に相談され、まぜた君を利用した弊社の方式で栽培したいとの事で、3年の猶予のうちに
安定したネギ出荷を実現できるようにとの事でした。

近隣の行方市の水稲農家様に4年前にアドバイスした経験もあったので、まぜた君、石灰窒素、
熔リン、苦土生石灰のいつもの方式で、土つくりを行いました。

本年度は、猛暑と台風で水戸市周辺のネギ農家では数億円以上の被害が報道されており、実際に
周辺のネギ畑の状況は悲惨な状態で、葉先が茶色く、畑全体が緑色のところは少なく思われます。

栃木県や、群馬県下仁田を通過した際も道路上から見られるネギはあまりいい状態でありません
でした。そのせいか、最近のネギは1本128円で、結構高いようです。

アルカリ化を積極的に行う農業システムが、本年のネギに結果をもたらしたようで、自分も満足
ですが事情を知っている顧客様から褒められますし、当の法人農家様も、初めてネギを作った
割に、大したもんだと技術指導を頂いている、千葉県のネギ農家様からも褒められているよう
です。

長野県のブドウ農家様に先週堆肥の納品をしましたが、新規就農の若い農家様に、ブドウの
副業にネギをお勧めした手前、ネギの写真をUPします。

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撮影は、10月29日午前ですが、台風の被害もわからないぐらいで、立派なもんだと思います。

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追肥など、後述します。


ネギの追肥

秋どりネギの夏前の追肥について

盛夏期前の追肥
石灰窒素と苦土生石灰、まぜた君の元肥栽培を行う場合の利点としては、地下部の生育が良好であることの病害虫の発生抑制にありますが、窒素の不足による生育の矮小化が発生する場合があります。
しかしながら、昨今の農業現場での不作の問題点は窒素及びカリウムの過剰が原因であると思われ、堆肥類のトン単位の投入、化成肥料の偏向使用では、地上部が旺盛生育いたしますが、地下部の生育(根の発達と毛細根の発達)が不全となり、後々の生育の不全の元凶となります。
ネギのような長期間の露地栽培においては降雨による流亡などにより、定植40日程度から、肥料不足の傾向が発生する場合があります。
その為、必要以上の肥料を元肥投入することが一般的となり、初期生育を地下部の生育よりも地上部の生育を旺盛にさせ、かえって軟弱な生育を招来させ、病害虫に侵されやすくなる場合があります。添付した資料でも堆肥の2000kgの投入以外は、元肥の窒素及びカリウムは少なく投入され8割がたは追肥により投入されているようです。
元肥をアルカリ資材中心で行った今回の土つくりにおいては、不足するのは、窒素およびカリウムであると思われ、その適切な追肥により病害虫の抑制された栽培が可能になります。
追肥の窒素
追肥に使用できる窒素については次のものがあります。
1. 硫安(N21%) 強酸性肥料
ドラゴンのように速効性ですが、ネギに使用するとサビダニが増えた実績がある。
硫酸が土壌中のカルシウムと結合しカルシウムの吸収を阻害するため、軟弱な生育と
発根障害を発生させ、病害を発生させる。
2. 尿素(N46%) 中性肥料
中性であるので、土壌中のカルシウム、マグネシウムなどの吸収疎外を発生させず、窒素としては、まず尿素が直線的に給費され、次いでアンモニアになり、最終的に硝酸となって利用される。
3. 硝酸カルシウム(N14%)
最初から硝酸であるためすぐに吸収されるが、カルシウムを随伴するため窒素の肥効は非常にマイルドで、収穫直前にうまみを向上させる目的で使用すべきである。
4. 石灰窒素(N20%)
ジシアン化成の原料ともなり、追肥としても利用できる。
硝酸になることで流亡がしにくい炭酸アンモニアになるため、肥効の持続性が一番である。そのためネギの追肥にジシアン肥料が利用されているようで、適切の使用を研究すべきである。
石灰窒素の毒素はシアナミドであるが、これは世間でいうガスとなるものではなく、土壌中に浸透する水溶液である。したがって、ネギのように条間の広いものには追肥として利用できる。
ジシアンジアミド(硝酸化成抑制)は、土壌中の硝酸化成菌の活性を抑制し、過剰窒素の元凶である硝酸の濃度高めることなく、炭酸アンモニアとして土壌に吸着され、マイルドに肥効を持続するようです。
その為、ネギ栽培の追肥材として頻繁に登場する、ジシアン化成は硝酸化成抑制を目的とした追肥材であり、同様以上の効果は、石灰窒素を利用することで実現できます。
石灰窒素のカルシウムシアナミドは、土壌中で分解されることで、シアナミドという毒素を数日間発生させ、シアナミドが二つ結合することで、ジシアンジアミドになり土壌中のアンモニアが硝酸になることを抑制します。
毒素を発生する数日間を、畝間にあることで、雑草の種子の発芽を抑制し、ジシアンジアミドになった、数日後に土寄せを行うことが非常に有効な手段であり、同時に尿素を混入散布することを石灰窒素メーカー(デンカ)に確認したところ、その尿素のアンモニアもジシアンジアミドにより、硝酸になりにくくなり、肥効が長く持続されるようです。
肥効が長く持続されるということは、硝酸にならないということで、アンモニアはプラスイオンのため、土壌に吸着されますが(CEC)、硝酸はマイナスイオンのため土壌に吸着されず、降雨や豪雨により流亡してしまいます。
デンカからの実績としては、8月末に反当20kg程度の石灰窒素の散布が多くのネギ栽培の実績としてあり、20kgまでの使用には問題がないようです。

