2007年12月

2007年12月31日

屋久島リベンジ〜プロローグ〜

 死ぬかと、思った。

 本気で、死ぬかと思った。

 29日の夜、どうにか無事に家に帰って来れたが、今回の旅行は本当に色々大変だった。一つでも歯車が狂っていれば、一つでもタイミングが間違っていれば、今こうしてのん気にブログなんぞ書いていられなかっただろう。

 と言うと、まあ大袈裟かもしれない。しかし、やばかったのは本当だ。自然の脅威というものを、改めて痛烈に感じた。

 いや、お金をかけてきちんと対策をとっておけば、自然はさほど恐くない。大地震も、大火事も、大寒波も、充分な設備投資をするなどして対策をとっておけば、被害を抑えられるものが殆どだ。

 しかし、事前にちゃんとお金をかけて準備していないと…

 と ん で も な い こ と に な る 。

 そのことを、身をもって知った。

 生命への憧憬、自然への畏敬、人工物への称賛、希望、絶望、生死と愛、遺言、ウォシュレットの夢、星の瞬き、灯台の灯り、海・風・山の音、山小屋の夜、怪談、餓え、凍え、適応、淘汰、人間賛歌、万歳三唱、そして家族愛…。
 
 今回の旅で、色んなことに出会い、色んなことを考え、色んなことを学んだ。

 次回から、全4回に分けて、屋久島旅行の出来事をここに記そうと思う。

 正直、あまり面白くないかもしれない。
 しかし、できれば、最後まで読んで欲しい。
 どうぞ、よろしく。

mayonaka_factory at 00:46|PermalinkComments(2)

2007年12月27日

リベンジ

 ちょうど去年の今ごろ。
 姉がデパートの抽選で当てた「屋久島旅行券」を使い、屋久島へ行った。

 しかし、あいにくの悪天候で、縄文杉を見ることができなかった。

 そういうわけで、今、私たち家族は、再び屋久島の地にいる(はずだ)(たぶん)(この文章は12月24日に書いてます)。

 今度こそ、縄文杉を…!!
 今度こそ、頂上を…!!

 リベンジに燃える我々を、いったい何が待ち受けているのか…。
 我々は、無事にリベンジを果たすことができるのか…。

 帰ってくるのは、29日の夜になる。
 具体的な詳細は、年が明けてから掲載しようと思う。

 それまでは、しばしのお別れだ。


 みなさん、良いお年を!!

mayonaka_factory at 11:18|PermalinkComments(0)

2007年12月24日

報告

 と、いうわけで、スイッチを押してみた。

 ピッ

 ウィ〜ン…

 プッショワ〜ッ!!


 私「ひゃ、ひゃにゃァ〜ッ!!!!」


 10年間、一度も押さなかったスイッチを押したら、そこには夢のような世界が待っていた。
 まさか、こんなに素晴らしいものだったとは…!
 今まで一度も押さなかったことを、とても後悔した。
 これからは、こいつと一生涯付き合っていこうと思う。
 こいつと一緒ならきっと、楽しい毎日になるだろう。
 こいつと一緒ならきっと、幸せな日々が送れるだろう。



 そいつの名前は「ウォシュレット」と言います。



 …メリークリスマス!!

 メリー、クリスマス…!!

mayonaka_factory at 18:01|PermalinkComments(11)

2007年12月20日

予告

 10年間、ずっと付かず離れずの相手がいる。

 届きそうで、届かない。
 近くて、遠い。
 そんな距離。
 そんな関係。
 お互いに、興味のない素振りをしながらも、いつだって気になっていた。
 でも、一度触れたら、そこで関係が崩れてしまいそうで、私たちはずっと、なにもできないままだった。

 しかし、10年経って、ついに決心が付いた。

 今度のクリスマスの夜、私は手を伸ばし、あいつに触れようと思う。
 私たちの関係を、OFFからONに切り替えるために。
 そうだ、スイッチを押すのだ。
 10年間、一度も触れられなかったスイッチを。
 私たちの関係に、劇的な変化をもたらすスイッチを。
 そのことによって、私たちの関係はすっかり瓦解してしまうかもしれないし、場合によっては、一生涯を共にすることになるかもしれない。

