2007年06月

2007年06月29日

唖然

 今日は朝からすごいものを見てしまった。

 バスの中でのことだ。
 私の前に座っていた女性が、あわただしく席を立った。しかし、バスは走行中である。降車ボタンを押した様子もない。何か切迫した表情で床を見ている。何だろうと思ってその目線の先を追ってみると…。

 巨大なムカデが、ニョロニョロと蠢いていた。

 予想だにしない生物の登場に、私は凍りついた。周りの乗客も次第に気付き、静かにざわつき始めた。
 誰もがその危険物に注意を払い始めたが、しかし、いったいどうすれば良いのか分からない。ただ呆然と、巨大なムカデの動きを眼で追っていた。巨大なムカデは、ニョロニョロと動きながらも、親子連れの座っている席へと接近していった。ジリジリと場の空気が張り詰めていった。

 すると突然、後方の席に座っていたおじさんが歩いてきて、何の躊躇もなくムカデを踏んだ。ごく自然な仕草で、軽くトントンと踏み殺した。そして、颯爽と後方の席に戻っていった。床には、苦しげに身悶える死にかけたムカデと、淫らに飛び散った黄緑色の体液と、千切れた体の一部が残った。

 また、ようやく事態に気付いた60代くらいのおばちゃんが、運転手に「ムカデがいますよ」と言いに行った。運転手は「ええーっ」と言ったが、それだけだった。何せ彼は運転中なのだ。振り返るわけにも、席を立つわけにもいかない。そんな運転手にわざわざ報告せんでも良いのに、おばちゃん…。

 で、ようやく場の雰囲気は収まったのだが、この後がまたすごかった。ムカデの殺害現場の傍に座っていた40代くらいのおばちゃんが、おもむろにティッシュを取り出し、まだ微妙に悶えているムカデを摘んで、窓からポンと投げ捨てたのだ。

 私は、ただただ唖然とするしかなかった。

mayonaka_factory at 00:54|PermalinkComments(0)

2007年06月28日

最近の機械ときたら…

 先日、ipodシャッフルをがっつり洗濯してしまった。
 洗い→すすぎ→脱水のフルコンボだった。
 救出したときには既に遅すぎた。
 再生ボタンを押したら、音ではなく、水が出た。
 もはや、完全に事切れていた。

 と思っていたのだが。

 今日、何気なく再生ボタンを押してみたら、なんと普通に再生が始まった。



 す、すげーーーーーーーっ!!

 ipod、すげーーーーーーーっ!!

mayonaka_factory at 00:25|PermalinkComments(0)

2007年06月24日

ブック・オン・マイ・シェルフ

 部屋の10分の1が、本で埋まっている。
 数字で書くと、そうたいした量ではないのだが、しかし実際目の当たりにしてみると、これがなかなか凄い。我ながらちょっと引いてしまう。作りつけの棚は上から下まで本で埋まっているし、洋服ダンスの中にも本がぎっしり詰まっている。自分でも思わず「ここはブックオフか」とツッコミたくなる。どうしてこれほどまでに本が溜まっているのか?

 もともと、本というメディア自体には何の価値もない。言ってしまえば、本なんてただの紙切れとインクの染みの集合だ。価値があるのは、本の中身であるコンテンツである。つまり、紙切れに書かれている染みを解読し、意味を理解することで生まれた自分自身の感情(思考)にこそ、価値がある。買ったまま読まれない本なんかただのゴミだし、読み終わって二度と開かれることのない本も、ただのゴミだ。

 ということを充分に理解しているつもりなのに、何故か本を捨てることができない。どの本も、自分の手元に置いておき、いつでも参照できるようにしておきたい。そんな欲求が、私にはあるようだ。ちょっと常軌を逸しているというか、本というメディアそのものにとり憑かれているような気がする。

 そんなわけで、読み終わった本をブックオフに売ることもせず、ただひたすらに本を買い、読み、溜め続けている。そしてできることならば、それらの本を分類し、綺麗に棚に並べ、それらに囲まれて暮らしたいと思っている。自分でも思わず「オレはブックオフの店員か」とツッコミたくなる。

 しかし、残念ながら私の部屋にはそれを実現できるほどのスペースがない。なので、どのように本を分類し、どのように並べるか、頭の中で妄想するしかない。ちょっと変態チックだと思うが、しかし、自分にこういう欲求があることは認めざるを得ないわけで…。

 あー、ブックオフ並みに広い部屋と本棚が欲しいなあ…。

mayonaka_factory at 21:12|PermalinkComments(5)

2007年06月20日

最近の若いやつらは…

 最近、若い人(10代)と話す機会が多い。

 若い人は、大人と比べると、比較的元気である(少なくとも、寝たきりの老人よりは元気だ)。そして、若い人は、自分の夢や希望について、恥ずかしげもなく真面目に語る。若ものとは、かように恥ずかしい生きものなのだが、しかし、そういう恥ずかしいことを真面目に語れない大人の方が、100倍恥ずかしい生きものなのかもしれない。


 先日、その若ものたちと『今、何が欲しいか』という話になった。当然、私は「100万円欲しい」と答えたのだが、それに対する皆の意見はこのようなものだった。「たった100万円?」「それじゃ全然足りない」「せめて300万」「あたしは1億欲しい」などである。
 全く、近頃の若ものときたら、節度というものを知らない。1億欲しいだと?そんなに金をもらって、いったい何に使うというのか(私なら、家を買って、車を買って、本棚を買って、残ったお金で杏仁豆腐を買うだろう)。
 