石灰窒素
上記から、追肥資材は雑草の抑制もできることから、ぜひとも石灰窒素を利用すべきで、問題となるのは、散布量と方法による、ネギの根への障害を発生させないことであります。
石灰窒素20kgの追肥量は窒素成分で4kgですが、平均的な追肥量は20kgの窒素であるようですので、追肥を4回行う場合には1回の追肥に5kg程度の窒素を投入することが適切なようです。
また、盛夏期に向けての用意も必要であり、その考察による考え方では、
1. 盛夏期に窒素過剰になると病害虫に侵される。
2. 干ばつ状態になる前に一定の生育を達成してもらうために猛暑までに窒素を与えたい
3. イメージでは7月20までは窒素を一定量与えて生育を旺盛にさせるが、それ以降の8月末までは、多窒素状態にならないような、窒素量を提供する。
4. 9月以降に十分に窒素とカリウムを与えることで、旺盛な生育と収穫期までに十分な太さを実現できるように追肥をできるかに掛かっており、事業としての初めてのネギ栽培であることから、盛夏前の施肥はやや消極的に行い、夏場の生育停滞、軟腐病の発病を抑制できる程度の窒素施肥を行い、8月末からの追肥及び管理で太いネギの実現を追求する。
上記から、石灰窒素10kg(N2kg)、尿素5kg(N2.3kg)の追肥が適切と思いますが、除草目的と盛夏期の地力窒素の必要性から20kgの石灰窒素の使用は否定しません。
カリウムの追肥
カリウムは、葉の大きさに大きな影響を与えており、メロンなどの瓜類の旺盛すぎる茎葉は、カリウムの過剰施肥が原因となり、菌核などは、カリウムの多少でその発生量が違い、菌核の少ないメロンは対外小さな葉で肥大性が悪いですが、菌核の多少発生する大きな茎葉のメロンは肥大性も良いものです。
ネギの太さを決定する肥料成分が窒素であるかカリウムであるかは、3:7程度でカリウムにあるとおもわれます。しかしながら元肥の過剰カリウムは軟弱な茎葉を招来し、細胞壁が弱いために風雨などの外的障害で損傷しやすくなり病害虫が発生しやすくなると思われます。
硫酸カリウムなどの元肥に多量に使用すると、塩基バランスによるカルシウムへの拮抗作用のためネギのカルシウム吸収を阻害し、発根性の悪い幼ネギを招来し、軟弱徒長を招き、病害虫の多発の要因となります。