 どう転ぶかは、分からない。

 それでも私は、スイッチを押そうと思う。

 結果が出次第、ここで報告するつもりだ。
 みんなには、どうか私の健闘を祈っていて欲しい。


 では、次の更新まで、さようなら。

mayonaka_factory at 23:59|PermalinkComments(6)

2007年12月17日

意味不明短編小説シリーズ47

サンパツ

「あれ、髪切った?」
「うん。3ヶ月ぶりに」
「どうりで、若返って見えるね」
「え、ほんと?どれくらい若返った?」

「うーんとね…、3ヶ月くらい」

mayonaka_factory at 00:01|PermalinkComments(4)

2007年12月13日

ありえない・2

 父が、プリウスのために、和歌を作った。



 何故、和歌…?

mayonaka_factory at 00:01|PermalinkComments(2)

2007年12月10日

さよならCHARIOT

 父が、11年近く乗っていた車をついに買い換えることになった。今日は、その車とのお別れ会をした。

シャリオ






 この車で、私たち一家は色んな場所に行った。山に登りに行ったり、海に泳ぎに行ったり、夜中に当て所もなくドライブしたり。2日間で1,000km近く走ったこともあった。


シャリオの顔





 この車と共に過ごした時間は、家族みんなが揃っていた時期でもあった。今度買う車に、家族全員が乗ることは、もう二度とない。家族の思い出が沢山詰まった車だった。


ネームプレート





 三菱の「シャリオ」という車だ。父曰く「本当に故障の少ない、良い車だった」そうだ。


総走行距離





 総走行距離、19万4,026km。

 地球を5周ほど回っていることになる。
 我々一家のために、よくぞここまで走ってくれたと思う。
 この車のおかげで、楽しい思いをたくさんすることができた。

 どうも、ありがとう。



プリウスくん






 …で、これが新車のプリウスくんです!!

 わーいわーい!!
 新車だ新車だー!!


mayonaka_factory at 00:01|PermalinkComments(7)

2007年12月06日

ありえない

【問題】
私の姉が、テレビのリモコンと間違えて思わず握り締めてしまったものは、なーんだ?













答え:チェリオ(アイス)

mayonaka_factory at 00:03|PermalinkComments(4)

2007年12月03日

「クワイエットルームにようこそ」を観た

 今日は、映画館へ行って「クワイエットルームにようこそ」という映画を観てきた。松尾スズキ氏原作・監督の、精神科の隔離病棟が舞台の映画だ。

 面白かった。
 今年観た映画の中では、一番面白かった。
 (そんなにたくさん映画観てないけど)

 笑いとシリアスのバランスが絶妙で、テーマ自体は重いのに、笑いどころがたくさんあった。その笑いにも、馬鹿みたいな笑いだったり、切ない笑いだったり、明るい笑いだったり、悲しい笑いだったり、色んな笑いがあった。重いのに笑える、というか、重いからこそ笑える、というか…。作中に「人生って、重いのよ?アッハッハァー!!」というセリフがあったが、ああ、まさにその通りだな、と思った。

 そう、人生って、基本的に重いのだ。それでも、人は笑うことができる。重みを吹き飛ばすような豪快な笑いだったり、重みに潰されちゃって出た情けない笑いだったり、ただ単に開き直っただけの笑いだったり、色んな笑いがあるのだけど。そして、笑ってみたところで、その重みは決して変わらないのだけれど。それでも、人は笑えるのだ。

 人生は、重い。
 だからこそ、人生は、おかしい。

 なんてことを、思った。
 やっぱ、松尾スズキ氏はすげえなあ…。


 そうそう、この映画、俳優陣も素晴らしかった。内田有紀があんなに演技上手いとは思わなかったし、大竹しのぶ、庵野監督、クドカン、妻夫木くんなども、非常に良い味を出していた。
 それにやっぱり、何と言っても蒼井優が(以下略)
 蒼井優と結婚(以下略)

mayonaka_factory at 00:03|PermalinkComments(4)