2005年05月23日

Copenと与作になるの巻

前にも触れたけど、会社の近所に抜群に旨い石窯焼きのピザの店がある。半月程前に食べに行ったときのこと、全身「ピザを食うぞ・モード」になって行って見るとなんと営業日なのにお休み…。

ふと見ると入り口に張り紙がある。「薪の調達がどうしても間に合わないので、お休みさせて頂きます。」なんだとーーーっ!!!このピザモードどうしてくれるんだっ!!!その時にふと思ったのであった、それならば僕が薪を割ってあげよう。と。そしてその思いは、日ごとに強くなりいつしか誓いへと変わっていった。(そんな大層に・・・。)ある日ピザを食べに行ってマスターに「薪割り手伝いますよ。」と言ってみた、返って来た答えは以外にも「いやあ、それは心強いですっ!!!」というものであった、勝手にたぶん一度は断るだろうと思っていたので意表をつかれたが、ともかくもピザ窯の薪調達に一役かうこととなった訳である。

さて、先週木曜日例によってピザランチを食べ終わってから、マスターと話をして土曜日(21日)に決行するということで話がまとまった。午前中は家で山のようになったシンクを片付けブランチを食べ準備万端で店に向う。絶好の薪割り日和(?オープン日和?)の中をCopenで快適オープン・ドライブ。店に着いたのが2時半近く、外から覗くとまだランチのお客さんがちらほら残っている。(2時オーダーストップ)ほどなくマスターが地図を片手に店から出てきた。「へ?地図?」という顔をしていると、申し訳なさそうに、午後の休憩時間には夜の部の生地を仕込んだりするので店を空けられない旨を告げるのであった。

ええい、ままよ!!!ここまできて引き下がる訳にはいかない。地図を片手に単身作業場を目指した。田舎道を気持ちよく走ること約5分、あったぞ、俄作りの薪小屋と丸太の山、ここが戦場だ。電動のチェーンソーとコードリールを引っ張り出し、さっそく作業に取り掛かる。チェーンソーなんて20年前に奥会津で参加したログスクール以来だ、少し緊張する。2メートルほどの丸太を40センチ位の薪の長さに短く切る作業だ。まずは手近にあった直径20センチほどの丸太に取りかかる。グィーーーン!とチェーンソーを唸らせつつ切っていくが電動チェーンソーのパワーが今一つで、思うように切れない。次第に息が上がってきて1時間もするとヘロヘロになってしまった。2時間もすると休憩と作業の時間が半々になり、しまいには情けないことに休憩の方が長くなってしまった。丸太の太さも、気がつけば15センチそこそこの細い楽な丸太を切っていた。(そんなんで助っ人になるかっ!!!>自分)いやあ、正直しんどい。薪割りを完全に嘗めていた。

休憩のとき持参の水が切れたので土手の上に建っている母屋を訪ねた。なんと奥様は2ヶ月になるお子様の授乳中だった。「行けなくて済みません。」としきりに詫びている。いいんです、いいんです、今が一番大変な時ですからね。ゆっくりおっぱいあげて、ゆっくり休んでください。代わりに4〜5歳くらいだろうか娘さんが冷たい水を汲んでくれた。可愛い娘さんだ。マスターも可愛い家族のために頑張らなきゃね。冷たい水イッキ飲み、嗚呼、生き返る。(死んでたのか?)

日が傾き、時計は5時半を回った。そろそろ店は夜の部スタートだ。とりあえず薪小屋に造り付けのスチール棚に短い丸太が一杯になったので本日の作業はこれで終了。細かく割る作業は、マスターに油圧の薪割り機でやってもらおう。お店に戻ってマスターに報告。マスターも奥様以上に恐縮することしきり。いいんです、いいんです、僕が勝手に言い出したんですから。全然問題ナシです。でもかなりしんどい作業でした。ピザを焼いてくれるといったがお断りし、ブルスケッタ2切れとコーヒーをご馳走になり、ぼちぼち混み始めてきたお店を出た。(ピザをご馳走になっちゃうと、客との境界線が判らなくなっちゃうからね。それはそれ、これはこれ。)

ログスクールを彷彿とさせる疲労感に包まれながら、Copenを運転していると誰かが言った「こころ、からだ、喜ぶ仕事。」という言葉を思い出した。与作もなかなか良いかもなあ。だけど毎日だったらどうかなあ…。次はエンジン・チェーンソーを使わせてもらおう。ヘイヘイホォーーーッ!!!


mayfly1 at 10:53│Comments(0)TrackBack(0) Copen 

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