元肥の試験的使用として提案したケイ酸カリウムは、緩効性のカリウムであるため、その障害の発生はありませんが、10年来の瓜類の使用でも、カリウムの肥効が現れた試しがなく、現状では疑わしい肥料形態であります。試験的にケイ酸カリウムが投入されている圃場のネギの太さが投入していない圃場より太くなっていることが確認できるのであれば、有効と思われます。
ただ、緩効性のカリウムを追肥に利用するのは、安くない肥料でもあり無駄でもあります(窒素とは違う)ので、追肥に使用するのは、硫酸カリウムか塩化カリウムとなります。
塩化カリウムは、繊維質作物に最適で、イモ類に利用すると繊維が多くなるため使われないように、稲などに利用すると倒伏が軽減されるため水田では積極的に利用されているようです。
ネギにおいても塩化カリウムを推奨する文献は多く、夏の突然の豪雨や秋の台風時に倒伏抵抗性を強くする効果も期待できます。
周辺農家の堆肥や化成元肥を投入する場合には、カリウムを15kg程度投入しているようですが、まぜた君で多めに投入されたカリウム量は10kg程度なので、やや積極的にカリウムを追肥します。
追肥カリウムには塩化カリウム(K60%)を利用すべきで、追肥の総量20~30kgを4回に分けて散布する場合には、反当10kg(K6kg)程度の追肥が適切と思われます。



実際の追肥
上記から、いくつかの提案をいたします。
梅雨前線は北部に移動し本日から、1週間程度、熱い晴天が(30~33度)が続きそうですが、10日間予報では7月6日(金)まで、晴天で梅雨明けの様相を示しております。
このまま、夏になる場合には、今回の追肥の窒素が多い場合においても、曇天の日照不足でなく、光合成のための日照が多く、多少の窒素が多くとも病害の発生は抑制されると思われます。
窒素及びカリウムの少ない元肥により根域の旺盛な生育が実現できていれば、この時期の積極的な追肥は、十分な成長と太さを実現できると思われます。
早い梅雨明けで懸念されるのは、水不足で高湿度による雷雨などの夕立によりうまいこと潅水される場合には、大した心配もありませんが、干ばつに見舞われるときに、何か方法があるとよいのですが、畝間への潅水も想定する必要がありそうです。
おすすめの結論としては、7月末までは猛暑にならないと想定し、その中間に適度な雨水の供給を期待して、やや積極的に
1)石灰窒素(N20%) 15kg(N3kg)
2)尿素(N46%)  5kg(N2.3kg) 総窒素量  5.3kg
3)塩化カリウム 10kg(K6kg)
石灰窒素の毒素回避、尿素のべたつきを抑制することのためにまぜた君と混合散布することをお勧めします。
ブレンドキャスターで30a分を一度に混合するには、石灰窒素45kg、尿素15kg、塩化カリウム30kg、まぜた君36kg(3袋)が適切で(126kg)これを10kg程度に小分けして、畝間に袋から足元に落とすことがいいと思われますが、実際に行って工夫してみてください。
しばらくは、夕立以外の降雨は期待できないので、すぐに土寄せできないと思われますが、尿素、塩化カリウムは堆肥に包まれた吸湿性と、夜露などで溶解浸透しますので、土寄せを行わなくとも一定の肥効は期待でき、何もしないよりも追肥の効果は期待できます。
降雨の可能性を鑑みながら1週間以内に土寄せすることをお勧めします。
石灰窒素のシアナミドによる除草効果およびネギの根への障害の可能性は、この時期では3~5日程度ですが、散布量がすくないことと、まぜた君に混和することで、マイルドになりますので、3日以上の期間を開ければ、土寄せを行ってよいと思われます。
窒素が足りない場合。
晴天や高温が続き、生育が旺盛で、窒素およびカリウムの追肥が少なかった場合には、土寄せすることなく、尿素、塩化カリウムの畝間、土壌全面への散布でも十分追肥をできますので面倒な作業ではありますが対応できます。
一回の追肥は、盛夏期の前でもありますので、最大で尿素5kg(N2.3kg)塩化カリウム5kg(K3kg)程度を上限とし、少なめに行い回数を多くすることをお勧めします。
特に窒素面においては、不足を感じる以外にも常時農薬散布時に1000倍の尿素を葉面散布し、葉色が薄く感じた場合には、200倍で葉面散布を行います。



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