 そもそも彼らには、ロマンというものが分かっていない。私が欲しいのは、きっかりピッタリ100万円である。それ以上でも以下でもない。その100万円で何かが買いたいわけでもない。ただ、100万円が欲しいのだ。そしてそれを、何の努力もせず、思いがけず手に入れたい。宝くじを買うとか、銀行強盗をするとか、そういう積極的な行動をとるのは駄目だ。例えば、すれ違った老人が100万円渡してくれるとか、いきなり100万円が空から降ってくるとか、食べていたハンバーガーに100万円が挟まっていたとか、そういう奇跡的な偶然で入手するのが理想である。

 しかし、それはあくまで理想だ。そういう奇跡が間単に起こるとは思っていない。だから私は、嫌々ながらも、このように定期的にブログで呼びかけているのだ。「誰か100万円ください」と。
 努力せずに100万円もらえればそれに越したことはないが、しかし少なくとも、努力をすれば、きっといつか願いは叶う。いや、たとえ叶わなくとも、ロマンが味わえればそれで良いのだ。ついでにハンバーガーも味わえれば、もう言うことはない。


 というようなことを、若ものたちに対して大真面目に力いっぱい熱弁してやろうと思ったが、さすがにそれは恥ずかしいので止めておいた。いやはや、私も大人になったものだ。

 そんなわけで、若ものから「じゃあ、もし100万円もらったら、何を買うの?」と問われたとき、私はこう答えるに留まった。

 「うーん、本棚かな」

mayonaka_factory at 01:03|PermalinkComments(2)

2007年06月16日

意味不明短編小説シリーズ42

博士と助手 〜不毛な会話〜

助手「博士って、ヅラなんですか?」
博士「は?」
助手「博士って、ヅラなんですよね」
博士「は?」
助手「だから今、毛生え薬を開発してるんでしょ」
博士「な、な、なにをばかなことを…。これは、憐れな世の中の男性たちのためにだな…」
助手「誤魔化さなくたって良いですよ」
博士「ご、誤魔化してるつもりなんか、毛頭ない!!」
助手「やっぱり、ないんだ…」

mayonaka_factory at 22:26|PermalinkComments(0)

2007年06月12日

結婚は人生の終焉か

 色々あって悩んだ末に、結婚することを決意した友人が、一言。


 「オレ、首をくくるよ!!」

 
 くくるのは、腹だと思うよ…。

mayonaka_factory at 00:18|PermalinkComments(2)

2007年06月09日

喜怒哀楽

 喜怒哀楽、という言葉がある。
 人間の様々な感情を、4つに大別したものだ。
 このうちの、『喜』『怒』『哀』は良く分かる。例えば、杏仁豆腐を食べれたら嬉しいし、杏仁豆腐を姉に食べられてしまったら怒るし、杏仁豆腐がこの世から無くなったら哀しい。

 問題は、最後の『楽』だ。この『楽』は、『楽をする』なのだろうか、それとも『楽しむ』なのだろうか?ここは、解釈が分かれるところだと思う。

 どっちも同じじゃん、と思う方もいらっしゃるだろうが、しかし、良く考えてみてほしい。
 例えば、姉に杏仁豆腐を買ってきてもらうことは、『楽をする』ことだ。しかし、それは決して『楽しむ』ことではない。杏仁豆腐を自分で買いに行き、自分で選び、自分でお金を払い、自分で持って帰ることが、『楽しむ』ということだと思う(まあどっちにしろ、食べること自体は『楽しい』のだけれど)。

 つまり、『楽をする』ことと『楽しむ』ことは、全くの別ものだ。『楽しむ』ということは、実は結構大変で、きつくて、苦しいことでもある。ストレスが溜まるし、体調が良くないと絶対に楽しめない。これはもう全然『楽』なことではない。同じ漢字だけれど、これほどまでに意味が異なるのだ。

 喜怒哀楽の『楽』は、『楽をする』ことなのか、それとも『楽しむ』ことなのか?この質問の答えから、答えた人がどんなタイプの人間かを大別することができるかもしれない。

 ちなみに、あなたはどっち?

mayonaka_factory at 23:43|PermalinkComments(2)

2007年06月06日

意味不明短編小説シリーズ41

セミヌード

「お前の人気も、だいぶ落ちてきたな…」
「なんでだろ…。あたし、頑張ってるのに…」
「……。相談が、あるんだが」
「…はい」
「どうだ、ここらで一つ、脱がないか」
「ええっ!」
「今までの殻を脱ぎ捨てて、羽ばたくんだ」
「そんな…」
「お前には、もうそれしかない!」
「で、でも…」
「脱皮するしか、生きる道はないんだよ!!」
「わ…、わかりました!あたし、脱ぎます!!」



ニュースキャスター
「次のニュースです。6月に入り、暑い日が続いています。都内の某所では、セミの鳴き声も聞こえ始め……

mayonaka_factory at 22:13|PermalinkComments(0)

2007年06月03日

カクモナメクジアリハエゴキブリ

 最近この話題ばっかりで申し訳ないが、ここのところ頻繁に虫と遭遇する。
 今日は、家の中で小さめのクモを4匹、アリを数匹発見したし、家の外でナメクジ、ゴキブリ、蚊、ハエ、人間を発見した。

 昔は平気で手で触っていたが(後半の数種類は除く)、今では大の苦手になっているものばかりだ(その中でも人間が特に苦手だ)。

 何故こうも虫嫌いになってしまったのか…。

 きっと、何かがあったに違いない。虫に食べられる夢を見たとか、虫を食べる夢を見たとか、杏仁豆腐を食べる夢を見たとか、まあそんなところだろう。

 でも、よくよく考えてみたら、私と虫には共通点がたくさんある気がする。せせこましいところや小心なところ、打たれ弱いところ、キモいところなんかは、そっくりではないか。

 つまるところは、単なる同属嫌悪なのかもしれない。


 どうもこんにちは、虫けらです。

mayonaka_factory at 22:41|PermalinkComments(0)